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本編
198:お互いの刺繍
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防寒着完成の知らせを受け、またこっそりとベイヴィルの仕立て屋へと向かう。
ちなみに、今回はシルヴァは同行していないが……まぁ、盟友の証から状況を把握しているだろう。
それはさておき、極力人目を避けるために、夜明け直前に訪ねた。もちろん、この時間に行くことは双方了承済みだ。
「まぁ、いらっしゃい。朝早くにありがとうねぇ」
外はまだ暗いが、ベイヴィルが迎えてくれた店内には暖かな光が灯っていた。
「いや、こちらこそ」
「ふふふっ、あんまりいい素材なものだから、年甲斐もなく久しぶりに気分が盛り上がってしまったのよ」
店の奥へと僕たちを促しながら、少女のような顔でベイヴィルが笑う。
「これが坊や達の防寒着よ。どうかねぇ」
そう言って示された先には、二つのトルソーに厚手のマントがかけられていた。大きさ的に、左のものが大きいのでバラムのもの、右の少し小さめなのが僕のものだろうか。
右のマントに近づいて触ってみると、表面は毛足の短めな質感だった。撥水性も結構ありそうだが、感触的にはごく普通のマントな気がする。
「……おおっ」
マントの内側に手を入れると、思わず感嘆の声を漏らしてしまった。とても温かい。内側全体が電気毛布になっているかのようだった。
「ふふ、温かいかい? 着れば、頭からつま先まで温かくなるからねぇ。外の寒さも通さないからこれで悪い風も入らないよ」
「そうなのか、すごいな」
確かに、あまり考えていなかったが、マントのカバー範囲では顔や足元の防寒はまた別の装備が必要なのかと思ったが、そこはマジカルな作用でカバー出来るようだ。
「さ、着てみておくれ。着心地を調節をしてあげるからねぇ」
「ああ」
ベイヴィルに促されて、バラムと僕はそれぞれのマントを羽織ってみる。
「ほぅ……」
早速マントを羽織ってみると、その瞬間、“全身”が温かさに包まれる。……心地良すぎて、立ったまま眠ってしまうかもしれない。
「トウノ坊やのは外套の上から留められるようにしておいたからねぇ」
「は…………それはありがたい」
危ない。しっかりしないと本当に眠ってしまいそうだった。意識をしっかり持とう。
僕の編纂士装束は現状、外套も取りこんでのセット装備となっているので、装備枠として少し心配だったのだが、そこのところも考えて作られているらしい。ありがたい。
「着心地はどうかねぇ」
「ああ、そうだな……丈は丁度いいが……もう少し身体にぴったり沿うと良いかもしれない」
「どれ……ちょっとじっとしとくれ」
見た目的に少し重たいかなと思ったが、意外と重さを感じなかった。少々肩からずり落ちる感覚が気になるので、そこだけ直してもらえれば文句はない。
見た目は、僕の方はステータス画面を開いて現在の自分のアバターの様子をくるくる回して確認する。
表地は黒色ベース、裏地はえんじ色になっていて、えんじ色が落ち着いた深みのある色なのでギリギリ黒歴史感が抑えられたカラーとなっている。
肩から足元に流れるように、蔦のような植物の刺繍が主張しすぎず降りていって、左側の足元に近い方には、まるで僕にぴったりと寄り添うような犬の刺繍が施されていた。犬の背後には大きな剣が地面に突き立っている。
右側には僕を振り返って仰ぎ見るような牡山羊の姿が。
…………あまりに馴染みのある動物達だが…………バラムやシルヴァのこと、というよりは僕が常に装備している盟友の証のデザインからの着想なのだろう。
……僕の方の刺繍が“こう”なら、バラムの方は? と、視線をバラムの方へ向けてみると、バラムも既に羽織って着心地を確かめているところだった。
バラムの方は、ベースの色味は僕のものと同じで、図柄は僕の上から下への植物の流れとは逆に、足元付近にある開かれた本から生えた植物が上へ向かって伸びていく刺繍だった。
これもやはり、盟友の証のデザインを参考にしているのだろう。
盟友の証自体がそれぞれのイメージを交換したものになっているので、本来なら僕のマントの野生的な図柄はバラムの方が似合うと思うのだが……でも……。
「ふふっ、その刺繍、気に入ってくれたかねぇ」
「「ああ」」
発した肯定の音に、僕より低い音が被る。思わず、その音の発生源に目を向けると、赤みの強い錆色の瞳と視線が交わった。
じわじわと熱が首から顔に移るのを自覚するが、マントの効果……だけではないのだろう。
「おやまぁ!」
僕たちのその様子にベイヴィルが楽しそうに笑う。
その後、バラムの方も色々細かい調整を行なってもらい、ベイヴィルに礼を言って店をあとにする。
店を出ると、向かいの建物の軒先に真っ黒な小鳥がとまっていた。
『ふむ。雪山に行くには十分そうであるな。ん? ……おお! これは中々良い刺繍であるな!』
真っ黒な小鳥ことシルヴァが、早速目ざとく、牡山羊の刺繍を見つけて、僕の足元へ降りてくる。
「これで、必要なものは揃っただろうか?」
「ああ。いつでも発てる」
『では、すぐ向かうであるか?』
一通りマントを眺め終わったシルヴァが僕の肩に乗ってくる。
「こいつの活動限界が今日だろうが。次にこいつが目覚めて以降だ」
『そうであったな』
僕が答える前にバラムに言われてしまった。いい加減ログイン時間とログアウト時間をきっちり把握されている。
「そういうことだから、今日から丸二日後に集合ということで準備するなり、したいことをするなりで自由に過ごそう」
『承知である! では、我はまた出かけてこようかの』
と言うなり、飛び立っていってしまった。
「落ち着きがねぇな」
その様子を見て、バラムが鼻を鳴らしてそう漏らす。まぁ……サバイバルイベントで教えてもらったシルヴァの“本質”的に、ひとところに留まっているのが苦手なのだろう。
僕としてはそれなりの時間が経った気がするとはいえ、シルヴァからすれば途方もない期間封印されていた反動が今もあるのかもしれない。
「まぁ、いいんじゃないか」
「ふん。俺たちは戻るぞ」
「ああ」
すでに日は昇っていて、町が徐々に賑わってくる気配が漂っている。
バラムに促されて、僕はローザの宿屋へと戻り、一日をまったりと過ごした。
……バラムはどこかへと出かけるかと思ったが、ずっと僕の部屋にいた。……まぁ、今更か。
そして、次の日のログイン。
いよいよ、今日は雪山へ出発する。
消耗品の準備もバッチリだ。とはいえ、底根の四つ葉壺も普通に使えるので、消耗品が枯渇することはあまり考えなくていいので、そのあたりは気楽だ。
僕達の旅立ちを察知していたかのように、ローザがまたお弁当を持たせてくれたのが嬉しかった。
そうして、一度図書館前の欠け月の写しへと転移し、図書館の裏手から雪山に向けて歩みだした。
ちなみに、今回はシルヴァは同行していないが……まぁ、盟友の証から状況を把握しているだろう。
それはさておき、極力人目を避けるために、夜明け直前に訪ねた。もちろん、この時間に行くことは双方了承済みだ。
「まぁ、いらっしゃい。朝早くにありがとうねぇ」
外はまだ暗いが、ベイヴィルが迎えてくれた店内には暖かな光が灯っていた。
「いや、こちらこそ」
「ふふふっ、あんまりいい素材なものだから、年甲斐もなく久しぶりに気分が盛り上がってしまったのよ」
店の奥へと僕たちを促しながら、少女のような顔でベイヴィルが笑う。
「これが坊や達の防寒着よ。どうかねぇ」
そう言って示された先には、二つのトルソーに厚手のマントがかけられていた。大きさ的に、左のものが大きいのでバラムのもの、右の少し小さめなのが僕のものだろうか。
右のマントに近づいて触ってみると、表面は毛足の短めな質感だった。撥水性も結構ありそうだが、感触的にはごく普通のマントな気がする。
「……おおっ」
マントの内側に手を入れると、思わず感嘆の声を漏らしてしまった。とても温かい。内側全体が電気毛布になっているかのようだった。
「ふふ、温かいかい? 着れば、頭からつま先まで温かくなるからねぇ。外の寒さも通さないからこれで悪い風も入らないよ」
「そうなのか、すごいな」
確かに、あまり考えていなかったが、マントのカバー範囲では顔や足元の防寒はまた別の装備が必要なのかと思ったが、そこはマジカルな作用でカバー出来るようだ。
「さ、着てみておくれ。着心地を調節をしてあげるからねぇ」
「ああ」
ベイヴィルに促されて、バラムと僕はそれぞれのマントを羽織ってみる。
「ほぅ……」
早速マントを羽織ってみると、その瞬間、“全身”が温かさに包まれる。……心地良すぎて、立ったまま眠ってしまうかもしれない。
「トウノ坊やのは外套の上から留められるようにしておいたからねぇ」
「は…………それはありがたい」
危ない。しっかりしないと本当に眠ってしまいそうだった。意識をしっかり持とう。
僕の編纂士装束は現状、外套も取りこんでのセット装備となっているので、装備枠として少し心配だったのだが、そこのところも考えて作られているらしい。ありがたい。
「着心地はどうかねぇ」
「ああ、そうだな……丈は丁度いいが……もう少し身体にぴったり沿うと良いかもしれない」
「どれ……ちょっとじっとしとくれ」
見た目的に少し重たいかなと思ったが、意外と重さを感じなかった。少々肩からずり落ちる感覚が気になるので、そこだけ直してもらえれば文句はない。
見た目は、僕の方はステータス画面を開いて現在の自分のアバターの様子をくるくる回して確認する。
表地は黒色ベース、裏地はえんじ色になっていて、えんじ色が落ち着いた深みのある色なのでギリギリ黒歴史感が抑えられたカラーとなっている。
肩から足元に流れるように、蔦のような植物の刺繍が主張しすぎず降りていって、左側の足元に近い方には、まるで僕にぴったりと寄り添うような犬の刺繍が施されていた。犬の背後には大きな剣が地面に突き立っている。
右側には僕を振り返って仰ぎ見るような牡山羊の姿が。
…………あまりに馴染みのある動物達だが…………バラムやシルヴァのこと、というよりは僕が常に装備している盟友の証のデザインからの着想なのだろう。
……僕の方の刺繍が“こう”なら、バラムの方は? と、視線をバラムの方へ向けてみると、バラムも既に羽織って着心地を確かめているところだった。
バラムの方は、ベースの色味は僕のものと同じで、図柄は僕の上から下への植物の流れとは逆に、足元付近にある開かれた本から生えた植物が上へ向かって伸びていく刺繍だった。
これもやはり、盟友の証のデザインを参考にしているのだろう。
盟友の証自体がそれぞれのイメージを交換したものになっているので、本来なら僕のマントの野生的な図柄はバラムの方が似合うと思うのだが……でも……。
「ふふっ、その刺繍、気に入ってくれたかねぇ」
「「ああ」」
発した肯定の音に、僕より低い音が被る。思わず、その音の発生源に目を向けると、赤みの強い錆色の瞳と視線が交わった。
じわじわと熱が首から顔に移るのを自覚するが、マントの効果……だけではないのだろう。
「おやまぁ!」
僕たちのその様子にベイヴィルが楽しそうに笑う。
その後、バラムの方も色々細かい調整を行なってもらい、ベイヴィルに礼を言って店をあとにする。
店を出ると、向かいの建物の軒先に真っ黒な小鳥がとまっていた。
『ふむ。雪山に行くには十分そうであるな。ん? ……おお! これは中々良い刺繍であるな!』
真っ黒な小鳥ことシルヴァが、早速目ざとく、牡山羊の刺繍を見つけて、僕の足元へ降りてくる。
「これで、必要なものは揃っただろうか?」
「ああ。いつでも発てる」
『では、すぐ向かうであるか?』
一通りマントを眺め終わったシルヴァが僕の肩に乗ってくる。
「こいつの活動限界が今日だろうが。次にこいつが目覚めて以降だ」
『そうであったな』
僕が答える前にバラムに言われてしまった。いい加減ログイン時間とログアウト時間をきっちり把握されている。
「そういうことだから、今日から丸二日後に集合ということで準備するなり、したいことをするなりで自由に過ごそう」
『承知である! では、我はまた出かけてこようかの』
と言うなり、飛び立っていってしまった。
「落ち着きがねぇな」
その様子を見て、バラムが鼻を鳴らしてそう漏らす。まぁ……サバイバルイベントで教えてもらったシルヴァの“本質”的に、ひとところに留まっているのが苦手なのだろう。
僕としてはそれなりの時間が経った気がするとはいえ、シルヴァからすれば途方もない期間封印されていた反動が今もあるのかもしれない。
「まぁ、いいんじゃないか」
「ふん。俺たちは戻るぞ」
「ああ」
すでに日は昇っていて、町が徐々に賑わってくる気配が漂っている。
バラムに促されて、僕はローザの宿屋へと戻り、一日をまったりと過ごした。
……バラムはどこかへと出かけるかと思ったが、ずっと僕の部屋にいた。……まぁ、今更か。
そして、次の日のログイン。
いよいよ、今日は雪山へ出発する。
消耗品の準備もバッチリだ。とはいえ、底根の四つ葉壺も普通に使えるので、消耗品が枯渇することはあまり考えなくていいので、そのあたりは気楽だ。
僕達の旅立ちを察知していたかのように、ローザがまたお弁当を持たせてくれたのが嬉しかった。
そうして、一度図書館前の欠け月の写しへと転移し、図書館の裏手から雪山に向けて歩みだした。
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―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
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