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15.最後のライブ
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「お前達に話がある。
にこるん活動を楽しんでやってるか?」
喫茶店に私達は呼び出されいつもの打ち合わせかなと思っていたら、マネージャーさんがいつになく真剣に聞いてきた。
先日の事もあったから大体の予測は出来てた。
「はい。ただ応援して下さる方がいないと成り立たない世界だから、このまま続けて正直ご迷惑をおかけしてるんじゃないかなって。。」
言葉を選びながら私は答えた。
るるちゃんも何かを察したみたいで、
「楽しです!にこるんはやめたくないです!
私が悪いんです。私が足を引っ張ってるんです。。」
「なっ何を言って。。」
言いかけた時、私はるるちゃんを見た。
バイト先で沢山のアザをつくって、痩せてガリガリになって、
見てる私もつらかった。
るるちゃんはこのまま続けてたら、壊れてしまうだろうなあって思った。
だから。。
「最後のかけをやりませんか?
今日の夜はライブです。もし今日のライブに1人でもお客さんが来てくれたら、続ける。来なかったら。。解散に。」
解散という言葉を口にした時、口中がすっぱく、胸が締め付けられるような気がした。
るるちゃんはずっとずっと泣いてました。
そして、夜のライブが始まりました!
マネージャーさんも私達も知ってる方が来てないか?
ファンの方がいないか?とキョロキョロ会場をみて周りました。
誰もいない。。だけど、今日の私達のライブを見てファンになってくれるかもだし!物販まで諦めない!
ライブが始まり私達が得意のMCタイムになりました。
「るるちゃん、昨日ね空を見てて歩いてたら電柱にぶつかったの。」
「ももちゃん。だから鼻血が出てるんだね。」
「あっこれは鼻血じゃないよーケチャップ!」
「子供っか!
ってみなさん~衣装が普段着なんかいー!」
「そうだよ。プロ意識が強いもん!」
「だったら。。ケチャップを洗濯して来なさいー!
みんなーこんなももちゃん変ですよねー」
会場は爆笑でした。
「私達あっとにこるんハイパーでした。」
そして、ライブは終わりました。
物販の時間でも最後に誰かきけつけてくれるかも!奇跡が起きるかもって、必死に願いました。
だけど。。。
会場にも、物販にも私達のお客さんは誰1人いませんでした。
そして。。。
にこるんは解散しました。
『辞めろ。辞めろ。解散しても誰も悲しまない。誰も気が付かない。。。』
にこるん活動を楽しんでやってるか?」
喫茶店に私達は呼び出されいつもの打ち合わせかなと思っていたら、マネージャーさんがいつになく真剣に聞いてきた。
先日の事もあったから大体の予測は出来てた。
「はい。ただ応援して下さる方がいないと成り立たない世界だから、このまま続けて正直ご迷惑をおかけしてるんじゃないかなって。。」
言葉を選びながら私は答えた。
るるちゃんも何かを察したみたいで、
「楽しです!にこるんはやめたくないです!
私が悪いんです。私が足を引っ張ってるんです。。」
「なっ何を言って。。」
言いかけた時、私はるるちゃんを見た。
バイト先で沢山のアザをつくって、痩せてガリガリになって、
見てる私もつらかった。
るるちゃんはこのまま続けてたら、壊れてしまうだろうなあって思った。
だから。。
「最後のかけをやりませんか?
今日の夜はライブです。もし今日のライブに1人でもお客さんが来てくれたら、続ける。来なかったら。。解散に。」
解散という言葉を口にした時、口中がすっぱく、胸が締め付けられるような気がした。
るるちゃんはずっとずっと泣いてました。
そして、夜のライブが始まりました!
マネージャーさんも私達も知ってる方が来てないか?
ファンの方がいないか?とキョロキョロ会場をみて周りました。
誰もいない。。だけど、今日の私達のライブを見てファンになってくれるかもだし!物販まで諦めない!
ライブが始まり私達が得意のMCタイムになりました。
「るるちゃん、昨日ね空を見てて歩いてたら電柱にぶつかったの。」
「ももちゃん。だから鼻血が出てるんだね。」
「あっこれは鼻血じゃないよーケチャップ!」
「子供っか!
ってみなさん~衣装が普段着なんかいー!」
「そうだよ。プロ意識が強いもん!」
「だったら。。ケチャップを洗濯して来なさいー!
みんなーこんなももちゃん変ですよねー」
会場は爆笑でした。
「私達あっとにこるんハイパーでした。」
そして、ライブは終わりました。
物販の時間でも最後に誰かきけつけてくれるかも!奇跡が起きるかもって、必死に願いました。
だけど。。。
会場にも、物販にも私達のお客さんは誰1人いませんでした。
そして。。。
にこるんは解散しました。
『辞めろ。辞めろ。解散しても誰も悲しまない。誰も気が付かない。。。』
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