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12章
94話「激闘、両者の譲れぬ戦い」
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ガハランド大陸にてキーパーとして残っているレーデアとアルディシアは光の力を継続的に送っていた。その光の元になっているのはティクス国の聖女アレスの強い祈りであるのはアルディシア達も理解している。
その光の元であるアレスはフィンのサポートを受けながら出産に備えて色々と準備を整えつつあった。その準備の合間に祈りを毎日捧げて光の力を強めていたのはアレスの祈りがあったからだと言える。
「ランスロット……」
「アレス、大丈夫ですよ。きっと神々がランスロットの事を守ってくれます。そう信じているのでしょう?」
「信じているだけで本当にいいのでしょうかお婆様……。私も何か出来ないのでしょうか?」
「アレスはしっかりお腹の子供達の為に出産に備えるのが出来る事ですよ。ランスロットの事を信じて、そして、ランスロットの血を引く子供を産む事が何よりも大事なんですよ」
「はい……。私、お腹の子供達の為に頑張ります」
アレスはブルーの髪を撫でてくれるフィンの手に微笑みを浮かべながら空を見上げて祈りを捧げる。その祈りがランスロットの力になっている事を知る事はアレスは無かった。
だが、フィンにはアレスの祈りがランスロットの力になっている事を気付けていた。神々の力が増し始めそれがガハランド大陸に光をもたらしているのだから、間違いはないのだろうと。
そして、それはロックやロゼットにも感じ取れる事ではあった。ティクスの礼拝堂で祈りを捧げているロックと共に数人の配下の者達も祈りを捧げているが、光の力を感じる事が多くなっていた。
ロゼットとガーベルにおいては光の力を感じる事が増えて、それだけガハランド大陸に危機が迫っているのだろうと考えていたが神官の言葉にロゼットはある考えをガーベルに話し始める。ガーベルもその話には少し興味を惹かれて乗ってくる。
「ガハランド大陸に危機が迫る時に神々の力が増す、これは歴史がそう語っている。だが、ランスロットの血が高まっている、というのは考えられないか?」
「ランスロット様の血が高まる、というのは血の力が何かしらの効果を持っているという事でしょうか?」
「正確には、天使の血が強まりその肉体に天使の血が与える力があると考えてみたらどうだろうか?」
「なる程、それならばランスロット様の力が増す可能性もありますね。そして、その力の元になっている天使の血はきっと神々が加護を与えているんだろうなと考えれば面白いですね」
「その血を引く子供達にも神託が下されるとしたら、ティクスのエルンシア家は安定するだろう。その結果、ランスロットの評価は右肩上がりだろうな」
ロゼットの言葉にガーベルも同意する。そこにロックがやってきて2人はロックの来訪を迎え入れた。
ロックはロゼットとガーベルに父ルーディルがアベリオ国について話してくれたとの事実を伝えてくる。その内容にロゼットとガーベルは眉を寄せて考え込む。
「お父様の奥方である李麗様の元にある聖なる武器であるバルザムットが人型になって、現在アベリオ国の調査をしてくれていると聞きます。その調査の一部を聞いた所、アベリオ国はどうも他の国を乗っ取ろうとしているというのです」
「それが誠ならばこちらもそれなりの対処をしなくてはならないという事です。少しこちらも調査をしてみますか?」
「それも検討してみる価値はある。そして、ランスロット達が戻るまでの間にケリを付ける事も大前提になるだろう。陛下、その様に我々も動いても?」
「お願いします。ランスロット様達の帰還する国であるティクスを守るのが私の役目です」
「ガーベル、調べてみてくれ。俺はハルウッドとカセルと共に騎士団の編成を話し合う」
「分かりました。地上での戦いは我々の役目でございます。それでは陛下、失礼します」
ガーベルが調査に向かい、ロゼットはハルウッドとカセルを呼び出す為に部下を呼び出す。ロックはロゼットの執務室の窓から空を見上げて祈りを静かに捧げるのであった。
ハルウッドとカセルはアベリオ国の騎士団を刺激しない様に調整しながら対応を取っていたが、ロゼットの呼び出しを受けて一度エンドル達に場を任せてロゼットの元に向かう。通路を歩いている時に2人はランスロットの事を話題に出して話し合っていた。
「ランスロット様のお力を考えれば、異世界の魔王など敵ではない……そう、アベリオ国の騎士団は言っているそうだ」
「それは事実だとしても、軽々しく他の騎士達の前で話すとは少々気持ちが悪いですね」
「そうだろう? だから、少し泳がせているが面白い事も分かった。騎士団の狙いでもあるのは聖女アレスの事を調査するのが目的だという事だ」
「アレス嬢を調査……何やら不穏な気配を感じますね。何が目的なのでしょうか……」
「考えられるのは、聖女の存在を自国に生み出す為の聖女の素質を調べていると考えられる」
カセルをチラッと見ているハルウッドはアベリオ国の騎士団の事を少し絞り挙げる事を考える。そして、それはカセルにも伝わっていたのかニヤリと2人は普段は滅多に見せない笑みを浮かべる。
ロゼットの元に着いた2人はロゼットから伝えられる内容にタイミングの良さを感じる。そして、カセルとハルウッドはロゼットと共に編成を考えていく。
その頃のエルンシア家の屋敷にはロゼットからの連絡を受けたレイシアルとアルフォッドがローレンスとオルベと共に訪れていた。聖女のアレスを守る為に念の為にこの4人を派遣しての判断は後に正しかったとローレンスはランスロットに伝えている。
「それじゃアベリオ国の騎士団がティクスの騎士団に入ったのは、私を調べる為?」
「恐らくそうだろうと思われます。そして、その騎士団の内偵がこのエルンシア家に訪れる可能性も含めて私達が派遣されたのです。暫くは外出等には私達が付き添いますのでご理解してもらえますかな?」
「あ、それはいいんですけれど……あの、なんで皆、顔が赤いんですか?」
アレスとフィンの2人は顔が、正確には頬が腫れているアルフォッドとオルベ、レイシアルに首を傾げていた。ローレンスがその理由を話すと3人は些か決まりの悪そうな顔をしているのが印象的であった。
「実はリディルがこの3人の考えを大否定しましてね。怒りに満ちた張り手を受けてこのありざまなんですよ」
「リディルが? 一体何を考えていたのですか?」
「あ、いや……その……」
「僕達には辛さが分からない! ってリディルに言われてしまって……」
「……妊婦だろうと戦えるって言ったら叩かれた」
「……それは張り手をされても仕方ないですね。妊婦でも戦えるというのは誤解ですよ。お腹の子供を殺すっていう意味で戦えと申されるのであれば話は別ですが」
「「「……」」」
「お、お婆様……」
「フィン様のお怒りも納得ですからね。皆は少し女性のありがたみを理解しなさい」
3人はローレンス・フィンの両名からの言葉に落ち込みを見せる。だが、リディルの出産を聞いた事のない3人に出産についてのイメージがどんなものになるかなど考えられないのでは? とアレスは考える。
そして、アレスは3人にリディルが出産時の状態を聞いているのでそれを話す事にした。リディルが産んだのは立派な男の子で、その時に出血が酷過ぎて死に掛けている事を話す。
「リディルは自分が死ぬかも知れない、でも、カセル様の跡継ぎを産める事を何よりも誇りに思って、その為なら死んでも構わないという覚悟で出産したの。その時の出血の量は……致死量に近い量だったと聞くよ」
「そ、そんなに出たの……?」
「普通に考えて、出産ってそんなに血が出るものなのか!?」
「え……それで生きているリディルって人間……?」
「母親になる女性の身体は子供を守り、育て、そして、この世に生を受ける為に産む。その行為をずっと1人の身体で行うのです。男性は子供が生まれてからも食べさせていく為に働きますが、母親は夫になる男性の身の回りの世話と子供の世話でノイローゼにもなりやすいのですよ?」
「それだけではありません。子供の体調管理を主に母親がしなくてはなりません。リディルはそれをカセルと共に分担して行っているからこそ、騎士団の仕事に早く復帰出来ただけの話なだけですよ」
「「「……」」」
「でも、リディルは皆に分かって欲しかったんだよ。女の人の出産があったから皆の存在がここにある事を」
アレスの言葉を聞いてアルフォッドもオルベもレイシアルも何かを考える。フィンの瞳がアレスのお腹の膨らみを見て3人に告げる。
「触らせてもらってみては?」
「えっ」
「でも……」
「流石に人様のお腹を触るのは……」
「いいよ。3人ともお腹の子供達に愛情をくれる? 元気な赤ちゃんを産める様に力をくれると嬉しいな」
アレスが3人の手を優しくお腹に導く。そして、3人はそっとアレスのお腹を触ってお腹をタイミング良く蹴る子供の動きにビクッとしながらもそっと撫でていくと3人は言い知れぬ愛情を感じるのであった。
そんなアレス達の日常を神々は見守っていた。聖女のアレスを神々はしっかりと見守っているのはバルキットの力が及ばない様にしているからで。
神々はバルキットの力を恐れている訳ではなく、ランスロットとアレスを失う事を恐れているのである。この2人の運命の子がガハランド大陸にもたらす影響は計り知れない。
『聖女のお腹の子は間違いなくレクイエルチャイルド。そして、その運命はバルキットの狙いである暗黒期のガハランド大陸に光をもたらす存在になるのは言うまでもない』
『そのレクイエルチャイルドを守る為にも、今聖女とランスロットを失う訳にはいかぬ。全神の力を集めよ。そして、同時に異界へ神々の力を流し込み光を与えるのだ』
神々とバルキットの力が激闘するのもそう遠くない。そして、それはランスロットを至高の存在へと変える為の力になる事を知るのは誰でもない、神々の力を受け入れているランスロット本人だと言えるだろう。
神々の力が勝つのか、それとも闇の力が勝つのか、それはまだ誰にも知る事は出来ない――――。
その光の元であるアレスはフィンのサポートを受けながら出産に備えて色々と準備を整えつつあった。その準備の合間に祈りを毎日捧げて光の力を強めていたのはアレスの祈りがあったからだと言える。
「ランスロット……」
「アレス、大丈夫ですよ。きっと神々がランスロットの事を守ってくれます。そう信じているのでしょう?」
「信じているだけで本当にいいのでしょうかお婆様……。私も何か出来ないのでしょうか?」
「アレスはしっかりお腹の子供達の為に出産に備えるのが出来る事ですよ。ランスロットの事を信じて、そして、ランスロットの血を引く子供を産む事が何よりも大事なんですよ」
「はい……。私、お腹の子供達の為に頑張ります」
アレスはブルーの髪を撫でてくれるフィンの手に微笑みを浮かべながら空を見上げて祈りを捧げる。その祈りがランスロットの力になっている事を知る事はアレスは無かった。
だが、フィンにはアレスの祈りがランスロットの力になっている事を気付けていた。神々の力が増し始めそれがガハランド大陸に光をもたらしているのだから、間違いはないのだろうと。
そして、それはロックやロゼットにも感じ取れる事ではあった。ティクスの礼拝堂で祈りを捧げているロックと共に数人の配下の者達も祈りを捧げているが、光の力を感じる事が多くなっていた。
ロゼットとガーベルにおいては光の力を感じる事が増えて、それだけガハランド大陸に危機が迫っているのだろうと考えていたが神官の言葉にロゼットはある考えをガーベルに話し始める。ガーベルもその話には少し興味を惹かれて乗ってくる。
「ガハランド大陸に危機が迫る時に神々の力が増す、これは歴史がそう語っている。だが、ランスロットの血が高まっている、というのは考えられないか?」
「ランスロット様の血が高まる、というのは血の力が何かしらの効果を持っているという事でしょうか?」
「正確には、天使の血が強まりその肉体に天使の血が与える力があると考えてみたらどうだろうか?」
「なる程、それならばランスロット様の力が増す可能性もありますね。そして、その力の元になっている天使の血はきっと神々が加護を与えているんだろうなと考えれば面白いですね」
「その血を引く子供達にも神託が下されるとしたら、ティクスのエルンシア家は安定するだろう。その結果、ランスロットの評価は右肩上がりだろうな」
ロゼットの言葉にガーベルも同意する。そこにロックがやってきて2人はロックの来訪を迎え入れた。
ロックはロゼットとガーベルに父ルーディルがアベリオ国について話してくれたとの事実を伝えてくる。その内容にロゼットとガーベルは眉を寄せて考え込む。
「お父様の奥方である李麗様の元にある聖なる武器であるバルザムットが人型になって、現在アベリオ国の調査をしてくれていると聞きます。その調査の一部を聞いた所、アベリオ国はどうも他の国を乗っ取ろうとしているというのです」
「それが誠ならばこちらもそれなりの対処をしなくてはならないという事です。少しこちらも調査をしてみますか?」
「それも検討してみる価値はある。そして、ランスロット達が戻るまでの間にケリを付ける事も大前提になるだろう。陛下、その様に我々も動いても?」
「お願いします。ランスロット様達の帰還する国であるティクスを守るのが私の役目です」
「ガーベル、調べてみてくれ。俺はハルウッドとカセルと共に騎士団の編成を話し合う」
「分かりました。地上での戦いは我々の役目でございます。それでは陛下、失礼します」
ガーベルが調査に向かい、ロゼットはハルウッドとカセルを呼び出す為に部下を呼び出す。ロックはロゼットの執務室の窓から空を見上げて祈りを静かに捧げるのであった。
ハルウッドとカセルはアベリオ国の騎士団を刺激しない様に調整しながら対応を取っていたが、ロゼットの呼び出しを受けて一度エンドル達に場を任せてロゼットの元に向かう。通路を歩いている時に2人はランスロットの事を話題に出して話し合っていた。
「ランスロット様のお力を考えれば、異世界の魔王など敵ではない……そう、アベリオ国の騎士団は言っているそうだ」
「それは事実だとしても、軽々しく他の騎士達の前で話すとは少々気持ちが悪いですね」
「そうだろう? だから、少し泳がせているが面白い事も分かった。騎士団の狙いでもあるのは聖女アレスの事を調査するのが目的だという事だ」
「アレス嬢を調査……何やら不穏な気配を感じますね。何が目的なのでしょうか……」
「考えられるのは、聖女の存在を自国に生み出す為の聖女の素質を調べていると考えられる」
カセルをチラッと見ているハルウッドはアベリオ国の騎士団の事を少し絞り挙げる事を考える。そして、それはカセルにも伝わっていたのかニヤリと2人は普段は滅多に見せない笑みを浮かべる。
ロゼットの元に着いた2人はロゼットから伝えられる内容にタイミングの良さを感じる。そして、カセルとハルウッドはロゼットと共に編成を考えていく。
その頃のエルンシア家の屋敷にはロゼットからの連絡を受けたレイシアルとアルフォッドがローレンスとオルベと共に訪れていた。聖女のアレスを守る為に念の為にこの4人を派遣しての判断は後に正しかったとローレンスはランスロットに伝えている。
「それじゃアベリオ国の騎士団がティクスの騎士団に入ったのは、私を調べる為?」
「恐らくそうだろうと思われます。そして、その騎士団の内偵がこのエルンシア家に訪れる可能性も含めて私達が派遣されたのです。暫くは外出等には私達が付き添いますのでご理解してもらえますかな?」
「あ、それはいいんですけれど……あの、なんで皆、顔が赤いんですか?」
アレスとフィンの2人は顔が、正確には頬が腫れているアルフォッドとオルベ、レイシアルに首を傾げていた。ローレンスがその理由を話すと3人は些か決まりの悪そうな顔をしているのが印象的であった。
「実はリディルがこの3人の考えを大否定しましてね。怒りに満ちた張り手を受けてこのありざまなんですよ」
「リディルが? 一体何を考えていたのですか?」
「あ、いや……その……」
「僕達には辛さが分からない! ってリディルに言われてしまって……」
「……妊婦だろうと戦えるって言ったら叩かれた」
「……それは張り手をされても仕方ないですね。妊婦でも戦えるというのは誤解ですよ。お腹の子供を殺すっていう意味で戦えと申されるのであれば話は別ですが」
「「「……」」」
「お、お婆様……」
「フィン様のお怒りも納得ですからね。皆は少し女性のありがたみを理解しなさい」
3人はローレンス・フィンの両名からの言葉に落ち込みを見せる。だが、リディルの出産を聞いた事のない3人に出産についてのイメージがどんなものになるかなど考えられないのでは? とアレスは考える。
そして、アレスは3人にリディルが出産時の状態を聞いているのでそれを話す事にした。リディルが産んだのは立派な男の子で、その時に出血が酷過ぎて死に掛けている事を話す。
「リディルは自分が死ぬかも知れない、でも、カセル様の跡継ぎを産める事を何よりも誇りに思って、その為なら死んでも構わないという覚悟で出産したの。その時の出血の量は……致死量に近い量だったと聞くよ」
「そ、そんなに出たの……?」
「普通に考えて、出産ってそんなに血が出るものなのか!?」
「え……それで生きているリディルって人間……?」
「母親になる女性の身体は子供を守り、育て、そして、この世に生を受ける為に産む。その行為をずっと1人の身体で行うのです。男性は子供が生まれてからも食べさせていく為に働きますが、母親は夫になる男性の身の回りの世話と子供の世話でノイローゼにもなりやすいのですよ?」
「それだけではありません。子供の体調管理を主に母親がしなくてはなりません。リディルはそれをカセルと共に分担して行っているからこそ、騎士団の仕事に早く復帰出来ただけの話なだけですよ」
「「「……」」」
「でも、リディルは皆に分かって欲しかったんだよ。女の人の出産があったから皆の存在がここにある事を」
アレスの言葉を聞いてアルフォッドもオルベもレイシアルも何かを考える。フィンの瞳がアレスのお腹の膨らみを見て3人に告げる。
「触らせてもらってみては?」
「えっ」
「でも……」
「流石に人様のお腹を触るのは……」
「いいよ。3人ともお腹の子供達に愛情をくれる? 元気な赤ちゃんを産める様に力をくれると嬉しいな」
アレスが3人の手を優しくお腹に導く。そして、3人はそっとアレスのお腹を触ってお腹をタイミング良く蹴る子供の動きにビクッとしながらもそっと撫でていくと3人は言い知れぬ愛情を感じるのであった。
そんなアレス達の日常を神々は見守っていた。聖女のアレスを神々はしっかりと見守っているのはバルキットの力が及ばない様にしているからで。
神々はバルキットの力を恐れている訳ではなく、ランスロットとアレスを失う事を恐れているのである。この2人の運命の子がガハランド大陸にもたらす影響は計り知れない。
『聖女のお腹の子は間違いなくレクイエルチャイルド。そして、その運命はバルキットの狙いである暗黒期のガハランド大陸に光をもたらす存在になるのは言うまでもない』
『そのレクイエルチャイルドを守る為にも、今聖女とランスロットを失う訳にはいかぬ。全神の力を集めよ。そして、同時に異界へ神々の力を流し込み光を与えるのだ』
神々とバルキットの力が激闘するのもそう遠くない。そして、それはランスロットを至高の存在へと変える為の力になる事を知るのは誰でもない、神々の力を受け入れているランスロット本人だと言えるだろう。
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