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5月5日大衆プロレス松山座観戦記 第4試合
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第4試合
男女混合タッグマッチ1/30
フェアリー日本橋選手
ブルアーマーTAKUYA選手
vs
松山みゆき選手
葛西純選手
休憩前のタッグマッチ
もう最初っから最後まで、隅から隅まで、何から何まで狂っていた
何が凄いってまず心斎橋を本拠地にする世界一のリング屋さん・ブルアーマーTAKUYA選手と大阪の妖精仮面フェアリー日本橋選手の、この堺筋界隈タッグ
文字通り妖精さんのようなフワフワして掴みどころのないフェアリー日本橋選手と並ぶと、日焼けした巨体にモヒカンヘアーのブルアーマーTAKUYA選手がランプの魔人みたい。この凸凹ミックスドタッグに、デスマッチの狂ったカリスマこと葛西純選手と松山座が誇るカルトクイーン松山みゆき選手がタッグを組んでぶつかるのだからもう始まる前から全てが狂っていたとしか思えない。このカードを思いついてホントに組んで試合が行われた時点で座長の勝ちであり出場した4名の選手の勝ちであり、何よりこの試合を目撃したお客さんの勝ちである
誰も不幸になる人がいないはずなのに、誰もが惨劇を目撃するという事態
松山みゆき選手の入場時には宮悪戦車さんと飴彩里沙羅さんによるユニット、瀉葬文幻庫の入場テーマ生歌唱が行われ、いつもとは違う趣
これだけでもスペシャル感満載だが、さらにここにデスマッチのカリスマ・葛西純選手が加わってもう混沌などという言葉すら生ぬるい
空いた椅子に座って女性客の肩を抱き、お子様がいるとわかればその子にも手を差し伸べ、一緒に写真にも納まっている。ここまで数分
早速お客さんの心をがっちりキャッチ。その前を生首を持った松山みゆき選手がふらふらと横切るという風景……
デヴィッド・リンチか!
そして肝心の試合はといえば、流石に修羅場をくぐったカリスマ
ブルアーマーTAKUYA選手と真っ向からぶつかるも、仁王立ちで
「倒れません!」
と宣言するTAKUYA選手を見て
「怖え、怖えよ」
と恐れおののきながら自軍コーナーに控える松山みゆき選手を見て
「うわもっと怖い人いた!」
と、さっそくこのいつもとは違った意味で狂った世界に馴染んでいった
美人でスタイルのいい妖精
セーラー服を着た狂人
真っ黒に日焼けした巨漢
そして全身傷だらけの男
まさに退廃と混沌とをコンクリートミキサーにかけたらコンクリートミキサーのほうがぶっ壊れたような試合
フェアリー日本橋選手は相変わらず焦点の定まらない目つきで呆然とする松山みゆき選手の周囲をお馴染みのステップで回る。これまたシュールな図に。さらに恒例の自己紹介からの
「あなた、友達いなさそうね……?」
と言葉の凶器を繰り出す
またこの試合でも得意の魔法を炸裂させ、自身をキチガイのクソババア呼ばわりした葛西純選手をも吹っ飛ばす。ちゃんと
魔法なんかないない!
という前振り付きで……
「ゴールデンウイークに新幹線で大阪まで来て、こんな試合やってるんだぞ俺っちは!」
と、これまたいつもとは違った意味の魂の叫びがほとばしる
なんとなく、この試合でにじみ出ていたのはツイッターでお子様や近況の事を呟いているときの、朴訥で人当たりのいい素の葛西純さんに近い人格だったのではあるまいか
あの会場にいたお客さんの大半は日ごろの松山座でかなり訓練された、プロレスにおける文化水準の非常に高い人たちで、当然ながら葛西純選手が日ごろどんな試合でどんな戦いを見せてくれているかを知っている
そしてこの日はじめてプロレスラー・葛西純を見たお客さんも、その全身を覆う傷を見てなんとなく葛西純選手の本来の立ち位置を想像したと思う
凄い傷跡がいっぱいある。にもかかわらず、なんだかひょうきんでほのぼのしてしまう。プロレスラーとしての他に、実に人情味あふれる部分での魅力が浮き彫りになったのではないだろうか
そしてそんな葛西純選手とは対極に位置する、人情どころか感情もあるのか怪しい松山みゆき選手はといえば……いつも通りにいつも以上に狂っていた
会場を所狭しと走り回り、椅子も荷物も当たるを幸いとばかりに蹴散らして、お客さんがいようがセコンドの選手がいようがお構いなしに突っ込んでいく
子供は泣きだすし、正直言って大人でも怖い
ブルーザー・ブロディ、タイガー・ジェット・シン、レザーフェイスら恐怖の大暴れレスラーの系譜を継ぐのは意外にもセーラー服の女子選手だった、とは実に痛快ではないか
やっていることはザ・シークが一番近いかもしれない。前にも書いたけど2月の公演ではラウザ選手のマスクをズタズタにしてしまった前科があるため、フェアリー日本橋選手に馬乗りになったときはヒヤヒヤしてしまった
結局、そのフェアリー選手の魔法がTAKUYA選手に誤爆。リング外では松山みゆき選手が暴れるだけ暴れまわっている間に竹串が突き刺さったままの葛西選手がパールハーバー・スプラッシュを決めて勝利
試合後のマイクではちょっとやっちまったか? と反省する葛西選手だったが、是非また登場して欲しい選手でした。今回の松山みゆき選手とのタッグは贅沢な狂気、とでもいうべき素晴らしい試合でした
見た目にもわかりやすく陰と陽が分かれていて、フェアリー日本橋選手とブルアーマーTAKUYA選手は結構いいタッグだとも思います
盛りだくさん過ぎて何を書いて何を書き洩らしているか今でもよくわからない第4試合でした。一つ言えることは、こうしてまとめに入っている段階でもまだ松山みゆき選手は会場内を暴れまわっていたということです
男女混合タッグマッチ1/30
フェアリー日本橋選手
ブルアーマーTAKUYA選手
vs
松山みゆき選手
葛西純選手
休憩前のタッグマッチ
もう最初っから最後まで、隅から隅まで、何から何まで狂っていた
何が凄いってまず心斎橋を本拠地にする世界一のリング屋さん・ブルアーマーTAKUYA選手と大阪の妖精仮面フェアリー日本橋選手の、この堺筋界隈タッグ
文字通り妖精さんのようなフワフワして掴みどころのないフェアリー日本橋選手と並ぶと、日焼けした巨体にモヒカンヘアーのブルアーマーTAKUYA選手がランプの魔人みたい。この凸凹ミックスドタッグに、デスマッチの狂ったカリスマこと葛西純選手と松山座が誇るカルトクイーン松山みゆき選手がタッグを組んでぶつかるのだからもう始まる前から全てが狂っていたとしか思えない。このカードを思いついてホントに組んで試合が行われた時点で座長の勝ちであり出場した4名の選手の勝ちであり、何よりこの試合を目撃したお客さんの勝ちである
誰も不幸になる人がいないはずなのに、誰もが惨劇を目撃するという事態
松山みゆき選手の入場時には宮悪戦車さんと飴彩里沙羅さんによるユニット、瀉葬文幻庫の入場テーマ生歌唱が行われ、いつもとは違う趣
これだけでもスペシャル感満載だが、さらにここにデスマッチのカリスマ・葛西純選手が加わってもう混沌などという言葉すら生ぬるい
空いた椅子に座って女性客の肩を抱き、お子様がいるとわかればその子にも手を差し伸べ、一緒に写真にも納まっている。ここまで数分
早速お客さんの心をがっちりキャッチ。その前を生首を持った松山みゆき選手がふらふらと横切るという風景……
デヴィッド・リンチか!
そして肝心の試合はといえば、流石に修羅場をくぐったカリスマ
ブルアーマーTAKUYA選手と真っ向からぶつかるも、仁王立ちで
「倒れません!」
と宣言するTAKUYA選手を見て
「怖え、怖えよ」
と恐れおののきながら自軍コーナーに控える松山みゆき選手を見て
「うわもっと怖い人いた!」
と、さっそくこのいつもとは違った意味で狂った世界に馴染んでいった
美人でスタイルのいい妖精
セーラー服を着た狂人
真っ黒に日焼けした巨漢
そして全身傷だらけの男
まさに退廃と混沌とをコンクリートミキサーにかけたらコンクリートミキサーのほうがぶっ壊れたような試合
フェアリー日本橋選手は相変わらず焦点の定まらない目つきで呆然とする松山みゆき選手の周囲をお馴染みのステップで回る。これまたシュールな図に。さらに恒例の自己紹介からの
「あなた、友達いなさそうね……?」
と言葉の凶器を繰り出す
またこの試合でも得意の魔法を炸裂させ、自身をキチガイのクソババア呼ばわりした葛西純選手をも吹っ飛ばす。ちゃんと
魔法なんかないない!
という前振り付きで……
「ゴールデンウイークに新幹線で大阪まで来て、こんな試合やってるんだぞ俺っちは!」
と、これまたいつもとは違った意味の魂の叫びがほとばしる
なんとなく、この試合でにじみ出ていたのはツイッターでお子様や近況の事を呟いているときの、朴訥で人当たりのいい素の葛西純さんに近い人格だったのではあるまいか
あの会場にいたお客さんの大半は日ごろの松山座でかなり訓練された、プロレスにおける文化水準の非常に高い人たちで、当然ながら葛西純選手が日ごろどんな試合でどんな戦いを見せてくれているかを知っている
そしてこの日はじめてプロレスラー・葛西純を見たお客さんも、その全身を覆う傷を見てなんとなく葛西純選手の本来の立ち位置を想像したと思う
凄い傷跡がいっぱいある。にもかかわらず、なんだかひょうきんでほのぼのしてしまう。プロレスラーとしての他に、実に人情味あふれる部分での魅力が浮き彫りになったのではないだろうか
そしてそんな葛西純選手とは対極に位置する、人情どころか感情もあるのか怪しい松山みゆき選手はといえば……いつも通りにいつも以上に狂っていた
会場を所狭しと走り回り、椅子も荷物も当たるを幸いとばかりに蹴散らして、お客さんがいようがセコンドの選手がいようがお構いなしに突っ込んでいく
子供は泣きだすし、正直言って大人でも怖い
ブルーザー・ブロディ、タイガー・ジェット・シン、レザーフェイスら恐怖の大暴れレスラーの系譜を継ぐのは意外にもセーラー服の女子選手だった、とは実に痛快ではないか
やっていることはザ・シークが一番近いかもしれない。前にも書いたけど2月の公演ではラウザ選手のマスクをズタズタにしてしまった前科があるため、フェアリー日本橋選手に馬乗りになったときはヒヤヒヤしてしまった
結局、そのフェアリー選手の魔法がTAKUYA選手に誤爆。リング外では松山みゆき選手が暴れるだけ暴れまわっている間に竹串が突き刺さったままの葛西選手がパールハーバー・スプラッシュを決めて勝利
試合後のマイクではちょっとやっちまったか? と反省する葛西選手だったが、是非また登場して欲しい選手でした。今回の松山みゆき選手とのタッグは贅沢な狂気、とでもいうべき素晴らしい試合でした
見た目にもわかりやすく陰と陽が分かれていて、フェアリー日本橋選手とブルアーマーTAKUYA選手は結構いいタッグだとも思います
盛りだくさん過ぎて何を書いて何を書き洩らしているか今でもよくわからない第4試合でした。一つ言えることは、こうしてまとめに入っている段階でもまだ松山みゆき選手は会場内を暴れまわっていたということです
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