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小さくても大きな一歩
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……んん…おはようございます。結婚指輪を貰って1週間が経ちました。
がさがさ
『私の彼はとても早起きで朝は私を起こさないように起きてコーヒーをブレンドして豆を挽いてます。今のようにこっそり、その彼を見ている時間が幸せな1日の始まりです。』
私は歩道橋から飛び降りてしまい足が動かなくなってしまいました。死のうとしたのに足だけが動かなくなる罰。自己決定が…とか言ってたのにあまりにも勝手な私だ。でも生かしてくれたってことは何かしらの意味や私だけの使命があるのだろう。その時まで幸せなひと時を過ごさせてください。
白露彼方
「あ、夕涼起きた⁇。」
白露夕涼
「今、丁度起きたところ。」
彼の目は透き通っていて何度目を見ても美しい…
彼方
「コーヒーが丁度できたところだよ。コーヒーいる⁇。」
夕涼
『頼んでもいないのにさりげなくミルク入りのコーヒーを私に渡してくれる。彼はブラックコーヒーでわざわざ私のためにミルクを入れてくれてると思うと無意識に顔が笑顔になる。』
「ありがとう。」
私はお礼を言って心も温まりながらコーヒーを受け取る。
『いつか、さりげなく受け取る時に彼の指に触れてみたい…。』
彼方
「ほら、しっかりと持たないと危ないよ。」
夕涼
彼は私の手を握っ‼︎……きゃぁあああー‼︎
『彼から‼︎彼から手を握って…握って…‼︎
きゃーー‼︎
『幸せです。』
「手…手が…。」
彼方
「手なんて握ったことないから恥ずかしいけど、それよりも夕涼が火傷とかする方が悲しいから…。」
夕涼
「………朝から本当に幸せです…。」
彼方
「今日はどうする⁇。昨日は公園に行ったけど、今日も公園に行く?。」
「今日は…温泉…温泉に、行きたい。」
彼方
「お、温泉‼︎‼︎…1人で大丈夫⁇。」
夕涼
「一緒に入りたい…、ここの部屋のお風呂だと恥ずかしいけど、私は結婚するっていう幸せを叶えることができた。あなたがどう動くか怖い…けど、私の全てを知ってほしい。」
『怖い…けど、彼をもっと知りたい。彼なら信じられる。と信じてみたい。』
彼方
「自分を信じてそう言ってくれてるのかな、それだったら嬉しいけど、何かお返しをしなきゃと思っていたらやめてね。そんなことは誰も望まないから…。」
夕涼
「わた…私の…私の全てを知ってほしい‼︎。今まで、私の移動とかしてもらっていたけど、足についてとかも含めて全部知ってほしい…。」
『信じてみたいとか言ったけど信じられてないのは私か…。嫌な女だな…ただ、足の状態を見られて嫌われてしまうかもっていう恐怖から予防線を張ってるだけじゃん…。』
彼方
「じゃあ、どこに行くか一緒に考えてみる。心が前向きになってるのはいいことだと思うし。まぁ、温泉旅館から温泉を探そうとするのは変かもしれないけど…。」
夕涼
「う、うん…。」
怖いけど、私にとって大きな一歩を踏み出してみました…。世間的には極小さい一歩かもしれない、けど私にとっては大きな一歩なんです…彼がいい人でありますように…
私の願いが叶いますように…
がさがさ
『私の彼はとても早起きで朝は私を起こさないように起きてコーヒーをブレンドして豆を挽いてます。今のようにこっそり、その彼を見ている時間が幸せな1日の始まりです。』
私は歩道橋から飛び降りてしまい足が動かなくなってしまいました。死のうとしたのに足だけが動かなくなる罰。自己決定が…とか言ってたのにあまりにも勝手な私だ。でも生かしてくれたってことは何かしらの意味や私だけの使命があるのだろう。その時まで幸せなひと時を過ごさせてください。
白露彼方
「あ、夕涼起きた⁇。」
白露夕涼
「今、丁度起きたところ。」
彼の目は透き通っていて何度目を見ても美しい…
彼方
「コーヒーが丁度できたところだよ。コーヒーいる⁇。」
夕涼
『頼んでもいないのにさりげなくミルク入りのコーヒーを私に渡してくれる。彼はブラックコーヒーでわざわざ私のためにミルクを入れてくれてると思うと無意識に顔が笑顔になる。』
「ありがとう。」
私はお礼を言って心も温まりながらコーヒーを受け取る。
『いつか、さりげなく受け取る時に彼の指に触れてみたい…。』
彼方
「ほら、しっかりと持たないと危ないよ。」
夕涼
彼は私の手を握っ‼︎……きゃぁあああー‼︎
『彼から‼︎彼から手を握って…握って…‼︎
きゃーー‼︎
『幸せです。』
「手…手が…。」
彼方
「手なんて握ったことないから恥ずかしいけど、それよりも夕涼が火傷とかする方が悲しいから…。」
夕涼
「………朝から本当に幸せです…。」
彼方
「今日はどうする⁇。昨日は公園に行ったけど、今日も公園に行く?。」
「今日は…温泉…温泉に、行きたい。」
彼方
「お、温泉‼︎‼︎…1人で大丈夫⁇。」
夕涼
「一緒に入りたい…、ここの部屋のお風呂だと恥ずかしいけど、私は結婚するっていう幸せを叶えることができた。あなたがどう動くか怖い…けど、私の全てを知ってほしい。」
『怖い…けど、彼をもっと知りたい。彼なら信じられる。と信じてみたい。』
彼方
「自分を信じてそう言ってくれてるのかな、それだったら嬉しいけど、何かお返しをしなきゃと思っていたらやめてね。そんなことは誰も望まないから…。」
夕涼
「わた…私の…私の全てを知ってほしい‼︎。今まで、私の移動とかしてもらっていたけど、足についてとかも含めて全部知ってほしい…。」
『信じてみたいとか言ったけど信じられてないのは私か…。嫌な女だな…ただ、足の状態を見られて嫌われてしまうかもっていう恐怖から予防線を張ってるだけじゃん…。』
彼方
「じゃあ、どこに行くか一緒に考えてみる。心が前向きになってるのはいいことだと思うし。まぁ、温泉旅館から温泉を探そうとするのは変かもしれないけど…。」
夕涼
「う、うん…。」
怖いけど、私にとって大きな一歩を踏み出してみました…。世間的には極小さい一歩かもしれない、けど私にとっては大きな一歩なんです…彼がいい人でありますように…
私の願いが叶いますように…
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