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第一章
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「あぁ!!」
断末魔の吐息がキャスの口からもれる。
下半身は力なく倒れ込み、上半身は先の衝撃を受けてナカミをまき散らしながら宙を舞う。
いや、舞いそうになる。
「キャス!」
即座にその上半身を抱きとめつつ、強引に魔力で止血をほどこす。
出血さえ止めてしまえば一分程度であれば人間は生きられる。前世の自動車事故の被害者でそういう人がいた記憶を思い出し、そのグロ画像にちょっとはきそうになる。
そのはき気をいかりに変え、キャスを襲った黒い板を消滅させる。
「バカな真似を!」
叱りつつ、俺はシスを範囲にふくめつつ三角すいの結界をはる。地面側も結界をはる。その際にキャスの下半身と飛びでた内臓、もれた血を回収するのも忘れない。
その直後、部屋中から先ほどの黒い板や、黒い杭が飛びだす。
あと一瞬でも結界をはるのが遅ければ、これに貫かれて全滅していただろう。
なんてトラップだ。
さいわいにもキャスを一撃で分断したこの攻撃は、俺の即興で張った結界をつらぬけない。強度がたりないかと危惧したが、何度突かれてもヒビすらはいらないので大丈夫だと確信した。
いや、先ほど油断をしてこうなったのだ。
念のために結界を重ねて、二重、いや、三重、……五重にしとくか。
息も絶え絶えなキャスが口を開く。
「ご主人様……ご無事ですか……?」
「当たり前だ!」
「はい、良かったです……」
この期に及んで俺の心配とはな!
まったくもって度し難いおおばかだ!
もはや自分が長くないと知っているのだろう。穏やかな表情でシスを見て、それから俺を見てくる。
「シス、ご主人様をお願いね」
「お、お姉さま……。うん、うん!! ま、任せてよ!」
「ご主人様、愛しております……」
そうかい。
そういうのはな。
そういうのはな!!
「元気な時に言え! バカたれ!!」
今わの際にそんなこと聞いてどうしろと言うのか!
ふざけるな!
せめて常の頃なら一笑にふしてやるのに!
魔力を集中させる。
ダンジョンの床に落ちて汚れてしまった血や内臓をきれいに浄化し、元の位置へと魔力で移動させ、固定する。
上半身と下半身のつなぎ目をきれいに合わせ、俺は魔法を解き放つ。
「『リザレクション』!」
不幸中のさいわいか、切れ味が高すぎて傷口が真っすぐだったからきれいにつながった。傷跡ものこっていない。
「ご主人様の腕に抱かれて死ねるなんて、しあわせです……」
もうすっかり悲劇のヒロインを演じてしまっているキャスは、体が元に戻ったのにも気付いていない。
血も全部戻したから、それほど消耗はないはずだ。
目を閉じているキャスの頬を叩く。
「おい、おい、キャス」
「……、あ、あら? ご主人様?」
「他の何に見える?」
「思ったより人はかんたんに死なないものなのですね」
そうだな。それは俺もそう思う。
「だが、お前、そもそも瀕死でもないからな」
さすがに服やマントまでは戻っていないが、ちょうど腹部は鎧がついていないからワイルドな感じに仕上がっているだけだ。つい先ほどまで上下に分離していたなんて、この状況をみても誰もしんじないだろう。
うーん、しかしやせているな。太ったと思っていたが、こうして間近で素肌を見るとまだまだのようだ。
「自分の足で立て」
「足? 私の、私の足は……。シス?」
「お、お姉さまの下半身が戻ってる……」
「ええ!?」
ピョンと飛びはねて俺からわずかに距離を取ったキャスは、それから己の足を見て、腹をさわる。
「傷すらないですね……。先ほどのは幻覚のたぐいだったのでしょうか?」
「背中もちゃんとつながってるよ! お姉さま! 良かった!」
ショック死されてはかなわんと少しばかり警戒していたが、どうやら取り越し苦労だったみたいだ。
姉妹でキャイキャイしだしたので、あっちは放置しておこう。
「このド腐れダンジョンは、ずいぶんといやらしいことをしてくれたな」
まったくの考慮外。予想外も予想外。
「この部屋そのものがダンジョンマスターとはな!!」
性質としては、本物っぽく見せかけた偽物。
正体はミミックのようなものだろう。ミミックの意味そのものが擬態だからな。部屋に擬態したダンジョンマスターが、ここの守護者なのだろう。
「そもそも部屋ではなく、あの入り口も、ミミックの口。ダンジョンマスターはダンジョンそのものだから襲われるまで察知できない」
完全にしてやられた。
そのために余計な魔力と、妙な告白を聞いてしまった。
「この罪は重いぞ、ミミック!!」
本気を出す。
どうせこの近辺には冒険者共もいない。
「なら、たまには俺も全力だして、いいよな?」
思えばダンジョンに入ってから、姉妹のチートっぷりに呆れつづきだった。
俺は、ひょっとして大したことないのか? なんて気弱にもなった。
「はっ! ふざけんなよ? 俺はまだ、本気を出しちゃいなかっただけだ!!」
ゴウンゴウンゴウンと、俺の魔力が高鳴り視覚化されていく。
二つの属性を同時に?
空間を渡る?
「そんなもの、くだらん!」
一般人と比較してすごいだけだ。
「本当にすごいというものを、見せてやる!」
「お姉さまの上と下とくっつけただけでも、ものすっごいことだよね?」
「私は見ていないけど、それは死者をよみがえらすのと同意でしょう。まさに神の奇跡の領域ですね……」
神の奇跡の領域な。
いいえて妙だ。
俺の才能の素質は、その領域にある。
「だがそれは素質だけだ! 磨かなければ原石は石ころのまま! 俺は、俺自身を磨きこの領域へと足を踏み込んだんだ!!」
何度も死にかけた。
何度も諦めかけた。
魔物が多数せいそくする森に迷いこみ、フロアマスター級がウジャウジャいる魔境で一年生活した。
俺の一重結界を突破してくるチート級の魔物とも、何度も戦った。
常勝ではない。命からがら逃げのびたこともある。不意打ちでキャスのようになった時もあった。その度に震え、おそれ、それでも前へとすすんだ。
「だから俺は、これだけは胸を張って言えるんだ!!」
この力は、俺のものだと!!
「くらえ! 『アーマゲドン』!!」
全属性を集約し、合成するのではなくあえて反発させる究極魔法。
きわめて原始的なこの魔法の効果は、すべての破壊。
土も川も空気も空間も、生も死もなにもかもを飲み込む白濁のほんりゅう。
この世に存在しているものは何一つ回避することができない、停止の命令。
それが、『アーマゲドン』。
「床から白いのがせり上がってくるよ!」
「これが……神の領域の魔法……ご主人様、すてきです」
この魔法を見て、どこにすてき要素があるのか。
もう少しビビるかと思った姉妹の気の抜けるような反応に、気が抜けそうになる。
ヨイショされるのは悪くないんだが、なんて張り合いのない姉妹なのか。
「もういい……とっとと終わらせて帰るぞ」
床からせり上がってきた浄化の丘、『アーマゲドン』を炸裂させる。
ミミックも、ダンジョンコアもお構いなしに破壊する。
魔法の終息後、そこには部屋そのものが存在しなくなっていた。
「さすがにコアとダンジョンのつながりは断てなかったか」
ダンジョンそのものは痛手を被った程度なのだろう。徐々にだがすでに修復を始めている。
これがダンジョンの完全破壊なのであれば、ダンジョンの崩壊が始まっていただろう。
この都市にとって、このダンジョンは資源の宝庫だ。滅ぼしてしまえばめんどうな事になるから、今はこれでよかったのだろう。
断末魔の吐息がキャスの口からもれる。
下半身は力なく倒れ込み、上半身は先の衝撃を受けてナカミをまき散らしながら宙を舞う。
いや、舞いそうになる。
「キャス!」
即座にその上半身を抱きとめつつ、強引に魔力で止血をほどこす。
出血さえ止めてしまえば一分程度であれば人間は生きられる。前世の自動車事故の被害者でそういう人がいた記憶を思い出し、そのグロ画像にちょっとはきそうになる。
そのはき気をいかりに変え、キャスを襲った黒い板を消滅させる。
「バカな真似を!」
叱りつつ、俺はシスを範囲にふくめつつ三角すいの結界をはる。地面側も結界をはる。その際にキャスの下半身と飛びでた内臓、もれた血を回収するのも忘れない。
その直後、部屋中から先ほどの黒い板や、黒い杭が飛びだす。
あと一瞬でも結界をはるのが遅ければ、これに貫かれて全滅していただろう。
なんてトラップだ。
さいわいにもキャスを一撃で分断したこの攻撃は、俺の即興で張った結界をつらぬけない。強度がたりないかと危惧したが、何度突かれてもヒビすらはいらないので大丈夫だと確信した。
いや、先ほど油断をしてこうなったのだ。
念のために結界を重ねて、二重、いや、三重、……五重にしとくか。
息も絶え絶えなキャスが口を開く。
「ご主人様……ご無事ですか……?」
「当たり前だ!」
「はい、良かったです……」
この期に及んで俺の心配とはな!
まったくもって度し難いおおばかだ!
もはや自分が長くないと知っているのだろう。穏やかな表情でシスを見て、それから俺を見てくる。
「シス、ご主人様をお願いね」
「お、お姉さま……。うん、うん!! ま、任せてよ!」
「ご主人様、愛しております……」
そうかい。
そういうのはな。
そういうのはな!!
「元気な時に言え! バカたれ!!」
今わの際にそんなこと聞いてどうしろと言うのか!
ふざけるな!
せめて常の頃なら一笑にふしてやるのに!
魔力を集中させる。
ダンジョンの床に落ちて汚れてしまった血や内臓をきれいに浄化し、元の位置へと魔力で移動させ、固定する。
上半身と下半身のつなぎ目をきれいに合わせ、俺は魔法を解き放つ。
「『リザレクション』!」
不幸中のさいわいか、切れ味が高すぎて傷口が真っすぐだったからきれいにつながった。傷跡ものこっていない。
「ご主人様の腕に抱かれて死ねるなんて、しあわせです……」
もうすっかり悲劇のヒロインを演じてしまっているキャスは、体が元に戻ったのにも気付いていない。
血も全部戻したから、それほど消耗はないはずだ。
目を閉じているキャスの頬を叩く。
「おい、おい、キャス」
「……、あ、あら? ご主人様?」
「他の何に見える?」
「思ったより人はかんたんに死なないものなのですね」
そうだな。それは俺もそう思う。
「だが、お前、そもそも瀕死でもないからな」
さすがに服やマントまでは戻っていないが、ちょうど腹部は鎧がついていないからワイルドな感じに仕上がっているだけだ。つい先ほどまで上下に分離していたなんて、この状況をみても誰もしんじないだろう。
うーん、しかしやせているな。太ったと思っていたが、こうして間近で素肌を見るとまだまだのようだ。
「自分の足で立て」
「足? 私の、私の足は……。シス?」
「お、お姉さまの下半身が戻ってる……」
「ええ!?」
ピョンと飛びはねて俺からわずかに距離を取ったキャスは、それから己の足を見て、腹をさわる。
「傷すらないですね……。先ほどのは幻覚のたぐいだったのでしょうか?」
「背中もちゃんとつながってるよ! お姉さま! 良かった!」
ショック死されてはかなわんと少しばかり警戒していたが、どうやら取り越し苦労だったみたいだ。
姉妹でキャイキャイしだしたので、あっちは放置しておこう。
「このド腐れダンジョンは、ずいぶんといやらしいことをしてくれたな」
まったくの考慮外。予想外も予想外。
「この部屋そのものがダンジョンマスターとはな!!」
性質としては、本物っぽく見せかけた偽物。
正体はミミックのようなものだろう。ミミックの意味そのものが擬態だからな。部屋に擬態したダンジョンマスターが、ここの守護者なのだろう。
「そもそも部屋ではなく、あの入り口も、ミミックの口。ダンジョンマスターはダンジョンそのものだから襲われるまで察知できない」
完全にしてやられた。
そのために余計な魔力と、妙な告白を聞いてしまった。
「この罪は重いぞ、ミミック!!」
本気を出す。
どうせこの近辺には冒険者共もいない。
「なら、たまには俺も全力だして、いいよな?」
思えばダンジョンに入ってから、姉妹のチートっぷりに呆れつづきだった。
俺は、ひょっとして大したことないのか? なんて気弱にもなった。
「はっ! ふざけんなよ? 俺はまだ、本気を出しちゃいなかっただけだ!!」
ゴウンゴウンゴウンと、俺の魔力が高鳴り視覚化されていく。
二つの属性を同時に?
空間を渡る?
「そんなもの、くだらん!」
一般人と比較してすごいだけだ。
「本当にすごいというものを、見せてやる!」
「お姉さまの上と下とくっつけただけでも、ものすっごいことだよね?」
「私は見ていないけど、それは死者をよみがえらすのと同意でしょう。まさに神の奇跡の領域ですね……」
神の奇跡の領域な。
いいえて妙だ。
俺の才能の素質は、その領域にある。
「だがそれは素質だけだ! 磨かなければ原石は石ころのまま! 俺は、俺自身を磨きこの領域へと足を踏み込んだんだ!!」
何度も死にかけた。
何度も諦めかけた。
魔物が多数せいそくする森に迷いこみ、フロアマスター級がウジャウジャいる魔境で一年生活した。
俺の一重結界を突破してくるチート級の魔物とも、何度も戦った。
常勝ではない。命からがら逃げのびたこともある。不意打ちでキャスのようになった時もあった。その度に震え、おそれ、それでも前へとすすんだ。
「だから俺は、これだけは胸を張って言えるんだ!!」
この力は、俺のものだと!!
「くらえ! 『アーマゲドン』!!」
全属性を集約し、合成するのではなくあえて反発させる究極魔法。
きわめて原始的なこの魔法の効果は、すべての破壊。
土も川も空気も空間も、生も死もなにもかもを飲み込む白濁のほんりゅう。
この世に存在しているものは何一つ回避することができない、停止の命令。
それが、『アーマゲドン』。
「床から白いのがせり上がってくるよ!」
「これが……神の領域の魔法……ご主人様、すてきです」
この魔法を見て、どこにすてき要素があるのか。
もう少しビビるかと思った姉妹の気の抜けるような反応に、気が抜けそうになる。
ヨイショされるのは悪くないんだが、なんて張り合いのない姉妹なのか。
「もういい……とっとと終わらせて帰るぞ」
床からせり上がってきた浄化の丘、『アーマゲドン』を炸裂させる。
ミミックも、ダンジョンコアもお構いなしに破壊する。
魔法の終息後、そこには部屋そのものが存在しなくなっていた。
「さすがにコアとダンジョンのつながりは断てなかったか」
ダンジョンそのものは痛手を被った程度なのだろう。徐々にだがすでに修復を始めている。
これがダンジョンの完全破壊なのであれば、ダンジョンの崩壊が始まっていただろう。
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