冷たいコーヒーを温めましょう

ホッと温まるコーヒーをもう一杯

彼の家はカフェテリアの一階あがった4階に大きなマンションのような３LDKのような大きな生活スペースがあった。

「ここが俺の家だ。両親の家だから実家暮らしかよ。と言われてしまえばその通りだが。今日からここがお前の家だ。」

「ここに、女性の服ってないですよね。」
私は、彼の言葉がプロポーズのようで一度でも言われてみたいセリフの言葉で感動してしまったが、彼に愛してもらうために...こほん、清潔になるために新しい洋服に着替えたかった。

「俺の姉がコスプレが好きで、同時進行で物語が描かれている咲夜とほたるの衣装ならあるんだが、足りるか。」

「咲夜とほたるのコスプレ！部屋着はこれがいい。コスプレするの憧れていたの。テレビでコスプレをしている人を見て自分の好きなものを全身で表現できるのが羨ましくてしたかったし、知っている物語が【ゴールは役者さん、その前に演劇部】だけだから本当にうれしい。」
「でも、お姉さま？の洋服を借りて大丈夫かな。と、いうかいい加減名前教えてくれない。同棲中だけでも名前で呼び合いたい。私の名前は、つらら。同棲中の性はあなたと同じがいい。」

「俺の名前は、冬桜紅雨（ふゆざくらこうう）っていうんだ。でも、つららって名前だと苗字と意味合いが似てしまうな。大丈夫？」

「冬桜つらら。私の名前は冬桜つらら、私...好きかも。紅雨さんって呼ぶよりあだ名で呼ぶのに憧れてたから、こうくんって呼んでいい？」

「じゃあ、俺はつららって呼ぶな。つららって名前、可愛い名前じゃん。俺はそう呼ぶね。」

赤面
「いきなり...名前の呼び捨て...。きゅん。ってきちゃう...。」
「こう...くん。」

「よろしくな。今時、キュンっていうのか？。」

「常識とか、流行りとかの言葉知らないから、言葉変だけど許して。ごめん...」

「気にしないよ。事情は詳しくは分からないけど、細かい礼儀とか気にせず、自由にやりたいことをしなよ。さっき泣いている姿を見ているし、折角なら好きなことして楽しんだらいいんじゃない。つららの部屋とかはあとで案内するし、ご飯は俺が用意するし、泣いている顔よりも笑っている顔の方が可愛いよ。」

「わ、私、こうくんのお店の手伝いをしたい。少しでも離れると泣きそうになるから隣で一緒に働いても...いい？」

「仕事している時、つららと話していると楽しいと思うから、俺からお願いしたいくらいだよ。一緒に働こうぜ。」

「あ...ありがと...。」

始まりはイルミネーション一緒に見ないとかナンパされて本当は怖かったけど、彼は純粋に優しい人で縁あって彼の傍にいられる。こんなに幸せなことはない。並行世界に彷徨わせてくれてありがとございます。彼の傍にいられるだけで幸せです。

「明日から一緒に頑張ろうな。」

「は、はい...。」


明日からは『私』でなく、紅雨との『私たち』の物語が始まる。