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1章
頑張っちゃいます
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そうして、僕は王城までやって来たのだ。
僕がガチガチに固まっているのを見た陛下は朗らかに、そんなに緊張しなくていいと言ってくださった。噂に違わぬ心の広いお方だ。
僕がほっとして肩の力を抜いていると、隣にいる父が胸に手を当て腰を折り、畏まった声を出した。
「僭越ながら陛下、レオス王子殿下は…?」
「…すまない、リュードリア公爵よ。本日の顔合せは必ず出席させるつもりだったのだが、騎士団の方で緊急の任務に駆り出されてしまったのだ」
「それは…我が子よりもそちらの任務が大切だと、そういうことでしょうか」
普段はどんな場でも礼節を崩さない父が、珍しく眉間に深い皺を寄せていた。
「ちょっとあなた…!申し訳ありません陛下!」
母が焦って止めたものの、その後も父の厳しい声色と、それに怒りもしない陛下の会話は続いた。
「怒るのも当然なことをこちらがしてしまったのだ…非礼を詫びよう。だがそうだな、当家としては決してご子息との婚姻を蔑ろにしたいわけではないと、弁明させてほしい」
(あぁ…僕は、レオス様にとってその程度のものなのか)
陛下が怒らないのは、父と同じことを思ったからだろう。それに、聡明で寛容だと評判の陛下が自ら僕を蔑ろにするようなことをするとは思えない。
レオス様本人が僕と任務を天秤にかけて、僕は負けたのだ。
それはきっと、至極あっさりと右に傾いたことだろう。
僕の耳にはもう父たちの会話なんて届いていなかったが、僕がぐっと涙を堪えたと同時に、今度は母の怒声が響いた。
「いい加減にしなさいあなた!!冷静になってちょうだい!」
(は、母上が怒った…!)
滅多にない母の怒声に、父も僕もびっくりしてしまう。
「ご、ごめんよママ…カナリエも」
謝られてしまった。たしかに僕もびっくりしたけれど大事なのは父で、まさかのママ呼びがその異常な焦りを表している。もはやちょっと可哀想だ。
(僕がしっかりしなきゃ…!)
「へ、陛下。お見苦しい所をお見せして申し訳ありません。そもそも婚約の誓書は両親さえいれば成立するものです。レオス殿下がお見えにならなくても、私共に申すところはございません」
本当はちょっぴり寂しいけど、なんて思いながら笑顔で告げた。
自分で言った通り、婚約を結ぶのに大々的な儀式は必要ないからレオス様も来なかったのだ。相手が僕だから蔑ろにされたわけじゃない、そう思うことにしたら少し苦しくなくなった。
陛下はそんな僕を見て少し押し黙った。でもすぐに柔らかく笑って、頭を下げた。
「ありがとう、カナリエ殿」
僕は何も言えなかったけど、顔を上げた陛下がすごく優しい顔をしていたから、結婚して王家に入っても大丈夫かなと思えた。
広い大広間の中で静かな時間が流れて、僕はなぜだか急に空気の冷たさを感じた。
◇◇◇
王城から出て、両親がしばらく実家で休むかと言ってくれた。けど今日は一人になりたくて、その誘いを断った。
今は学園に行く馬車の中で、一人窓の外を眺めている。
王城の周辺とはいえ、馬車用に補整された道は森の中で殺風景な景色が続く。
(さすがに来てすらくれないなんて考えてなかったな)
考えうる最悪のさらに上を行った現実に、なぜか心は凪いでいる。
レオス様のお仕事は、民の命に直接関わるものだ。だから滅多なことがなければお休みできないし、レオス様みたいに役職のある方はなおのことだろう。
王城に行く前もあんなにぐちゃぐちゃな気持ちだったのに、会えなかったら会えなかったでもっと辛かった。
あと、こんなに悲しいのに嫌いになれないのも辛い。
「なんでこんなに、好きなんだろ…」
背もたれのクッションに体を預けながら呟いた言葉は、誰にも聞かれることなく寒空に溶けて行った。
暫くの間木々の間から見える空を眺めていると、学院の一部である塔が姿を現した。
学院に戻ったら何事もなかったかのように振舞おう。長々と感傷に浸ってる暇なんてない。もっと魔法の腕を磨いて、せめてレオス様のお役にたてるようにならなきゃ。
そう考えてふと気付いた。
(あれ、僕今まで何も頑張ってきてないや)
僕は何を悲劇ぶってたんだろう。よく考えたら、僕自身がレオス様に好きになってもらうための努力をしたことがあっただろうか。
番かそうじゃないかで頭がいっぱいで、そんな根本的なことを忘れていた。
そんな初歩的なことに気付けば、なんだか僕にもまだ希望はあるような気がしてきた。
まだ諦めるには早いんだ。だって僕はまだ何も出来ていない。番じゃない僕でも好きになってもらえるように頑張りたい。
お腹の底から熱いものが込み上げて、まだ出来ることがあることに嬉しくなった。
「よーし!待っててくださいレオス様!!」
森から抜けて学院まであと少しのところで叫ぶと、御者が肩を跳ねさせるのが見えた。
学院に入って、僕はちゃんと御者にごめんねを言ってから降車した。
開けた空から差す温かい光を受け、やる気に満ち溢れた気分のまま寮の自室までの道を走り出した。
この王都学院は、正門から入ってすぐのところに共通棟が見え、右手に図書館、食堂、その他複合館などを通って行った先に生徒寮がある。
僕はルールは守るタイプなので、建物の中ではちゃんと歩いて生徒寮を目指していた。
すると複合館の掲示板の辺りで、なにやら生徒たちがたむろしているのが見えた。
その中にはシアもいて、顰めた顔の下半分を手で隠してあるチラシを眺めている。いつも冷静さを忘れない彼にしては珍しい表情だったので、僕は胸騒ぎがして彼に近づいた。
「シア、何見てるの?」
「あれ、カナ?帰ってたんだね。それがちょっとまずいことになってるみたいで…コレ」
そう言って指さされた方に視線を向ける。
《臨時魔獣退治部隊員 募集のお知らせ》
そう大きく書かれた字の下に、学院の魔法科、戦闘科の成績上位者から臨時の隊員を募集するという旨が書かれていた。
「これって…」
たしかに、かなりまずい状態らしい。
学院への臨時部隊の要請は、騎士団が半壊状態になるほどの案件が起きた時のみ緊急で出されるのだ。
「…あ」
(今日レオス様が来られなかったのもこれのせい?)
レオス様もこの魔獣退治に向かわれていて、今日の顔合わせに来れなかったということなら、相当危険な場所にいるはずだ。顔から血の気が引いた。
「し、シア、どうしよう…!レオス様が…!」
「…やっぱり王城にはいなかったんだね」
これから好きになってもらおうなんて呑気なことを言ってる間に、レオス様は危険な任務へ向かわれていたのだ。僕は焦りと心配で泣きそうになる。
「カナ…」
「僕、この募集受ける」
「は?!本気で言ってんの!?」
「うん。レオス様のところに行かなきゃいけない…気がする」
レオス様が僕なんかの手助けを必要としてるとは思えないけど、なんだか今すぐ会いに行かなきゃいけないような気がした。
固く決心して、厳しい表情の友人を見つめる。
なにか言おうと開いたその口は、言葉を発する前に閉じられた。
「…分かった、じゃあ僕も一緒に行くよ」
「…え!?いや、なんで!僕一人で…!」
「ほら、今心配したでしょ?僕も同じようにカナに危険な目にあって欲しくないんだよ」
(それは分かってる、けど…)
やっぱり反対されてしまいそうな雰囲気に、思わず顔を伏せた。
「あーあー、そんな悲しい顔しない!行くなって言ってんじゃないの。危ないときはお互い助け合う、それでいいんじゃない?」
「でも…」
「まだ言うか。カナが行くなら僕も行く、それ以外はなし!ほら、どうする?」
僕の親友はなんて優しい人なんだろう。僕はさっきと違う意味で涙が出そうになった。
「…一緒に行ってくれる?」
「よし、任せろ!」
ドンと叩いた胸を叩いて答えたシアがとても頼もしく見えた。
そしてシアは僕の手を取って、魔法科の職員室へ向かって歩き始めた。
「レオス様なんてちょちょいっと助けちゃって、言いたいことガツンと言いに行くぞ!」
シアは僕がレオス様のこと心配してるのも、ちゃんとお話したいと思ってるのも全部分かってるんだ。もはやエスパーかと思ってしまう。
僕は彼の手を握り返して頷き、隣に並んで歩みを早めたのだった。
僕がガチガチに固まっているのを見た陛下は朗らかに、そんなに緊張しなくていいと言ってくださった。噂に違わぬ心の広いお方だ。
僕がほっとして肩の力を抜いていると、隣にいる父が胸に手を当て腰を折り、畏まった声を出した。
「僭越ながら陛下、レオス王子殿下は…?」
「…すまない、リュードリア公爵よ。本日の顔合せは必ず出席させるつもりだったのだが、騎士団の方で緊急の任務に駆り出されてしまったのだ」
「それは…我が子よりもそちらの任務が大切だと、そういうことでしょうか」
普段はどんな場でも礼節を崩さない父が、珍しく眉間に深い皺を寄せていた。
「ちょっとあなた…!申し訳ありません陛下!」
母が焦って止めたものの、その後も父の厳しい声色と、それに怒りもしない陛下の会話は続いた。
「怒るのも当然なことをこちらがしてしまったのだ…非礼を詫びよう。だがそうだな、当家としては決してご子息との婚姻を蔑ろにしたいわけではないと、弁明させてほしい」
(あぁ…僕は、レオス様にとってその程度のものなのか)
陛下が怒らないのは、父と同じことを思ったからだろう。それに、聡明で寛容だと評判の陛下が自ら僕を蔑ろにするようなことをするとは思えない。
レオス様本人が僕と任務を天秤にかけて、僕は負けたのだ。
それはきっと、至極あっさりと右に傾いたことだろう。
僕の耳にはもう父たちの会話なんて届いていなかったが、僕がぐっと涙を堪えたと同時に、今度は母の怒声が響いた。
「いい加減にしなさいあなた!!冷静になってちょうだい!」
(は、母上が怒った…!)
滅多にない母の怒声に、父も僕もびっくりしてしまう。
「ご、ごめんよママ…カナリエも」
謝られてしまった。たしかに僕もびっくりしたけれど大事なのは父で、まさかのママ呼びがその異常な焦りを表している。もはやちょっと可哀想だ。
(僕がしっかりしなきゃ…!)
「へ、陛下。お見苦しい所をお見せして申し訳ありません。そもそも婚約の誓書は両親さえいれば成立するものです。レオス殿下がお見えにならなくても、私共に申すところはございません」
本当はちょっぴり寂しいけど、なんて思いながら笑顔で告げた。
自分で言った通り、婚約を結ぶのに大々的な儀式は必要ないからレオス様も来なかったのだ。相手が僕だから蔑ろにされたわけじゃない、そう思うことにしたら少し苦しくなくなった。
陛下はそんな僕を見て少し押し黙った。でもすぐに柔らかく笑って、頭を下げた。
「ありがとう、カナリエ殿」
僕は何も言えなかったけど、顔を上げた陛下がすごく優しい顔をしていたから、結婚して王家に入っても大丈夫かなと思えた。
広い大広間の中で静かな時間が流れて、僕はなぜだか急に空気の冷たさを感じた。
◇◇◇
王城から出て、両親がしばらく実家で休むかと言ってくれた。けど今日は一人になりたくて、その誘いを断った。
今は学園に行く馬車の中で、一人窓の外を眺めている。
王城の周辺とはいえ、馬車用に補整された道は森の中で殺風景な景色が続く。
(さすがに来てすらくれないなんて考えてなかったな)
考えうる最悪のさらに上を行った現実に、なぜか心は凪いでいる。
レオス様のお仕事は、民の命に直接関わるものだ。だから滅多なことがなければお休みできないし、レオス様みたいに役職のある方はなおのことだろう。
王城に行く前もあんなにぐちゃぐちゃな気持ちだったのに、会えなかったら会えなかったでもっと辛かった。
あと、こんなに悲しいのに嫌いになれないのも辛い。
「なんでこんなに、好きなんだろ…」
背もたれのクッションに体を預けながら呟いた言葉は、誰にも聞かれることなく寒空に溶けて行った。
暫くの間木々の間から見える空を眺めていると、学院の一部である塔が姿を現した。
学院に戻ったら何事もなかったかのように振舞おう。長々と感傷に浸ってる暇なんてない。もっと魔法の腕を磨いて、せめてレオス様のお役にたてるようにならなきゃ。
そう考えてふと気付いた。
(あれ、僕今まで何も頑張ってきてないや)
僕は何を悲劇ぶってたんだろう。よく考えたら、僕自身がレオス様に好きになってもらうための努力をしたことがあっただろうか。
番かそうじゃないかで頭がいっぱいで、そんな根本的なことを忘れていた。
そんな初歩的なことに気付けば、なんだか僕にもまだ希望はあるような気がしてきた。
まだ諦めるには早いんだ。だって僕はまだ何も出来ていない。番じゃない僕でも好きになってもらえるように頑張りたい。
お腹の底から熱いものが込み上げて、まだ出来ることがあることに嬉しくなった。
「よーし!待っててくださいレオス様!!」
森から抜けて学院まであと少しのところで叫ぶと、御者が肩を跳ねさせるのが見えた。
学院に入って、僕はちゃんと御者にごめんねを言ってから降車した。
開けた空から差す温かい光を受け、やる気に満ち溢れた気分のまま寮の自室までの道を走り出した。
この王都学院は、正門から入ってすぐのところに共通棟が見え、右手に図書館、食堂、その他複合館などを通って行った先に生徒寮がある。
僕はルールは守るタイプなので、建物の中ではちゃんと歩いて生徒寮を目指していた。
すると複合館の掲示板の辺りで、なにやら生徒たちがたむろしているのが見えた。
その中にはシアもいて、顰めた顔の下半分を手で隠してあるチラシを眺めている。いつも冷静さを忘れない彼にしては珍しい表情だったので、僕は胸騒ぎがして彼に近づいた。
「シア、何見てるの?」
「あれ、カナ?帰ってたんだね。それがちょっとまずいことになってるみたいで…コレ」
そう言って指さされた方に視線を向ける。
《臨時魔獣退治部隊員 募集のお知らせ》
そう大きく書かれた字の下に、学院の魔法科、戦闘科の成績上位者から臨時の隊員を募集するという旨が書かれていた。
「これって…」
たしかに、かなりまずい状態らしい。
学院への臨時部隊の要請は、騎士団が半壊状態になるほどの案件が起きた時のみ緊急で出されるのだ。
「…あ」
(今日レオス様が来られなかったのもこれのせい?)
レオス様もこの魔獣退治に向かわれていて、今日の顔合わせに来れなかったということなら、相当危険な場所にいるはずだ。顔から血の気が引いた。
「し、シア、どうしよう…!レオス様が…!」
「…やっぱり王城にはいなかったんだね」
これから好きになってもらおうなんて呑気なことを言ってる間に、レオス様は危険な任務へ向かわれていたのだ。僕は焦りと心配で泣きそうになる。
「カナ…」
「僕、この募集受ける」
「は?!本気で言ってんの!?」
「うん。レオス様のところに行かなきゃいけない…気がする」
レオス様が僕なんかの手助けを必要としてるとは思えないけど、なんだか今すぐ会いに行かなきゃいけないような気がした。
固く決心して、厳しい表情の友人を見つめる。
なにか言おうと開いたその口は、言葉を発する前に閉じられた。
「…分かった、じゃあ僕も一緒に行くよ」
「…え!?いや、なんで!僕一人で…!」
「ほら、今心配したでしょ?僕も同じようにカナに危険な目にあって欲しくないんだよ」
(それは分かってる、けど…)
やっぱり反対されてしまいそうな雰囲気に、思わず顔を伏せた。
「あーあー、そんな悲しい顔しない!行くなって言ってんじゃないの。危ないときはお互い助け合う、それでいいんじゃない?」
「でも…」
「まだ言うか。カナが行くなら僕も行く、それ以外はなし!ほら、どうする?」
僕の親友はなんて優しい人なんだろう。僕はさっきと違う意味で涙が出そうになった。
「…一緒に行ってくれる?」
「よし、任せろ!」
ドンと叩いた胸を叩いて答えたシアがとても頼もしく見えた。
そしてシアは僕の手を取って、魔法科の職員室へ向かって歩き始めた。
「レオス様なんてちょちょいっと助けちゃって、言いたいことガツンと言いに行くぞ!」
シアは僕がレオス様のこと心配してるのも、ちゃんとお話したいと思ってるのも全部分かってるんだ。もはやエスパーかと思ってしまう。
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