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#1 オレンジ色のゼラニウム
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あの人との出会いは突然だったー
1枚の紙からだったのだろうか
私とあの人をめぐり合わせる歯車が動き出したのは。
私は少女漫画のような人生は望んでいない。
平凡でいい。
結婚もできなくたって別にいい。
仕事の肩書きも要らない。
平凡でいいんだ。
でも、友達は欲しいな。
1人は寂しいと思うから。
こんなことを日頃から思っている。
自分でも心底冷めてるなと思う。
でも本当は、
心の中の奥の方では自分に自信が無いだけだと気づいている。
私の父は私が小学校6年生のときに、小3の弟と、3歳の双子の妹たち、そして母を置いて1人届かぬ場所へ行ってしまった。
そういうこともあり 、母は家族を支えるため朝早くから夜中まで働いた。
私はそんな母を支えるため料理と家事を。
そのかいがあり、料理と家事はかなりできる方だとは思う。
だけど他に取り柄がない。
地味な女だし冷めてるし。
悲劇のヒロインはそんなに遠くは無いかもしれないけど
少女漫画のような華やか、かつ可愛く、キラキラしている世界には程遠い。
そんなことをぐるぐる考えていたらいつの間にか会社の前の階段をのぼりきっていた。
って何考えてんだ、、、
くだらない。
立ち止まり、小さなため息をついた。
よし。仕事、頑張るか。
重たい足を踏み出した時だった。
ダダダダダダダダ!!!!!!
ものすごい足音に思わず顔を上げると同期の都(みやこ)がイノシシのように、会社に向かう人のなかをかき分け私に向かってくる。
「ねえ、これ見た!?社内で配布されていたんだけど!!」
と鼻息を荒くして聞いてきた。
「都、落ち着いて。私、今、会社の目の前ね。考えてー、都。私はその紙をー、、」
まるで保育園児にでも話すかのように都に問いかけた。
都はひらめいたかのように
「あっ!!!!取るまでもなく、内容を把握しているのか!うわぁー、そっかー、でもそうだよねー。」
ん?
都、あなたいつの間にそんな馬鹿な回答するようになったの?
都、変な薬でも飲んだの?
都?まさか交通事故にでもあって頭が、、、
いや、今ここにいるし、それはないな、
と私が混乱していると
都は唐突に変な質問をしてきた。
「やっぱさ、社長秘書って給料高いの??いい~な~!!!」
この子はなんの話しをしているのだろう。
私の頭の上にクエッションマークが増えていく。
「ちょっと待とう。都?なんかさっきからなんの話してるの??」
「またまた~!!照れ隠しですか?社長秘書!!!」
と言いながら都はわたしの肩を骨の折れる勢いで叩いた。
痛さよりも今は混乱だ。
「は??」
唖然としていると、都は時計を見てハッとした顔つきに変わり
「じゃあね!瑠衣(るい)先輩に怒られる!!!」
そう言うと持っていた紙を私の胸に押付け走って会社の方へ向かっていった。
またもや、イノシシのように。
おーい、都ー、私も同じ部所ー。
心の中で叫んだ。
声に出してもああいう時の都には大抵届かない。
しかし、急に都が会社の入口寸前で止まった。
「え、、、止まった、、?」
あれ、、、
こういうの奇跡って言うのかな。
少し嬉しかった。
都の中に私がいる。
そんな風に感じて。
そう思っていた矢先。
都から信じられない言葉が飛んできた。
まるでドラマのセリフのように
「一恋(かれん)!!!離れるのは寂しいが、応援してるぞ!!同期として。そして、、友として!!!!」
そう言い放った。
そして左胸に右手の拳を2回あてた後、私に拳を突き出した。
そして、またすぐに走って行ってしまった。
「は???」
私はいよいよ都はやばいと思いながらふと紙に目を向けた。
「え。」
目がとび出た。
「はぁぁぁーーーーーー!?」
信じ難い内容が書いてあった。
1枚の紙からだったのだろうか
私とあの人をめぐり合わせる歯車が動き出したのは。
私は少女漫画のような人生は望んでいない。
平凡でいい。
結婚もできなくたって別にいい。
仕事の肩書きも要らない。
平凡でいいんだ。
でも、友達は欲しいな。
1人は寂しいと思うから。
こんなことを日頃から思っている。
自分でも心底冷めてるなと思う。
でも本当は、
心の中の奥の方では自分に自信が無いだけだと気づいている。
私の父は私が小学校6年生のときに、小3の弟と、3歳の双子の妹たち、そして母を置いて1人届かぬ場所へ行ってしまった。
そういうこともあり 、母は家族を支えるため朝早くから夜中まで働いた。
私はそんな母を支えるため料理と家事を。
そのかいがあり、料理と家事はかなりできる方だとは思う。
だけど他に取り柄がない。
地味な女だし冷めてるし。
悲劇のヒロインはそんなに遠くは無いかもしれないけど
少女漫画のような華やか、かつ可愛く、キラキラしている世界には程遠い。
そんなことをぐるぐる考えていたらいつの間にか会社の前の階段をのぼりきっていた。
って何考えてんだ、、、
くだらない。
立ち止まり、小さなため息をついた。
よし。仕事、頑張るか。
重たい足を踏み出した時だった。
ダダダダダダダダ!!!!!!
ものすごい足音に思わず顔を上げると同期の都(みやこ)がイノシシのように、会社に向かう人のなかをかき分け私に向かってくる。
「ねえ、これ見た!?社内で配布されていたんだけど!!」
と鼻息を荒くして聞いてきた。
「都、落ち着いて。私、今、会社の目の前ね。考えてー、都。私はその紙をー、、」
まるで保育園児にでも話すかのように都に問いかけた。
都はひらめいたかのように
「あっ!!!!取るまでもなく、内容を把握しているのか!うわぁー、そっかー、でもそうだよねー。」
ん?
都、あなたいつの間にそんな馬鹿な回答するようになったの?
都、変な薬でも飲んだの?
都?まさか交通事故にでもあって頭が、、、
いや、今ここにいるし、それはないな、
と私が混乱していると
都は唐突に変な質問をしてきた。
「やっぱさ、社長秘書って給料高いの??いい~な~!!!」
この子はなんの話しをしているのだろう。
私の頭の上にクエッションマークが増えていく。
「ちょっと待とう。都?なんかさっきからなんの話してるの??」
「またまた~!!照れ隠しですか?社長秘書!!!」
と言いながら都はわたしの肩を骨の折れる勢いで叩いた。
痛さよりも今は混乱だ。
「は??」
唖然としていると、都は時計を見てハッとした顔つきに変わり
「じゃあね!瑠衣(るい)先輩に怒られる!!!」
そう言うと持っていた紙を私の胸に押付け走って会社の方へ向かっていった。
またもや、イノシシのように。
おーい、都ー、私も同じ部所ー。
心の中で叫んだ。
声に出してもああいう時の都には大抵届かない。
しかし、急に都が会社の入口寸前で止まった。
「え、、、止まった、、?」
あれ、、、
こういうの奇跡って言うのかな。
少し嬉しかった。
都の中に私がいる。
そんな風に感じて。
そう思っていた矢先。
都から信じられない言葉が飛んできた。
まるでドラマのセリフのように
「一恋(かれん)!!!離れるのは寂しいが、応援してるぞ!!同期として。そして、、友として!!!!」
そう言い放った。
そして左胸に右手の拳を2回あてた後、私に拳を突き出した。
そして、またすぐに走って行ってしまった。
「は???」
私はいよいよ都はやばいと思いながらふと紙に目を向けた。
「え。」
目がとび出た。
「はぁぁぁーーーーーー!?」
信じ難い内容が書いてあった。
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