妖怪~化け猫〜

桃香

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7.化け猫の誕生

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僕は閻魔大王の目をじっと見た。
むしろそらす事が出来なかった。

「何じゃ!!っ、、、。
お前、、。死んでないなあ」

「はっはいにゃ」

「おーおーおーっ!!
一反木綿が連れてきた猫かっ?」

「はっはいにゃ」

ドキドキする。

「あのアホが!悪かったなあ。猫よ」

「あっいいえ」

「で~奪衣婆に気に入らたから魂が肉体に入ったままなんじゃなあ」

「らしいですにゃ」

思っていた閻魔大王よりすごく優しく話しかけてくれる。

「そっか。そっか。
奪衣婆も懸衣翁も困ったもんじゃ。鬼娘がすぐに懸衣翁にちょっかい出すから、、
はぁ。。すぐにケンカじゃ」

「三角関係ですかにゃ?」

「ちゃうわ~はははは
鬼娘のミチがからかって遊んじょるだけじゃ」

「にゃるほど」

「奪衣婆も良い歳なんだから堂々としてれば良いものを、、、なあ!」

「そうっそうですにゃね」

気付いたら………

僕と閻魔大王は大きな丸いテーブルを囲んで
お茶を飲みながら話していた。


「はははは」


「にゃにゃにゃ」

笑い合う仲になっていた。

「でじゃ、お前のこれからなんじゃなが、
死んでもないが生きてる訳でもない。。
こうなる事はあまりないんじゃが。
あのアホの一反木綿みたいな奴がいるから
こういう状況になる時もたまにあるんじゃ」

「はいにゃ」

そして、閻魔大王は静かに言った。

「お前は今日から妖怪じゃ」

…!


僕は...僕は妖怪になってしまった。

ショック...で声も出なかった。


もしかしたら、兄弟達がいる、向こうの世界に戻れるじゃないかって期待してただけに、
本当に、本当に、目の前が真っ暗になった。

「妖怪、、なのかにゃ?」

僕の目は涙に溢れていた。

「泣くなっ!泣くなっ!猫!
妖怪はいいぞぉ~死ぬ事はまずない。
あの世とこの世を行き来できるのも妖怪だけじゃ!どうだ!良かろう?」

「あの世とこの世を…」

「そうじゃ!兄弟達の所にも行き来できるんじゃ」

「本当かにゃ?」

「本当じゃ。
因みに一反木綿も妖怪じゃかろのぉ。仲間じゃ!ははは」

「あの一反木綿さんも妖怪なんだにゃ。
いやだなにゃ」

「はははは
まあ、そうじゃろうなぁ!」

「で、僕は何をしたらいいのかにゃ?」

「妖怪手続きをしてもらうから、閻魔大王の部屋の隣で受付してるのじゃ!まずは行ってこい!」

「はぁぁ」

地獄の世界もきちんとしてるみたいだ。
まずは手続きをしなけるばいけないから、
僕は閻魔大王の部屋を出て隣の部屋に入った。

そこは官僚みたいな部屋で、
茶色をベースにした格調のあるお部屋。
テーブルの真ん中に鬼がスーツを着て座っている。

「あ~閻魔大王から聞いてますよ」

『声小っ!にゃー!』

鬼のくせに声が小さくて、聞こえづらい。


「すみません。もう一回言ってにゃ」

「すみません。すみません。すみません」

『メンタル弱っ!にゃにゃにゃ』

鬼のくせにメンタル面が弱くて泣いている。


「泣かないでにゃ。悪かったにゃ」

何とかかんとか、やっとやっと、鬼さんも泣き止んで。
妖怪の手続きも終わり、、、

僕は、妖怪になりました。

種類は『化け猫』

化け猫かあ~…

………!

『かっこいいにゃー!!!!!!!』

化け猫って何だか強そうです。
前にも言いましたが、僕は前を向いて生きていく猫だから、落ち込んでも2分です。

『にゃにゃにゃ』

僕は笑が止まらなかった。









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