三味線声優 しゃみきちとももの物語

桃香

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36.日暮里での

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東京に戻ってまた三味線と声優の練習の日々。
じゅんきーと約束した通り、三味線も声優も頑張らなくちゃなのです。

さあー。今日の朝練も終わったし帰ったら事務所に行って
声優のレッスンだ!

「お疲れ様だにゃ。最近六段もソーラン節も安心して聞けるようになったにゃ」

「本当に!たる!、、嬉しいよ~」

「だが、上手いとは言ってないにゃ」

「うーっ。いじわるだなあ。あっそういえば
いちこちゃんは今日お休みだけどどうかしたの?」

最近はいちこちゃんと2人でたる師匠の元で朝練する事が日課なのです。

「あーいちこちゃんはね、何か仕事が忙しいみたいだにゃ」

「仕事?声優の??」

「いやいや、バイトと行ってたにゃ」

「あっバイトなんだね。また増やしたんだね。。」

「まあ、バイトも練習も自分の夢に向かってと思えば頑張れるにゃ」

「うん!本当にそう思う!!」

三味線を長袋に入れてリュックにもさらに入れて、、

さあ!帰ろう!!

「たる!お疲れ様でした!」

「あーっ!!待ってにゃ!
忘れてた~」

「え?」

「日暮里でのライブが決まったから、この日暮里でのライブに
20分枠で出るんだにゃ」

「えー!またー!急にー!」

「いちこちゃんもだから、あまねこで参加するんだにゃ」

「いちこちゃんは知ってる?」

「知ってるにゃ」

何でー!いちこちゃんの方が先に知ってるんじゃーい~
って、昨日会った時は何も言ってなかったのに~

「ノルマもあるから頑張ってにゃー」

「たるー!!それだけー??」

行ってしまった。たるはいつも言いたいことを言うとすぐにいなくなるんだから。。
とほほ

だけど、、

病院でもたくさんの方に聞いてもらい、
たくさんの笑顔を見せてもらったじゃない。
じゅんきーの笑顔を思い出した。。

私出来る!!

日暮里でのライブでもきっと魔物は現れるから、勇者=ファンの方を探して応援してもらわなくちゃ!

私やあまねこを応援して下さる方が喜んでもらえるような
グッズを作りたいなあ。。

。。

そうだ!昔友達にあげてめっちゃくちゃ喜んでくれたのがあったじゃない!

私は手芸が得意だからアクセサリーなどを作ろうかな

ワクワクしてきたー!!

。。。

向こうの私だって最初はこんな気持ちだったでしょう?
まだ思い出せないのかな。。

私、、負けないよ!



☆☆☆
Level 2
三味線 2
勇者 1


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