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12.目的
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僕は、目的の化け猫村に着いた。
でも、一寸法師に言われたから来てみたけど「化け猫村」に特に…用はない。
『一寸法師さん、何で化け猫村に行けー!』って言ったのかなあ…。
「おはよー!よく寝れたかい!」
村長のタムロンが挨拶をしにきた。
朝ぱらから、見たくない顔である。
「おはようございますにゃ。旅館みたいな素敵なお宿に泊めて頂きありがとうございます」
「あー!大丈夫!つけておくからね」
「えー!お金とるのかにゃ?」
「当たり前じゃ!!1万。。はははは!冗談じゃわい!ぎゃははは、化け猫村の
ギャグじゃ!」
絶対違うと思う。旅館の女中さん達も
笑ってないし。めんどくさい村長だなあ…
「ははは、まんまと騙されましたにゃ」
イヤだけど、付き合ってあげた。
「気にするなあ!ところで、今日は何をするか閻魔様から聞いてるか?」
「聴いてないです。何かあるんですかにゃ?」
「いやいや、何も聞いてないなら、いいや。住むところ、探しといてや。ここは今日だけだからね」
そう言うと、タムロンは出て行った。
どうやら、今日泊まった旅館は化け猫村が経営している旅館らしく、泊まるとかなり高いらしい。地獄に来てまでお金がかかるとは…
女中さんは何人かいて、みんな若い猫。
おかみさんが高齢の猫。
と言っても、地獄の年齢なんてあってないようなものだから、実際は若い猫と言っても
年寄りだったりする。
まあ、要するに年齢でなく見た目年齢が
大事なんだなあ…って思い、
次のお宿…どうしよう?って考えながら
女中さんが出してくれた、またたびジュースを一気に飲みほした。
『とりあえず…散歩でもしてみようかなあ…』
僕はそう思って、旅館の外に出てみた。
『うわあ…とにかく綺麗に整備されてる。
橋は朱色。橋の下の池には鯉が!
周りも緑が多くて空気が気持ち良い。
商店街も昔なじみの江戸時代みたいだし、、隣町はお城もあってまるで京都だあー!って、、感心。いや!!待って!!!僕は生まれたばかりなのに…何故だか…こんなに知識がある…何でだろう』
妖怪になったから、知識が備えつけられたのかなあ…
橋の上でぼんやりそんな事を考えていた。
「すみません」
花魁みたいな猫さんが声をかけてきた。
「何ですかにゃ?」
「閻魔様から事付けがあります」
『閻魔様も花魁が好きなのかなあ…男ってやつは…僕も男だけど…あんな大人にはならないぞ』って思った。
「何ですかにゃ?」
「閻魔様から『妖怪になったけど、良い事をしたら兄弟がいるあちらの世界に戻してあげる』って」
「えー!!妖怪なのに、戻れるの?」
「そうそう。その時は妖怪ではなくなって、
普通の猫に戻れるって言ってたよ」
「何でーそんな大事な事を僕に直に言わないですかにゃ!!」
「あー…ごめんなさい。昨日、飲みすぎたから今日はお昼過ぎまで寝てるって言われて事付けされたのよ」
「はあ。。ため息しかでない」
「まあまあ、そう言わずに、良い事をしなさいよ。ふふふ」
「良い事って何?」
「…分からないわあ」
「肝心な所が分からないじゃ、話にならないにゃ!」
「わっわっ!そうよね!待って!閻魔様に電話するから」
『電話があるんかーい!!!なんちゅう世界にゃ!』
女猫は閻魔様に電話した。スマホだあ!
「もし、もし、閻ちゃん。寝てた?ごめんね。私!今ね、例の猫ちゃんと話していたんだけど、、やっぱりいろいろ聞かれて、困ってるわけ」
そう言うと、僕にスマホを渡した。
「もしもし、閻魔様?」
「大体わかったじゃろ?何が知りたい?」
もう…勝手だなあ…
「良い事って何ですかにゃ?生き返るって本当ですか?」
「そうそう。良い事って言うのは、現世で悪い奴を懲らしめてほしいんじゃ。地獄が今なあ、悪い奴でいっぱいだから減らしてほしいんじゃ。それで、そこで頑張ったら、ご褒美に兄弟の所に返してやろうかなあって…昨日思いついたんじゃ!わっははは」
もう…猫の人生を何だと思ってるにゃ!
昨日思いついたって!腹立つなあ…
「やるか??」
僕は悩んだ。でもほんの一瞬だけ。
「やりますにゃ!」
早かった。だって、妖怪の僕があちらの世界で役に立つなら嬉しいし、さらに生き返るならもっと嬉しい。そう思った。
「因みに…僕はどうしてこんなに物知りなんですかにゃ?スマホって初めて見たのに…名前を知ってる」
「今更?こっちの世界に来たら大体下の世界の事は分かるようになっとんじゃ」
「にゃるほど」
どうして?と思ったが、、まあ、聞いたところで納得がいく説明なんてないと思い、、受け入れる事にした。
「早速だが、化け猫村の警視庁へ行って来い」
えー!!化け猫村には警視庁があるのかっ!
本当にあの世もこの世も変わらないなあってつくづく思ったにゃ…
じゃ、警視庁に行こうにゃ!
って…場所はどこだよーにゃー!!
やっぱり、説明が足りない!ぷぅー!!
でも、一寸法師に言われたから来てみたけど「化け猫村」に特に…用はない。
『一寸法師さん、何で化け猫村に行けー!』って言ったのかなあ…。
「おはよー!よく寝れたかい!」
村長のタムロンが挨拶をしにきた。
朝ぱらから、見たくない顔である。
「おはようございますにゃ。旅館みたいな素敵なお宿に泊めて頂きありがとうございます」
「あー!大丈夫!つけておくからね」
「えー!お金とるのかにゃ?」
「当たり前じゃ!!1万。。はははは!冗談じゃわい!ぎゃははは、化け猫村の
ギャグじゃ!」
絶対違うと思う。旅館の女中さん達も
笑ってないし。めんどくさい村長だなあ…
「ははは、まんまと騙されましたにゃ」
イヤだけど、付き合ってあげた。
「気にするなあ!ところで、今日は何をするか閻魔様から聞いてるか?」
「聴いてないです。何かあるんですかにゃ?」
「いやいや、何も聞いてないなら、いいや。住むところ、探しといてや。ここは今日だけだからね」
そう言うと、タムロンは出て行った。
どうやら、今日泊まった旅館は化け猫村が経営している旅館らしく、泊まるとかなり高いらしい。地獄に来てまでお金がかかるとは…
女中さんは何人かいて、みんな若い猫。
おかみさんが高齢の猫。
と言っても、地獄の年齢なんてあってないようなものだから、実際は若い猫と言っても
年寄りだったりする。
まあ、要するに年齢でなく見た目年齢が
大事なんだなあ…って思い、
次のお宿…どうしよう?って考えながら
女中さんが出してくれた、またたびジュースを一気に飲みほした。
『とりあえず…散歩でもしてみようかなあ…』
僕はそう思って、旅館の外に出てみた。
『うわあ…とにかく綺麗に整備されてる。
橋は朱色。橋の下の池には鯉が!
周りも緑が多くて空気が気持ち良い。
商店街も昔なじみの江戸時代みたいだし、、隣町はお城もあってまるで京都だあー!って、、感心。いや!!待って!!!僕は生まれたばかりなのに…何故だか…こんなに知識がある…何でだろう』
妖怪になったから、知識が備えつけられたのかなあ…
橋の上でぼんやりそんな事を考えていた。
「すみません」
花魁みたいな猫さんが声をかけてきた。
「何ですかにゃ?」
「閻魔様から事付けがあります」
『閻魔様も花魁が好きなのかなあ…男ってやつは…僕も男だけど…あんな大人にはならないぞ』って思った。
「何ですかにゃ?」
「閻魔様から『妖怪になったけど、良い事をしたら兄弟がいるあちらの世界に戻してあげる』って」
「えー!!妖怪なのに、戻れるの?」
「そうそう。その時は妖怪ではなくなって、
普通の猫に戻れるって言ってたよ」
「何でーそんな大事な事を僕に直に言わないですかにゃ!!」
「あー…ごめんなさい。昨日、飲みすぎたから今日はお昼過ぎまで寝てるって言われて事付けされたのよ」
「はあ。。ため息しかでない」
「まあまあ、そう言わずに、良い事をしなさいよ。ふふふ」
「良い事って何?」
「…分からないわあ」
「肝心な所が分からないじゃ、話にならないにゃ!」
「わっわっ!そうよね!待って!閻魔様に電話するから」
『電話があるんかーい!!!なんちゅう世界にゃ!』
女猫は閻魔様に電話した。スマホだあ!
「もし、もし、閻ちゃん。寝てた?ごめんね。私!今ね、例の猫ちゃんと話していたんだけど、、やっぱりいろいろ聞かれて、困ってるわけ」
そう言うと、僕にスマホを渡した。
「もしもし、閻魔様?」
「大体わかったじゃろ?何が知りたい?」
もう…勝手だなあ…
「良い事って何ですかにゃ?生き返るって本当ですか?」
「そうそう。良い事って言うのは、現世で悪い奴を懲らしめてほしいんじゃ。地獄が今なあ、悪い奴でいっぱいだから減らしてほしいんじゃ。それで、そこで頑張ったら、ご褒美に兄弟の所に返してやろうかなあって…昨日思いついたんじゃ!わっははは」
もう…猫の人生を何だと思ってるにゃ!
昨日思いついたって!腹立つなあ…
「やるか??」
僕は悩んだ。でもほんの一瞬だけ。
「やりますにゃ!」
早かった。だって、妖怪の僕があちらの世界で役に立つなら嬉しいし、さらに生き返るならもっと嬉しい。そう思った。
「因みに…僕はどうしてこんなに物知りなんですかにゃ?スマホって初めて見たのに…名前を知ってる」
「今更?こっちの世界に来たら大体下の世界の事は分かるようになっとんじゃ」
「にゃるほど」
どうして?と思ったが、、まあ、聞いたところで納得がいく説明なんてないと思い、、受け入れる事にした。
「早速だが、化け猫村の警視庁へ行って来い」
えー!!化け猫村には警視庁があるのかっ!
本当にあの世もこの世も変わらないなあってつくづく思ったにゃ…
じゃ、警視庁に行こうにゃ!
って…場所はどこだよーにゃー!!
やっぱり、説明が足りない!ぷぅー!!
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