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第7話 『邪の森の猛威』 act.1
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ルカナ湿原奥地【邪の森】
沼地から伸びきった木々が天へと向かい、その枝を無数に絡み合わせ、網状に広がる葉は太陽の光を通さない。
「ここからは湿地帯だ…車を捨てる。仮テントを設営して、大砲とバリスタの用意を!」
未探家であるミカエルの指示に従い狩猟家たちは、すぐさま荷台からテントや軍需品を下ろし設営を始める。
「夕暮れ前にはマントライキを見つけたいな」
「そんなに遠くはないよ」
「本当か?」
ミカエルに助言をするユリアス。
彼の耳には、今もなお、マントライキの苦しみに満ちた咆哮が響いてくる。それはまるで「痛い」「苦しい」「助けて」と嘆いているようだった。
「邪の森のもっと奥に、苦しんだ声が聞こえる」
「この先に大砲やバリスタは持っていけない。誘き出すか?奥地で仕留めるか?」
「開けたところに誘き出せれば、討伐成功度も安全性も上がるけど…」
言葉を切り、ユリアスはミカエルの顔を覗き込み、不敵な笑みを浮かべる。
「関係ないよね。ミカエルが一人で仕留めてくれるんだから」
「は、ははは…。そうだったね。」
弟弟子の頼みを快く受けたいミカエル。それがどれほどの無茶振りだとしても、それを望むユリアスのために苦言は吐かない。
「じゃあ、わがままをいうなら俺は森の奥地がいいかな。足場は多い方がいい」
そういって辺りに聳える無数の木々を見渡すミカエル。開けた草原地帯で構えるよりも、足場の多い洞窟地帯や樹海の方が自分の戦闘スタイルに合っている。そのため、仮に一人での討伐なら邪の森の奥地を望む。
「じゃあ半数はテントに残して進もう」
「了解、ユリアス。わがままも聞いてもらったし、良い所を見せるしかないね!」
一行はチームを二手に分け、邪の森へ向かい、奥地に生息するマントライキ討伐に行く先遣隊。そして邪の森手前付近で仮設テント、大砲、バリスタ、木柵の設置をし、先遣隊を待つ待機組。数を半分にして十六人ずつ。先遣隊にはミカエルを筆頭に選りすぐりの実力者が固められる。
《先遣隊》
・ミカエル=シンフォート(未探家)
・ユリアス=ラプラス(未探家)
・ルカナ(未探家)
・フィリップ=ナショナリヤ(火熊のヒヅメ)
・マンハット=プリンシパ(火熊のヒヅメ)
以下、狩猟家十名…
そして、最後のひと枠に志願するのは、勿論リリゼ=ストレイナであった。
「ダメです」
「私だって戦えます!」
「無理です」
「どうしてですか!」
「ここから先は危険だからです」
「大丈夫です!きっと、皆さんのお役に立てますよ!」
ユリアスがいくら彼女をあしらっても、一向に食い下がる気配がない。それどころか先遣隊への強い執着心が増す一方であり、一人の決定でだけでは納得できないところまで来ていた。
「ユリアスさんは、どうしていつも私に意地悪するんですか!」
「いじわっ…そんな程度の低い話じゃないですよ!」
「いいえ!意地悪は意地悪です!納得できません!」
リリゼは頬を膨らませ、ムスッとした表情でユリアスを睨みつける。そんな痴話喧嘩に、周りのハンターたちはお手上げと言わんばかりの様子で察する。リリゼとユリアス、二人の言い争いに居ても立っても居られなくなったベニは、ユリアスのフードの中からひょっこり顔を出し、手で口元を隠しながらブルブルと震え出す。
「いいですか!今から討伐しに行くのはただのマントライキじゃないんです!強力な毒の呪いに侵されている可能性が高い、いわゆるW種かもしれません!その時点で危険度は一層高くなります!その上で、更なる危険が蔓延っているかもしれません。そんなところに貴女を連れてはいけません!分かりましたか?」
「全くもって分かりません!」
はぁ?!…全くもって分からない?!
ここまで丁寧に噛み砕いて説明した上で、分からないと言われた日には、説得しようが無い。
「いや、だから、」
「フィリップさん!私、カルガモンを討伐しましたよね!」
リリゼの標的がユリアスから火熊のヒヅメのリーダーであるフィリップに移る。内容は、以前、火熊のヒヅメと共に共同で挑戦したカルガモンの幼体討伐というクエストによるもので、その一部始終を見ていた者に振られたというわけだ。
「え?!あ、えーっと、」
「討伐しましたよね!」
「は、はい。そうですね…(正確には幼体に一矢当てただけ…だよな)」
「それに私はここ数日でルカナ湿原のことやモンスターの生態、植物の栄養素や危険度、多くのことを学びました!それでもダメですか!」
リリゼの本気の目。
確かにリリゼは、新米の狩猟家からユリアスの助手になった。それまで全くの無知で、モンスターの領域では危うい場面の多いハンターだったが、ここ数日での飛躍的な成長は、驚きの二文字と言って良い。それは認める。それでも、今回は訳が違う。
「ダメですよ。何度も言わせないでください…。W種は一端の狩猟家が相手にできるほど甘くありません。それは他の皆さんも例外ではありません」
リリゼを説得する中で、ユリアスは集まった狩猟家全員の目を見回す。
「この中のどれだけの人が相対した事があるのか分かりませんが、W種とは本来、一頭で村一つ破壊してしまうほどに凶暴で獰猛で災厄の生物なんです。ハンター歴が一年、二年、はたまら五、六年あって慢心していると、足下救われますよ?」
未探家ユリアスのその言葉に、一同緊張の糸が走る。
図星を突かれた者も多い事だろう。あらゆる大型モンスターを討伐してきた猛者たちでも、それは通常種に過ぎない。未だ対した事のないW種という脅威に、改めて身を震わせる一行。
「だからダメなんですよ、リリゼさん」
「私に力が無いからですか…」
「それは…」
「私に経験が無いからですか…」
「そうです」
「なら、ユリアスさんが守ってくださいよ!」
「おっと?」
周囲の視線が集まるユリアス。その一端にミカエルは不敵な視線を向けざるおえない。
「はっ、はい?!何で僕が。それに誰かを守って立ち回れるほど甘い相手じゃないですよ!」
「いやいや、そこは気にするところじゃ無いでしょ~ユリアス君ッ」
ミカエルはユリアスの肩に腕を回し、目を細め、まるで舐め回すかのような口調で話に割り込む。
「何言ってんだよ、クソ野郎」
「だってマントライキの討伐は僕一人に押し付けたじゃないか~その時点でユリアスの出番なんか無いんだよ~。つまり、破綻してるわけよ」
「誰が一体だけなんて…」
「ハイッ!この話お終い!」
「ちょっ、ミカエル!」
ミカエルは手を強く叩き、ユリアスの話を強制的に終わらせ、リリゼに提案する。
「マントライキ討伐までは同行を認めよう。条件はユリアスから一メートル以上離れない事」
「え?!本当ですか。私、先遣隊に同行しても?!」
「ただし!」
リリゼの歓喜の表情を打ち消すように、力強く遮るミカエル。
「ただし…マントライキ討伐後は、すぐさまみんなと一緒にお家へ帰るように」
「へ?、それは当たり前のことじゃ」
「言ったからね?何があってもさっさと帰れよ~。それができなきゃ同行は無し!。守れるかい?」
考える余地もない。
リリゼの答えは決まっている。
「はい!必ず守ります!」
「よし、良い子だ」
ミカエルは素直なリリゼに対し優しい笑みを浮かべ、顔の横に近寄る。そして、唇を耳元に運び、ここで伝える。
「弟は君のことが大切なんだ。決して意地悪をしてるわけじゃない事を、理解してやってくれ」
「へ…私が…」
「さて出発だ!先ほど呼び上げた先遣隊の諸君は、速やかに支度をし、邪の森の奥地へ向かって進む!」
おおおおお!!!!!
先遣隊は、己の武器を高々に掲げ、マントライキ討伐への熱量を上げていく。
「バルダンディー、待機組を頼むぞ。残りの未探家は君しかいない」
「みなまで言うな、ミカエル。俺が待機組を守り抜いて見せるさ!それに…他に目的があんだろ」
「ああ…。ユリアスが後処理と言った。そしてこの軍需品…。第二波が…必ず来る!」
沼地から伸びきった木々が天へと向かい、その枝を無数に絡み合わせ、網状に広がる葉は太陽の光を通さない。
「ここからは湿地帯だ…車を捨てる。仮テントを設営して、大砲とバリスタの用意を!」
未探家であるミカエルの指示に従い狩猟家たちは、すぐさま荷台からテントや軍需品を下ろし設営を始める。
「夕暮れ前にはマントライキを見つけたいな」
「そんなに遠くはないよ」
「本当か?」
ミカエルに助言をするユリアス。
彼の耳には、今もなお、マントライキの苦しみに満ちた咆哮が響いてくる。それはまるで「痛い」「苦しい」「助けて」と嘆いているようだった。
「邪の森のもっと奥に、苦しんだ声が聞こえる」
「この先に大砲やバリスタは持っていけない。誘き出すか?奥地で仕留めるか?」
「開けたところに誘き出せれば、討伐成功度も安全性も上がるけど…」
言葉を切り、ユリアスはミカエルの顔を覗き込み、不敵な笑みを浮かべる。
「関係ないよね。ミカエルが一人で仕留めてくれるんだから」
「は、ははは…。そうだったね。」
弟弟子の頼みを快く受けたいミカエル。それがどれほどの無茶振りだとしても、それを望むユリアスのために苦言は吐かない。
「じゃあ、わがままをいうなら俺は森の奥地がいいかな。足場は多い方がいい」
そういって辺りに聳える無数の木々を見渡すミカエル。開けた草原地帯で構えるよりも、足場の多い洞窟地帯や樹海の方が自分の戦闘スタイルに合っている。そのため、仮に一人での討伐なら邪の森の奥地を望む。
「じゃあ半数はテントに残して進もう」
「了解、ユリアス。わがままも聞いてもらったし、良い所を見せるしかないね!」
一行はチームを二手に分け、邪の森へ向かい、奥地に生息するマントライキ討伐に行く先遣隊。そして邪の森手前付近で仮設テント、大砲、バリスタ、木柵の設置をし、先遣隊を待つ待機組。数を半分にして十六人ずつ。先遣隊にはミカエルを筆頭に選りすぐりの実力者が固められる。
《先遣隊》
・ミカエル=シンフォート(未探家)
・ユリアス=ラプラス(未探家)
・ルカナ(未探家)
・フィリップ=ナショナリヤ(火熊のヒヅメ)
・マンハット=プリンシパ(火熊のヒヅメ)
以下、狩猟家十名…
そして、最後のひと枠に志願するのは、勿論リリゼ=ストレイナであった。
「ダメです」
「私だって戦えます!」
「無理です」
「どうしてですか!」
「ここから先は危険だからです」
「大丈夫です!きっと、皆さんのお役に立てますよ!」
ユリアスがいくら彼女をあしらっても、一向に食い下がる気配がない。それどころか先遣隊への強い執着心が増す一方であり、一人の決定でだけでは納得できないところまで来ていた。
「ユリアスさんは、どうしていつも私に意地悪するんですか!」
「いじわっ…そんな程度の低い話じゃないですよ!」
「いいえ!意地悪は意地悪です!納得できません!」
リリゼは頬を膨らませ、ムスッとした表情でユリアスを睨みつける。そんな痴話喧嘩に、周りのハンターたちはお手上げと言わんばかりの様子で察する。リリゼとユリアス、二人の言い争いに居ても立っても居られなくなったベニは、ユリアスのフードの中からひょっこり顔を出し、手で口元を隠しながらブルブルと震え出す。
「いいですか!今から討伐しに行くのはただのマントライキじゃないんです!強力な毒の呪いに侵されている可能性が高い、いわゆるW種かもしれません!その時点で危険度は一層高くなります!その上で、更なる危険が蔓延っているかもしれません。そんなところに貴女を連れてはいけません!分かりましたか?」
「全くもって分かりません!」
はぁ?!…全くもって分からない?!
ここまで丁寧に噛み砕いて説明した上で、分からないと言われた日には、説得しようが無い。
「いや、だから、」
「フィリップさん!私、カルガモンを討伐しましたよね!」
リリゼの標的がユリアスから火熊のヒヅメのリーダーであるフィリップに移る。内容は、以前、火熊のヒヅメと共に共同で挑戦したカルガモンの幼体討伐というクエストによるもので、その一部始終を見ていた者に振られたというわけだ。
「え?!あ、えーっと、」
「討伐しましたよね!」
「は、はい。そうですね…(正確には幼体に一矢当てただけ…だよな)」
「それに私はここ数日でルカナ湿原のことやモンスターの生態、植物の栄養素や危険度、多くのことを学びました!それでもダメですか!」
リリゼの本気の目。
確かにリリゼは、新米の狩猟家からユリアスの助手になった。それまで全くの無知で、モンスターの領域では危うい場面の多いハンターだったが、ここ数日での飛躍的な成長は、驚きの二文字と言って良い。それは認める。それでも、今回は訳が違う。
「ダメですよ。何度も言わせないでください…。W種は一端の狩猟家が相手にできるほど甘くありません。それは他の皆さんも例外ではありません」
リリゼを説得する中で、ユリアスは集まった狩猟家全員の目を見回す。
「この中のどれだけの人が相対した事があるのか分かりませんが、W種とは本来、一頭で村一つ破壊してしまうほどに凶暴で獰猛で災厄の生物なんです。ハンター歴が一年、二年、はたまら五、六年あって慢心していると、足下救われますよ?」
未探家ユリアスのその言葉に、一同緊張の糸が走る。
図星を突かれた者も多い事だろう。あらゆる大型モンスターを討伐してきた猛者たちでも、それは通常種に過ぎない。未だ対した事のないW種という脅威に、改めて身を震わせる一行。
「だからダメなんですよ、リリゼさん」
「私に力が無いからですか…」
「それは…」
「私に経験が無いからですか…」
「そうです」
「なら、ユリアスさんが守ってくださいよ!」
「おっと?」
周囲の視線が集まるユリアス。その一端にミカエルは不敵な視線を向けざるおえない。
「はっ、はい?!何で僕が。それに誰かを守って立ち回れるほど甘い相手じゃないですよ!」
「いやいや、そこは気にするところじゃ無いでしょ~ユリアス君ッ」
ミカエルはユリアスの肩に腕を回し、目を細め、まるで舐め回すかのような口調で話に割り込む。
「何言ってんだよ、クソ野郎」
「だってマントライキの討伐は僕一人に押し付けたじゃないか~その時点でユリアスの出番なんか無いんだよ~。つまり、破綻してるわけよ」
「誰が一体だけなんて…」
「ハイッ!この話お終い!」
「ちょっ、ミカエル!」
ミカエルは手を強く叩き、ユリアスの話を強制的に終わらせ、リリゼに提案する。
「マントライキ討伐までは同行を認めよう。条件はユリアスから一メートル以上離れない事」
「え?!本当ですか。私、先遣隊に同行しても?!」
「ただし!」
リリゼの歓喜の表情を打ち消すように、力強く遮るミカエル。
「ただし…マントライキ討伐後は、すぐさまみんなと一緒にお家へ帰るように」
「へ?、それは当たり前のことじゃ」
「言ったからね?何があってもさっさと帰れよ~。それができなきゃ同行は無し!。守れるかい?」
考える余地もない。
リリゼの答えは決まっている。
「はい!必ず守ります!」
「よし、良い子だ」
ミカエルは素直なリリゼに対し優しい笑みを浮かべ、顔の横に近寄る。そして、唇を耳元に運び、ここで伝える。
「弟は君のことが大切なんだ。決して意地悪をしてるわけじゃない事を、理解してやってくれ」
「へ…私が…」
「さて出発だ!先ほど呼び上げた先遣隊の諸君は、速やかに支度をし、邪の森の奥地へ向かって進む!」
おおおおお!!!!!
先遣隊は、己の武器を高々に掲げ、マントライキ討伐への熱量を上げていく。
「バルダンディー、待機組を頼むぞ。残りの未探家は君しかいない」
「みなまで言うな、ミカエル。俺が待機組を守り抜いて見せるさ!それに…他に目的があんだろ」
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