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第51話 大名行列バブル
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――とんでもないことになった。
悪い知らせではない。むしろ、良い話なのだが……頭のいい奴にとっては、これが凄まじく厄介なことだと悟るだろう。事実、俺は困っていた。
王都からテスラが戻ってきたのだが……凄まじい土産を持ってきてしまったのである。うん、見たこともない量の金銀財宝。それらは数百頭の馬や牛に積まれていた。さらには大勢の民。期待に胸を膨らませながら、まるで大河のように行列を成している。
なに? この人、世界でも救ってきたの? それ、全員移民なの? 王都からの移住者なの?
到着するなり、灰になりそうなほど真っ白なテスラが「はは、宴だぁ……」と、力ない言葉を漂わせた。バルティアの民は、その言葉だけを受け取り、とっとと宴の準備に取りかかった。テスラはそのまま灰になるかのように消えた。
そして、その日の夕刻には町を挙げての大宴会。というか火山でも噴火したかのような祭りが始まったのである。
中央広場の噴水前。テーブルには俺とミトリとファンサ。そして、つい数分前まで町の入り口で灰になっていたはずのテスラが戻っていた。
テスラは、ジョッキでアイスティーを一気に飲み干す。そして、おっさんみたいに腕で腕で口を拭い――ようやく生気を取り戻した。そして、俺たちに事情を説明してくれる。
「――というわけで……陛下が寄付をくださったのだ」
金銀財宝の行列の総額は約1000億ルク。うん。俺の実家みたいな小さな領土の数年分の予算に匹敵する。これで陛下は、城壁の目立つところに名前を刻めと言った。一応、いちばん高く目立つところは、テスラが予約しているので、その上に国王の石像を建てることにしたとか。
やばい。良い意味でやばい。いちばん目立つ陛下の石像の真下に、テスラの名前が刻まれるんだろ。ってことは、そういう序列を国民が意識するのは当然。これで、テスラがバルティアを大都市化すれば、確実に世界ナンバー2の名誉を手にすることになる。
「で、1000億ですか……」
俺はさすがに頭を悩ませる。
「うむ。1000億だ……」
テスラも同じように頭を悩ませる。
「あの……リークさんもお姉ちゃんも、なんでそんなに暗い顔をしてるんですか?」
ミトリが不思議そうにしている。
「ですよねぇ。1000億あったら、もっと大勢の人も雇えますし、作業もはかどると思うのですが。……何か不都合なことでもあるのですか?」
さすがのファンサ教授様も、まだピンときていないようであった。領主であり、経済の前線で指揮をしている俺とテスラにしか理解できないようだ。ゆえに丁寧に説明してやる。
「俺の計画と、陛下の寄付はベクトルが真逆なんだよ」
「うむ。過ぎたるは及ばざるがごとしとはこのことだ」
この寄付によって、俺たちは難題を突きつけられたことになる。というのも、俺は金がないゆえに、町の人たちの承認欲求や善意、夢や希望や未来を駆り立て、そのエネルギーを建築へのパワーとした。それが上手く回っていたはずだった。
けど、大量の資金があったらどうなる。国民からすれば『金があるのにボランティアをさせるとはいかがなものか?』となるわけだ。
じゃあ、これからは賃金を支払ってやればいい――というほど、これは簡単な話ではない。
この城郭都市化計画は、魔法産業の命運がかかっている。民は金や私利私欲ではなく、夢や希望、善意で動くような――堕落しないという証明をしなければならないのだ。『金で解決しました』では、魔法産業革命は許してもらえないのである。
つまり、どれだけ金を使わずに普請を成功させるかというミッションに、大量の金を使う責任を負ってしまったのである。なぜなら、寄付金だから。使わずにポッケないないしちゃったら、横領になるから。
「じゃあ、毎日宴会とか……」
ミトリのアイデアに、俺はノーを突きつける。
「そんなことしたら、それこそ堕落するだろ……」
「職人たちへの給料をアップするとかは?」
そのファンサの意見にもノーだ。儲かる仕事になったら、それこそボランティアの人たちから不平不満が上がる。現状、絶妙なバランスでやっているのである。
「しかも、町の人たちに見られてしまってますもんね……」
ミトリの言うとおりである。テスラが蟻の行列の如く金銀財宝を運んできた。それを国民は見ている。ケチなことを続ければ、それこそ民から文句が出る。なんで金があるのにボランティアなんかさせてんだよって。
「これは、陛下の嫌がらせ――いや、試練だな。よく考えれば、これを乗り越えさえすれば魔法産業もお許しになると言うことだろう。は、はは……難題だがな」
再び灰になろうとしているテスラ。
「とりあえず、設計を見直した方がいいですね」と、提案する俺。
城壁の規模をさらにデカくする。うん、たぶん王都を越える。予定よりも三倍ぐらいデカくした方が良さそうだ。超巨大農場や、超大規模工業都市の開発を前提に城壁を広げる。あと、貴族用の住宅地なども用意した方がいい。城郭都市化に沿って、都市開発を推進する必要がある。
「あの――テスラ様」
ふと、ククルがやってくる。ぞろぞろと身なりの良い格好をした中年男性たちを引き連れて。
「む? なんだ?」
「それが……この人たちがご挨拶をしたいと、遠路から――」
やってきたのは、他国の貴族たち。それらを見るなり、ミトリがびくりと反応した。
「お、お父様!?」
先頭を歩く恰幅の良い男性を見るや、条件反射で後ずさりをするミトリ。
「おお! おまえもここにいたか! ――いやあ、久しぶりだ! テスラ様もご機嫌麗しゅう」
「こ、これはこれは、メトローム殿」
真っ白になっていたテスラに色が戻る。仕事モードだ。メトローム・コラットル伯爵。要するにミトリの父だ。親父・コラットルだ。
「聞きましたぞ! 陛下から、巨大事業を任されているらしいではないですか! うちのミトリも役に立っているようで」
「ええ、ご息女には助けられております」
「それで、なんですが、我らがコラットル家も、なにかお役に立てればと思い、寄付を――」
「き、寄付ぅ?」
再び灰になりかけるテスラ。
「り、りぃく……金の使い道を考えろ」
プロジェクト完成までに、お金、使い切れるかな。
「おお、もしかして、きみが噂のリークくんかね?」
親父・コラットルが、俺を見るや目をギラつかせる。
「は、はい?」
「見るからに利発そうな顔をしている! なんでも、奉公人でありながら、テスラ様の懐刀と呼ばれているそうじゃないか!」
なにそれ? 貴族の間ではそんなふうに呼ばれているの?
「きみの活躍はミトリからの手紙でよく聞かされているよ。もし、よかったらうちの娘と結婚するってのはいかがかな?」
「はい?」
また、結婚話ですか? 嫌だって言ってるのに!
「もう、やだぁお父様ったら。気が早いのですから」
頬を赤らめるミトリ。やだぁ、とか言っておきながら、めちゃくちゃまんざらでもない表情を浮かべている。そして、さりげなく俺の腕を抱き寄せてきた。
「もし、ミトリに不満があるのなら、こちらから好きな女性を選ぶといい」
俺とミトリは、ほぼ同時に「はい?」といった。ククルも言った。
親父・コラットルが合図をすると、背後からぞろぞろと見目麗しい女性がめちゃくちゃ明るい表情を浮かべながら登場する。俺を見るや否や、怒濤の如く押し寄せてくる。
「きゃあ! リーク様よ!」「わたくし、メトローム男爵の姪で――」「家事育児料理が得意です!」「よかったらお食事でも!」
一瞬にしてもみくちゃにされる。俺を揉むな。そして揉ませるな!
「おおおお、お父様! これはどういうことですか?」
「いやあ、リークくんの話をしたら、親戚の叔父さんたちがぜひともうちの娘を嫁がせたいと言ってきてな。おまえがリークくんと無理にくっつなくても大丈夫だぞ。この中の誰かが結婚するのなら、リークくんの家との繋がりは盤石なものになるから」
要するに、数にものを言わせて政略結婚を仕掛けてきたわけか。うん、とんでもないことになってきた。押し寄せてくる美女の皆様。それを引き剥がそうとするミトリとククル。おい、テスラ。灰になっている場合じゃないぞ! おい! おい! おまえが止めろ! おまえしかいないんだぞ!
悪い知らせではない。むしろ、良い話なのだが……頭のいい奴にとっては、これが凄まじく厄介なことだと悟るだろう。事実、俺は困っていた。
王都からテスラが戻ってきたのだが……凄まじい土産を持ってきてしまったのである。うん、見たこともない量の金銀財宝。それらは数百頭の馬や牛に積まれていた。さらには大勢の民。期待に胸を膨らませながら、まるで大河のように行列を成している。
なに? この人、世界でも救ってきたの? それ、全員移民なの? 王都からの移住者なの?
到着するなり、灰になりそうなほど真っ白なテスラが「はは、宴だぁ……」と、力ない言葉を漂わせた。バルティアの民は、その言葉だけを受け取り、とっとと宴の準備に取りかかった。テスラはそのまま灰になるかのように消えた。
そして、その日の夕刻には町を挙げての大宴会。というか火山でも噴火したかのような祭りが始まったのである。
中央広場の噴水前。テーブルには俺とミトリとファンサ。そして、つい数分前まで町の入り口で灰になっていたはずのテスラが戻っていた。
テスラは、ジョッキでアイスティーを一気に飲み干す。そして、おっさんみたいに腕で腕で口を拭い――ようやく生気を取り戻した。そして、俺たちに事情を説明してくれる。
「――というわけで……陛下が寄付をくださったのだ」
金銀財宝の行列の総額は約1000億ルク。うん。俺の実家みたいな小さな領土の数年分の予算に匹敵する。これで陛下は、城壁の目立つところに名前を刻めと言った。一応、いちばん高く目立つところは、テスラが予約しているので、その上に国王の石像を建てることにしたとか。
やばい。良い意味でやばい。いちばん目立つ陛下の石像の真下に、テスラの名前が刻まれるんだろ。ってことは、そういう序列を国民が意識するのは当然。これで、テスラがバルティアを大都市化すれば、確実に世界ナンバー2の名誉を手にすることになる。
「で、1000億ですか……」
俺はさすがに頭を悩ませる。
「うむ。1000億だ……」
テスラも同じように頭を悩ませる。
「あの……リークさんもお姉ちゃんも、なんでそんなに暗い顔をしてるんですか?」
ミトリが不思議そうにしている。
「ですよねぇ。1000億あったら、もっと大勢の人も雇えますし、作業もはかどると思うのですが。……何か不都合なことでもあるのですか?」
さすがのファンサ教授様も、まだピンときていないようであった。領主であり、経済の前線で指揮をしている俺とテスラにしか理解できないようだ。ゆえに丁寧に説明してやる。
「俺の計画と、陛下の寄付はベクトルが真逆なんだよ」
「うむ。過ぎたるは及ばざるがごとしとはこのことだ」
この寄付によって、俺たちは難題を突きつけられたことになる。というのも、俺は金がないゆえに、町の人たちの承認欲求や善意、夢や希望や未来を駆り立て、そのエネルギーを建築へのパワーとした。それが上手く回っていたはずだった。
けど、大量の資金があったらどうなる。国民からすれば『金があるのにボランティアをさせるとはいかがなものか?』となるわけだ。
じゃあ、これからは賃金を支払ってやればいい――というほど、これは簡単な話ではない。
この城郭都市化計画は、魔法産業の命運がかかっている。民は金や私利私欲ではなく、夢や希望、善意で動くような――堕落しないという証明をしなければならないのだ。『金で解決しました』では、魔法産業革命は許してもらえないのである。
つまり、どれだけ金を使わずに普請を成功させるかというミッションに、大量の金を使う責任を負ってしまったのである。なぜなら、寄付金だから。使わずにポッケないないしちゃったら、横領になるから。
「じゃあ、毎日宴会とか……」
ミトリのアイデアに、俺はノーを突きつける。
「そんなことしたら、それこそ堕落するだろ……」
「職人たちへの給料をアップするとかは?」
そのファンサの意見にもノーだ。儲かる仕事になったら、それこそボランティアの人たちから不平不満が上がる。現状、絶妙なバランスでやっているのである。
「しかも、町の人たちに見られてしまってますもんね……」
ミトリの言うとおりである。テスラが蟻の行列の如く金銀財宝を運んできた。それを国民は見ている。ケチなことを続ければ、それこそ民から文句が出る。なんで金があるのにボランティアなんかさせてんだよって。
「これは、陛下の嫌がらせ――いや、試練だな。よく考えれば、これを乗り越えさえすれば魔法産業もお許しになると言うことだろう。は、はは……難題だがな」
再び灰になろうとしているテスラ。
「とりあえず、設計を見直した方がいいですね」と、提案する俺。
城壁の規模をさらにデカくする。うん、たぶん王都を越える。予定よりも三倍ぐらいデカくした方が良さそうだ。超巨大農場や、超大規模工業都市の開発を前提に城壁を広げる。あと、貴族用の住宅地なども用意した方がいい。城郭都市化に沿って、都市開発を推進する必要がある。
「あの――テスラ様」
ふと、ククルがやってくる。ぞろぞろと身なりの良い格好をした中年男性たちを引き連れて。
「む? なんだ?」
「それが……この人たちがご挨拶をしたいと、遠路から――」
やってきたのは、他国の貴族たち。それらを見るなり、ミトリがびくりと反応した。
「お、お父様!?」
先頭を歩く恰幅の良い男性を見るや、条件反射で後ずさりをするミトリ。
「おお! おまえもここにいたか! ――いやあ、久しぶりだ! テスラ様もご機嫌麗しゅう」
「こ、これはこれは、メトローム殿」
真っ白になっていたテスラに色が戻る。仕事モードだ。メトローム・コラットル伯爵。要するにミトリの父だ。親父・コラットルだ。
「聞きましたぞ! 陛下から、巨大事業を任されているらしいではないですか! うちのミトリも役に立っているようで」
「ええ、ご息女には助けられております」
「それで、なんですが、我らがコラットル家も、なにかお役に立てればと思い、寄付を――」
「き、寄付ぅ?」
再び灰になりかけるテスラ。
「り、りぃく……金の使い道を考えろ」
プロジェクト完成までに、お金、使い切れるかな。
「おお、もしかして、きみが噂のリークくんかね?」
親父・コラットルが、俺を見るや目をギラつかせる。
「は、はい?」
「見るからに利発そうな顔をしている! なんでも、奉公人でありながら、テスラ様の懐刀と呼ばれているそうじゃないか!」
なにそれ? 貴族の間ではそんなふうに呼ばれているの?
「きみの活躍はミトリからの手紙でよく聞かされているよ。もし、よかったらうちの娘と結婚するってのはいかがかな?」
「はい?」
また、結婚話ですか? 嫌だって言ってるのに!
「もう、やだぁお父様ったら。気が早いのですから」
頬を赤らめるミトリ。やだぁ、とか言っておきながら、めちゃくちゃまんざらでもない表情を浮かべている。そして、さりげなく俺の腕を抱き寄せてきた。
「もし、ミトリに不満があるのなら、こちらから好きな女性を選ぶといい」
俺とミトリは、ほぼ同時に「はい?」といった。ククルも言った。
親父・コラットルが合図をすると、背後からぞろぞろと見目麗しい女性がめちゃくちゃ明るい表情を浮かべながら登場する。俺を見るや否や、怒濤の如く押し寄せてくる。
「きゃあ! リーク様よ!」「わたくし、メトローム男爵の姪で――」「家事育児料理が得意です!」「よかったらお食事でも!」
一瞬にしてもみくちゃにされる。俺を揉むな。そして揉ませるな!
「おおおお、お父様! これはどういうことですか?」
「いやあ、リークくんの話をしたら、親戚の叔父さんたちがぜひともうちの娘を嫁がせたいと言ってきてな。おまえがリークくんと無理にくっつなくても大丈夫だぞ。この中の誰かが結婚するのなら、リークくんの家との繋がりは盤石なものになるから」
要するに、数にものを言わせて政略結婚を仕掛けてきたわけか。うん、とんでもないことになってきた。押し寄せてくる美女の皆様。それを引き剥がそうとするミトリとククル。おい、テスラ。灰になっている場合じゃないぞ! おい! おい! おまえが止めろ! おまえしかいないんだぞ!
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