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第56話 魔術師の診療
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部屋に入ってそっと扉を閉じたところで、私は改めてその室内を確認した。
やはりというべきか、こちらの部屋も先程の部屋と同様にカビ臭さと埃っぽさがあり、手狭でそのうえに薄暗かった。この暗さは付いてる窓が小さいからかな……。
そしてそんな部屋のさらに奥……まぁ狭い部屋だから奥というほど奥でもないけどもっ。そこに小さなベッドがあって、そこからゼーゼーと苦しそうな呼吸音が聞こえてきた。
うん、これは呼吸器系の病気だね……。
離れていても聞こえるほど大きな、何かに引っ掛るような呼吸音。
これじゃあ確かに返事も出来ないだろうし、あまり放置するのはよくない状態だ。何より本人も苦しいだろう……。
「こんにちは、少々失礼しますね」
私はそう声を掛け、ベッドに寝てるロイくんのお母さんの側まで近づき毛布をはがした。
私の知る限り、この症状は一種の発作みたいなものだ。専用の薬を使うことで症状も緩和できるはずだけど……残念ながら私は今その薬を持っていない。
普通に考えれば何もないところからの対処は難しいのだけども、私には秘策がある。
「少し背中をさすりますね」
そして私はその言葉通りに彼女の背中をさすった。……すかさず治癒の魔術を使いながらね。
実は治癒などの回復系魔術は水属性に類する……つまり私の得意分野だ。使用する際にはどんな病気で、どのように体内で異常をきたしているか把握できれば多くの病状に対処が可能。
本当なら合わせて薬草や専用の薬なんかも使った方がいいんだけど、私の治癒魔術は効果が強いのでそれ無しでも十分効くのです。
うん、こんなものかな……?
呼吸が落ち着いたのをみて、私はぱっと背中をさするのをやめた。
するとロイくんのお母さんはゆっくりと身体を起こし、恐る恐るといった様子でこちらを振り向いた。
そうして目があった私はにっこりと笑い、あらかじめ用意していた言葉を口にした。
「どうやら背中をさすったらタイミングよく症状が治まったようですね」
そう、症状が治まったのはあくまで偶然……表面上はね。
外傷ならばともかく、魔術を補助する薬品を一切使わないで臓器類へ治癒魔術を使ったっていうのは、魔術師の中でも出来る人が希少で目立ってしまうからね。
彼女はそちらの知識がないからこの場は判断がつかないかも知れないけど、うっかり同業者に知られると私の素性が怪しまれるので治癒魔術のことは伏せておくのが一番だ。
「……あの、アナタは誰でしょうか?」
あ、治癒魔術の方に気を取られてて、そっちのフォローについてはうっかりしてた……。
まぁ普通に考えるて一番気になるのは突然現れた私ですよねー。
「初めまして、勝手に御宅へ上がり込んで申し訳ありません。私は魔術師のリオン、息子さんから貴女の診療を頼まれてコチラへ参りました」
ロイくんにもそうしたように、偽名の方の……もとい仕事名のリオンと名乗りながら私は軽く片手を胸に当てる礼を取った。
「診療……ということは、お医者様?」
「ええ、似たようなものです」
私は彼女の言葉に頷きつつ、これからの話に必要な荷物からあるものを取り出す。
「そして貴女の病気なのですが、見たところ呼吸器の疾患のようなのです。だからこちらを使って頂くと……」
「ご、ごめんなさい!! うちにそんなお金はありません!!」
つらつらと説明を並べようとした私の言葉は、酷く慌てたロイくんのお母さんの声に遮られてしまった。
そこで彼女の顔をよく見てみると、その色はハッキリ言ってあまりよろしくなかった。……これは病気のせいもあるだろうけど、治療費について考えてしまったからだろうな。
確かに診療費を貧民である彼らが払うのは大きな負担になるだろう……だって月の稼ぎくらいは余裕で飛んでいくからね。
「……それについては心配なさらなくて結構です。それより興奮されるとお身体に障りますので落ち着いて下さい」
しかし今はそこをあまり気に病まれては困る。またそれで体調を崩されては意味がないし。
そもそも私はお金なんて取るつもりはないからね。
「ですが……」
「大丈夫ですので、とりあえず貴女はこれを食べて下さい」
そして私は先程とりだしておいた、ある小さな包みを彼女に手渡した。
……うん、一応素直には受け取ってくれたね 。
「これは薬ですか……?」
「ええ、似たようなものです」
「でも、それじゃあお高いのでしょう……頂くわけには……」
ああ、やっぱり金額が気になるか……。
まぁそうだよね……。
「誓ってお金は取りませんので安心して下さい。あとこれは噛まずに口の中で舐めるように食べて下さい」
「分かりました……」
彼女は私の言葉を受けてようやく渋々と行った様子で頷く。
こちらはまったくお金なんて取るつもりはないんだけどなぁ……。
まぁ初対面だし簡単には信用できないですよねー。
そんなこんなでなんとか差し出した包みの中身を口にしてくれて、心の中でほっと息をつく。
「食べ終わったら、またお休みになって下さい……それで良くなるはずですから」
良くなるはずというか、もうとっくに良くなってるはずなんですけどね?
あくまで治癒魔術の件を誤魔化すための方便なんだけど、実際に発作で体力の消耗もあるだろうし休んだ方がいいというのは嘘ではないけども……。
ちなみに私が渡したのは、ちょうど持っていた普通のアメである。
いいんです、アメも薬だと思って食べればほぼ薬なので!!
「それでは私はこれで失礼いたします」
部屋から出て行こうと扉に手を掛けたところで、女性が声を掛けてきた。
「あの……本当にお金は……」
あ、やっぱりまだ気になりますか?
まぁそうですよね、あとで吹っかけられたら死活問題ですもんね……。
じゃあ、こっちのフォローも必要か……さて、上手く納得して貰えるかな。
「さっきも申し上げた通り、私はアナタの息子さんのロイくんからアナタを見て欲しいと頼まれました」
私は言葉の一つ一つに心を込めて、まぁやり過ぎなくらい丁寧にそう語る。
「その際に彼の母親を思う強い気持ちに心打たれたのです……だから治療費は一切入りません」
実際のところはそこまでのものじゃないし、全部は方便だ。
だって私の『たまたま道で揉めてるのを見掛けて困ってそうだからきちゃった』的な動機を正直に話したところで、それを納得してもらうことが難しいのは分かりきっている。
だからこそより確実に納得してもらうために、私はひと演技打つことにしたのだ……。
何より、こういう時に子供を言い訳にするのは強いからね。
「あ、ありがとうございます……」
するとロイくんのお母さんは、私の言葉に涙ぐみながらお礼を言った。
……いや、泣かせるつもりまではなかったんだけどな。
まぁ納得して貰えたのならいいか。
「それでは私は退室いたしますので、またゆっくり休んで下さいね」
「はい……」
しかし、実はまだ気になることがある。
それはこの家のカビ臭さと埃っぽさだ。あの症状が引き起こされた大きな要因は、明らかにこの劣悪|《れつあつ》な環境、主に掃除が行き届いていない空気の悪さゆえだろう……。
ならば私がするべきなのは………………。
やはりというべきか、こちらの部屋も先程の部屋と同様にカビ臭さと埃っぽさがあり、手狭でそのうえに薄暗かった。この暗さは付いてる窓が小さいからかな……。
そしてそんな部屋のさらに奥……まぁ狭い部屋だから奥というほど奥でもないけどもっ。そこに小さなベッドがあって、そこからゼーゼーと苦しそうな呼吸音が聞こえてきた。
うん、これは呼吸器系の病気だね……。
離れていても聞こえるほど大きな、何かに引っ掛るような呼吸音。
これじゃあ確かに返事も出来ないだろうし、あまり放置するのはよくない状態だ。何より本人も苦しいだろう……。
「こんにちは、少々失礼しますね」
私はそう声を掛け、ベッドに寝てるロイくんのお母さんの側まで近づき毛布をはがした。
私の知る限り、この症状は一種の発作みたいなものだ。専用の薬を使うことで症状も緩和できるはずだけど……残念ながら私は今その薬を持っていない。
普通に考えれば何もないところからの対処は難しいのだけども、私には秘策がある。
「少し背中をさすりますね」
そして私はその言葉通りに彼女の背中をさすった。……すかさず治癒の魔術を使いながらね。
実は治癒などの回復系魔術は水属性に類する……つまり私の得意分野だ。使用する際にはどんな病気で、どのように体内で異常をきたしているか把握できれば多くの病状に対処が可能。
本当なら合わせて薬草や専用の薬なんかも使った方がいいんだけど、私の治癒魔術は効果が強いのでそれ無しでも十分効くのです。
うん、こんなものかな……?
呼吸が落ち着いたのをみて、私はぱっと背中をさするのをやめた。
するとロイくんのお母さんはゆっくりと身体を起こし、恐る恐るといった様子でこちらを振り向いた。
そうして目があった私はにっこりと笑い、あらかじめ用意していた言葉を口にした。
「どうやら背中をさすったらタイミングよく症状が治まったようですね」
そう、症状が治まったのはあくまで偶然……表面上はね。
外傷ならばともかく、魔術を補助する薬品を一切使わないで臓器類へ治癒魔術を使ったっていうのは、魔術師の中でも出来る人が希少で目立ってしまうからね。
彼女はそちらの知識がないからこの場は判断がつかないかも知れないけど、うっかり同業者に知られると私の素性が怪しまれるので治癒魔術のことは伏せておくのが一番だ。
「……あの、アナタは誰でしょうか?」
あ、治癒魔術の方に気を取られてて、そっちのフォローについてはうっかりしてた……。
まぁ普通に考えるて一番気になるのは突然現れた私ですよねー。
「初めまして、勝手に御宅へ上がり込んで申し訳ありません。私は魔術師のリオン、息子さんから貴女の診療を頼まれてコチラへ参りました」
ロイくんにもそうしたように、偽名の方の……もとい仕事名のリオンと名乗りながら私は軽く片手を胸に当てる礼を取った。
「診療……ということは、お医者様?」
「ええ、似たようなものです」
私は彼女の言葉に頷きつつ、これからの話に必要な荷物からあるものを取り出す。
「そして貴女の病気なのですが、見たところ呼吸器の疾患のようなのです。だからこちらを使って頂くと……」
「ご、ごめんなさい!! うちにそんなお金はありません!!」
つらつらと説明を並べようとした私の言葉は、酷く慌てたロイくんのお母さんの声に遮られてしまった。
そこで彼女の顔をよく見てみると、その色はハッキリ言ってあまりよろしくなかった。……これは病気のせいもあるだろうけど、治療費について考えてしまったからだろうな。
確かに診療費を貧民である彼らが払うのは大きな負担になるだろう……だって月の稼ぎくらいは余裕で飛んでいくからね。
「……それについては心配なさらなくて結構です。それより興奮されるとお身体に障りますので落ち着いて下さい」
しかし今はそこをあまり気に病まれては困る。またそれで体調を崩されては意味がないし。
そもそも私はお金なんて取るつもりはないからね。
「ですが……」
「大丈夫ですので、とりあえず貴女はこれを食べて下さい」
そして私は先程とりだしておいた、ある小さな包みを彼女に手渡した。
……うん、一応素直には受け取ってくれたね 。
「これは薬ですか……?」
「ええ、似たようなものです」
「でも、それじゃあお高いのでしょう……頂くわけには……」
ああ、やっぱり金額が気になるか……。
まぁそうだよね……。
「誓ってお金は取りませんので安心して下さい。あとこれは噛まずに口の中で舐めるように食べて下さい」
「分かりました……」
彼女は私の言葉を受けてようやく渋々と行った様子で頷く。
こちらはまったくお金なんて取るつもりはないんだけどなぁ……。
まぁ初対面だし簡単には信用できないですよねー。
そんなこんなでなんとか差し出した包みの中身を口にしてくれて、心の中でほっと息をつく。
「食べ終わったら、またお休みになって下さい……それで良くなるはずですから」
良くなるはずというか、もうとっくに良くなってるはずなんですけどね?
あくまで治癒魔術の件を誤魔化すための方便なんだけど、実際に発作で体力の消耗もあるだろうし休んだ方がいいというのは嘘ではないけども……。
ちなみに私が渡したのは、ちょうど持っていた普通のアメである。
いいんです、アメも薬だと思って食べればほぼ薬なので!!
「それでは私はこれで失礼いたします」
部屋から出て行こうと扉に手を掛けたところで、女性が声を掛けてきた。
「あの……本当にお金は……」
あ、やっぱりまだ気になりますか?
まぁそうですよね、あとで吹っかけられたら死活問題ですもんね……。
じゃあ、こっちのフォローも必要か……さて、上手く納得して貰えるかな。
「さっきも申し上げた通り、私はアナタの息子さんのロイくんからアナタを見て欲しいと頼まれました」
私は言葉の一つ一つに心を込めて、まぁやり過ぎなくらい丁寧にそう語る。
「その際に彼の母親を思う強い気持ちに心打たれたのです……だから治療費は一切入りません」
実際のところはそこまでのものじゃないし、全部は方便だ。
だって私の『たまたま道で揉めてるのを見掛けて困ってそうだからきちゃった』的な動機を正直に話したところで、それを納得してもらうことが難しいのは分かりきっている。
だからこそより確実に納得してもらうために、私はひと演技打つことにしたのだ……。
何より、こういう時に子供を言い訳にするのは強いからね。
「あ、ありがとうございます……」
するとロイくんのお母さんは、私の言葉に涙ぐみながらお礼を言った。
……いや、泣かせるつもりまではなかったんだけどな。
まぁ納得して貰えたのならいいか。
「それでは私は退室いたしますので、またゆっくり休んで下さいね」
「はい……」
しかし、実はまだ気になることがある。
それはこの家のカビ臭さと埃っぽさだ。あの症状が引き起こされた大きな要因は、明らかにこの劣悪|《れつあつ》な環境、主に掃除が行き届いていない空気の悪さゆえだろう……。
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