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再会
4
「わぁ~帰ってきたんだ、懐かしいな、この部屋の匂いも、この日差しも」
部屋に入ればジュンは荷物を置くや否や、どっかりとソファに体を埋めた。
「長時間のフライトで疲れただろ。コーヒーでも淹れ……」
今座ったばかりだというのにジュンは飛び起きて、カウンターキッチンに向かおうとした史郎を捕まえる。
「先に、史郎さん」
「え?」
「コーヒーは史郎さんの後でいいの」
「疲れてないの……?」
「それはそれ、これはこれ、ですよ」
にぃっ、と笑みを浮かべたかと思うと史郎をソファに引き寄せ、あっという間に組み敷いた。史郎の腰がシーツに沈み込み、ソファがきしむ。
「どれだけお預け食らったと思ってるんですか」
「それは僕も同じだよ」
長い間お預けを食らって、ようやく結ばれたかと思えばまた半年間のお預け生活。ジュンのお預けはあまりにも長すぎた。
「はあ……やっと触れられる。どれだけ我慢したか……」
そう呟いたジュンの声は、半年の忍耐をすべて凝縮したような、切実な熱を帯びていた。
「あっちでそういうことにはならなかったの?」
「えっ?」
「モテたでしょ、ジュンくん。きれいな黒髪だし」
そう言いながら史郎はジュンの髪を梳く。旅立つ前よりも全体的に伸びていて、ワイルドな印象を与える。
「まあ、そこそこ言い寄られはしましたけど、全部断りましたよ! 当たり前でしょ!」
何を言っているのだとでも言いたげに、目をひん剥くジュンは滑稽ですらある。
「モテてたことは否定しないんだ」
「そりゃ嘘はつきたくないですからね」
「嘘、ねえ」
史郎はジュンを見上げながら、意地悪そうに口の片端だけ上げた。ジュンは言葉の意図に気づくと、史郎の鎖骨に深く顔を埋めた。
「もう……一生責め続けられるんだろうな……」
「そうだね。一生、ね」
生涯を共にするという意味合いの言葉に嬉しく思いつつ、そう長くないから心配しないで、と心の中で付け加えて、史郎はよしよしと史郎の頭を撫でた。
部屋に入ればジュンは荷物を置くや否や、どっかりとソファに体を埋めた。
「長時間のフライトで疲れただろ。コーヒーでも淹れ……」
今座ったばかりだというのにジュンは飛び起きて、カウンターキッチンに向かおうとした史郎を捕まえる。
「先に、史郎さん」
「え?」
「コーヒーは史郎さんの後でいいの」
「疲れてないの……?」
「それはそれ、これはこれ、ですよ」
にぃっ、と笑みを浮かべたかと思うと史郎をソファに引き寄せ、あっという間に組み敷いた。史郎の腰がシーツに沈み込み、ソファがきしむ。
「どれだけお預け食らったと思ってるんですか」
「それは僕も同じだよ」
長い間お預けを食らって、ようやく結ばれたかと思えばまた半年間のお預け生活。ジュンのお預けはあまりにも長すぎた。
「はあ……やっと触れられる。どれだけ我慢したか……」
そう呟いたジュンの声は、半年の忍耐をすべて凝縮したような、切実な熱を帯びていた。
「あっちでそういうことにはならなかったの?」
「えっ?」
「モテたでしょ、ジュンくん。きれいな黒髪だし」
そう言いながら史郎はジュンの髪を梳く。旅立つ前よりも全体的に伸びていて、ワイルドな印象を与える。
「まあ、そこそこ言い寄られはしましたけど、全部断りましたよ! 当たり前でしょ!」
何を言っているのだとでも言いたげに、目をひん剥くジュンは滑稽ですらある。
「モテてたことは否定しないんだ」
「そりゃ嘘はつきたくないですからね」
「嘘、ねえ」
史郎はジュンを見上げながら、意地悪そうに口の片端だけ上げた。ジュンは言葉の意図に気づくと、史郎の鎖骨に深く顔を埋めた。
「もう……一生責め続けられるんだろうな……」
「そうだね。一生、ね」
生涯を共にするという意味合いの言葉に嬉しく思いつつ、そう長くないから心配しないで、と心の中で付け加えて、史郎はよしよしと史郎の頭を撫でた。
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