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12章
98話「本当の平和」
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「ただいま戻りました」
「お帰りなさいませランスロット様。アレス様とフィン様にお知らせしておりますのでアレス様のお部屋に。お子様達も今日は眠っているとの事でございます」
「ありがとうございます。留守の間ご苦労様でした」
「いえいえ、アレス様のご出産のご仕切りはフィン様の判断で行われたので比較的にスムーズに準備をしておりましたので。ただ、暫くアレス様のご体調を考えて外の者達は迎え入れておりません」
「それでいいと思います。着替えたらアレスの部屋にいますので何かあれば知らせて下さい」
「承知致しました」
屋敷に戻ってきたランスロットが執事の男性から情報を貰い、自室に着替えに行ってラフな普段着に着替えてからアレスの自室に向かってから控え目にアレスの部屋のドアをノックするとフィンが出迎えてくれた。フィンはランスロットが目立った怪我をしていないのを確認してから涙を浮かべて頷く。
「お婆様、ご心配をお掛けしました」
「よく、無事に戻りましたね。貴方が無事だとは信じていましたが私もアレスも神々への祈りを欠かしませんでした。その結果として貴方がこうして帰ってきた。これが奇跡と言わないでなんと言いますか」
「留守の間にアレスと屋敷をお任せした事がご無理をしませんでしたか? お婆様だってあの旅の疲れもあったかと思いますから」
「私は大丈夫です。さぁ、アレスと我が子達に姿を見せてあげなさい。私は紅茶を持ってきます」
「ありがとうございます」
フィンと入れ替わりでアレスの部屋の室内に入るとアレスがベッドの上に身体を起こして、子供の1人に授乳をしているのが伺えた。ランスロットが姿を見せるとアレスは授乳しながら微笑みを浮かべてランスロットへ視線を向ける。
ランスロットがベッドの横に立つと子供はまだ目の開かないままで、必死にアレスの乳房に吸い付き母乳を飲んでいるのが見れる。ランスロットがその子供に視線を向けていると奥の方から鳴き声がし始めて、アレスが少し困ってしまう。
「あ、いけない。娘ちゃんの方が目を覚ましてしまったみたい……お婆様が起きる頃にあやしてくれているんだけれど……」
「俺が抱いてもいいか? 娘との初めての触れ合いになるが」
「お願いしてもいい? でも、大丈夫?」
「一応ガルドとローレンスがレクチャーしてくれて抱き方は知っている。……お腹が空いたのだろうか」
ランスロットがベビーベッドから娘を優しく抱き上げると、娘は今までにはない逞しい腕に抱かれた事で驚いたのか泣き止む。そのままランスロットがあやしていると娘はランスロットの香りに包まれて安心したのかまた眠り始めてしまった。
アレスがそんなランスロットと娘の様子に微笑みながら授乳していた息子の口が離れたのを確認して、少し慎重にげっぷをさせ始める。大人しくげっぷした息子にホッとしたアレスは息子をベビーベッドに寝かせてお腹を優しく撫でる。
少しの間動いていた息子も、そのお腹を撫でられて満足したのか静かに眠りについた。そこにフィンが紅茶を持って戻るとランスロットに抱かれている娘に視線を向けて、静かに驚きを見せていた。
「そんなに珍しいのですか?」
「娘ちゃんはアレスや私が抱いても泣き止まないのですよ中々。それがランスロットに抱かれたら泣き止むなら、よほどランスロットに抱かれた方が安心出来たのかもしれませんね」
「娘ちゃんにとって抱き心地がいいのがランスロットだったのかもしれないよ。私は息子ちゃんと交互に抱いているけれど、身体の大きさ的に娘ちゃん小さいから」
「そうなのか……。その名前を決めないといけないんだろう? 俺が戻るまでに考えていたのか?」
「男の子はまだなんだけれど女の子の方はお婆様とお話をして神々の1人でもある女神様の名を頂戴しようってお話になっているけれど、どうかな?」
「どの女神の名を頂戴しようかとアレスも私も女神の名を記した書物を読んで色々と検討してみたんですよ。勿論、ランスロットにも意見を貰いたいので言って下さいね」
フィンが紅茶をサイドテーブルに置いてからそう事の経緯を話してくれた。アレスは娘の方に視線を向けてから、すぐにランスロットに視線を向けると優しい母親の微笑みを向ける。
ランスロットにとってその微笑みは眩しくて、何処か愛おしさを感じさせている笑顔でもあったが、それが母親、という区別をするならば母親にしか出せない笑顔の雰囲気である事はランスロットも理解しているつもりだ。そして、アレスが1冊の本を手に取り開いてあるページを固定してからランスロットに見せてくる。
そのページに描かれている女神の姿はとても綺麗な女神で、癒しと慈愛の女神とも書かれているのがランスロットにも読めた。そして、その女神の名を娘に付けたいとアレスとフィンは提案しているのである。
「慈愛と癒しの女神……名を「イシュタル」という。ふむ、イシュタル神の名を頂戴するのか」
「どうでしょうか。慈愛と癒しの女神の名ならばきっとこの子も素敵な女性に育ってくれると思って。アレスが一番に考えてくれたのですよ」
「イシュタル神の名前なら私とランスロットにも所縁のある女神だからいいかなって……ダメ?」
「いや、素敵だと思う。ならイシュタルに決めよう。後は息子の方か……息子は俺が付けたい名があるんだが聞いてもらえるだろうか?」
「教えて? ランスロットが考えている名前」
ランスロットが天使の血を引く者として聖騎士団長として今後も生きていく中で、どうしてもこの名前だけは残しておきたいと考えていた名前があった。それは幼い頃に読んだ本の主人公でもあり、そして、自分が聖騎士団長として生きていく中で重ねた人物の名でもある。
ランスロットがそっとアレスのブルーの髪の毛に触れて撫でながらそっと口にする。まるでその名前は神々がランスロットの為だけに用意した、魂の分裂した双子の様な響きを感じさせた。
「パーシヴァル。騎士の名ではありふれているかもしれないが、強く気高く、そして何よりも弱き人々を守れる人間に成長してほしいと願いを込めている」
「パーシヴァル……うん、私は好きよ。お婆様は?」
「私もいいと思います。パーシヴァルという名は神々の中でも炎を司る炎神ルヴァという神の名を模しているとも取れますから、きっと強い子に育つでしょう」
「それじゃ息子はパーシヴァルに決まりだな」
イシュタルとパーシヴァル、そう名付けられた2人の双子はベッドの中でスヤスヤと眠っている。ランスロットの脳裏にはこの2人に振り回されるだろうそう遠くない自分達の姿が想像出来ていた。
それから育児も始まり、同時に留守中の仕事の処理もあってランスロットの目の下のクマはバルキット討伐よりも手強い相手になっていた。それでもアレスの方が大変だとランスロットの口癖になりつつある言葉を自分に言い聞かせているランスロットにロルゾ達も流石に呆れてしまう。
今日も定時で仕事を終わらせる為に、仕事も一気に処理しているランスロットに説得役にお願いしたハルウッドとカセルの両名から頼まれたガーベルが姿を見せる。ガーベルの目の下のクマはランスロットよりも濃くて、それだけガーベルの多忙さを知る者達はガーベルにも休みを取らせたいと考えているのだが、本人が至って真面目な為に休みを取らないのが難攻不落状態になり掛けていた。
「失礼します。ランスロット様、こちらのお仕事は私が引き取ります」
「何を言っているんだガーベル。君のクマを見ればそんなに仕事に余裕はないのが分かる。そんな状態で引き取らせる訳がないだろう」
「貴方様の倒れた後の処理をする程でしたら今の内に処理を引き受けた方が楽です。私はたかが2週間の徹夜程度で倒れたりは致しませんのでご安心下さい」
「君も充分に休むべきだ。俺はまだ行ける」
「その身体で無理をすればガタが早く来ます。大人しく引き取らせて下さい」
「ダメだ。ガーベルが休まないのなら俺も休まない」
押し問答の攻防戦を眺めていたロルゾ達は盛大に溜め息を吐き出す。そして、ここでローレンスが留めの一撃を口にして2人は言葉を失くす。
「お2人とも同時にお休みなさい。貴方方がこれ以上無理をすれば騎士団と大臣達の負担が増えます。その事も頭に入れてない状態で仕事を続けるのであれば上に立つ者の資格はありません」
「「……」」
「上に立つ者は自分の体調・仕事の量・時間の使い方……それらを熟知してなければなりません。それを今の貴方方は出来ていないとお気付きですか? クレーム、入っていますよ」
流石に熟年のローレンスがここまで静かに怒っているのを初めて聞いているランスロットとガーベルはお互いに顔を見合わせてから気まずそうにしている。そして、ローレンスがロルゾとガルドに視線を向けて合図を送ると2人はローレンスの合図を元にランスロットの仕事を奪い取るとガーベルの抱えている仕事も奪い取った。
流石に強引さはあるものの、ローレンスがこれ以上怒ると本気でロドを高めて強制的に雷が落とされる可能性も高まってくる。それは今の2人には出来るだけ控えてもらいたい出来事でもあった。
「それじゃ……2日だけ休ませてくれ。その間に身体を休ませる」
「私も2日お休み致します」
「よろしい。アレス嬢には既にご連絡していますので育児もお休みして、まずはその目の下のクマを少しでも薄くして下さい。では本日はもう下城されてお帰りなさい」
「「はい」」
こうして、ランスロットとガーベルの両名は仕方なく城を後にした。ガーベルは1人身でもあるので帰った途端にベッドに倒れ込み丸々2日間ぶっ通しで眠り通した。
ランスロットも屋敷に戻るなりフィンに問答無用で自室に連れ込まれてベッドに押し込められて、強制的な睡眠を取る事になる。だが、ランスロットも2日間丸々爆睡してしまい3日目の朝には目の下のクマは以前よりも薄くなっていたのは言うまでもない――――。
「お帰りなさいませランスロット様。アレス様とフィン様にお知らせしておりますのでアレス様のお部屋に。お子様達も今日は眠っているとの事でございます」
「ありがとうございます。留守の間ご苦労様でした」
「いえいえ、アレス様のご出産のご仕切りはフィン様の判断で行われたので比較的にスムーズに準備をしておりましたので。ただ、暫くアレス様のご体調を考えて外の者達は迎え入れておりません」
「それでいいと思います。着替えたらアレスの部屋にいますので何かあれば知らせて下さい」
「承知致しました」
屋敷に戻ってきたランスロットが執事の男性から情報を貰い、自室に着替えに行ってラフな普段着に着替えてからアレスの自室に向かってから控え目にアレスの部屋のドアをノックするとフィンが出迎えてくれた。フィンはランスロットが目立った怪我をしていないのを確認してから涙を浮かべて頷く。
「お婆様、ご心配をお掛けしました」
「よく、無事に戻りましたね。貴方が無事だとは信じていましたが私もアレスも神々への祈りを欠かしませんでした。その結果として貴方がこうして帰ってきた。これが奇跡と言わないでなんと言いますか」
「留守の間にアレスと屋敷をお任せした事がご無理をしませんでしたか? お婆様だってあの旅の疲れもあったかと思いますから」
「私は大丈夫です。さぁ、アレスと我が子達に姿を見せてあげなさい。私は紅茶を持ってきます」
「ありがとうございます」
フィンと入れ替わりでアレスの部屋の室内に入るとアレスがベッドの上に身体を起こして、子供の1人に授乳をしているのが伺えた。ランスロットが姿を見せるとアレスは授乳しながら微笑みを浮かべてランスロットへ視線を向ける。
ランスロットがベッドの横に立つと子供はまだ目の開かないままで、必死にアレスの乳房に吸い付き母乳を飲んでいるのが見れる。ランスロットがその子供に視線を向けていると奥の方から鳴き声がし始めて、アレスが少し困ってしまう。
「あ、いけない。娘ちゃんの方が目を覚ましてしまったみたい……お婆様が起きる頃にあやしてくれているんだけれど……」
「俺が抱いてもいいか? 娘との初めての触れ合いになるが」
「お願いしてもいい? でも、大丈夫?」
「一応ガルドとローレンスがレクチャーしてくれて抱き方は知っている。……お腹が空いたのだろうか」
ランスロットがベビーベッドから娘を優しく抱き上げると、娘は今までにはない逞しい腕に抱かれた事で驚いたのか泣き止む。そのままランスロットがあやしていると娘はランスロットの香りに包まれて安心したのかまた眠り始めてしまった。
アレスがそんなランスロットと娘の様子に微笑みながら授乳していた息子の口が離れたのを確認して、少し慎重にげっぷをさせ始める。大人しくげっぷした息子にホッとしたアレスは息子をベビーベッドに寝かせてお腹を優しく撫でる。
少しの間動いていた息子も、そのお腹を撫でられて満足したのか静かに眠りについた。そこにフィンが紅茶を持って戻るとランスロットに抱かれている娘に視線を向けて、静かに驚きを見せていた。
「そんなに珍しいのですか?」
「娘ちゃんはアレスや私が抱いても泣き止まないのですよ中々。それがランスロットに抱かれたら泣き止むなら、よほどランスロットに抱かれた方が安心出来たのかもしれませんね」
「娘ちゃんにとって抱き心地がいいのがランスロットだったのかもしれないよ。私は息子ちゃんと交互に抱いているけれど、身体の大きさ的に娘ちゃん小さいから」
「そうなのか……。その名前を決めないといけないんだろう? 俺が戻るまでに考えていたのか?」
「男の子はまだなんだけれど女の子の方はお婆様とお話をして神々の1人でもある女神様の名を頂戴しようってお話になっているけれど、どうかな?」
「どの女神の名を頂戴しようかとアレスも私も女神の名を記した書物を読んで色々と検討してみたんですよ。勿論、ランスロットにも意見を貰いたいので言って下さいね」
フィンが紅茶をサイドテーブルに置いてからそう事の経緯を話してくれた。アレスは娘の方に視線を向けてから、すぐにランスロットに視線を向けると優しい母親の微笑みを向ける。
ランスロットにとってその微笑みは眩しくて、何処か愛おしさを感じさせている笑顔でもあったが、それが母親、という区別をするならば母親にしか出せない笑顔の雰囲気である事はランスロットも理解しているつもりだ。そして、アレスが1冊の本を手に取り開いてあるページを固定してからランスロットに見せてくる。
そのページに描かれている女神の姿はとても綺麗な女神で、癒しと慈愛の女神とも書かれているのがランスロットにも読めた。そして、その女神の名を娘に付けたいとアレスとフィンは提案しているのである。
「慈愛と癒しの女神……名を「イシュタル」という。ふむ、イシュタル神の名を頂戴するのか」
「どうでしょうか。慈愛と癒しの女神の名ならばきっとこの子も素敵な女性に育ってくれると思って。アレスが一番に考えてくれたのですよ」
「イシュタル神の名前なら私とランスロットにも所縁のある女神だからいいかなって……ダメ?」
「いや、素敵だと思う。ならイシュタルに決めよう。後は息子の方か……息子は俺が付けたい名があるんだが聞いてもらえるだろうか?」
「教えて? ランスロットが考えている名前」
ランスロットが天使の血を引く者として聖騎士団長として今後も生きていく中で、どうしてもこの名前だけは残しておきたいと考えていた名前があった。それは幼い頃に読んだ本の主人公でもあり、そして、自分が聖騎士団長として生きていく中で重ねた人物の名でもある。
ランスロットがそっとアレスのブルーの髪の毛に触れて撫でながらそっと口にする。まるでその名前は神々がランスロットの為だけに用意した、魂の分裂した双子の様な響きを感じさせた。
「パーシヴァル。騎士の名ではありふれているかもしれないが、強く気高く、そして何よりも弱き人々を守れる人間に成長してほしいと願いを込めている」
「パーシヴァル……うん、私は好きよ。お婆様は?」
「私もいいと思います。パーシヴァルという名は神々の中でも炎を司る炎神ルヴァという神の名を模しているとも取れますから、きっと強い子に育つでしょう」
「それじゃ息子はパーシヴァルに決まりだな」
イシュタルとパーシヴァル、そう名付けられた2人の双子はベッドの中でスヤスヤと眠っている。ランスロットの脳裏にはこの2人に振り回されるだろうそう遠くない自分達の姿が想像出来ていた。
それから育児も始まり、同時に留守中の仕事の処理もあってランスロットの目の下のクマはバルキット討伐よりも手強い相手になっていた。それでもアレスの方が大変だとランスロットの口癖になりつつある言葉を自分に言い聞かせているランスロットにロルゾ達も流石に呆れてしまう。
今日も定時で仕事を終わらせる為に、仕事も一気に処理しているランスロットに説得役にお願いしたハルウッドとカセルの両名から頼まれたガーベルが姿を見せる。ガーベルの目の下のクマはランスロットよりも濃くて、それだけガーベルの多忙さを知る者達はガーベルにも休みを取らせたいと考えているのだが、本人が至って真面目な為に休みを取らないのが難攻不落状態になり掛けていた。
「失礼します。ランスロット様、こちらのお仕事は私が引き取ります」
「何を言っているんだガーベル。君のクマを見ればそんなに仕事に余裕はないのが分かる。そんな状態で引き取らせる訳がないだろう」
「貴方様の倒れた後の処理をする程でしたら今の内に処理を引き受けた方が楽です。私はたかが2週間の徹夜程度で倒れたりは致しませんのでご安心下さい」
「君も充分に休むべきだ。俺はまだ行ける」
「その身体で無理をすればガタが早く来ます。大人しく引き取らせて下さい」
「ダメだ。ガーベルが休まないのなら俺も休まない」
押し問答の攻防戦を眺めていたロルゾ達は盛大に溜め息を吐き出す。そして、ここでローレンスが留めの一撃を口にして2人は言葉を失くす。
「お2人とも同時にお休みなさい。貴方方がこれ以上無理をすれば騎士団と大臣達の負担が増えます。その事も頭に入れてない状態で仕事を続けるのであれば上に立つ者の資格はありません」
「「……」」
「上に立つ者は自分の体調・仕事の量・時間の使い方……それらを熟知してなければなりません。それを今の貴方方は出来ていないとお気付きですか? クレーム、入っていますよ」
流石に熟年のローレンスがここまで静かに怒っているのを初めて聞いているランスロットとガーベルはお互いに顔を見合わせてから気まずそうにしている。そして、ローレンスがロルゾとガルドに視線を向けて合図を送ると2人はローレンスの合図を元にランスロットの仕事を奪い取るとガーベルの抱えている仕事も奪い取った。
流石に強引さはあるものの、ローレンスがこれ以上怒ると本気でロドを高めて強制的に雷が落とされる可能性も高まってくる。それは今の2人には出来るだけ控えてもらいたい出来事でもあった。
「それじゃ……2日だけ休ませてくれ。その間に身体を休ませる」
「私も2日お休み致します」
「よろしい。アレス嬢には既にご連絡していますので育児もお休みして、まずはその目の下のクマを少しでも薄くして下さい。では本日はもう下城されてお帰りなさい」
「「はい」」
こうして、ランスロットとガーベルの両名は仕方なく城を後にした。ガーベルは1人身でもあるので帰った途端にベッドに倒れ込み丸々2日間ぶっ通しで眠り通した。
ランスロットも屋敷に戻るなりフィンに問答無用で自室に連れ込まれてベッドに押し込められて、強制的な睡眠を取る事になる。だが、ランスロットも2日間丸々爆睡してしまい3日目の朝には目の下のクマは以前よりも薄くなっていたのは言うまでもない――――。
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