がじゅまん

ponzi

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第5話北条かや

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「gokiさんのご実家、千葉県松戸市千駄堀の風景…なんだか、わたしの育った石川県金沢市の田舎の風景に、どこか似ていますね」
かやは、gokiのスマートフォンの画面に映る、緑豊かな風景を眺めながら、しみじみと呟いた。田んぼや古い家々が続く、のどかな景色だった。
「そうか。かやも田舎の育ちじゃからのー」
gokiは、懐かしむように目を細めた。彼の表情にも、故郷への熱い想いが滲んでいた。
「はい。わたしは金沢の本当に田舎の公立中学校に通っていました。周りは田んぼばかりで、みどりも綺麗でした。テストの成績は、いつも一番だったんですよ」
かやは、力強く誇りを込めて言った。知的な彼女のイメージ通りのエピソードだった。
「へえ、すごいね。俺が通ってた松戸第六中学校なんて、女の子で勉強ができるコなんて、ほとんどいなかったけどのー」
gokiは、自らの中学生時代思い出しながら、少し自虐的に笑った。
すると、かやは意外なことを言った。「それは、女子たちがみんなgokiさんに気を使っていたんですよ。gokiさんを立てるために、わざと成績を悪く 見せていたんです」
gokiは、目を丸くしてかやを見た。「え、マジで?そんなこと、全然気づかなかった…」
かやは、いたずらっぽく微笑んだ。「そういうものなんですよ、男の子って」
話題は変わり、かやは自身の過去について語り始めた。「わたしの初彼氏は、16歳の時でした。地元の29歳の建築会社の社長さんで。 すごく熱烈に求愛されて、お付き合いすることになったんです」
少しはにかみながら、彼女は当時のことを振り返った。
そして、現在の生活について。「わたしは現在、世田谷区祖師谷のアパートで一人暮らしをしています。兄弟は兄が一人います。立命館大学を卒業して、今は東京で働いています」
淡々とした口調の中に、オトナな女性としての強さが垣間見えた。金沢の田舎で育ち、葛藤を乗り越えて東京で居場所を築いた彼女の半生の一端が、今の会話の中に凝縮されていた。
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