聖女は最高(に変態の)神官に喚び戻される。

桃乃飴

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っておい!試練の内容!

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「マティアス・・・?」

私が茫然自失で呟くと、マティアスはうっすらと目を開けて恍惚と笑んだ。

「リツカ・・・ああ、リツカが見える・・・ついに幻が見える域に達したか」

そう譫言を発しながらもブツを上下に扱く手を緩めない。
ヤバい、これはヤバいやつ・・・!
最近の若者は語彙がないと言われても仕方ない。
ヤバいしか出てこない!
なまじ顔が良いだけにマシに感じるけど、完全に変態さんこんにちは案件である。
そして少しの時間そのまま続けていたかと思うと、びゅっと勢いよく飛び散って少し私にかかったような気がした。
何がとは言わない。
妹や友達から聞いたことはあったけど、本当に何とも言えない匂いがするんだな、とか現実逃避なことを考えていた。

幻だと思っていた私がソレを放出し終わっても消えないのを見て、
「本物・・・?」
と目を見開いていく。
恥ずかしがったり慌てたりするんだろうかと思ったけど、リアルマティアスの反応は斜め上だった。

ゆるゆると手をのばしながら立ち上がって、そっと私を抱きしめた。
あっ!嬉しいけど、マティアスさん、丸出しでは?!
アホなことを思ったけど、着ていたのがチュニック丈だったので立った時に服に隠れたみたいだ。
ボトムも下ろさずに部分的に寛げていただけみたいなので素足も出ていない。
よかった・・・ってそんな場合じゃない!

「マ、マティアス何してたの?」

わかってるけど訊いてしまった。
しかし。

「女神様の試練です。貴女を想って千回自慰するという」

女神ー!!!!!
確かにこりゃ私に対する愛がなきゃこなせないだろうけどね!?
試練の内容、他にどうにかならんかったんかーい!
そしてマティアス!
抱きしめられてるから見えないけど多分キョトン顔で何を当たり前のことをみたいな風にこっち見てるでしょ!?

「やっと会えた・・・あぁ・・・貴女から貴女自身の香りと俺の出したものの混ざった匂いがする・・・」

ひえぇっ!変態発言やめてほしい!

「リツカ、色々訊きたいことも話したいこともあると思います。私もありますし。でもまずはこの身で貴女を感じたい」

べろりと耳朶を舐められる。

「ちょっ、キスもしたことないのに・・・」
「したらきっと最後まで止まれないし元いた世界に帰せなかったでしょうから。でも今なら受け入れてくれますよね?」

言うが早いか、軽く角度をつけてちゅっと唇を食むと、今度は深く顔を傾けて舌で唇を割り開いてきた。

「ん、んんっ・・・ぅ」

歯列をなぞったり、口蓋を啄いたり、舌を吸ったり。
散々嬲られてカクンと膝が抜けたところを支えてくれた瞬間、お臍あたりにぐりっとナニかが当たった。

「マティアス・・・」

私が呼ぶのににっこりと笑みで応じ、物語の王子様のようにさっとお姫様抱っこしてしまう。

「寝室に行きましょう」
「えっ!?」
「ここでしたいですか?」
「そうじゃないけど、あの、心の準備が」
「大丈夫、今日は挿れませんから」
「そういうことでもなくて!」
「挿れていいんですか?」
「ちっがーう!」

アホな問答をしてたら、最高神官専用の寝室に着いてしまったのだった。
祈りの間でも思ったけど、こっちもどうやら夜更けみたいだ。
試練は私が帰って以来寝る前の日課にしていたと言う。
あれ?でも・・・千回って、一年程度でこなすとなると単純計算で毎日平均三回は必要・・・うん、考えないことにしよう!

「さて、考え事は終わりましたか?」

ふわりと寝台に降ろされ、気がついたら超美形のご尊顔が壮絶な色気を纏わせて私を組み敷いていた。

「マティアス・・・んっ」
「リツカ・・・舌を出して」

一度唇を塞いだ後、お願いとも命令とも取れる言い方でマティアスが促す。

(ディープキスも初めての処女にはハードル高い要求だよー!)

おずおずと少しだけ歯より前に出せば、すかさず絡め取って蹂躙してきた。
そのまま口腔内を優しく、でも執拗に荒らしながら手は段々と鎖骨を撫で、胸の膨らみまで移動していく。

「あんっ、ん、ん」 

TL漫画とかで声出してるの、誇張だと思ってた!
マティアスが触ると、くすぐったいようなお腹がきゅんとなるような変な感じがして、ぞくぞくして勝手に甘い声が出る。
胸を揉みしだく指が頂点を掠めると、ピリッと電流が走るような。
電流浴びたことないけど。

「ひぁんっ、あ、あ!」
「かわいい・・・舐めますよ」

マティアスの舌は矛先を胸の先端に変え、新たな快感に誘う。
舌でぐにぐにと押したかと思えば甘噛みをされ、その度に体は跳ね嬌声を上げた。
手は絶妙なところを撫でながら下っていき、ついにソコへ辿り着く。

「ああ、嬉しい。下着の上からでもわかるくらい濡れてる」

つーっと人差し指でなぞられると、布がソコにくっつくような感触。

(そんなに戒律が厳しくはないと聞いてたけど、それにしたって聖職者のわりにエロすぎない?!)

気持ちよさと羞恥でぼんやりしているうちに下着があっさり脱がされていた。
膝を割り開かれ、がっつり見せる形になってしまう。

「やっ、やだ」
「大丈夫・・・リツカのどんな姿見ても萎えませんから」

それもどうなのかなぁ・・・と思っていたら、滴る蜜を指で掬い取るようにしてきて、実際にはわからないけど水音がした気がしてまた体を跳ねさせた。
そっと指が差し入れられ、初めての感覚に少し力が入ってしまう。

「痛くないですか?」
「ない・・・けど、恥ずかしい・・・っ」
「そこは慣れですね。恥ずかしがるリツカもかわいいけど」
「マティアスは、こういうの・・・慣れてる、の?」
「いいえ全く。貴族なので最低限の教育は受けてるのと、後は書物の知識です」
「嘘っ・・・」

だってこんな、こんな気持ちいいのに、場数踏んでないはずない!

「俺の拙い愛撫でこんなに濡れてくれて、感激してますよ」

ちゅ、とわざと音を立てて額にキスをしてくれたけど、実は指はグイグイ進んでいた。
一度抜かれて別の指?少し感じの違うものが入ったと思ったらまた引き抜かれ、今度はもっと太いものが入れられた。

「あっ?ぃや、ぁ、ぅん」
「二本入りましたよ。ゆっくり動かしますからね」

そう言いながら少しずつ押し進み、襞を撫で、軽く曲げたり出し入れしながらより反応が強いところを探られる。

「ひぁ、ああっ!」
「ここですね?いっぱいしてあげる」

蠱惑的な笑みを浮かべて、今度は親指も花芯に当てながらその場所を徹底的に刺激された。

「やぁっ!あ、あ、ダメ、へん、やだ、おかしくなる!」
「いいんですよ、おかしくなって」

(こんなやり取りまで定番通りか!)

気持ちいいしおかしくなりそうなのに、そんなアホみたいなことを考えていた。ら。

「ん、あっ、あーっ!!」

真っ白とまではいかないけど、視界が弾けるような、ああこれがイくってことかー、とやっぱりどこかあんまり処女らしくない感想がよぎった。
いやまだ厳密には処女なんだけど。

「イきましたね。かわいかった」
「・・・」

満足げな表情のマティアスに抱き寄せられたけど、あれ?
これからどうするんだ??

・・・ま、いっか。

「ごめんマティアス、ちょっと眠い・・・」
「大丈夫ですよ、後始末とかはしておくので、よく寝た後で話しましょう」
「うん・・・」
「戻ってきてくれてありがとう、リツカ。愛しています」
「うん、マティアス・・・私も・・・」
「はい。おやすみなさい」

まどろみの中で見た私のスパダリは、やっぱり超絶イケメンだった。
変態だけど。

女神は後でシメる。





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