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130.噂
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「どこから聞いたの!」
ケイティさんの怒鳴り声で意識が戻ってきた。目の前に震えながら泣いているマリカさんと、真っ赤な顔をしてこちらは怒りで震えているケイティさん。もーカオスすぎる。
「あの…とりあえず2人とも落ち着いて!」
「しかし多恵様を蔑める噂話など信じ、あまつさえそれを多恵様に話すなど、お仕えするものとして許される事ではありません!」
荒ぶるケイティさんには少し待ってもらって
「ケイティさん。とりあえずマリカさんと話をさせて!」
マリカさんはケイティさんが怖いみたいで話してくれない。これからビルス殿下とはモーブルの問題解決の為にまだ繋がりは必要。変な噂話が広まると動き難くなる。
「ケイティさん。マリカさんから話を聞きたいから少し席を外して。直ぐ済むわ」
「しかし多恵様!」
「お願い!」
「畏まりました」
ケイティさんは礼をし退室。
「マリカさん。私は怒っていないわ。どこからそんな噂が出たか知りたいだけ。私の行動が誤解を招くなら改めないといけないし、お相手に迷惑をかけるからね」
「…はい」
マリカさんはゆっくり話し出した。噂の出所はビルス殿下が滞在している貴賓室の侍女。早朝にビルス殿下に会いに行った日の事だ。侍女は朝食を3人分用意した事に疑問を持ったところから始まった。
疑問に思いながら朝食の片付けに入室した時ある事に気づく。女性の香りがしたのだ。
ビルス殿下の好色はすでにアルディア城内にも知れ渡っていて、この侍女はてっきり殿下と女性が夜を共にしたのだと思い、相手が誰か気になり探し出しだ。
柔らかく爽やかな花と新緑の香り。貴族令嬢は甘い香りを好むため貴族令嬢ではなく、この控えめな香りは城の使用人だと推察する。
疑問に思ったまま昼休憩に行ったこの侍女は同室の針子と食堂で会う。侍女は気になる香りの特徴を針子に話すと、針子は乙女様がそのような香りを着けていると答えた。妖精王特性の香水で同じものは無いと聞き、ビルス殿下と夜を共にしたのが私だと確信する。
しかし私には7人の美丈夫が求婚しており、数日前に来たビルス殿下と親密になるなんて考えられなかった。
ところが今朝の候補者の解消の噂を聞き噂が確信に変わる。ビルス殿下と親密になった私は候補者に罪悪感を感じ解消に至った。と劇的な話になっている。探すきっかけになった香水は以前に誘拐・拉致事件後3日ほど妖精城で過ごした時に、滞在した部屋の香りを気に入った私に、フィラが特別に調合してくれた物で同じものは無い。
うーん女性の噂話は怖い。朝食と部屋に残った残り香から人物特定までするんだもん。変に弁解としたら余計に勘繰られるから自然鎮火するしかないなぁ…
「ありがとう。教えてくれて」
「私は多恵様がそのようなお方ではないと思っています。ただ侍女の間で色んな憶測が飛んでいて私も色々聞かれるんです。私は否定出来る根拠が欲しくて多恵様にお聞きしてしまいました。申し訳ございません」
真っ赤な目をして深々と頭を下げるマリカさんに
「いいよ。気にしてないから。私は疚しい事は何一つしていない。乙女の立場上秘密裏に行動しないといけない時もあるし、誤解を招く行動もします。でもそれはリリスの望むこの箱庭の安寧の為だから誇りに思っているわ。誰に何を言われても気にしない。言いたい奴は言わせておけばいいんだよ」
そう言うとマリカさんは泣きながら、噂話を少しでも信じた事を恥じて身を縮める。
「そんな事ないよ。ケイティさんに怒られるのを覚悟で私に教えてくれたんでしょ⁈ その想いは立派だと思うよ」
「多恵様!!」
マリカさんは号泣し、自分より背の高いマリカさんを抱きしめ背中をよしよしする。娘の雪も私より背が高く、よく背伸びしながらよしよししたっけ… うーん今母の気分全開である。
ふと・・・
「マリカさん疑問なんだけど、解消した事をなんで知っているの?」
「候補者の皆様の落ち込みが酷く、お付きの方が心配されており、その落ち込み方から多恵様にフラれたのだと噂に…あっすみません。また噂話で」
「そんなに皆落ち込んでいるの?」
「その様です。殿下や宰相補佐様におかれては執務室に閉じこもり面会できない程だそうです」
うわぁ…エライ事になっているよ。でもここで情に絆されてはいけない!
マリカさんがやっと落ち着いたけど目の腫れが酷い。控えていてケイティさんを呼んで冷やしタオルをお願いする。
入室してきたケイティさんは苦笑いしながら優しくマリカさんの目元を冷やしてあげる。
私の指示で泣き疲れたマリカさんを休ませる事にした。ホッとすると夕食を食べて無かった事を思い出し、食べようとしたらケイティさんが止める。
「冷えてしまったので新しいものをご用意します。少しお待ち下さい」
「勿体ないしこのまま頂きます。お茶だけ入れてくれますか?」
やっと落ち着いて食事がとれます。
食後にケイティさんに噂について話す。険しい表情のままのケイティさん。
「分かりました。彼女なりに考えた上で多恵様のお耳に入れたしょう。しかし偶々多恵様は気になさらなかったですが、お耳に入れる事で気に病まれる事もございます。
やはりお仕えする者はこのような噂話はするべきではないのです。百歩譲って自室で心根のしれた友人に秘密裏に話す程度です。その噂話をした者達を突き止めて罰せねばなりません。これは侍女長のお耳にも入れるべき案件です」
静かに怒るケイティさんに
「まってケイティさん。侍女長への報告は立場上必要だろうけど、罰する必要はないから」
「何故ですか!多恵様を好色の様に蔑んだのですよ!」
何度も必要ないと言うが納得しないケイティさん。
うぅ…んケイティさんは真面目だからなぁ。許せなもの分かるけど。罰して誤解が解消できるどころか、乙女という地位を使って揉み消した思われる可能性もある。
「これは私の持論何だけどね、“どんなに誤解を受けたり認めてもらえなくても、自分のすべき事をしていれば必ず認めてくれる人がいる”
だから今回の噂で好色なイメージがついても、キチンと役割を果たせば認められるわ。その時に噂を鵜吞みにした人達は、自分の浅はかさを知り恥じればいいんです。だから今は何もしなくていい」
やっと怒りが収まったケイティさんは
「女神リリスが多恵様を遣わせてくれた事に感謝いたします」
そして取り乱した事を謝るので
「そんな事ないよ。私の為に怒ってくれてありがとう。マリカさんはミーハーでまだまだだろうけど、優しいいい子だよ。長い目で見てあげてね」
「はい、明日じっくり話してみますわ」
やっと落ち着きソファーでまったりする。そして元候補者の皆さんを思い出し心が痛む。
でも…今(婚約を)解消しないと、多分私が潰れるからなぁ…
ケイティさんの怒鳴り声で意識が戻ってきた。目の前に震えながら泣いているマリカさんと、真っ赤な顔をしてこちらは怒りで震えているケイティさん。もーカオスすぎる。
「あの…とりあえず2人とも落ち着いて!」
「しかし多恵様を蔑める噂話など信じ、あまつさえそれを多恵様に話すなど、お仕えするものとして許される事ではありません!」
荒ぶるケイティさんには少し待ってもらって
「ケイティさん。とりあえずマリカさんと話をさせて!」
マリカさんはケイティさんが怖いみたいで話してくれない。これからビルス殿下とはモーブルの問題解決の為にまだ繋がりは必要。変な噂話が広まると動き難くなる。
「ケイティさん。マリカさんから話を聞きたいから少し席を外して。直ぐ済むわ」
「しかし多恵様!」
「お願い!」
「畏まりました」
ケイティさんは礼をし退室。
「マリカさん。私は怒っていないわ。どこからそんな噂が出たか知りたいだけ。私の行動が誤解を招くなら改めないといけないし、お相手に迷惑をかけるからね」
「…はい」
マリカさんはゆっくり話し出した。噂の出所はビルス殿下が滞在している貴賓室の侍女。早朝にビルス殿下に会いに行った日の事だ。侍女は朝食を3人分用意した事に疑問を持ったところから始まった。
疑問に思いながら朝食の片付けに入室した時ある事に気づく。女性の香りがしたのだ。
ビルス殿下の好色はすでにアルディア城内にも知れ渡っていて、この侍女はてっきり殿下と女性が夜を共にしたのだと思い、相手が誰か気になり探し出しだ。
柔らかく爽やかな花と新緑の香り。貴族令嬢は甘い香りを好むため貴族令嬢ではなく、この控えめな香りは城の使用人だと推察する。
疑問に思ったまま昼休憩に行ったこの侍女は同室の針子と食堂で会う。侍女は気になる香りの特徴を針子に話すと、針子は乙女様がそのような香りを着けていると答えた。妖精王特性の香水で同じものは無いと聞き、ビルス殿下と夜を共にしたのが私だと確信する。
しかし私には7人の美丈夫が求婚しており、数日前に来たビルス殿下と親密になるなんて考えられなかった。
ところが今朝の候補者の解消の噂を聞き噂が確信に変わる。ビルス殿下と親密になった私は候補者に罪悪感を感じ解消に至った。と劇的な話になっている。探すきっかけになった香水は以前に誘拐・拉致事件後3日ほど妖精城で過ごした時に、滞在した部屋の香りを気に入った私に、フィラが特別に調合してくれた物で同じものは無い。
うーん女性の噂話は怖い。朝食と部屋に残った残り香から人物特定までするんだもん。変に弁解としたら余計に勘繰られるから自然鎮火するしかないなぁ…
「ありがとう。教えてくれて」
「私は多恵様がそのようなお方ではないと思っています。ただ侍女の間で色んな憶測が飛んでいて私も色々聞かれるんです。私は否定出来る根拠が欲しくて多恵様にお聞きしてしまいました。申し訳ございません」
真っ赤な目をして深々と頭を下げるマリカさんに
「いいよ。気にしてないから。私は疚しい事は何一つしていない。乙女の立場上秘密裏に行動しないといけない時もあるし、誤解を招く行動もします。でもそれはリリスの望むこの箱庭の安寧の為だから誇りに思っているわ。誰に何を言われても気にしない。言いたい奴は言わせておけばいいんだよ」
そう言うとマリカさんは泣きながら、噂話を少しでも信じた事を恥じて身を縮める。
「そんな事ないよ。ケイティさんに怒られるのを覚悟で私に教えてくれたんでしょ⁈ その想いは立派だと思うよ」
「多恵様!!」
マリカさんは号泣し、自分より背の高いマリカさんを抱きしめ背中をよしよしする。娘の雪も私より背が高く、よく背伸びしながらよしよししたっけ… うーん今母の気分全開である。
ふと・・・
「マリカさん疑問なんだけど、解消した事をなんで知っているの?」
「候補者の皆様の落ち込みが酷く、お付きの方が心配されており、その落ち込み方から多恵様にフラれたのだと噂に…あっすみません。また噂話で」
「そんなに皆落ち込んでいるの?」
「その様です。殿下や宰相補佐様におかれては執務室に閉じこもり面会できない程だそうです」
うわぁ…エライ事になっているよ。でもここで情に絆されてはいけない!
マリカさんがやっと落ち着いたけど目の腫れが酷い。控えていてケイティさんを呼んで冷やしタオルをお願いする。
入室してきたケイティさんは苦笑いしながら優しくマリカさんの目元を冷やしてあげる。
私の指示で泣き疲れたマリカさんを休ませる事にした。ホッとすると夕食を食べて無かった事を思い出し、食べようとしたらケイティさんが止める。
「冷えてしまったので新しいものをご用意します。少しお待ち下さい」
「勿体ないしこのまま頂きます。お茶だけ入れてくれますか?」
やっと落ち着いて食事がとれます。
食後にケイティさんに噂について話す。険しい表情のままのケイティさん。
「分かりました。彼女なりに考えた上で多恵様のお耳に入れたしょう。しかし偶々多恵様は気になさらなかったですが、お耳に入れる事で気に病まれる事もございます。
やはりお仕えする者はこのような噂話はするべきではないのです。百歩譲って自室で心根のしれた友人に秘密裏に話す程度です。その噂話をした者達を突き止めて罰せねばなりません。これは侍女長のお耳にも入れるべき案件です」
静かに怒るケイティさんに
「まってケイティさん。侍女長への報告は立場上必要だろうけど、罰する必要はないから」
「何故ですか!多恵様を好色の様に蔑んだのですよ!」
何度も必要ないと言うが納得しないケイティさん。
うぅ…んケイティさんは真面目だからなぁ。許せなもの分かるけど。罰して誤解が解消できるどころか、乙女という地位を使って揉み消した思われる可能性もある。
「これは私の持論何だけどね、“どんなに誤解を受けたり認めてもらえなくても、自分のすべき事をしていれば必ず認めてくれる人がいる”
だから今回の噂で好色なイメージがついても、キチンと役割を果たせば認められるわ。その時に噂を鵜吞みにした人達は、自分の浅はかさを知り恥じればいいんです。だから今は何もしなくていい」
やっと怒りが収まったケイティさんは
「女神リリスが多恵様を遣わせてくれた事に感謝いたします」
そして取り乱した事を謝るので
「そんな事ないよ。私の為に怒ってくれてありがとう。マリカさんはミーハーでまだまだだろうけど、優しいいい子だよ。長い目で見てあげてね」
「はい、明日じっくり話してみますわ」
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