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第一章 正式サービス開始編
第八話 再びあの世界へ
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アーティファクト・オンラインの横に確かに寝る前まではそこにあった。
アーティファクト・オンラインの正式サービス開始時刻、残り1分となっても探し出すことはできなかった。
仕方ないまたあとで調べてみよう、まずは遅刻しないようにログインしとかないと……。
結局、僕はあのプレイを最後にアーティファクト・リズムを2度とプレイする事はなかった、出来なかった。履歴も残らず完全に僕のVRデバイスから消去されていたからだ。
アーティファクト・オンラインのアイコンを押して早速ゲーム起動する。眼前に広がる光景はあの時のままクローズドベータテストの時と同じで【最終都市アーティラス】を上空から見下ろしていた。
この光景を眺め懐かしみながら、僕は久々にあの言葉を口にするのであった。
「ログイン……」
その言葉を合図に僕は重力に引っ張られるように、真下に広がる街に向かって急降下を開始する。
クローズドベータテストの時と同じなら、このあとキャラエディットがあるはずなのだが、それをすっ飛ばして僕は今あの懐かしい噴水広場にいる。
サンや修羅刹にログインした事を伝えるよりも、まずは僕というかタクトがいま現在どんな装備をしているのか確認しておかないと、それにキャラエディットを飛ばしたという事は、クローズドベータテストの状態を維持しているのか……。
すぐに僕はステータス画面を開き現在の状態を確認する
そこに表示されたものは、あの懐かしい初期装備の村人Aセット。そしてそれを着ているキャラは僕がクローズドベータテストの時に作成したタクトだった。
装備やアイテムは全て初期化されているようだけど、キャラだけはクローズドベータテストのキャラをそのまま引き継くようだ。
ステータスを開くともれなく隣に表示されるインベントリーに最初からアイテムが一個だけ入っている事に気づいた。
なんだこれ?クローズドベータテスト特典アバターセット??
アイコン上はただの四角い段ボール箱で表示されている。その謎のアイテムを取り出し中身を確認するべきか少し悩んだが、これはふたりと合流してから開梱する事にした。クローズドベータテストの特典という事ならば、あのふたりもきっと同じものを所持しているはず、一緒にみんなで開けた方が面白そうだ。
インベントリーに夢中になっていた僕は、もうすでにふたりと合流している事に気づかずにいた。
「お~い!タクト~!!ずっと地面を見続けているけど、何か面白いものでも落ちてるのか??」
急に真横から話しかけられた僕はビクッと震えた後、すぐ様声が聞こえる方に首を動かす。そこには僕と同じように村人A装備のサンと修羅刹がいた。
「あれ……いつからそこにいた?」
「えっとなぁ~、タクトがログインしてきた時にはもう俺様も修羅刹も噴水広場にいたぞ」
「マジか……全く気づかなかった」
「えぇわたしもいたけど、タクトびっくりするぐらい自分の世界に入ってたわよ。ちょっと心配になっちゃったわ」
修羅刹はそう言いながら不安そうに見つめる。
僕はこの話題から逃げるため、先ほど見つけたアバターセットを持っているか質問した。ふたりはすぐに頷き「持ってるぜ」「持ってるわよ」とそれぞれ返答した。
このアイテムをいつ開けるかについては、ギルド?とかいうものを作った時にもらえるギルドハウスで開ける事になった。ギルドハウスとは、ギルドに所属するメンバーのみしか入る事が出来ないプライベートルームのようなものらしい。
上手い事逃げ切れたと思った矢先、サンはさっき僕の事を心配していた修羅刹を案じ言わなくてもいい事を口走る。
「そんなに心配しなくても大丈夫だって!タクトのやつさっきまで寝てたからまだ寝ぼけてるだけだと思うぜ」
それを聞いた修羅刹は先ほどの不安そうな顔から一変、今度は眉間にしわを寄せ、ただ無言で鋭い眼光を僕に向ける。
その眼差しに耐えられなくなった僕は、ただただ修羅刹に向かって頭を下げ続ける他なかった。
頭を下げ続けること数十秒が経過した頃、やっと修羅刹から許しが出た。ただ一言付け加えた状態でだが……。
「タクトも反省している事だし、今日はもういいわよ。やっとこのゲームがまた遊べるようになったのに嫌な気分でなんてやりたくないものね。ただ……」
「ただ……何でしょうか?」
僕は恐る恐る修羅刹に尋ねる。
「ここではやめときましょう、さすがにプライバシーにも関わるしね」
「えっ……めっちゃ怖いんですけど……」
その後も修羅刹はその先についてしゃべることはなかった。ただ声には出していないが僕に向かって、『いー』と口を横に伸ばし次に『おー』と口を少し広げ唇を尖らせていた。
その動作が終わるとこの話はもう終了とばかりに反転し、南西エリアに向かって歩き出し始めた。僕とサンのふたりは先行する修羅刹について行くのであった。
南西エリアにある武器や防具を販売している店舗に着くまでの間、僕はとぼとぼと修羅刹の背中を見ながら考えていた。修羅刹が、蘇芳院が何を僕に伝えようとしていたのかを……いや、考える必要など皆無だろう。なぜなら僕はその意味を知っている、それは僕達三人ならすぐに気づく言葉。
それは『りの』正確には『璃乃』と読む、それは僕の母さんの名前だ。
これはつまり次また同じ事をしたら、即座に母さんに連絡すると蘇芳院は忠告している。
それはマズイ……非常にマズイ。両親には規則正しい生活をするという約束を条件に、VRデバイスの使用許可をもらっている。つまり昼夜逆転している生活を送っている事が、もし両親にバレたらVRデバイスを使用したゲーム全般がプレイ出来なくなる。
いま僕がログインしているアーティファクト・オンラインも例外ではない。
15歳以下は親の許可がないとプレイどころか起動すらしなくなる。無用の長物……ただの置物となる。
これが15歳未満であったなら、親の目を気にしなくてもいいのだけど、残念ながら15歳以下。
あと一年経てばこの制限も解除されるのだが、まぁ解除されたところで物自体を没収されかねない以上、約束を違えないように頑張るしかないんですけど……。
両親は息子である僕の事をちょっとほったらかし過ぎる気もしなくもないが、そのおかげで僕は自由を謳歌している。さらに付け加えると、それだけ両親は僕の事を信頼してくれているともいえるわけだ。
それに蘇芳院家と山河家が目を光らせている以上、僕に拒否権は存在しない。生活リズム頑張って戻さないとな、さすがに夏休みだからと羽目を外し過ぎたかもしれない。
僕はふたりに聞こえるように「以後気を付けます……」と謝罪した。
それから修羅刹を先頭に歩き続ける事数分、僕達は武器や防具を販売している店舗がたくさんある商店のような場所にたどり着いた。
クローズドベータテストの時と同じ場所だったが、あの時よりもさらに店舗数も増え賑わっている。
前回は武器と防具しか取り扱っていない店舗ばかりだった。それが今や肉を串に刺して焼いている屋台があったり、甘い匂いで誘惑してくるクレープ屋があったり、宿屋やちょっとしたカフェのようなものも存在している。クローズドベータテスト時のこの場所を知っている僕達からすれば、目を疑いたくなるほどに色んな種類の店舗が驚くほどに増えていた。
ただそれでも比率としてはカテゴリー別けしている事もあり、7対3ぐらいで武器や防具を取り扱う店舗が多い。
アーティファクト・オンラインの正式サービス開始時刻、残り1分となっても探し出すことはできなかった。
仕方ないまたあとで調べてみよう、まずは遅刻しないようにログインしとかないと……。
結局、僕はあのプレイを最後にアーティファクト・リズムを2度とプレイする事はなかった、出来なかった。履歴も残らず完全に僕のVRデバイスから消去されていたからだ。
アーティファクト・オンラインのアイコンを押して早速ゲーム起動する。眼前に広がる光景はあの時のままクローズドベータテストの時と同じで【最終都市アーティラス】を上空から見下ろしていた。
この光景を眺め懐かしみながら、僕は久々にあの言葉を口にするのであった。
「ログイン……」
その言葉を合図に僕は重力に引っ張られるように、真下に広がる街に向かって急降下を開始する。
クローズドベータテストの時と同じなら、このあとキャラエディットがあるはずなのだが、それをすっ飛ばして僕は今あの懐かしい噴水広場にいる。
サンや修羅刹にログインした事を伝えるよりも、まずは僕というかタクトがいま現在どんな装備をしているのか確認しておかないと、それにキャラエディットを飛ばしたという事は、クローズドベータテストの状態を維持しているのか……。
すぐに僕はステータス画面を開き現在の状態を確認する
そこに表示されたものは、あの懐かしい初期装備の村人Aセット。そしてそれを着ているキャラは僕がクローズドベータテストの時に作成したタクトだった。
装備やアイテムは全て初期化されているようだけど、キャラだけはクローズドベータテストのキャラをそのまま引き継くようだ。
ステータスを開くともれなく隣に表示されるインベントリーに最初からアイテムが一個だけ入っている事に気づいた。
なんだこれ?クローズドベータテスト特典アバターセット??
アイコン上はただの四角い段ボール箱で表示されている。その謎のアイテムを取り出し中身を確認するべきか少し悩んだが、これはふたりと合流してから開梱する事にした。クローズドベータテストの特典という事ならば、あのふたりもきっと同じものを所持しているはず、一緒にみんなで開けた方が面白そうだ。
インベントリーに夢中になっていた僕は、もうすでにふたりと合流している事に気づかずにいた。
「お~い!タクト~!!ずっと地面を見続けているけど、何か面白いものでも落ちてるのか??」
急に真横から話しかけられた僕はビクッと震えた後、すぐ様声が聞こえる方に首を動かす。そこには僕と同じように村人A装備のサンと修羅刹がいた。
「あれ……いつからそこにいた?」
「えっとなぁ~、タクトがログインしてきた時にはもう俺様も修羅刹も噴水広場にいたぞ」
「マジか……全く気づかなかった」
「えぇわたしもいたけど、タクトびっくりするぐらい自分の世界に入ってたわよ。ちょっと心配になっちゃったわ」
修羅刹はそう言いながら不安そうに見つめる。
僕はこの話題から逃げるため、先ほど見つけたアバターセットを持っているか質問した。ふたりはすぐに頷き「持ってるぜ」「持ってるわよ」とそれぞれ返答した。
このアイテムをいつ開けるかについては、ギルド?とかいうものを作った時にもらえるギルドハウスで開ける事になった。ギルドハウスとは、ギルドに所属するメンバーのみしか入る事が出来ないプライベートルームのようなものらしい。
上手い事逃げ切れたと思った矢先、サンはさっき僕の事を心配していた修羅刹を案じ言わなくてもいい事を口走る。
「そんなに心配しなくても大丈夫だって!タクトのやつさっきまで寝てたからまだ寝ぼけてるだけだと思うぜ」
それを聞いた修羅刹は先ほどの不安そうな顔から一変、今度は眉間にしわを寄せ、ただ無言で鋭い眼光を僕に向ける。
その眼差しに耐えられなくなった僕は、ただただ修羅刹に向かって頭を下げ続ける他なかった。
頭を下げ続けること数十秒が経過した頃、やっと修羅刹から許しが出た。ただ一言付け加えた状態でだが……。
「タクトも反省している事だし、今日はもういいわよ。やっとこのゲームがまた遊べるようになったのに嫌な気分でなんてやりたくないものね。ただ……」
「ただ……何でしょうか?」
僕は恐る恐る修羅刹に尋ねる。
「ここではやめときましょう、さすがにプライバシーにも関わるしね」
「えっ……めっちゃ怖いんですけど……」
その後も修羅刹はその先についてしゃべることはなかった。ただ声には出していないが僕に向かって、『いー』と口を横に伸ばし次に『おー』と口を少し広げ唇を尖らせていた。
その動作が終わるとこの話はもう終了とばかりに反転し、南西エリアに向かって歩き出し始めた。僕とサンのふたりは先行する修羅刹について行くのであった。
南西エリアにある武器や防具を販売している店舗に着くまでの間、僕はとぼとぼと修羅刹の背中を見ながら考えていた。修羅刹が、蘇芳院が何を僕に伝えようとしていたのかを……いや、考える必要など皆無だろう。なぜなら僕はその意味を知っている、それは僕達三人ならすぐに気づく言葉。
それは『りの』正確には『璃乃』と読む、それは僕の母さんの名前だ。
これはつまり次また同じ事をしたら、即座に母さんに連絡すると蘇芳院は忠告している。
それはマズイ……非常にマズイ。両親には規則正しい生活をするという約束を条件に、VRデバイスの使用許可をもらっている。つまり昼夜逆転している生活を送っている事が、もし両親にバレたらVRデバイスを使用したゲーム全般がプレイ出来なくなる。
いま僕がログインしているアーティファクト・オンラインも例外ではない。
15歳以下は親の許可がないとプレイどころか起動すらしなくなる。無用の長物……ただの置物となる。
これが15歳未満であったなら、親の目を気にしなくてもいいのだけど、残念ながら15歳以下。
あと一年経てばこの制限も解除されるのだが、まぁ解除されたところで物自体を没収されかねない以上、約束を違えないように頑張るしかないんですけど……。
両親は息子である僕の事をちょっとほったらかし過ぎる気もしなくもないが、そのおかげで僕は自由を謳歌している。さらに付け加えると、それだけ両親は僕の事を信頼してくれているともいえるわけだ。
それに蘇芳院家と山河家が目を光らせている以上、僕に拒否権は存在しない。生活リズム頑張って戻さないとな、さすがに夏休みだからと羽目を外し過ぎたかもしれない。
僕はふたりに聞こえるように「以後気を付けます……」と謝罪した。
それから修羅刹を先頭に歩き続ける事数分、僕達は武器や防具を販売している店舗がたくさんある商店のような場所にたどり着いた。
クローズドベータテストの時と同じ場所だったが、あの時よりもさらに店舗数も増え賑わっている。
前回は武器と防具しか取り扱っていない店舗ばかりだった。それが今や肉を串に刺して焼いている屋台があったり、甘い匂いで誘惑してくるクレープ屋があったり、宿屋やちょっとしたカフェのようなものも存在している。クローズドベータテスト時のこの場所を知っている僕達からすれば、目を疑いたくなるほどに色んな種類の店舗が驚くほどに増えていた。
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