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1章
3話「新生聖騎士団の絶対的掟」
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ティクス国聖騎士団は率いる団長が代替わりする度に新生の騎士団として国内外に知れる事となる。今回も前団長ロゼットから新団長であるランスロットの代になった事も含めて聖騎士団は新生聖騎士団として正式に体制が整えられる。
だが、これだけは決して変わる事のない聖騎士団の絶対的掟についてランスロットの前に分厚い本が用意されていた。ローレンス達の話ではこの掟がある事で聖騎士団としての実力が代替わりしたとしても発揮されてきた、と言うのである。
「まず、団長であるランスロット様において守って頂くべき掟は2つあります。1つ目はその腰に下げられている剣の使い方でございます。聖騎士は国を守り、民を守り、そして、国王陛下を守る砦でございます。使い方を本来とは異なる使い方をする様な時は神の手により天罰を与えられる、それが絶対的な掟の1つ目となりますでしょう」
「分かりました。騎士の本来のあるべき姿を団長であってもしっかり体現する様に、って事ですね」
「そうです。そして、絶対的な掟の2つ目。その身に流れる力は決して悪用してはならない。それは神々に与えられし神聖なる力でありそして、人々の希望となる力。私利私欲の為に使う事を禁じられます」
「ふむ。力は安易に使うべきじゃない……そう捉えてもいいのでしょう。これらの掟が守られて来た事でこのティクス国の聖騎士団は人々の希望として存在が出来てきたって事に繋がりますから、私もしっかり心に、魂に刻んでおかねばなりませんね」
ランスロットは分厚い本の最初に書かれている【団長の掟】と書かれているページを感傷深く指先で撫でて頷いてみせる。ローレンスは次のページに書かれている【騎士の掟】については親衛騎士のハルウッドに引き継いで話を切った。
後を引き継いだハルウッドは自分の腰に付けている剣の柄に手を乗せて真剣な声と表情をしながら言葉を語り始める。そして、ランスロットにこの聖騎士団の強さの根本にある掟こそが強みであると伝える。
「【騎士の掟】についてご説明致します。団長以外の騎士達にも絶対的な掟が3個ほど用意されております。その3つについてお話します。1つ目・私利私欲の決闘を禁ずる。2つ目・過剰なる強さに心を委ねない。3つ目・剣を持つ覚悟を覚えておく。この3つが掟として騎士達には刻まれております。それぞれのご説明は必要でございますか?」
「1つ目は理解出来ます。2つ目の過剰なる強さとは魔法の事でしょうか?」
「はい。我々も団長と同じ神々に加護を受けております。故に魔法を使って癒す事も、誰かを傷付ける事も出来ます。しかし、魔法の本質は自分に合った力を保持する事に繋がっております。なので、その過剰なる力に心を委ねる様な事があればそれは神々への反乱を意味しますので禁じているのです」
「そうですね。自分の身の丈以上の力に飲まれて自我を失い、そして騎士としての魂を失う事は死よりも苦しいと聞きます。それでは3つ目の剣を持つ覚悟とは……騎士としてのあるべき姿を持つ騎士達の本質を意味するのでは?」
「そうでございます。剣を振るう意味も、持つ意味も騎士だから決して忘れてはいけない掟でございます。それを忘れて剣を握るのは罪人より愚かであり、そして、悪魔より許されない事なのです」
ランスロットの質問にハルウッドはしっかり受け答えして説明をしていく。確かに、とランスロット納得し理解もしてハルウッドの説明に終始耳を傾けていた。
そして、一通りの説明が終わった後ローレンスとハルウッドが退室して1人になったランスロットは少し本の中身を熟読していた。色々と今までの団長達が残してきた功績も記されているので過去の実力者達がどうやってきたのかも知る事が出来る。
ロゼットの功績と言えば貴族の中でも希望者には男爵としての地位を与えて、自分達の騎士としての誇りを高める事に成功したと書かれている。実際騎士団の半数は貴族出の騎士達が割合を占めている。
だが、ランスロットはこの制度に関しては改革をしようかと少し考える部分があった。貴族の人間が剣を握るのはこの時代では珍しい事ではないが、実力と精神の両立にはムラがあるのが難点である、そう国王で友人のケンベルトは嘆いていた。
ランスロットも一族が没落してこの世界を流浪して気付いたが、精神も実力も両立させるのには一定の経験と知識、実力が均衡していなければ成り立たないと言える事を知っている。そして、その人材は貴族にはあまりいないのも事実である。
「やはり、代替わりした以上は過去の栄光に縋るのはあまりよろしいとは言えないでしょう。なら私は私のやり方でこのティクス国を守る聖騎士団を強め、そして、更なる高みへと導くのも運命なのだろう。神々が私に導いて下さった今の立場をしっかり受け入れて前に進む為に決断をしなくてはいけないのだな」
パタンと本を閉じてランスロットは洋紙を広げて自分の考えをカリカリと書き込んでいく。この改革は無理をしてまで通す必要はないだろうと分かっている。
まず、大事なのは団としての規則もそうであるし、そして1番に騎士達の心に納得をさせる必要がある事。ランスロットが考えている改革を明日にでもローレンス達に聞かせて意見を貰って精査していけばきっと全騎士に納得をさせる事は可能だろう。
ランスロットの執務室は夜遅くまで明かりが灯り、夜の警備に着いていた風読み師のロルゾがランスロットがまだ執務をしているのに気付いて声を掛けたので、ランスロットは集中していた事に気付く。
「こんな時間まで執務なんて無理してるんじゃねぇよな?」
「大丈夫ですよ。集中していたらこんな時刻になっていただけで無理はしていません。それにロルゾが来て言葉を掛けてくれなかったら徹夜の可能性もありましたから」
「本当に仕事熱心なのはいい事だけれど、それで身体を壊したら元もこうもないんだぜ? まだ団長就任して数日しか経ってないのに倒れたとか恥ずかしいだろう」
「はい、そうですね。ありがとうございますロルゾ。ご心配をお掛けしてしまって申し訳ないです」
「あのよ。その口調どうにかなんねぇ?」
「はい?」
「丁寧なのはいいんだけれどさ、俺達はお前の仲間であり部下であるんだぞ。他人行儀は少し寂しいと思うのは俺だけじゃないと思うが」
「あー……ただ、私が口調を素の状態にすると品性が下がると申しますか。あまり口調が綺麗だとは言えないんですよ」
「いいじゃねぇか。それが男ってもんだろう。それともお前は俺達がそんな口の悪さに引いて避けるとでも思ってんのか?」
「……思いません」
「だろう? だからその口調止めろ」
ロルゾの言葉にランスロットは少し苦虫を噛み潰した様な眉根を寄せて考え込む。そもそもロルゾとガルドはランスロットが貴族だろうと男ならではの口調を知りたいと考えてこの様な提案をしているのである。
そこに同じ様に夜警に入っていたハルウッドとガルドも姿を見せてロルゾから口調について意見を求められると2人もロルゾと同じ言葉をランスロットに話す。2人も信頼しているからこそランスロットに心の距離を作られるのは嫌だ、と言い出す。
「俺達はこんな口調だし団長であるアンタが悪い口調だろうと気にしねぇよ。逆に使い分ける練習になるんじゃないか?」
「そうだな。俺やガルドはロゼット様の頃からこんな口調で話しているがロゼット様の言葉で言うなら親しみやすい方法で絆を築け、って言うと思うぞ」
「ランスロット様、私もこんな口調ですがありのままの貴方様でいいと思います。私達の前でも丁寧にされても充分に構いませんが肩に力が入り過ぎて上手く動く事もままならない事も出てきます。どうか私達の前ではお力をお抜き下さい」
「……分かりました。でも、今日はこの口調で失礼します。まだ国王陛下に会いに行かないといけないので口調を崩す訳にはいかないので」
「こんな時間に陛下に? 何かあったのか?」
「いえ、個人的に呼ばれているんですよ。陛下とは個人的な付き合いもありますので。一応玉座の間で謁見しますから公式の場ですしね」
ランスロットはそこまでロルゾ達に説明して付き従って玉座の間にまで着いてきてくれた面々に礼を軽く述べて玉座の間に入って行った。その背を見送ったロルゾ達はそこにローレンスが来てどうしたのかと聞いて来るので、ランスロットが陛下に会いに今の時間に入っていたって事を伝えたのであった。
「夜に来てもらってすまないなランスロット」
「いえ、それで私に御用とは?」
「実は妹のリーシルベの事について相談があってな」
「王女の事でございますか。それが何かあったのでしょうか」
「お前の所の占星術師ローレンスに先程占わせたのだが、近々あの子に神託が下されると出た。その時に神殿へ向かわせようと考えておる。その護衛を頼めるか」
「承知致しました。その様な理由であれば私が護衛に着きましょう」
「色々と気苦労を掛けるが……友人としてお前の腕前を信じて託したい」
「私も陛下のご信頼に応えれる様に全力で役目を果たします。それが友人としての私の恩返しになりますので」
「この様な臣下と家臣との会話でなければお前も楽だろうに」
「お気になさりません様に。それにこの口調も団長としての私を維持する為には必要かと思いますので」
「真面目な者よ」
大臣達を控えさせている手前、ケンベルトも国王としての口調で話し掛けていたがランスロットはそんな口調で話すケンベルトが好ましく思う。ちゃんと公私混同しない部分では尊敬出来る人物であり大事な友人だと言えるからだ。
玉座の間を辞したランスロットは下城しながら与えられている家があるエリアに馬車で帰宅する。屋敷と言うにはこじんまりした小さい物件の前に着くと馬車から降りて家の中に入って行く。
まだ使用人達を雇っている訳ではないので静かな家の中でランスロットは1人部屋に歩いて行く。この家に声が響く様になるまでそう遠くはないだろう――――。
だが、これだけは決して変わる事のない聖騎士団の絶対的掟についてランスロットの前に分厚い本が用意されていた。ローレンス達の話ではこの掟がある事で聖騎士団としての実力が代替わりしたとしても発揮されてきた、と言うのである。
「まず、団長であるランスロット様において守って頂くべき掟は2つあります。1つ目はその腰に下げられている剣の使い方でございます。聖騎士は国を守り、民を守り、そして、国王陛下を守る砦でございます。使い方を本来とは異なる使い方をする様な時は神の手により天罰を与えられる、それが絶対的な掟の1つ目となりますでしょう」
「分かりました。騎士の本来のあるべき姿を団長であってもしっかり体現する様に、って事ですね」
「そうです。そして、絶対的な掟の2つ目。その身に流れる力は決して悪用してはならない。それは神々に与えられし神聖なる力でありそして、人々の希望となる力。私利私欲の為に使う事を禁じられます」
「ふむ。力は安易に使うべきじゃない……そう捉えてもいいのでしょう。これらの掟が守られて来た事でこのティクス国の聖騎士団は人々の希望として存在が出来てきたって事に繋がりますから、私もしっかり心に、魂に刻んでおかねばなりませんね」
ランスロットは分厚い本の最初に書かれている【団長の掟】と書かれているページを感傷深く指先で撫でて頷いてみせる。ローレンスは次のページに書かれている【騎士の掟】については親衛騎士のハルウッドに引き継いで話を切った。
後を引き継いだハルウッドは自分の腰に付けている剣の柄に手を乗せて真剣な声と表情をしながら言葉を語り始める。そして、ランスロットにこの聖騎士団の強さの根本にある掟こそが強みであると伝える。
「【騎士の掟】についてご説明致します。団長以外の騎士達にも絶対的な掟が3個ほど用意されております。その3つについてお話します。1つ目・私利私欲の決闘を禁ずる。2つ目・過剰なる強さに心を委ねない。3つ目・剣を持つ覚悟を覚えておく。この3つが掟として騎士達には刻まれております。それぞれのご説明は必要でございますか?」
「1つ目は理解出来ます。2つ目の過剰なる強さとは魔法の事でしょうか?」
「はい。我々も団長と同じ神々に加護を受けております。故に魔法を使って癒す事も、誰かを傷付ける事も出来ます。しかし、魔法の本質は自分に合った力を保持する事に繋がっております。なので、その過剰なる力に心を委ねる様な事があればそれは神々への反乱を意味しますので禁じているのです」
「そうですね。自分の身の丈以上の力に飲まれて自我を失い、そして騎士としての魂を失う事は死よりも苦しいと聞きます。それでは3つ目の剣を持つ覚悟とは……騎士としてのあるべき姿を持つ騎士達の本質を意味するのでは?」
「そうでございます。剣を振るう意味も、持つ意味も騎士だから決して忘れてはいけない掟でございます。それを忘れて剣を握るのは罪人より愚かであり、そして、悪魔より許されない事なのです」
ランスロットの質問にハルウッドはしっかり受け答えして説明をしていく。確かに、とランスロット納得し理解もしてハルウッドの説明に終始耳を傾けていた。
そして、一通りの説明が終わった後ローレンスとハルウッドが退室して1人になったランスロットは少し本の中身を熟読していた。色々と今までの団長達が残してきた功績も記されているので過去の実力者達がどうやってきたのかも知る事が出来る。
ロゼットの功績と言えば貴族の中でも希望者には男爵としての地位を与えて、自分達の騎士としての誇りを高める事に成功したと書かれている。実際騎士団の半数は貴族出の騎士達が割合を占めている。
だが、ランスロットはこの制度に関しては改革をしようかと少し考える部分があった。貴族の人間が剣を握るのはこの時代では珍しい事ではないが、実力と精神の両立にはムラがあるのが難点である、そう国王で友人のケンベルトは嘆いていた。
ランスロットも一族が没落してこの世界を流浪して気付いたが、精神も実力も両立させるのには一定の経験と知識、実力が均衡していなければ成り立たないと言える事を知っている。そして、その人材は貴族にはあまりいないのも事実である。
「やはり、代替わりした以上は過去の栄光に縋るのはあまりよろしいとは言えないでしょう。なら私は私のやり方でこのティクス国を守る聖騎士団を強め、そして、更なる高みへと導くのも運命なのだろう。神々が私に導いて下さった今の立場をしっかり受け入れて前に進む為に決断をしなくてはいけないのだな」
パタンと本を閉じてランスロットは洋紙を広げて自分の考えをカリカリと書き込んでいく。この改革は無理をしてまで通す必要はないだろうと分かっている。
まず、大事なのは団としての規則もそうであるし、そして1番に騎士達の心に納得をさせる必要がある事。ランスロットが考えている改革を明日にでもローレンス達に聞かせて意見を貰って精査していけばきっと全騎士に納得をさせる事は可能だろう。
ランスロットの執務室は夜遅くまで明かりが灯り、夜の警備に着いていた風読み師のロルゾがランスロットがまだ執務をしているのに気付いて声を掛けたので、ランスロットは集中していた事に気付く。
「こんな時間まで執務なんて無理してるんじゃねぇよな?」
「大丈夫ですよ。集中していたらこんな時刻になっていただけで無理はしていません。それにロルゾが来て言葉を掛けてくれなかったら徹夜の可能性もありましたから」
「本当に仕事熱心なのはいい事だけれど、それで身体を壊したら元もこうもないんだぜ? まだ団長就任して数日しか経ってないのに倒れたとか恥ずかしいだろう」
「はい、そうですね。ありがとうございますロルゾ。ご心配をお掛けしてしまって申し訳ないです」
「あのよ。その口調どうにかなんねぇ?」
「はい?」
「丁寧なのはいいんだけれどさ、俺達はお前の仲間であり部下であるんだぞ。他人行儀は少し寂しいと思うのは俺だけじゃないと思うが」
「あー……ただ、私が口調を素の状態にすると品性が下がると申しますか。あまり口調が綺麗だとは言えないんですよ」
「いいじゃねぇか。それが男ってもんだろう。それともお前は俺達がそんな口の悪さに引いて避けるとでも思ってんのか?」
「……思いません」
「だろう? だからその口調止めろ」
ロルゾの言葉にランスロットは少し苦虫を噛み潰した様な眉根を寄せて考え込む。そもそもロルゾとガルドはランスロットが貴族だろうと男ならではの口調を知りたいと考えてこの様な提案をしているのである。
そこに同じ様に夜警に入っていたハルウッドとガルドも姿を見せてロルゾから口調について意見を求められると2人もロルゾと同じ言葉をランスロットに話す。2人も信頼しているからこそランスロットに心の距離を作られるのは嫌だ、と言い出す。
「俺達はこんな口調だし団長であるアンタが悪い口調だろうと気にしねぇよ。逆に使い分ける練習になるんじゃないか?」
「そうだな。俺やガルドはロゼット様の頃からこんな口調で話しているがロゼット様の言葉で言うなら親しみやすい方法で絆を築け、って言うと思うぞ」
「ランスロット様、私もこんな口調ですがありのままの貴方様でいいと思います。私達の前でも丁寧にされても充分に構いませんが肩に力が入り過ぎて上手く動く事もままならない事も出てきます。どうか私達の前ではお力をお抜き下さい」
「……分かりました。でも、今日はこの口調で失礼します。まだ国王陛下に会いに行かないといけないので口調を崩す訳にはいかないので」
「こんな時間に陛下に? 何かあったのか?」
「いえ、個人的に呼ばれているんですよ。陛下とは個人的な付き合いもありますので。一応玉座の間で謁見しますから公式の場ですしね」
ランスロットはそこまでロルゾ達に説明して付き従って玉座の間にまで着いてきてくれた面々に礼を軽く述べて玉座の間に入って行った。その背を見送ったロルゾ達はそこにローレンスが来てどうしたのかと聞いて来るので、ランスロットが陛下に会いに今の時間に入っていたって事を伝えたのであった。
「夜に来てもらってすまないなランスロット」
「いえ、それで私に御用とは?」
「実は妹のリーシルベの事について相談があってな」
「王女の事でございますか。それが何かあったのでしょうか」
「お前の所の占星術師ローレンスに先程占わせたのだが、近々あの子に神託が下されると出た。その時に神殿へ向かわせようと考えておる。その護衛を頼めるか」
「承知致しました。その様な理由であれば私が護衛に着きましょう」
「色々と気苦労を掛けるが……友人としてお前の腕前を信じて託したい」
「私も陛下のご信頼に応えれる様に全力で役目を果たします。それが友人としての私の恩返しになりますので」
「この様な臣下と家臣との会話でなければお前も楽だろうに」
「お気になさりません様に。それにこの口調も団長としての私を維持する為には必要かと思いますので」
「真面目な者よ」
大臣達を控えさせている手前、ケンベルトも国王としての口調で話し掛けていたがランスロットはそんな口調で話すケンベルトが好ましく思う。ちゃんと公私混同しない部分では尊敬出来る人物であり大事な友人だと言えるからだ。
玉座の間を辞したランスロットは下城しながら与えられている家があるエリアに馬車で帰宅する。屋敷と言うにはこじんまりした小さい物件の前に着くと馬車から降りて家の中に入って行く。
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