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15-2 黄金双剣
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遠方には複雑骨折する前の骸骨が数百体と群がっているのが見える。
「ああそうだな。基礎の部分は今継先生の授業つうか教練で、今さら俺が教えることはなんもない。そんなことをしたらかえって、お前の良さを損ないそうだしな。つうことで、当面の間は単独狩りで実戦経験を積むのが最短で強くなる方法だな」
鍛えてるとか偉そうに言ってはいるが、これも全て彼女の意志に従って行っているだけで、俺から何かを強制させたことはほとんどない。彼女の何でも楽しく頑張るという精神だけは、俺も見習わないといけないなと思った矢先の出来事である。
「それは分かってるけど、この数回戦っては武器を変えるのはなんで? やっと馴染んできたなと思ったら、武器回収されて萎えるんですけどぉ~」
「だあぁぁ――! お前が最初に色んな武器を使ってみたいって言ったから、こうやって俺が武器を貸し与えてるんでしょうが!!」
「…………あ~そうだったわね。メンゴメンゴこのとおり。この赤い槍も使いやすかったわ。でも、やっぱあたしは槍よりも剣とかのほうが好きかも?」
「はぁ……さいですか、じゃ次はあれにするか」
俺は莉緒からゲイ・ボルグを受け取り収納すると、黄金の鞘に収まった剣を取り出し彼女に手渡す。
黄金の剣コラーダは二本一対の剣であり、もう一本ティソーンという剣がある。このティソーンもまたコラーダ同様に鞘も剣もその全てが黄金で作られている。
二刀流を想定してか、その荘厳な見た目と裏腹に軽く扱いやすい。そのため刀身の長さも通常の剣に比べて短くなっている。
莉緒はコラーダを受け取ると、目をまん丸にしながら「これ全部金なの?」と呆けた質問を投げかけてきたので、一言も発さずただ小刻みに頷いておいた。
そのYESというジェスチャーをしたことで、彼女の双眼はドルマークに変貌していく。
莉緒のモチベを上げるついでに選んだ武器だったが、思っていたよりもはるかに効果があったようだ。
今すぐに違う武器に取り換えようにも、ギュッと抱きしめて手放しそうにもない。というか、戦う気配すらない。
渡す武器を誤ったかもしれないと、一瞬頭をよぎったが深く考えないようにした。
何はともあれ武器種としてはこれでおおかた試し終わった。あとはこの経験をもとに支給品からどれを選ぶか決めるだけだ。
正直なところ俺が貸し与えた武器は最低でも伝説武具のため標準武具である支給品だと全てが見劣りするかもしれない。
そこまでして選ぶ必要があるのかと思ってしまうが、課外授業に参加するためには。どれか一つは必ず選ばないといけない。俺があの時、仕方なく日本刀を選んだように。
あの時、刃こぼれした刀と莉緒の折れた剣は、帰還してすぐに廃棄品としてボッシュートされた。修練場や訓練場に行けば、そんな状態の武器がゴロゴロと転がっているのだが、当時の俺からしたらそんなこと知らないから、その旨を担任に報告する際には肝を冷やしたものだ。
(まあその課外授業も俺と莉緒だけは件の辞令で免除されてるんだよな。それに特別許可も貰っているし……この武器とかも、そこで拾ったことにすればイケなくもないか?)
あれこれと思考を巡らせた結果、特に気にする必要はないという結論に至った。
そもそも教師と一部の生徒は、専用武器を所有することを許可されている。
俺と莉緒も今回の辞令により必然的に、その許可を得ているはずなので専用武器さえ用意すれば、わざわざ支給品を選ぶことも装備する必要もない。
となると、このお試し期間はもうちょい延長だな。あいつの適正に見合った武器を俺なりに選定しておくか。
(その前に、二本一対の剣なんだからティソーンも一応渡しておくか……)
自分で言うのもなんだけど、そこそこ熟考していたと思うのだが彼女は、未だに恍惚の笑みを浮かべてコラーダを大事そうに抱えている。きっとあいつの頭の中では、今なおインゴットが一つまた一つと積み重なっているんだろう。
画面を操作してティソーンを取り出した刹那、手元にあったはずの黄金の剣は消失していた。
呆気にとられつつも手元から視線を上げると、だらしない顔で双剣を頬ずりする莉緒の姿が映った。
予備動作もなく奪い去る、その技術は異世界で出会ったベテランシーフのそれと同等だった。
多少気を抜いていたとはいえ、あの世界を生き抜いた勇者があんな簡単に盗み取られるとは思いもしなかった。
この世界もダンジョンがあったり魔物がいたりと危険なことには変わりないが、それでも町中で野盗や魔物に襲撃されることもない。懐かしい風景と莉緒の存在により、平穏な環境に馴染んできたことで、異世界で磨き上げた察知能力が鈍くなったのかもしれない。
「まさか10日足らずで、ここまで錆びつくなんてな。ほんと自分を見直す良い機会になったわ」
「……なにひとりでニヤニヤしてんのよ。なんか気持ち悪いわよ、あんた?」
「て、てめぇーにだけは言われたくねぇ――! 頬ずりしている暇があったら、それでさっさと骨を粉砕してこい!!」
「ああぁぁぁ―――えっ? 冗談でしょ? この金ぴかな剣を汚せっていうの……そんなことあたしにはできないわ。おろおろ、うるうる、ぐすぐす……」
金ぴか双剣を抱いたまま莉緒は俯きすすり泣く。ご丁寧に俺から顔が見えないように隠しつつ泣いたふりをする。
世が世なら、その演技力を称賛してスタンディングオベーションをしていたところである。
「三文芝居なぞせんでよろしい。まだ続けるつもりなら、双剣を回収するぞ?」
「…………じょ、冗談に決まってんじゃん! 二刀流ってのもやってみたかったし……い、行ってくるわね!」
某宇宙猫のような表情をしたのち、彼女は右手にコラーダ、左手にティソーンを持つと、嬉々として骸骨群に向かって走り出した。
「ああそうだな。基礎の部分は今継先生の授業つうか教練で、今さら俺が教えることはなんもない。そんなことをしたらかえって、お前の良さを損ないそうだしな。つうことで、当面の間は単独狩りで実戦経験を積むのが最短で強くなる方法だな」
鍛えてるとか偉そうに言ってはいるが、これも全て彼女の意志に従って行っているだけで、俺から何かを強制させたことはほとんどない。彼女の何でも楽しく頑張るという精神だけは、俺も見習わないといけないなと思った矢先の出来事である。
「それは分かってるけど、この数回戦っては武器を変えるのはなんで? やっと馴染んできたなと思ったら、武器回収されて萎えるんですけどぉ~」
「だあぁぁ――! お前が最初に色んな武器を使ってみたいって言ったから、こうやって俺が武器を貸し与えてるんでしょうが!!」
「…………あ~そうだったわね。メンゴメンゴこのとおり。この赤い槍も使いやすかったわ。でも、やっぱあたしは槍よりも剣とかのほうが好きかも?」
「はぁ……さいですか、じゃ次はあれにするか」
俺は莉緒からゲイ・ボルグを受け取り収納すると、黄金の鞘に収まった剣を取り出し彼女に手渡す。
黄金の剣コラーダは二本一対の剣であり、もう一本ティソーンという剣がある。このティソーンもまたコラーダ同様に鞘も剣もその全てが黄金で作られている。
二刀流を想定してか、その荘厳な見た目と裏腹に軽く扱いやすい。そのため刀身の長さも通常の剣に比べて短くなっている。
莉緒はコラーダを受け取ると、目をまん丸にしながら「これ全部金なの?」と呆けた質問を投げかけてきたので、一言も発さずただ小刻みに頷いておいた。
そのYESというジェスチャーをしたことで、彼女の双眼はドルマークに変貌していく。
莉緒のモチベを上げるついでに選んだ武器だったが、思っていたよりもはるかに効果があったようだ。
今すぐに違う武器に取り換えようにも、ギュッと抱きしめて手放しそうにもない。というか、戦う気配すらない。
渡す武器を誤ったかもしれないと、一瞬頭をよぎったが深く考えないようにした。
何はともあれ武器種としてはこれでおおかた試し終わった。あとはこの経験をもとに支給品からどれを選ぶか決めるだけだ。
正直なところ俺が貸し与えた武器は最低でも伝説武具のため標準武具である支給品だと全てが見劣りするかもしれない。
そこまでして選ぶ必要があるのかと思ってしまうが、課外授業に参加するためには。どれか一つは必ず選ばないといけない。俺があの時、仕方なく日本刀を選んだように。
あの時、刃こぼれした刀と莉緒の折れた剣は、帰還してすぐに廃棄品としてボッシュートされた。修練場や訓練場に行けば、そんな状態の武器がゴロゴロと転がっているのだが、当時の俺からしたらそんなこと知らないから、その旨を担任に報告する際には肝を冷やしたものだ。
(まあその課外授業も俺と莉緒だけは件の辞令で免除されてるんだよな。それに特別許可も貰っているし……この武器とかも、そこで拾ったことにすればイケなくもないか?)
あれこれと思考を巡らせた結果、特に気にする必要はないという結論に至った。
そもそも教師と一部の生徒は、専用武器を所有することを許可されている。
俺と莉緒も今回の辞令により必然的に、その許可を得ているはずなので専用武器さえ用意すれば、わざわざ支給品を選ぶことも装備する必要もない。
となると、このお試し期間はもうちょい延長だな。あいつの適正に見合った武器を俺なりに選定しておくか。
(その前に、二本一対の剣なんだからティソーンも一応渡しておくか……)
自分で言うのもなんだけど、そこそこ熟考していたと思うのだが彼女は、未だに恍惚の笑みを浮かべてコラーダを大事そうに抱えている。きっとあいつの頭の中では、今なおインゴットが一つまた一つと積み重なっているんだろう。
画面を操作してティソーンを取り出した刹那、手元にあったはずの黄金の剣は消失していた。
呆気にとられつつも手元から視線を上げると、だらしない顔で双剣を頬ずりする莉緒の姿が映った。
予備動作もなく奪い去る、その技術は異世界で出会ったベテランシーフのそれと同等だった。
多少気を抜いていたとはいえ、あの世界を生き抜いた勇者があんな簡単に盗み取られるとは思いもしなかった。
この世界もダンジョンがあったり魔物がいたりと危険なことには変わりないが、それでも町中で野盗や魔物に襲撃されることもない。懐かしい風景と莉緒の存在により、平穏な環境に馴染んできたことで、異世界で磨き上げた察知能力が鈍くなったのかもしれない。
「まさか10日足らずで、ここまで錆びつくなんてな。ほんと自分を見直す良い機会になったわ」
「……なにひとりでニヤニヤしてんのよ。なんか気持ち悪いわよ、あんた?」
「て、てめぇーにだけは言われたくねぇ――! 頬ずりしている暇があったら、それでさっさと骨を粉砕してこい!!」
「ああぁぁぁ―――えっ? 冗談でしょ? この金ぴかな剣を汚せっていうの……そんなことあたしにはできないわ。おろおろ、うるうる、ぐすぐす……」
金ぴか双剣を抱いたまま莉緒は俯きすすり泣く。ご丁寧に俺から顔が見えないように隠しつつ泣いたふりをする。
世が世なら、その演技力を称賛してスタンディングオベーションをしていたところである。
「三文芝居なぞせんでよろしい。まだ続けるつもりなら、双剣を回収するぞ?」
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