強制悪役劣等生、レベル99の超人達の激重愛に逃げられない

砂糖犬

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お返し

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お願いだと少年に頭を下げた。
ここまでして萎えない俺の下半身ってなんなんだ。

念を押すように「見られるとイけないんだ!」と声を上げた。
他人が見たら、それだけで変態扱いだろうが今は誰もいない。

早く触って楽になりたい。
時間が経つと放置状態が続いて余計に辛い。

俺は便器の蓋の上に座っているから、少年より目線が少し下になる。
普段はそこまで身長差はないが若干俺の方が上だ。
だから、見上げる景色は新鮮で俺の身長が縮んだようだ。

もう一度「イかせてくれ」とお願いした。
そのためには俺を一人にしてくれ。
さっきは顔が赤くなって怖かったが、今は無表情な顔が怖い。
え…温厚なはずなのに、もしかして怒った?

「ご、ごめん…」

「ん?あ、何でもないよ…ちょっと考え事してて」

「そ、そうなの…か?」

「それよりも、やっぱり僕がやるよ!舐めるのが嫌なら手で!」

「だからそれは…」

「すぐ終わらすならこれしかないよ!」

何故か俺が説得されてしまい、何も言えない。

授業ももうすぐ終わりそうだ。
手…手なら自分の手だと思い込めば何とかなりそうな気はする。
それで解放してくれるなら、少し我慢しようと思った。

それが俺の判断ミスになるなんて、この時の俺は分かっていなかった。

ズボンと下着を脱いで同級生に俺の昂りを擦られる。
なかなか可笑しな光景だ。
我慢していたからか、触られるだけで軽くイってしまった。

少年は他人のものだけど、自分で見慣れているはずなのに目をキラキラしながら擦っていた。

口を開いて咥えようとしているから、頭を押して抵抗する。
強引にしないだけありがたかった。
隙あれば咥えようとしているが…

自分のでぐちゃぐちゃと音が出ていて、羞恥心で顔が赤くなる。

「ふっ、んっ…ぁ、くっ…」

「凄い、少し擦っただけでこんなに……見かけによらずエッチなんだ」

「どういう、いっ…あっあ…」

イきそうで下半身がビクビク震えていて、擦る動きも早くなる。

もう限界で、自分で出すものを受け止めようとトイレットペーパーに視線を向けた。
その時、強い刺激が襲いトイレットペーパーを握りしめて腰が浮いた。

なんだこれ、腹の奥がギュッと締め付けるような感覚。

下半身を見て、俺は驚きで声が出なかった。

少年は亀頭に吸い付いていて、片手で激しく扱いていた。
そしてもう片方の手は、イって力が抜けた尻の中に埋められていた。

は?え?何してんだ?
手だけじゃ…いや、その手も許可してない。

「は、離せって!あっ!う、ごかす、なぁっ!!」

「んちゅっ、だって…ひくひくしてたから、気持ちいいかなって思って」

「や、やだって…抜けっ、あぁっ!ダメダメダメッ!!イくっ、イくからっ!!」

なんで俺の弱いところばかり見つけるのが上手いんだよコイツらは!
指で押しつぶされて、亀頭も抉られて、密室空間で俺の身体は限界を迎えていた。

「はぁ…はぁっ」

「大丈夫?」

「大丈夫にっ、見えるのか?」

「気持ち良さそうに見える」

可愛い顔をした悪魔が笑っている。

でも、何も言えない。
気持ちよかったのは本当だ。

俺は前の刺激だけでイったと思いたい。
後ろではイってない!

「じゃあ次は…」という楽しそうな声に肩を掴んだ。

キョトンとした顔をしていて、なんでそんな顔をされるのか分からない。

ベンチから立ち上がって、もう終わりだとズボンと下着を穿いた。

少年の下半身は触っていないのにはち切れそうなほどにズボンを押し上げていた。

もう終わりだと言いたいのに、俺ばかりは申し訳ないな。
半分無理矢理だったけど、どうしてか嫌いになれない。

レオンハルトともそうだし、俺…可笑しいのか?
嫌いになれたら楽なんだよな。
きっと俺は彼ら本人より彼らを知っているからだ。

ゲームの世界って、普通に生まれ変わったわけではないから厄介だ。

とはいえ口では抵抗あるし、レオンハルトのような事も無理だ。

「口、は無理だけど…手なら、貸してもいいよ」

「本当に、いいの?」

「……あぁ」

「でも僕、君の中に包まれ…」

「するかしないか選べ!」

「よろしくお願いします!」

純真無垢な顔して、どこまで知ってるんだ?
最後までの性知識はありそうだ。
こんな一面を見るとマニアックな事も知っていそうだ。

場所を交換して、少年が便器の蓋の上に座った。

他人のはした事がない。
どうすれば良いんだ?

自分と同じようにと思っているが、目線が違うから難しい。

ズボンと下着を脱いで、少年のが目の前に現れた。

可笑しい、俺より身長が低いのに俺よりデカい。
レオンハルトとはさすがにレオンハルトがデカいけど…

何言ってるんだろ俺、他人のモノを間近で見すぎたせいか?

「そんなに見られると恥ずかしい」

「ご、ごめん…すぐ終わらせるから!」

頬を赤らめて照れる姿を見ると、俺まで恥ずかしくなる。

くそっ、レオンハルトみたいな男らしい顔や不細工な顔だったらこんな風には思わなかった。
可愛い顔だからか、どうしたらいいのか分からない。

女みたいには思わない。
目の前にあるものがそれを証明している。
ゲームとはかけ離れている変態なのに、やっぱり何処かゲームの彼と重ねてしまう。

恐る恐る握ると、ビクッと震えて熱を感じる。

自分じゃないから、割れ物に触れるようにゆっくりと擦る。

小さく息を吐いて、だんだん息が荒くなる。
気持ちいいのか?
力加減がよく分からず、緩い感じになっているが…

「…ぁ、そこ…もっと強く」

「もっと、このくらいか?」

言われた通り、少し強めに握るともっと大きくなった。
俺の手の中で反応を見せられると、少し恥ずかしいな。

自分以外のものは、レオンハルトのを見た事あるくらいだ。
でも、ここまで間近で見た事はなくてジッと見つめる。

あんなに舐めたい舐めたい言われていたから、これはただの好奇心だ。
先だけ軽く舐めると、顔に思いっきり掛かった。

熱くて口の中が苦くて、呆然と少年を見つめた。
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