勤め先の環境が劣悪(いろんな意味)だった件

大和

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勤め先の環境が劣悪(いろんな意味)だった件

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仕事を選ぶときって、基本的に業務内容と自分が持っているモノ、あと自分が描く自分の将来像にどこまで近づけるのか、ということだと思う。
だからこそ、入職してから業務内容は自分に合っていたし、これならやっていけるなんて勘違いして、人間関係につまずいてみんな辞めていく。
きっと、人間が描く将来像なんて、理想像でしかないし、そんな理想像にできるだけ近づけるのなんて、会社員にはできない。だって自分が描く理想像なのに、他人がトップ張ってる会社に勤めてて理想像に近づけるのなんて無理じゃない。
でもきっと、起業するのも、自営業でやっていくのもきっと等しく大変で、苦労が絶えないのだと思う。
そんな中でも、いかに自分が楽しめるかどうかで人生の感じ方は変わるから、やっぱり自営業が楽しいんだろうなぁ。

ーーーなぁんて、何考えてんだ?私。
会社の屋上で、昼食で買ってきたサンドウィッチを口に頬張りながら、頭の中の私に突っ込む。

社会人2年目で、転職を1回して、今の職について、1年が経った。
前職は、周りからは高評価なホワイト企業だったが、内部は、ホワイトとは口だけの真っ黒なブラック企業だった。
サービス残業は当たり前。心身ともにバランスを崩して休職者、退職者続出の年がら年中求人を出しているような会社だった。
私は、もともとその会社を知っていて、就職活動をする際に、この際ここに就職決まれば楽だよねなんて安易な考えで入職してしまった。
入って半年でブラックの濃さにびっくりしたが。
人と話すことは好きなくせに、一人になった途端、ドッと疲れてしまう体質の私だったが、業務内容は好きだったので、これからの将来設計をその会社で築いていくつもりだった。
しかし、待遇がよくなかった。
明らかに私よりも劣っている同期たちが次々昇進していく。
上司に私の足りないところを聞いても、いつでも昇進できるレベルだと言われるばかり。
なら、いつ昇進させてくれるんだと、人事に聞けば、他の育成をしたい。あなたは今のままで完成形だから。即戦力になるから、待ってて。と。
でも、昇進の話がこない。
ーーーあぁ、そうか。私は他の同期よりもほんの少し、この会社を知っているから。
すぐに昇進しなくてもこの会社に尽くしてくれる存在だ。なんて何かあった時のスペア、保険にされているんだなって感じた。
その瞬間、今まで私が頑張ってきたものは水になった。
だって、必死にこの会社のために!!!って思ってきたものが、会社側にとって不要だったのだから。

まぁ、今になって思えば、なぜあんなにも会社に尽くそうなんて思ってたのか。
仕事だけが、人生ではないのだから。
ただ、あの時の私が死ぬほど苦しんでいたのは事実。
ご飯も食べられないし、寝ることもできない。
でも、仕事には行かなきゃいけない。
今考えれば、その段階で病院に行ってればなんらかの病名がついたただろうし、なぜあんなにも仕事に囚われていたのか。

日本のよくないところよね。
仕事が大事って。
我が身が1番大事なはずなのに、その身を1番酷使して、会社に貢献するために馬車馬のように働く。
会社は何も返してくれないのにね。

そんなこんなで、大変な心理状態のまま、仕事しながら、血反吐を吐いて転職活動をし、今の職に就いた。

こんな日本社会でフリーターは生きにくい。
だから、正社員にこだわって、転職活動をした。条件は、現状以外。
転職が決まるのであれば、今の状況から逃げ出せるのであれば、どこでだっていい。
…これ、よくないよね。
だって将来設計なんて完全度外視なんだもの。

そんな考えだから、入る前からも、入ってからも、しんどいよね。

今の職は、前と違って小規模の会社だ。
だが、歴史はある。そう、歴史だけはあるのだ。

察しの良い人はわかると思うが、そう、お局がいるのだ。
どの職にも厄介な上司はいると思うが、このお局は典型的な昭和のお局だ。
今の時代に合っていない。

なにも流行に乗れと言っているわけではない。
これまでの知識や経験を使うように、新しい時代の流れも勉強してほしいのだ。でも、できない。
ほら、大人になっていくにつれて、考えは凝り固まって、勉強もしなくなるって。
その現象だよ。だから永遠に「パワハラはダメよ」なんて言いながら、自分自身がパワハラしているのだ。
ハラスメントの意味を理解できずに仕事しているから、そうなるんだ、なんてパワハラを受けながら、私は流すように努力する。
なんでハラスメントで苦しんでいる本人が、「流す」なんて努力を+αでしなきゃならないのか。

お局も定年退職が見え始めているのだが、それでもまだ数年先だ。
もちろん、転職したそのタイミングから、この会社に長く勤めることはないな、とわかっていた。
お局が放った、採用面接でも一言に腹が立ったからだ。
あまりにも質問の趣旨が外れすぎていて、呆気に取られるほどだった。
こんな人が、トップの部署があるなんて、会社としてそういう人事しているか不安になった。
入職するつもりはなかったが、私自身、転職活動と仕事との両立は難しく、ここで妥協することにした。

入職してからあの時感じた、不安は的中した。

お局は、本当に凝り固まった考えだった。
女性だからこうしろああしろ。え、そんなこともするの?女性なのに?はもちろん、自分の行いを棚に上げて、部署全体を叱る始末。
そんなトップが、この会社のハラスメント委員に入っているなんて、そりゃあパワハラを理由に退職者が多いはずだよ。
長年、そのお局と一緒に働いてきている上司もいるが、何かあっても流している。
深く関わることを恐れているのだ。なにか上からものを言われたとしても流すだけ。
こんなの子供の癇癪と同じだな。良い大人が揃いも揃って、情けないなと。
圧力に屈服してちゃ、人生は一生豊かにならない。
どんなに環境が劣悪だったとしても、その環境に負けないようにうまく流され、逆らう。
私にとっての処世術はそうだ。
あまりにも、なときは対抗する。
それ以外は、「はいはい。(あら、こちらのお子さん、我儘なこと。)」と思うようにする。

世間には、たくさんの精神論が唱えられている。
私の処世術もきっとその精神論では間違っているのだと思う。
でも、私は、私が受けた恩は、全て返さないといけない性質で。
だから、心の中で憐れむようにする。根に持つタイプだから、恨みを抱くな、なんて到底無理だし、やる必要もないと思っている。
なぜ私だけが苦しまなければならないのか。相手が幸せに、優雅に過ごしている姿を見ると、路上の側溝に足を嵌らせて顔から転べばいいと思う。
それくらい、私の中で受けた暴力は、牙を剥く。

入職して1年が経ち、お局の扱い方も理解してはきているが、なにより任された仕事は、ほどよくこなしたい私と、全ての物事が自分の思い通りになるべきだというお局とは一生分かり合えない。

退職理由は、お局が原因だと公に言ってやろう。
何も問題にならない。
なぜかって?
他の部署からも厄介認定されているのです、このお局は。
それが理由なのか分からないが、入職してから会う人全員に心配される。
「大丈夫?ひどいことされていないかい?」
この一言が、たった一言でも出るなんて会社としてどうなのかと疑問に思うが、現実は違う。
それが毎週1回は言われるのだ。
異常だろう。
だからこそ、私が退職理由に挙げたとしても、私は悪者にならず、お局が悪者になる。
私はその展開になるように、周りとの関係を築き上げているのだ。

とりあえず、として決めた期限まで残りわずか。
どんな展開になるのか、期待で胸が膨らむが、これは熟成すればするほど、美味しくなるから、もっと熟成させる。

どんな劣悪な環境だとしても、自分自身の気の持ち方で、世の中は、その形を、大きく変える。

本当に、日本って、「働く」ことが難しい国だ。
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