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第1章 ヤンデレホイホイRTA
17 雇い主の心臓①
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全裸で平伏したままの煙草屋とバケツを抱えたずぶ濡れの弟を残し、僕は例の葉巻を手に入れてジャノメさんのお屋敷に向かって足を進めていた。
後処理は全てアオに任せた。
煙草屋はそれなりにしっかりと頭のおかしいカルト野郎だが、どうやら悪い奴ではない。
それにアオに聞いたら「大丈夫」と言ってたから上手いことやるだろう。
天才で頭が良くて賢くて天才の弟が言うのだから大丈夫に決まっている。
問題はどちらかといえば僕の方にある。
アワヤスカが抜け切らない身体は未だふわふわと雲の上を歩いているかのように覚束ず、お屋敷まで無事辿り着けるものか不安である。
この町の治安は言うまでもなく終わっているし、実はそれなりに多方面から恨みを買ってもいる。
暴行とか拉致とかあったら今の状態では太刀打ちできないかもしれない。
「あー! ムク! ムクだ! ムクだな、お前!」
「げっ……スケロクさん」
ムクムクムク! と往来で人の名前を高らかに連呼するのはロクゾウの取り巻き、一番バカのスケロクである。
「ムクだろ、お前!」
「はいはい、ムクですよ」
「当たった! 俺は頭が良い!」
「わあ、すごいですね~」
バカのスケロクとはまあまあ長い付き合いなのだが、コイツは人の名前を容易に覚えられない。
脳の容量が小さいのだろう、と言いたいところだが能力の影響らしい。
「俺は何でも忘れるけどたまに思い出せる!」
「はい。何で自分自身に『忘却』をかけるのか分かりませんけど」
「理由がある! 忘れたけど!」
「そうですか。リクさんもロクゾウさんも今日は一緒じゃないんですか?」
「そうだった! 探している! ムク、見てないか!」
「あー……ジャノメさんのお屋敷の方じゃないですか」
「そうだな! 行ってみる!」
「僕も一緒に行きますよ。背中良いですか」
「いいぞ!」
適当を言ってスケロクの背中におぶられる。
スケロクはバカなので大体何を言っても言うことを聞くのだ。
足がはやいしジャノメさんのお屋敷まで送ってもらおう。
「ていうか煙草屋で僕のこと見捨てたでしょアンタら」
「たばこや? 何だっけ! 忘れた!」
率直に言ってスケロクの乗り心地は最悪だった。
魔族一人をおぶっているとは到底思えない速度で走り出し、魔ンドラゴラを見つければ躊躇なくそれを引き抜いて住宅に投げ入れる。
甲高い断末魔を上げ続ける魔草を窓から投げ入れられた住人にはお気の毒としか言いようがない。
近道だと言う蜘蛛の巣の張りに張った窮屈なトンネルをくぐり、無駄に塀を飛び越え、ドブに向かって進んでいるとしか思えない迷いのない前進の末やはりドブに浸かり、脚に纏ったドブ臭を漂わせながら入店し無銭で水だけを飲み(当然僕の分は用意されなかった)、泥の足跡を付け回して退店した。
魔族の性質が強く出ているというか、ただバカというか、常識知らずというか……それとも『忘却』で一般教養まで忘れてしまったのだろうか。
僕はスケロクの背中に乗ったことを後悔していた。
彼は恐らく僕を背中に乗せたこともリクとロクゾウを探していたことも既に忘れており、ジャノメさんのお屋敷の前でどちゃりと地面に落下した僕を振り返ることなく眠眠蝉を追いかけて行った。
地面に倒れたままの僕の視界にはスケロクが眠眠蝉を捕まえて再び手頃な住宅へ投げ込むところまでが見えた。
住人はその鳴き声で間も無く入眠するだろう。
容赦なく揺さぶられた頭は首とともに鈍い痛みを訴えており、ろくに回転していない。
ジャノメさんに煙草屋の件を報告しなくては、と思うのだがアワヤスカの煙も抜けずぞんざいに扱われた身体は重く、起き上がる気がしなかった。
「……ああ、カンカンだぁ」
その時のっそりと現れたのはジャノメさんが使役している白金蛇のカンカンだ。
大きな影が頭に落ちる。
カンカンはずりずりと巨体を地面に引き、眼前で首をもたげた。
金色にぴかぴか光る目は思慮深く、優しい色をしている。
ぐるりと軽く僕の体に巻き付くと、恭しくも見えるゆったりとした動作で頭を伏せた。
額を撫でると目が薄く細められる。
「乗せてくれるの? たすかる」
カンカンの胴体がうごめき、うねうねとした動きに身を任せていると背に乗せられた。うつ伏せにくったりと四肢の力を抜く。
ひんやりとしたきらきらの白い鱗は滑らかで気持ち良い。
「カンカンの背中が一番だよ。安定してるし、安全な速度だし……」
冷たい鱗に頬を擦り寄せる。スケロクとは段違いの乗り心地である。
地面を擦る振動にうとうとしているうち、気付けばジャノメさんのお屋敷に運ばれていた。
ジャノメさんのいる部屋の扉はひとりでに開き、部屋の奥、ソファに腰掛けている屋敷の主の姿が見える。
「満身創痍のようだね」
「無茶苦茶な運搬をされました」
ジャノメさんの表情は平生通り白い面布で隠されていて伺えないが、品の良い穏やかな声には労りの調子が浮かんでいた。
距離は遠いが、ジャノメさんのさほど大きいわけでもない声は不思議とよく耳に届く。
一拍遅れて、この言い方ではカンカンが滅茶苦茶な運搬をしたと聞こえそうだと気付き、「スケロクに、です」と付け足す。
「カンカンは優しいし、大きいから良いんですけど」
フォローのために付け加えた言葉は我ながら支離滅裂なのだが、上手く回らない頭は一考の余地を待たずそのまま口から言葉が出ていってしまう。
カンカンの頭の鱗をぺちぺちと軽く叩き、気を害していないかうかがうと、彼は首をもたげて振り返りちろりと舌を見せた。
「鱗がつめたくて気持ちが良いですし。良い意味で」
悪い意味だったら何だよ、と遅れて思うが既に口から出ていった後の言葉だ。どうしようもない。
カンカンは特に気にした様子もなく舌をしまうと前へ向き直った。
ジャノメさんが息だけで微かに笑ったのが分かった。ひそりと僅かに揺れる面布。
「おまえたちは仲が良いね。疲れたろう。お入り」
「あ、あっすみません。挨拶もせず、お邪魔します。してます」
カンカンの背から降りようとするよりも先に「そのままで構わない」とジャノメさんの声が届き、カンカンはゆっくりとジャノメさんの側近くまで移動する。
そこでようやく僕はカンカンの背から降り、ジャノメさんの足下でひざまずいた。
カンカンは巨軀を器用にひねり、しずしずとジャノメさんの背に控える。
「ご苦労だったね。首尾は」
「上々です」
尻ポケットにそのまま突っ込んでいた葉巻を取り出し持ち上げる。
ジャノメさんはそれを受け取ると眼前までその手を上げた。
白魚のような手。細い指先が摘まんだ葉巻が揺れて、苦味と酸味混じりのドラッグ特有の臭いが広がる。
「例の煙草屋は東大陸の出身だったかな。確かな品だね」
「はい。ずいぶん東の……奇妙な村だと」
婉曲表現を心掛け、「奇妙」という形容詞に落ち着いた。
ジャノメさんは年若い美青年といった風貌をしているが年齢不詳の長寿種で、あまり自分の出自に関して語ることを好まないが東大陸出身のはずだ。
面布に隠された表情は分からないが、この人にも郷愁の情があるかもしれない。
「ムクは偉いね。あの馬鹿共と違ってちゃんとお使いができるんだから。あの煙草屋はムクになら売ると思ったんだ」
「ありがとうございます」
「でもこんなに早いとは思わなかったな。ムクは本当にお利口だね」
「ありがと、ございます……えと、あ、シンシンは?」
「お使いに出しているよ」
髪を撫でつけられ、そのままするりと頬に滑るてのひらは滑らかで柔らかい。
「少し無茶をしたのかな。魔力の流れが不自然だね。怪我もしている?」
「大したことないです」
「少し足を擦って歩いたろう。左だね」
「ジャノメさんの手を、煩わせるほどのことでは」
「こちらへおいで」
「……はい」
ジャノメさんは何故こうも目ざとく変化に気付くのだろうか。
有無を言わさぬ調子に従い、ジャノメさんの隣に腰掛ける。
ジャノメさんは「じっとしておいで」と断ると、ひょいと僕の左足首を掴み、右の膝まで持ち上げその上に乗せた。
「切れているね。痛んだろう」
「大したことない、ですから」
ジャノメさんの綺麗な柔い指先がつうと傷を撫でる。触れられるとじわりと痛んだ。
やんわりと首を振るも、ジャノメさんは僕の返答を問題にせず自らの親指を口に喰み、鋭く尖った犬歯でその絹のようにつるりとした指の腹を刺し薄く裂いた。
制止する間もなくぷくりと赤い血液の玉が膨らんだ親指が口内に潜り込んだ。
舌先にじわりと広がる鉄臭さと、その奥にある葡萄酒のような深い香り。
唾液と混ざったそれを飲み込み、舌でジャノメさんの指先を探るとすでに傷は塞がっていた。滑らかで張りのある皮膚。
唇をなぞって離れた指が、左のふくらはぎから足首へ、そのまま土踏まずまで滑り落ちた。
「ちゃんと治ったね……それよりムク。ずいぶん身体が冷えているようだけど。こんなに好天だというのに」
「雨が、降ってて。いや、弟に雨を降らせたから」
「ふふ。楽しいことをしていたようだね。お話しようか。僕に話せないことはあった?」
「ないです」
「そう。こちらにおいで」
後処理は全てアオに任せた。
煙草屋はそれなりにしっかりと頭のおかしいカルト野郎だが、どうやら悪い奴ではない。
それにアオに聞いたら「大丈夫」と言ってたから上手いことやるだろう。
天才で頭が良くて賢くて天才の弟が言うのだから大丈夫に決まっている。
問題はどちらかといえば僕の方にある。
アワヤスカが抜け切らない身体は未だふわふわと雲の上を歩いているかのように覚束ず、お屋敷まで無事辿り着けるものか不安である。
この町の治安は言うまでもなく終わっているし、実はそれなりに多方面から恨みを買ってもいる。
暴行とか拉致とかあったら今の状態では太刀打ちできないかもしれない。
「あー! ムク! ムクだ! ムクだな、お前!」
「げっ……スケロクさん」
ムクムクムク! と往来で人の名前を高らかに連呼するのはロクゾウの取り巻き、一番バカのスケロクである。
「ムクだろ、お前!」
「はいはい、ムクですよ」
「当たった! 俺は頭が良い!」
「わあ、すごいですね~」
バカのスケロクとはまあまあ長い付き合いなのだが、コイツは人の名前を容易に覚えられない。
脳の容量が小さいのだろう、と言いたいところだが能力の影響らしい。
「俺は何でも忘れるけどたまに思い出せる!」
「はい。何で自分自身に『忘却』をかけるのか分かりませんけど」
「理由がある! 忘れたけど!」
「そうですか。リクさんもロクゾウさんも今日は一緒じゃないんですか?」
「そうだった! 探している! ムク、見てないか!」
「あー……ジャノメさんのお屋敷の方じゃないですか」
「そうだな! 行ってみる!」
「僕も一緒に行きますよ。背中良いですか」
「いいぞ!」
適当を言ってスケロクの背中におぶられる。
スケロクはバカなので大体何を言っても言うことを聞くのだ。
足がはやいしジャノメさんのお屋敷まで送ってもらおう。
「ていうか煙草屋で僕のこと見捨てたでしょアンタら」
「たばこや? 何だっけ! 忘れた!」
率直に言ってスケロクの乗り心地は最悪だった。
魔族一人をおぶっているとは到底思えない速度で走り出し、魔ンドラゴラを見つければ躊躇なくそれを引き抜いて住宅に投げ入れる。
甲高い断末魔を上げ続ける魔草を窓から投げ入れられた住人にはお気の毒としか言いようがない。
近道だと言う蜘蛛の巣の張りに張った窮屈なトンネルをくぐり、無駄に塀を飛び越え、ドブに向かって進んでいるとしか思えない迷いのない前進の末やはりドブに浸かり、脚に纏ったドブ臭を漂わせながら入店し無銭で水だけを飲み(当然僕の分は用意されなかった)、泥の足跡を付け回して退店した。
魔族の性質が強く出ているというか、ただバカというか、常識知らずというか……それとも『忘却』で一般教養まで忘れてしまったのだろうか。
僕はスケロクの背中に乗ったことを後悔していた。
彼は恐らく僕を背中に乗せたこともリクとロクゾウを探していたことも既に忘れており、ジャノメさんのお屋敷の前でどちゃりと地面に落下した僕を振り返ることなく眠眠蝉を追いかけて行った。
地面に倒れたままの僕の視界にはスケロクが眠眠蝉を捕まえて再び手頃な住宅へ投げ込むところまでが見えた。
住人はその鳴き声で間も無く入眠するだろう。
容赦なく揺さぶられた頭は首とともに鈍い痛みを訴えており、ろくに回転していない。
ジャノメさんに煙草屋の件を報告しなくては、と思うのだがアワヤスカの煙も抜けずぞんざいに扱われた身体は重く、起き上がる気がしなかった。
「……ああ、カンカンだぁ」
その時のっそりと現れたのはジャノメさんが使役している白金蛇のカンカンだ。
大きな影が頭に落ちる。
カンカンはずりずりと巨体を地面に引き、眼前で首をもたげた。
金色にぴかぴか光る目は思慮深く、優しい色をしている。
ぐるりと軽く僕の体に巻き付くと、恭しくも見えるゆったりとした動作で頭を伏せた。
額を撫でると目が薄く細められる。
「乗せてくれるの? たすかる」
カンカンの胴体がうごめき、うねうねとした動きに身を任せていると背に乗せられた。うつ伏せにくったりと四肢の力を抜く。
ひんやりとしたきらきらの白い鱗は滑らかで気持ち良い。
「カンカンの背中が一番だよ。安定してるし、安全な速度だし……」
冷たい鱗に頬を擦り寄せる。スケロクとは段違いの乗り心地である。
地面を擦る振動にうとうとしているうち、気付けばジャノメさんのお屋敷に運ばれていた。
ジャノメさんのいる部屋の扉はひとりでに開き、部屋の奥、ソファに腰掛けている屋敷の主の姿が見える。
「満身創痍のようだね」
「無茶苦茶な運搬をされました」
ジャノメさんの表情は平生通り白い面布で隠されていて伺えないが、品の良い穏やかな声には労りの調子が浮かんでいた。
距離は遠いが、ジャノメさんのさほど大きいわけでもない声は不思議とよく耳に届く。
一拍遅れて、この言い方ではカンカンが滅茶苦茶な運搬をしたと聞こえそうだと気付き、「スケロクに、です」と付け足す。
「カンカンは優しいし、大きいから良いんですけど」
フォローのために付け加えた言葉は我ながら支離滅裂なのだが、上手く回らない頭は一考の余地を待たずそのまま口から言葉が出ていってしまう。
カンカンの頭の鱗をぺちぺちと軽く叩き、気を害していないかうかがうと、彼は首をもたげて振り返りちろりと舌を見せた。
「鱗がつめたくて気持ちが良いですし。良い意味で」
悪い意味だったら何だよ、と遅れて思うが既に口から出ていった後の言葉だ。どうしようもない。
カンカンは特に気にした様子もなく舌をしまうと前へ向き直った。
ジャノメさんが息だけで微かに笑ったのが分かった。ひそりと僅かに揺れる面布。
「おまえたちは仲が良いね。疲れたろう。お入り」
「あ、あっすみません。挨拶もせず、お邪魔します。してます」
カンカンの背から降りようとするよりも先に「そのままで構わない」とジャノメさんの声が届き、カンカンはゆっくりとジャノメさんの側近くまで移動する。
そこでようやく僕はカンカンの背から降り、ジャノメさんの足下でひざまずいた。
カンカンは巨軀を器用にひねり、しずしずとジャノメさんの背に控える。
「ご苦労だったね。首尾は」
「上々です」
尻ポケットにそのまま突っ込んでいた葉巻を取り出し持ち上げる。
ジャノメさんはそれを受け取ると眼前までその手を上げた。
白魚のような手。細い指先が摘まんだ葉巻が揺れて、苦味と酸味混じりのドラッグ特有の臭いが広がる。
「例の煙草屋は東大陸の出身だったかな。確かな品だね」
「はい。ずいぶん東の……奇妙な村だと」
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面布に隠された表情は分からないが、この人にも郷愁の情があるかもしれない。
「ムクは偉いね。あの馬鹿共と違ってちゃんとお使いができるんだから。あの煙草屋はムクになら売ると思ったんだ」
「ありがとうございます」
「でもこんなに早いとは思わなかったな。ムクは本当にお利口だね」
「ありがと、ございます……えと、あ、シンシンは?」
「お使いに出しているよ」
髪を撫でつけられ、そのままするりと頬に滑るてのひらは滑らかで柔らかい。
「少し無茶をしたのかな。魔力の流れが不自然だね。怪我もしている?」
「大したことないです」
「少し足を擦って歩いたろう。左だね」
「ジャノメさんの手を、煩わせるほどのことでは」
「こちらへおいで」
「……はい」
ジャノメさんは何故こうも目ざとく変化に気付くのだろうか。
有無を言わさぬ調子に従い、ジャノメさんの隣に腰掛ける。
ジャノメさんは「じっとしておいで」と断ると、ひょいと僕の左足首を掴み、右の膝まで持ち上げその上に乗せた。
「切れているね。痛んだろう」
「大したことない、ですから」
ジャノメさんの綺麗な柔い指先がつうと傷を撫でる。触れられるとじわりと痛んだ。
やんわりと首を振るも、ジャノメさんは僕の返答を問題にせず自らの親指を口に喰み、鋭く尖った犬歯でその絹のようにつるりとした指の腹を刺し薄く裂いた。
制止する間もなくぷくりと赤い血液の玉が膨らんだ親指が口内に潜り込んだ。
舌先にじわりと広がる鉄臭さと、その奥にある葡萄酒のような深い香り。
唾液と混ざったそれを飲み込み、舌でジャノメさんの指先を探るとすでに傷は塞がっていた。滑らかで張りのある皮膚。
唇をなぞって離れた指が、左のふくらはぎから足首へ、そのまま土踏まずまで滑り落ちた。
「ちゃんと治ったね……それよりムク。ずいぶん身体が冷えているようだけど。こんなに好天だというのに」
「雨が、降ってて。いや、弟に雨を降らせたから」
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