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4.大山けんと【子供時代】
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大山けんと(25)は都内のタワーマンション35階に住んでいるイケメンアイドルだ。
目鼻立ちも良く、目はブラウン。身長も185センチあり、誰もが羨む、スタイルをしている。歌もダンスもすぐに覚えたし、勉強もできるIQも200だ。
両親も都内に住んでいるが、彼は18歳になった時黙って家を飛び出した。
でも、彼がいない事にも気づかない、そんな両親だ。
大山けんとの父親はアパレル会社の社長で世界にも支店がある程の盛況振りだ。
母は医者でほとんど家にはいない。
愛人の所にでも行っているのであろう。
けんとはそんな両親の中で育った。
だから物心ついた頃から両親に興味も関心も感謝もない。
ただ、生きてるだけだった。
サイコパスという言葉を知ったのは小学校6年の時だ。たまたまアニメを見ていた、その時のセリフにこうあった。
「てめぇはサイコパスかよっ!離れろ!サイコパスは感情がねぇって本当なんだなあ!」
けんと少年は感情を持ち合わせていなかった。
みんなそうだと思っていたが、この時初めて自分は特別な存在だと感じた。
学校の勉強は簡単だった。常にトップクラス。笑う事もない。クラスの連中のレベルは知能が低い。会話すらめんどくさい。
普通、クラスにこんなイケすかない奴がいたらいじめの対象になり得そうだが、ならない。
なぜなら、子供ながらに、大山けんとに手を出してはいなけないと、感じるからだ。
そしてびっくりするぐらいのイケメンなのだ。
クラスメイトは至って普通の人間ばかりだった。
ただ、いじめはあった。
標的は弱そうな男の子。
いじめる奴は、クラス1の可愛い女の子と言われるあけみ。
女のいじめはタチが悪い。クラスの少し強そうで自分を好いてる男に「あいついじめて」と言うんだから。
何歳だろうが、男と女の関係性なんて変わらない。大人は子供に幻想を抱きすぎるのだ。
大山けんとは、感情があまりない。
だから、誰がいじめられようが助ける義理も興味もなかった。
あの日までは…
ある二学期が始まった頃、けんとのクラスに女の子が転校してきた。
稲本まな
背が高く、顔立ちも小学生とは思えないぐらい整っていた。いわゆる美人だ。
ただ、性格が、弱かった。
声が小さく。ボソボソと話す。
あけみの格好の標的になった。
「私、あけみ。まなちゃんって…可愛いね~。友達になりたいなあ」
あけみは声のトーンをあげて可愛く声をかけた。
まなは嬉しそうに目を輝かして
「うん!」と言った。
この時期に転校してくるぐらいだから、
前の学校でも何かあったんだろう。それにしても気が弱い。
この時から大山けんとには分かっていた。
獲物を見つけた人間はまず、優しく声をかけてくるのだ。
これは、社会人にっても変わらない。
最初から優しくしてくる奴にはご用心を。
次の日からあけみと取り巻きの男どもにべったりマークされるようになった、稲本まな。
日に日に元気がなくなっていくのが、見てわかる。
そんなある日、けんとは先生から頼まれたプリントの山をゴミ捨て場に持って行ってた。
そこで見たのだ。
ゴミ捨て場の暗い場所。ジメジメとしたあの雰囲気。
「まなちゃんー!はい!でしょう?クラスの山根はあんたが好きって言ってるんだから付き合いなよー」
あけみが壁にまなを追い込んで逃げられないようにしていた。
「ごめんなさい。イヤ…」
小さな声で抵抗していた。
もう一度言うが、小学生の会話である。
大人は幻想を捨てますように…
「はあ??聞こえなかったんですけど!!」
あけみのイヤなネトッとした声が、けんとに不快感を味わせた。
その後あけみが、首をくいっとすると、周りにいた男子たちがまなの周りを囲った。
その光景を見ていた大山けんとは興奮を感じた。
【ぐわあーぐわあーむちゃくちゃにしてやりたい!はあはあはあはあ…】
けんとの心に初めて感情という物を感じた。
そして、僕の標的を見つけた悦びに胸が躍った。
「ねえー!!先生が探していたよー」
けんとはあけみ達に声をかけた。
「先生?ちぃっ、じゃ、みんな行こう」
アイツらはいなくなった。
泣きじゃくって顔も涙でぐしゃぐしゃ、長い綺麗なロングの髪もぐしゃぐしゃになっていた。
「稲本さん、大丈夫?」
人に親切に声をかけるのも大山けんとには
初だった。
「………」
稲本まなは泣き崩れた。
「大丈夫!2、3日休んだら?あいつらは僕がきつく説教しといてあげるからね」
けんとは笑った。
……………………………!
さあー!!!ワクワクする!!!
けんとは初めて生き甲斐を見つけた。
どうやって抹殺してやろうかなあ…
楽しみだー!!!!!!
大山けんとは口の中の唾液がいつも以上に沢山出ているのを感じた。
目鼻立ちも良く、目はブラウン。身長も185センチあり、誰もが羨む、スタイルをしている。歌もダンスもすぐに覚えたし、勉強もできるIQも200だ。
両親も都内に住んでいるが、彼は18歳になった時黙って家を飛び出した。
でも、彼がいない事にも気づかない、そんな両親だ。
大山けんとの父親はアパレル会社の社長で世界にも支店がある程の盛況振りだ。
母は医者でほとんど家にはいない。
愛人の所にでも行っているのであろう。
けんとはそんな両親の中で育った。
だから物心ついた頃から両親に興味も関心も感謝もない。
ただ、生きてるだけだった。
サイコパスという言葉を知ったのは小学校6年の時だ。たまたまアニメを見ていた、その時のセリフにこうあった。
「てめぇはサイコパスかよっ!離れろ!サイコパスは感情がねぇって本当なんだなあ!」
けんと少年は感情を持ち合わせていなかった。
みんなそうだと思っていたが、この時初めて自分は特別な存在だと感じた。
学校の勉強は簡単だった。常にトップクラス。笑う事もない。クラスの連中のレベルは知能が低い。会話すらめんどくさい。
普通、クラスにこんなイケすかない奴がいたらいじめの対象になり得そうだが、ならない。
なぜなら、子供ながらに、大山けんとに手を出してはいなけないと、感じるからだ。
そしてびっくりするぐらいのイケメンなのだ。
クラスメイトは至って普通の人間ばかりだった。
ただ、いじめはあった。
標的は弱そうな男の子。
いじめる奴は、クラス1の可愛い女の子と言われるあけみ。
女のいじめはタチが悪い。クラスの少し強そうで自分を好いてる男に「あいついじめて」と言うんだから。
何歳だろうが、男と女の関係性なんて変わらない。大人は子供に幻想を抱きすぎるのだ。
大山けんとは、感情があまりない。
だから、誰がいじめられようが助ける義理も興味もなかった。
あの日までは…
ある二学期が始まった頃、けんとのクラスに女の子が転校してきた。
稲本まな
背が高く、顔立ちも小学生とは思えないぐらい整っていた。いわゆる美人だ。
ただ、性格が、弱かった。
声が小さく。ボソボソと話す。
あけみの格好の標的になった。
「私、あけみ。まなちゃんって…可愛いね~。友達になりたいなあ」
あけみは声のトーンをあげて可愛く声をかけた。
まなは嬉しそうに目を輝かして
「うん!」と言った。
この時期に転校してくるぐらいだから、
前の学校でも何かあったんだろう。それにしても気が弱い。
この時から大山けんとには分かっていた。
獲物を見つけた人間はまず、優しく声をかけてくるのだ。
これは、社会人にっても変わらない。
最初から優しくしてくる奴にはご用心を。
次の日からあけみと取り巻きの男どもにべったりマークされるようになった、稲本まな。
日に日に元気がなくなっていくのが、見てわかる。
そんなある日、けんとは先生から頼まれたプリントの山をゴミ捨て場に持って行ってた。
そこで見たのだ。
ゴミ捨て場の暗い場所。ジメジメとしたあの雰囲気。
「まなちゃんー!はい!でしょう?クラスの山根はあんたが好きって言ってるんだから付き合いなよー」
あけみが壁にまなを追い込んで逃げられないようにしていた。
「ごめんなさい。イヤ…」
小さな声で抵抗していた。
もう一度言うが、小学生の会話である。
大人は幻想を捨てますように…
「はあ??聞こえなかったんですけど!!」
あけみのイヤなネトッとした声が、けんとに不快感を味わせた。
その後あけみが、首をくいっとすると、周りにいた男子たちがまなの周りを囲った。
その光景を見ていた大山けんとは興奮を感じた。
【ぐわあーぐわあーむちゃくちゃにしてやりたい!はあはあはあはあ…】
けんとの心に初めて感情という物を感じた。
そして、僕の標的を見つけた悦びに胸が躍った。
「ねえー!!先生が探していたよー」
けんとはあけみ達に声をかけた。
「先生?ちぃっ、じゃ、みんな行こう」
アイツらはいなくなった。
泣きじゃくって顔も涙でぐしゃぐしゃ、長い綺麗なロングの髪もぐしゃぐしゃになっていた。
「稲本さん、大丈夫?」
人に親切に声をかけるのも大山けんとには
初だった。
「………」
稲本まなは泣き崩れた。
「大丈夫!2、3日休んだら?あいつらは僕がきつく説教しといてあげるからね」
けんとは笑った。
……………………………!
さあー!!!ワクワクする!!!
けんとは初めて生き甲斐を見つけた。
どうやって抹殺してやろうかなあ…
楽しみだー!!!!!!
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