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第十話「将軍の胸元と王子の誘惑」
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第十話 「将軍の胸元と王子の誘惑」
──どこを見ても逃げ場がない、
試練の一日。
あ~あ~も~~~二刻も早く起きたのに、全然時間が足りないいいい~~~!
「奥様、動かないでくださいっ!」
明蘭が鬼の形相で髪を結い上げる。簪や髪飾りの位置を確認しながら、呪文のように繰り返す。
「清楚かつ優雅で、気品あふれるように……! 清楚かつ優雅で、気品あふれるように……っ」
その背後では、草盈(ツァオイン)の鼻息が荒く、目は血走っていた。
「衣と持ち物には香をしっかり焚きしめておきました! でも、でも一番大事なのは扇です! 仰ぐたびに、甘やかで爽やか、でも気品と将軍府の威厳も漂わせるように、そう、こう……こうっ!」
明蘭と草盈、二人の必死な支度に、慧(シュウフェイ)も加わる。
「おやつも必須です! 奥様の好物を忘れてはいけません! 本も2、3冊持って行った方が安心では!? 道中なにがあるかわかりませんし!」
慧は次々と荷を詰め込み、顔は真剣そのもの。
最終確認に、家令の晨(チェン)が登場。
「うむ。媚びても飾り立ててもいない。清楚で、優雅で、……奥様、完璧です」
その言葉に皆がホッと胸を撫で下ろす。
「さあ、次はあなたたちよ!」
「えっ? なぜ私たちも!?」
「当然です! 将軍府の使用人も、田舎者だの泥臭いだの言わせません。将軍に恥をかかせるわけにはいかないの!」
「おーっ!」
なぜか出陣前のような気配の中、一同は華やかに身支度を整える。
——今日はついに端午節。
王族もお出ましになる、大切な日。将軍府の門前には、護衛の墨影兵とともに将軍の姿もあった。
「門を出るところから、勝負よ……!」
ザッと私の後ろに扇状に整列し
皆に目線で合図し、晨に腕を引かれながら、私は心の中で念じる。
(優雅に、上品に、微笑んで……)
将軍見たさに集まった人々の視線を浴びながら、ゆっくりと歩いていく。
馬車に乗り込むとき、将軍が差し出した手を取る。
「キャーッ! 将軍様~~~♡」
黄色い歓声に混ざり、他にも——
「あの人誰!? 使用人!? えっ、あの麗しい人が?!
キャ~~~こっち見て~~~~っ!!」
その視線の先にいたのは、家令の晨だった。
(うふふ……そうでしょ、そうでしょ)
私の弟分、最近ますます凛々しくなって、自慢の存在だ。
できれば一緒に馬車に乗りたいけれど、もうそれは許されない。結婚って、こんなに窮屈だったっけ?
(ダメダメ、落ち込んでる場合じゃない! 夫人として、ちゃんと務めなきゃ!)
決意を新たにしたそのとき、会場に到着。
晨が用意した踏み台に足をかけ、彼の腕に手を添えると……
「こちらです、夫人」
将軍が腕を差し出し、私は慌てて手を乗せ替えた。
(あ、うっかり……)
晨に「ありがとう」と目線を送りつつ、将軍に導かれて貴族席へ。そしてさらに奥、王族に近い席に案内された。
(私……貴婦人、貴婦人……!)
心の中で暗示を繰り返しながら座る。
やがて将軍は、竜船競漕前の閲兵式のために席を立つ。
(ふぅ~……)
自分でも笑ってしまうほど緊張していたらしい。
「なに笑ってるの~~~? 嫁っ子ちゃ~~ん、元気~~?」
軽やかな声で、王子様が登場した。
「ご機嫌麗しく……」と礼を取ろうとすると、「堅苦しいのは抜き抜き~!」と手で制される。
「それよりさ、今日は綺麗だね、嫁っ子ちゃん」
「ふふ、明蘭と草盈、それに慧が全力で仕上げてくれましたから」
「へぇ~、あの三人、なかなかやるじゃん。じゃあ、今度俺のも——」
「……王子様?」
「うそうそ。で、どうなの?」
「何がですか?」
「将軍とのこと。つつがなく~?」
「はい。つつがなく過ごしておりますが、なにか?」
「いや~、さ~、その~、何かあったら、俺が助けるからさぁ」
その瞬間、歓声が沸き上がる。
閲兵式が始まったのだ。
王子様が続けて何か言おうとしてので
体を少し寄せ耳を傾ける
更に王子様も近寄り耳元で言うがよく聞こえず
身振りで聞こえないと伝えた
しばらくしてようやく静かになったとき
さっきのお話は何でしょうか?と王子様の方に向くと
ぬっと一本の腕が、王子様との間に伸びてきた。
(ひゃっ!?)
驚いて見上げると、将軍。
黒い装束には袖が無く、はだけた胸元。汗が滴り、まだ息が荒い。
(え、え、えっ……!)
私は慌てて手巾を取り出す。
「将軍、汗が……」
差し出そうとした瞬間、将軍が私の手を取って——
「夫人、済まない」
そのまま、私の手を自分の胸元へと……あてがった。
「ひゃあっっ!!」
「ご、ご自分でお拭きください」
変な声が出てしまった私は、手巾を押し付け控えの間へと逃げた。
「お、お茶を……くださいっ……!」
顔は真っ赤、息も上がっている。
「奥様、顔が……赤いです。暑かったのですか? お腹も空かれました?」
草盈が心配そうにチマキを差し出す。
「うう、まったくもう……優雅で気品ある貴婦人になるはずだったのにぃ……」
「誰のせいですか?」と草盈が問うと、
「ええと……そ、そう、王子様ですっ。王子様が、観覧の邪魔を……」
そこへタイミング悪く、将軍登場。
「……ほう?」
(あっ……!)
「お、お茶とチマキ、どうぞ……今日は端午節ですので……」
慌てて取り繕いながら、精一杯甲斐甲斐しく世話を焼く。
「よし……落ち着いてきた……」
そのとき、目の端に誰か見覚えのある顔を見て、ぱっと顔を上げた。
(……いない。見間違い?)
「どうした?」
「い、いえ、なんでもありません」
やがて将軍が席を立ち、再び竜船競漕の準備へ。
「なんで、ため息ついてるの~?」
また来た。
王子様。
「ふぅ……」
「なんだよ~。ひどいなぁ。俺の努力、聞いたら感謝するよ?」
「……なんですか?」
「じゃじゃ~ん! 将軍の船が一番よく見える場所、確保しておきました~~!」
「……」
「えっ、なんでため息? 俺、頑張ったのに~!」
「(皆が見たがる将軍を、もう十分近くで拝見しました……しかも胸元まで……)」
——ボンッ!!!
一気に蘇る記憶に、顔面真っ赤。
「なになに? 顔が真っ赤だよ~~。何考えてたの~? まさか、将軍のこと~~?」
「や、やめてくださいっ!」
「え~? え~~? そんなに照れて」
もう~~! 誰か~、この子止めて~~~!」
明蘭と草盈が飛んできて、王子様の腕を取り囲む。
「王子様、奥様をからかってはいけません!」
「まったく……!」
「えぇ~? だって、可愛いじゃん!」
「王子様……!」
そのやり取りを見ながら、私は扇で顔隠したり
バサバサと扇いだり
草盈(ツァオイン)が扇に炊き込めた優雅かつ気品溢れる香りをかぎながら
(優雅で気品ある貴婦人……その道のりは、まだまだ遠い)
ふぇぇ~~んっと泣きたくなった
——続く。
──どこを見ても逃げ場がない、
試練の一日。
あ~あ~も~~~二刻も早く起きたのに、全然時間が足りないいいい~~~!
「奥様、動かないでくださいっ!」
明蘭が鬼の形相で髪を結い上げる。簪や髪飾りの位置を確認しながら、呪文のように繰り返す。
「清楚かつ優雅で、気品あふれるように……! 清楚かつ優雅で、気品あふれるように……っ」
その背後では、草盈(ツァオイン)の鼻息が荒く、目は血走っていた。
「衣と持ち物には香をしっかり焚きしめておきました! でも、でも一番大事なのは扇です! 仰ぐたびに、甘やかで爽やか、でも気品と将軍府の威厳も漂わせるように、そう、こう……こうっ!」
明蘭と草盈、二人の必死な支度に、慧(シュウフェイ)も加わる。
「おやつも必須です! 奥様の好物を忘れてはいけません! 本も2、3冊持って行った方が安心では!? 道中なにがあるかわかりませんし!」
慧は次々と荷を詰め込み、顔は真剣そのもの。
最終確認に、家令の晨(チェン)が登場。
「うむ。媚びても飾り立ててもいない。清楚で、優雅で、……奥様、完璧です」
その言葉に皆がホッと胸を撫で下ろす。
「さあ、次はあなたたちよ!」
「えっ? なぜ私たちも!?」
「当然です! 将軍府の使用人も、田舎者だの泥臭いだの言わせません。将軍に恥をかかせるわけにはいかないの!」
「おーっ!」
なぜか出陣前のような気配の中、一同は華やかに身支度を整える。
——今日はついに端午節。
王族もお出ましになる、大切な日。将軍府の門前には、護衛の墨影兵とともに将軍の姿もあった。
「門を出るところから、勝負よ……!」
ザッと私の後ろに扇状に整列し
皆に目線で合図し、晨に腕を引かれながら、私は心の中で念じる。
(優雅に、上品に、微笑んで……)
将軍見たさに集まった人々の視線を浴びながら、ゆっくりと歩いていく。
馬車に乗り込むとき、将軍が差し出した手を取る。
「キャーッ! 将軍様~~~♡」
黄色い歓声に混ざり、他にも——
「あの人誰!? 使用人!? えっ、あの麗しい人が?!
キャ~~~こっち見て~~~~っ!!」
その視線の先にいたのは、家令の晨だった。
(うふふ……そうでしょ、そうでしょ)
私の弟分、最近ますます凛々しくなって、自慢の存在だ。
できれば一緒に馬車に乗りたいけれど、もうそれは許されない。結婚って、こんなに窮屈だったっけ?
(ダメダメ、落ち込んでる場合じゃない! 夫人として、ちゃんと務めなきゃ!)
決意を新たにしたそのとき、会場に到着。
晨が用意した踏み台に足をかけ、彼の腕に手を添えると……
「こちらです、夫人」
将軍が腕を差し出し、私は慌てて手を乗せ替えた。
(あ、うっかり……)
晨に「ありがとう」と目線を送りつつ、将軍に導かれて貴族席へ。そしてさらに奥、王族に近い席に案内された。
(私……貴婦人、貴婦人……!)
心の中で暗示を繰り返しながら座る。
やがて将軍は、竜船競漕前の閲兵式のために席を立つ。
(ふぅ~……)
自分でも笑ってしまうほど緊張していたらしい。
「なに笑ってるの~~~? 嫁っ子ちゃ~~ん、元気~~?」
軽やかな声で、王子様が登場した。
「ご機嫌麗しく……」と礼を取ろうとすると、「堅苦しいのは抜き抜き~!」と手で制される。
「それよりさ、今日は綺麗だね、嫁っ子ちゃん」
「ふふ、明蘭と草盈、それに慧が全力で仕上げてくれましたから」
「へぇ~、あの三人、なかなかやるじゃん。じゃあ、今度俺のも——」
「……王子様?」
「うそうそ。で、どうなの?」
「何がですか?」
「将軍とのこと。つつがなく~?」
「はい。つつがなく過ごしておりますが、なにか?」
「いや~、さ~、その~、何かあったら、俺が助けるからさぁ」
その瞬間、歓声が沸き上がる。
閲兵式が始まったのだ。
王子様が続けて何か言おうとしてので
体を少し寄せ耳を傾ける
更に王子様も近寄り耳元で言うがよく聞こえず
身振りで聞こえないと伝えた
しばらくしてようやく静かになったとき
さっきのお話は何でしょうか?と王子様の方に向くと
ぬっと一本の腕が、王子様との間に伸びてきた。
(ひゃっ!?)
驚いて見上げると、将軍。
黒い装束には袖が無く、はだけた胸元。汗が滴り、まだ息が荒い。
(え、え、えっ……!)
私は慌てて手巾を取り出す。
「将軍、汗が……」
差し出そうとした瞬間、将軍が私の手を取って——
「夫人、済まない」
そのまま、私の手を自分の胸元へと……あてがった。
「ひゃあっっ!!」
「ご、ご自分でお拭きください」
変な声が出てしまった私は、手巾を押し付け控えの間へと逃げた。
「お、お茶を……くださいっ……!」
顔は真っ赤、息も上がっている。
「奥様、顔が……赤いです。暑かったのですか? お腹も空かれました?」
草盈が心配そうにチマキを差し出す。
「うう、まったくもう……優雅で気品ある貴婦人になるはずだったのにぃ……」
「誰のせいですか?」と草盈が問うと、
「ええと……そ、そう、王子様ですっ。王子様が、観覧の邪魔を……」
そこへタイミング悪く、将軍登場。
「……ほう?」
(あっ……!)
「お、お茶とチマキ、どうぞ……今日は端午節ですので……」
慌てて取り繕いながら、精一杯甲斐甲斐しく世話を焼く。
「よし……落ち着いてきた……」
そのとき、目の端に誰か見覚えのある顔を見て、ぱっと顔を上げた。
(……いない。見間違い?)
「どうした?」
「い、いえ、なんでもありません」
やがて将軍が席を立ち、再び竜船競漕の準備へ。
「なんで、ため息ついてるの~?」
また来た。
王子様。
「ふぅ……」
「なんだよ~。ひどいなぁ。俺の努力、聞いたら感謝するよ?」
「……なんですか?」
「じゃじゃ~ん! 将軍の船が一番よく見える場所、確保しておきました~~!」
「……」
「えっ、なんでため息? 俺、頑張ったのに~!」
「(皆が見たがる将軍を、もう十分近くで拝見しました……しかも胸元まで……)」
——ボンッ!!!
一気に蘇る記憶に、顔面真っ赤。
「なになに? 顔が真っ赤だよ~~。何考えてたの~? まさか、将軍のこと~~?」
「や、やめてくださいっ!」
「え~? え~~? そんなに照れて」
もう~~! 誰か~、この子止めて~~~!」
明蘭と草盈が飛んできて、王子様の腕を取り囲む。
「王子様、奥様をからかってはいけません!」
「まったく……!」
「えぇ~? だって、可愛いじゃん!」
「王子様……!」
そのやり取りを見ながら、私は扇で顔隠したり
バサバサと扇いだり
草盈(ツァオイン)が扇に炊き込めた優雅かつ気品溢れる香りをかぎながら
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