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本編
83:それぞれの職業とあの日あの時
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「そういえば、シャケ茶漬けって今はカトルで活動してるんじゃないのぉ?」
食後のデザートを口に運びながらあぬ丸がシャケ茶漬けに話を振る。デザートはアーモンドミルクを固めたプリンっぽいものにカットフルーツが乗っていて、これも食べやすくて美味しい。
「いや、解放だけしてドゥトワメインで活動してる。何せ兄貴がいるからな!」
「今カトルを解放出来てるあたり最前線組の実力だろうに、ブレないな」
『カトル』とは、ドゥトワの次の町らしい。海に面した港町のようだ。町前のボスが中々難敵らしく、解放出来ているプレイヤーが少ないとのこと。
「シャケ茶漬けはトッププレイヤーなのか」
「いやぁ、それほどでもーーーーーあるかなぁ!」
「無駄にためたねぇ。まぁ、ワークエでも最初の攻勢組に入ってたくらいには実力者だよねぇ」
「そうだったのか。それはすごい」
シャケ茶漬けはあの防衛戦2日目の攻勢組に選抜されていたらしい。うーーーん……そういえばバラムを“兄貴”と呼んでいたプレイヤーがいたような?
「シャケ茶漬けの武器は大剣なのか?」
「いや、少し大きめのロングソードだな。兄貴みたいな大剣を振るにはまだ筋力が全然足りん」
「そうなのか」
「技能も汎用的な《剣術》だし、職業もまだまだ『下級剣士』で兄貴の『大剣使い』みたいな上級特化職業には程遠いなぁ……」
「ほぅ」
聞いたところ『~使い』は特定の武器に特化した上級の中でも2段階くらい上の職業で、職業名で個人を指すことが出来るくらいにはなれる者が少ないらしい。あまり興味が無くて、そのあたりの職業事情は全く知らなかったな。
「職業と言えば、あぬ丸達はあれから昇格出来たのか?」
「昇格……というか転職になったのかなぁ?」
「特殊派生な気もするけど……微妙だよな」
「ふぅん?」
「私は『動物行者』っていうのになって、鍋の蓋は『魔物行者』になったんだよー」
「“行者”?」
「そうそう。ある種の縛りを課してそれを行えたらステータスとか経験値にボーナスがあるー……みたいな私もよく分からんやつ。でもそのおかげで《拳術》に職業適性乗るようになったから良い感じー!」
「俺も《盾術》にもアルプのサポートにも職業適性が乗るようになってプレイスタイルに合うようにはなったな」
「へぇー、そんなのがあるのか。全然聞いたことない職業だな」
もう少し詳しく聞くと、それぞれ動物学者と魔物使いの昇格可能通知と共に『~行者』の選択肢も出たようだ。
あぬ丸なら動物系知識を伸ばし続けないといけなかったり、周りに動物がいない状態だとステータスが下がる、という縛りがある代わりに周りに動物がいればいるほどステータスが上がり、さらには格闘系技能にも職業補正がかかる……というのが『動物行者』の内容だったらしい。
鍋の蓋も魔物系知識を伸ばし続け、従魔をこれ以上増やせない代わりに、アルプとの連携やサポートにより特化した技能を得たり、盾系技能に職業補正がかかるようになったようだ。
このことから、職業補正外で一定の行動をし続けているプレイヤーに『行者』という選択肢が用意されているのかも、というのがあぬ丸と鍋の蓋の考察だった。そして同じ『動物行者』でも縛りや補正内容が違うかもしれない、と。
「……今の話、めっちゃ知り合いの検証系プレイヤーが食いつきそうだから、こんな職業があったぞくらいは教えていいか?」
「別にいいよーっていうか、職業スレに書き込んどく?」
「全然強制はしねぇけど面白そうな職業派生だし、あぬ丸達が良ければ」
「おっけーおっけー」
「俺も別に構わない」
なるほど、僕はたまに調べたいものだけ攻略サイトを見る程度だが、皆結構掲示板で情報収集や共有をしているんだな。
「トウのんはー? あれから昇格したりした?」
「いや、ちょうどあぬ丸達と出会う前に昇格したばかりだったからとくに変わってない」
「えっ、あの読み方の分からない職業って昇格した職業だったのー!?」
「俺も読めなかったからあとで調べたけど……ニュアンス的にてっきり初期職業だと思ってた……」
「俺も全然読めなかったわーっていうか、え、いつ頃昇格したの?」
「確か……ワールドクエスト発生と防衛戦開始のちょうど中間くらいの時だろうか?」
遺跡調査の最後のあたりで昇格したからな。
「思ったよりずっと早く昇格してた!」
「非戦闘職とはいえ、トップ層の中でも早いタイミングなんじゃ……?」
「うーん……まぁ、あの情報整理マラソンの先駆者なトウノ君なら納得出来なくもない、か?」
「あ、それは確かに」
「あー……そのおかげで魔物大襲撃に早めに対処出来るようになったんだっけ」
「指名依頼をクリアしたら突然ワールドクエストが始まって、あの時は驚いたな……」
最早少し懐かしい。あの時はバラムともほとんど言葉を交わしたことが無かったし、こんなに一緒に行動することになるなんて思ってもみなかったな。
「え、あんな序盤も序盤な時期に指名依頼受けてたのか?」
「トウのんを掘れば掘るだけ衝撃の事実が判明する件ー!」
「なるほど、これが兄貴を虜にするトウノ君、ということか……!」
「いや別にそんな大層なことでは無いと思うが」
「「「いやいやいやいや」」」
息ぴったりだな。
「そう言えば、これを聞くのは野暮かもしれないけど、トウノ君と兄貴はどのタイミングで出会ったんだ?」
「うん? あー……会っただけで言えば────」
シャケ茶漬けにバラムと初めて会った時のことを話した。……ゲーム開始初日に職業ギルドで死にかけた時のことを。
「読書に集中しすぎて死にかけるって……ええ?」
「でもある意味トウのんっぽいっちゃあ、っぽいかなぁ?」
「そうかぁ、初日から兄貴と会えてたのかぁ…………エモいな」
「お、分かってるねぇ、シャケ茶漬けくんー」
ま、まぁ、流石に死にかけたのはその1回だけだから……と言い訳を思い浮かべていると、ふと隣から視線を感じてそちらに目を向けるとバラムが半目で見ていた。……ちょっと夢中になってバッドステータスがついてしまうのは大目に見て欲しい。
「それでそれでー? その後はー?」
「その後か? あー……何か掲示板で話題になってしまったらしい、路地裏の件とか……ワールドクエストの追加調査で護衛をしてもらったりとかで、という感じだろうか」
「ああ、あの路地裏連れ込み事件!」
「さらっとワールドクエスト追加調査とか言ってるし……ああ、だから調査貢献ポイントが圧倒的だったのか」
「んん? もしかしてトウノ君って痛覚設定とレーティングMAXにしてる?」
「ああ。してる」
「おお……やっぱりその条件は満たしてたのか。非戦闘職なのに意外だな」
「そういえば、サポートAIに勧められたままの設定で何となくここまで来てしまったな」
「そのサポートAIはど畜生か? 魔物の攻撃受けると結構痛いだろ」
「……魔物の攻撃を受けたことが無いから分からないな」
傭兵に気さくな感じで背中を叩かれてダメージを受けたことならあるが、それだけであの痛みなら確かにこちらを害する意志のある攻撃を受けたらあれの比では無いくらい痛いのかもしれない。
「アッ、ハイ! 兄貴が護衛してるなら当然っすよね!」
「というかトウのんってそもそも全く戦闘しないよね?」
「ああ。何なら未だに何も倒したことが無いし、ダメージを与える手段も全く無い」
「聞けば聞くほど本当に極まってるよな、トウノさん」
「まぁ、一般的ではないプレイスタイルだとは思うが……」
「トウのんっぽいし、それで楽しいなら良いんじゃない?」
「ああ、楽しんではいる」
それだけは断言出来る。
「あの……兄貴はどうしてトウノ君が気になったんすか……?」
「あ?」
シャケ茶漬けが恐る恐るバラムにも話を振る。あぬ丸と鍋の蓋がこそっと「やはりあやつは勇者……」とか何とか言っているのが聞こえた。……確か、僕からだけ不快な匂いが全くしなかったからとか言っていたが、どう答えるのだろうか。と、僕もバラムに注目すると、バラムも僕の方を見て呟くように言う────。
「こいつがこいつだから」
……?
「っ!?」
急に体を引かれて倒れ込むようにバラムの胸に頭突きしてしまった。
「それ以外に理由がいるか?」
あ、確認出来ないが、なんか不敵な笑みを浮かべていそうな気がする……と思っていると。
「……っ!! ~~~~っすねーーー!!! い゙ら゙な゙い゙っ゙す!!!!」
「ひゅう~~~!!」
シャケ茶漬けの感極まった感じの声とあぬ丸のすごく楽しそうな声が響き渡った。
食後のデザートを口に運びながらあぬ丸がシャケ茶漬けに話を振る。デザートはアーモンドミルクを固めたプリンっぽいものにカットフルーツが乗っていて、これも食べやすくて美味しい。
「いや、解放だけしてドゥトワメインで活動してる。何せ兄貴がいるからな!」
「今カトルを解放出来てるあたり最前線組の実力だろうに、ブレないな」
『カトル』とは、ドゥトワの次の町らしい。海に面した港町のようだ。町前のボスが中々難敵らしく、解放出来ているプレイヤーが少ないとのこと。
「シャケ茶漬けはトッププレイヤーなのか」
「いやぁ、それほどでもーーーーーあるかなぁ!」
「無駄にためたねぇ。まぁ、ワークエでも最初の攻勢組に入ってたくらいには実力者だよねぇ」
「そうだったのか。それはすごい」
シャケ茶漬けはあの防衛戦2日目の攻勢組に選抜されていたらしい。うーーーん……そういえばバラムを“兄貴”と呼んでいたプレイヤーがいたような?
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「いや、少し大きめのロングソードだな。兄貴みたいな大剣を振るにはまだ筋力が全然足りん」
「そうなのか」
「技能も汎用的な《剣術》だし、職業もまだまだ『下級剣士』で兄貴の『大剣使い』みたいな上級特化職業には程遠いなぁ……」
「ほぅ」
聞いたところ『~使い』は特定の武器に特化した上級の中でも2段階くらい上の職業で、職業名で個人を指すことが出来るくらいにはなれる者が少ないらしい。あまり興味が無くて、そのあたりの職業事情は全く知らなかったな。
「職業と言えば、あぬ丸達はあれから昇格出来たのか?」
「昇格……というか転職になったのかなぁ?」
「特殊派生な気もするけど……微妙だよな」
「ふぅん?」
「私は『動物行者』っていうのになって、鍋の蓋は『魔物行者』になったんだよー」
「“行者”?」
「そうそう。ある種の縛りを課してそれを行えたらステータスとか経験値にボーナスがあるー……みたいな私もよく分からんやつ。でもそのおかげで《拳術》に職業適性乗るようになったから良い感じー!」
「俺も《盾術》にもアルプのサポートにも職業適性が乗るようになってプレイスタイルに合うようにはなったな」
「へぇー、そんなのがあるのか。全然聞いたことない職業だな」
もう少し詳しく聞くと、それぞれ動物学者と魔物使いの昇格可能通知と共に『~行者』の選択肢も出たようだ。
あぬ丸なら動物系知識を伸ばし続けないといけなかったり、周りに動物がいない状態だとステータスが下がる、という縛りがある代わりに周りに動物がいればいるほどステータスが上がり、さらには格闘系技能にも職業補正がかかる……というのが『動物行者』の内容だったらしい。
鍋の蓋も魔物系知識を伸ばし続け、従魔をこれ以上増やせない代わりに、アルプとの連携やサポートにより特化した技能を得たり、盾系技能に職業補正がかかるようになったようだ。
このことから、職業補正外で一定の行動をし続けているプレイヤーに『行者』という選択肢が用意されているのかも、というのがあぬ丸と鍋の蓋の考察だった。そして同じ『動物行者』でも縛りや補正内容が違うかもしれない、と。
「……今の話、めっちゃ知り合いの検証系プレイヤーが食いつきそうだから、こんな職業があったぞくらいは教えていいか?」
「別にいいよーっていうか、職業スレに書き込んどく?」
「全然強制はしねぇけど面白そうな職業派生だし、あぬ丸達が良ければ」
「おっけーおっけー」
「俺も別に構わない」
なるほど、僕はたまに調べたいものだけ攻略サイトを見る程度だが、皆結構掲示板で情報収集や共有をしているんだな。
「トウのんはー? あれから昇格したりした?」
「いや、ちょうどあぬ丸達と出会う前に昇格したばかりだったからとくに変わってない」
「えっ、あの読み方の分からない職業って昇格した職業だったのー!?」
「俺も読めなかったからあとで調べたけど……ニュアンス的にてっきり初期職業だと思ってた……」
「俺も全然読めなかったわーっていうか、え、いつ頃昇格したの?」
「確か……ワールドクエスト発生と防衛戦開始のちょうど中間くらいの時だろうか?」
遺跡調査の最後のあたりで昇格したからな。
「思ったよりずっと早く昇格してた!」
「非戦闘職とはいえ、トップ層の中でも早いタイミングなんじゃ……?」
「うーん……まぁ、あの情報整理マラソンの先駆者なトウノ君なら納得出来なくもない、か?」
「あ、それは確かに」
「あー……そのおかげで魔物大襲撃に早めに対処出来るようになったんだっけ」
「指名依頼をクリアしたら突然ワールドクエストが始まって、あの時は驚いたな……」
最早少し懐かしい。あの時はバラムともほとんど言葉を交わしたことが無かったし、こんなに一緒に行動することになるなんて思ってもみなかったな。
「え、あんな序盤も序盤な時期に指名依頼受けてたのか?」
「トウのんを掘れば掘るだけ衝撃の事実が判明する件ー!」
「なるほど、これが兄貴を虜にするトウノ君、ということか……!」
「いや別にそんな大層なことでは無いと思うが」
「「「いやいやいやいや」」」
息ぴったりだな。
「そう言えば、これを聞くのは野暮かもしれないけど、トウノ君と兄貴はどのタイミングで出会ったんだ?」
「うん? あー……会っただけで言えば────」
シャケ茶漬けにバラムと初めて会った時のことを話した。……ゲーム開始初日に職業ギルドで死にかけた時のことを。
「読書に集中しすぎて死にかけるって……ええ?」
「でもある意味トウのんっぽいっちゃあ、っぽいかなぁ?」
「そうかぁ、初日から兄貴と会えてたのかぁ…………エモいな」
「お、分かってるねぇ、シャケ茶漬けくんー」
ま、まぁ、流石に死にかけたのはその1回だけだから……と言い訳を思い浮かべていると、ふと隣から視線を感じてそちらに目を向けるとバラムが半目で見ていた。……ちょっと夢中になってバッドステータスがついてしまうのは大目に見て欲しい。
「それでそれでー? その後はー?」
「その後か? あー……何か掲示板で話題になってしまったらしい、路地裏の件とか……ワールドクエストの追加調査で護衛をしてもらったりとかで、という感じだろうか」
「ああ、あの路地裏連れ込み事件!」
「さらっとワールドクエスト追加調査とか言ってるし……ああ、だから調査貢献ポイントが圧倒的だったのか」
「んん? もしかしてトウノ君って痛覚設定とレーティングMAXにしてる?」
「ああ。してる」
「おお……やっぱりその条件は満たしてたのか。非戦闘職なのに意外だな」
「そういえば、サポートAIに勧められたままの設定で何となくここまで来てしまったな」
「そのサポートAIはど畜生か? 魔物の攻撃受けると結構痛いだろ」
「……魔物の攻撃を受けたことが無いから分からないな」
傭兵に気さくな感じで背中を叩かれてダメージを受けたことならあるが、それだけであの痛みなら確かにこちらを害する意志のある攻撃を受けたらあれの比では無いくらい痛いのかもしれない。
「アッ、ハイ! 兄貴が護衛してるなら当然っすよね!」
「というかトウのんってそもそも全く戦闘しないよね?」
「ああ。何なら未だに何も倒したことが無いし、ダメージを与える手段も全く無い」
「聞けば聞くほど本当に極まってるよな、トウノさん」
「まぁ、一般的ではないプレイスタイルだとは思うが……」
「トウのんっぽいし、それで楽しいなら良いんじゃない?」
「ああ、楽しんではいる」
それだけは断言出来る。
「あの……兄貴はどうしてトウノ君が気になったんすか……?」
「あ?」
シャケ茶漬けが恐る恐るバラムにも話を振る。あぬ丸と鍋の蓋がこそっと「やはりあやつは勇者……」とか何とか言っているのが聞こえた。……確か、僕からだけ不快な匂いが全くしなかったからとか言っていたが、どう答えるのだろうか。と、僕もバラムに注目すると、バラムも僕の方を見て呟くように言う────。
「こいつがこいつだから」
……?
「っ!?」
急に体を引かれて倒れ込むようにバラムの胸に頭突きしてしまった。
「それ以外に理由がいるか?」
あ、確認出来ないが、なんか不敵な笑みを浮かべていそうな気がする……と思っていると。
「……っ!! ~~~~っすねーーー!!! い゙ら゙な゙い゙っ゙す!!!!」
「ひゅう~~~!!」
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