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37.日暮里でのライブ
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今日は日暮里でのライブです。
初めての場所にまたまたいちこちゃんとやる2回目のライブに
ドキドキしっぱなしです。
勇者様はいるのかなあ。。
また魔物が現れた時に勇者がいなかったら、、
どうなっちゃうのかな、、
不安がよぎります。
「ももちゃーん!今日の日暮里でのライブ頑張ってにゃ!」
「たる!日暮里の駅まで来てくれたの?ライブ会場も一緒に行ける?また人間になってさあ」
「うーん。ごめんにゃ。
あっちの世界での君がここに魔物を送ったからなるべく
止める為に向こうの世界に戻らなくちゃなんだにゃ」
「そうなんだ、、。
まだ向こうのあの人は闇につつまれてるの?」
「うんにゃ。友達もいなくなってるから。。
中々簡単にはね、、、でもももちゃんの必死な想いや動きは
良い影響を与えてるにゃ」
「だと良いんだけど…」
「また夜に来るから頑張ってにゃー」
たるはまた向こうの世界に行ってしまいました。
忙しそうだなあ、、たる。
「おはようー」
「あっいちこちゃん!おはようー」
「今日は2回目のライブだね!がんばろー!
ってか、、ごめんね。まだまだ三味線の実力が乏しくて今回も歌にしてもらって、、」
「あっいいよ!大丈夫!わたしもまだまだだけど一緒に成長して行こう!」
「次回は必ず2人で三味線だね!」
という訳で今回も三味線は私桃が、いちこちゃんは歌になりました。
会場には出演者様が集まっています。
衣装に着替えて、、私達は袴です。
準備の出来た方からリハーサルの開始です。
「あまねこさん、どうぞー」
スタッフの方が声をかけて下さいました。
「よろしくお願いします!」
挨拶をして、三味線の調子を整えます。
最初の曲はソーラン節。
調子は本調子に合わせて、、
『しゃみきち調子良いみたいだね』
しゃみきちと頭で会話です。
『うっうん、、でも苦しい、、、』
『えっ?しゃみきち??』
いちこちゃんが心配そうな顔で
「大丈夫?ももちゃん」
「うっうん。大丈夫だよ。。」
それにしても何だろう、苦しいって、、、しゃみきち、、
「では次の曲の演歌にいきますね!」
スタッフさんが次の曲の準備をしてる最中に
三味線の方も二上りに調子を合わせます。
その時に、、、
ぶちーん!!!!!
「しゃみきち!?大丈夫??」
三味線のしゃみきちを見たら、、糸が切れてしまいました。
「ももちゃん、リハーサルどうする??」
いちこちゃんがさらに心配して不安そうです。
こんな時こそしっかりしなくちゃです。
「大丈夫!
三味線の糸が切れたので歌だけのリハーサルでお願いします!」
そんなこんなで結局三味線の音を合わせないまま本番です。
『しゃみきち、、ごめんね。
2の糸が危ないかなあと思ってはいたんだけど』
『ううん。リハーサルで良かったよ。本番だったら怖かったもん』
『そうだね』
とりあえず新しい糸は常に持ち歩いていたので付け変える事は出来ました。
「ももちゃん。糸のつけ方早いね」
「あっありがとう。
それより今日はよろしくね、いちこちゃん」
「うん!勇者様来るのかな、、?」
「わからない。。」
ライブが始まりました!
私達は最後のトリです。
ドキドキ不安だけど、時間はアッと言う間に過ぎ私達の出番になりました。
「あまねこですにゃー」
挨拶をした時に向こうの世界から魔物達が現れました!
三味線の音がよれる、、かましがからまる!
あーどうしよう!!
「いちこちゃん!」
「ももちゃん!失敗しても三味線の音を続けて!」
「うん!」
みんなの顔色がどんどん曇っていく中、1人の方の笑顔が!
「闇を切り裂く魔物達!
三味線の音とともに消えーてー!」
私達が叫んだあとの三味線の音と歌は会場に鳴り響きました。
魔物達を恐る恐る見ると、、
1人の勇者が、、!
「楽しかったですよ。三味線!」
「あっありがとうございます!」
日暮里でのライブは1人の勇者様のおかげで魔物を1匹倒す事に成功しました。
「ももちゃーん!」
「あったる!
何とか終わったよ、失敗もあったけど」
「うんにゃ。勇者様が1人来てくれて良かったにゃ。
他の魔物達は何とか向こうの世界に返したにゃ」
「たるがやってくれたの?」
「うんにゃ。大丈夫、弱い魔物達だったからにゃ」
「ありがとう、、。たる」
「ももちゃん、たるちゃん、次回は私三味線するからね!」
いちこちゃんも気合いが入ったみたいです。
そして初の日暮里ライブは勇者様のおかげで無事に終わる事が出来ました。
☆☆
もも
level 3
三味線 3
勇者 2
初めての場所にまたまたいちこちゃんとやる2回目のライブに
ドキドキしっぱなしです。
勇者様はいるのかなあ。。
また魔物が現れた時に勇者がいなかったら、、
どうなっちゃうのかな、、
不安がよぎります。
「ももちゃーん!今日の日暮里でのライブ頑張ってにゃ!」
「たる!日暮里の駅まで来てくれたの?ライブ会場も一緒に行ける?また人間になってさあ」
「うーん。ごめんにゃ。
あっちの世界での君がここに魔物を送ったからなるべく
止める為に向こうの世界に戻らなくちゃなんだにゃ」
「そうなんだ、、。
まだ向こうのあの人は闇につつまれてるの?」
「うんにゃ。友達もいなくなってるから。。
中々簡単にはね、、、でもももちゃんの必死な想いや動きは
良い影響を与えてるにゃ」
「だと良いんだけど…」
「また夜に来るから頑張ってにゃー」
たるはまた向こうの世界に行ってしまいました。
忙しそうだなあ、、たる。
「おはようー」
「あっいちこちゃん!おはようー」
「今日は2回目のライブだね!がんばろー!
ってか、、ごめんね。まだまだ三味線の実力が乏しくて今回も歌にしてもらって、、」
「あっいいよ!大丈夫!わたしもまだまだだけど一緒に成長して行こう!」
「次回は必ず2人で三味線だね!」
という訳で今回も三味線は私桃が、いちこちゃんは歌になりました。
会場には出演者様が集まっています。
衣装に着替えて、、私達は袴です。
準備の出来た方からリハーサルの開始です。
「あまねこさん、どうぞー」
スタッフの方が声をかけて下さいました。
「よろしくお願いします!」
挨拶をして、三味線の調子を整えます。
最初の曲はソーラン節。
調子は本調子に合わせて、、
『しゃみきち調子良いみたいだね』
しゃみきちと頭で会話です。
『うっうん、、でも苦しい、、、』
『えっ?しゃみきち??』
いちこちゃんが心配そうな顔で
「大丈夫?ももちゃん」
「うっうん。大丈夫だよ。。」
それにしても何だろう、苦しいって、、、しゃみきち、、
「では次の曲の演歌にいきますね!」
スタッフさんが次の曲の準備をしてる最中に
三味線の方も二上りに調子を合わせます。
その時に、、、
ぶちーん!!!!!
「しゃみきち!?大丈夫??」
三味線のしゃみきちを見たら、、糸が切れてしまいました。
「ももちゃん、リハーサルどうする??」
いちこちゃんがさらに心配して不安そうです。
こんな時こそしっかりしなくちゃです。
「大丈夫!
三味線の糸が切れたので歌だけのリハーサルでお願いします!」
そんなこんなで結局三味線の音を合わせないまま本番です。
『しゃみきち、、ごめんね。
2の糸が危ないかなあと思ってはいたんだけど』
『ううん。リハーサルで良かったよ。本番だったら怖かったもん』
『そうだね』
とりあえず新しい糸は常に持ち歩いていたので付け変える事は出来ました。
「ももちゃん。糸のつけ方早いね」
「あっありがとう。
それより今日はよろしくね、いちこちゃん」
「うん!勇者様来るのかな、、?」
「わからない。。」
ライブが始まりました!
私達は最後のトリです。
ドキドキ不安だけど、時間はアッと言う間に過ぎ私達の出番になりました。
「あまねこですにゃー」
挨拶をした時に向こうの世界から魔物達が現れました!
三味線の音がよれる、、かましがからまる!
あーどうしよう!!
「いちこちゃん!」
「ももちゃん!失敗しても三味線の音を続けて!」
「うん!」
みんなの顔色がどんどん曇っていく中、1人の方の笑顔が!
「闇を切り裂く魔物達!
三味線の音とともに消えーてー!」
私達が叫んだあとの三味線の音と歌は会場に鳴り響きました。
魔物達を恐る恐る見ると、、
1人の勇者が、、!
「楽しかったですよ。三味線!」
「あっありがとうございます!」
日暮里でのライブは1人の勇者様のおかげで魔物を1匹倒す事に成功しました。
「ももちゃーん!」
「あったる!
何とか終わったよ、失敗もあったけど」
「うんにゃ。勇者様が1人来てくれて良かったにゃ。
他の魔物達は何とか向こうの世界に返したにゃ」
「たるがやってくれたの?」
「うんにゃ。大丈夫、弱い魔物達だったからにゃ」
「ありがとう、、。たる」
「ももちゃん、たるちゃん、次回は私三味線するからね!」
いちこちゃんも気合いが入ったみたいです。
そして初の日暮里ライブは勇者様のおかげで無事に終わる事が出来ました。
☆☆
もも
level 3
三味線 3
勇者 2
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