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宵闇の龍 ルーベン▲

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 帝国はこれまでの歴史上、常に制圧の能力者が生まれ続けて、その力を使って国土を拡げ統治してきた。それ故に高能力者が子孫を残すことは国策の一つで最早義務で有る。


 高能力者で第二皇子でも有るルーベンは、閨の為の部屋で夜伽の女を待っていた。


 高能力者の夜伽に召し出されたり子供を産むと、国費から報償金がでる。子供が生まれたら国が引取り面倒を見るから、夜伽希望者が多くて逆に困る、もう女は食傷ぎみだ。


 ギデオンには義務を果たせと苦言を呈しておきながら、ルーベンも夜伽には辟易としていた、夜伽を始めた頃は快楽に溺れていたが、今は面倒事でしか無い。


「あ~  気が乗らないな、何が興奮できる事があればなぁ・・・そうだ、アイツが帰って来てたっけ・・・」


 ルーベンは面白い事を思い付いてニヤリと笑った、そして元皇子のサイラスを呼び出し制圧をかけた。


「おかえりサイラス、久し振りだな。もう皇族でも無いし今日から俺の奴隷として側に置いてやるよ。早速だが今から夜伽の手伝いをしてもらうから服を脱いでくれ」


 制圧をかけられたサイラスは逆らえず、ルーベンの前で服を脱いでいく。サイラスが全裸になるとルーベンは回りながらその体をしげしげと眺めた。


「へえ、結構引き締まった体をしてるじゃないか、適度な胸筋もあるし尻の形もいい、腹筋も薄く割れてるし、下は結構使い込んでるな」


 ルーベンはあちこち触り出す、サイラスの適度に盛り上がる胸筋を手で撫でて、乳首を指で弄び、尻の肉を掴んで柔らかさを確認して、引き締まった腹に手を這わせ筋肉を楽しんだ後にサイラスの雄を手に取る。


 サイラスは逆らえないが、内心は動揺していた。


『何故こんな目に有っているのか、ルーベンは何がしたいのか、裸を晒して触られて、この男に制圧されてこんな屈辱を受けるなんて、くそぉ』


 そこへ夜伽の女が入ってきたので、サイラスから離れてルーベンも裸になった。ルーベンの裸を見たのは初めてだったが、サイラスは劣等感を刺激された。


 ルーベンは男から見て羨ましい体つきをしていた、細身の優男だが着痩せするのか、きれいに筋肉が盛り上がった体をしており、彼の雄はサイラスよりも大きくて使い込まれている。


「サイラス、寝台の上に上がって自慰をしろ、僕に股を開いてお前の感じてる姿を見せろ」


 ルーベンは女を寝台に寝かせると、夜伽を始めた。俺は制圧には逆らえず内心は屈辱で震えながらも、言われた通りに股を開いた。


 その日からルーベンは夜伽に俺を付き合わせて、俺は様々な事をさせられた。自慰は勿論、夜伽の女を共有したり、性奴隷との交わりを見られたり、俺は最早ルーベンの性奴隷も同然だった。


「お前のおかげで飽きていた夜伽が楽しくなったよ。ちょっと面白い事を思い付いたから今日はそれをやる。服を脱げ、サイラス」


 何度も経験したサイラスはもう服を脱ぐ事自体は屈辱と思わなくなっていた、サイラスが脱ぐ時はルーベンも脱ぐからだ。


 裸になったルーベンは、サイラスを寝台に乗せて股を開かせたそして、尻穴に指入れる。


「!!!」


「今日はここを使おう僕が初めての男か?、サイラス。お前がどんな声で啼くのか楽しみだ」





 ◆◇◆◇◆◇





   ぱちゅん、ぱちゅん、ぱちゅん、ぱちゅん

   「あっ、 あっ、 あっ、 あっ」

 サイラスは緩く突き上げてくるルーベンの動きで快感を感じていた、ルーベンは制圧の能力も、容姿も、体格も、性技も、雄の大きさも全てがサイラスよりも格上の男だった。


『ルーベンに突っ込まれて何故こんなに気持ち良いんだ、まさか俺はこの男に支配されて抱かれたかったのか?』


 犯される屈辱感よりも、格上の男が自分を支配して求めてくる事の充足感の方が大きい気がした。


『そんなワケがあるか!、俺はそんな事は認めない。これは制圧による精神汚染だ』


「あっ、あ・・・うっ」


「あ~、お前もう べちゃべちゃ だぞ。ほら声を殺すな、僕の下でもっと喘げ」


 ルーベンは一転して激しい腰使いで中を突きながら、サイラスの雄を扱く。サイラスは中からと外からの二箇所から与えられる快感で脳が焼き切れそうだった。  

  ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐちゅっ、ぐちゅっ


 ルーベンが俺の尻穴を抉る卑猥な音が聞こえる、こんな男に抱かれたく無いのに、勝手に腰が揺れてルーベンの雄をねだる、まるで自分が雌みたいで不快な気持ちになり胸がざわつく。


「あ~あ、腰なんか振っちゃって、お前はもう僕の女だな、サイラス、次からは僕の雄だけで中イキ出来るようになれよ」


「ウッ、クッ・・・・・フッ、ウッ」


 ルーベンに抱かれながら、サイラスは心と体の乖離に惑乱していた。体は与えられる快感に貪欲で、喜びに震えてもっと欲しいと強請るが、心は自己破壊で底辺を彷徨っていた。


『次からだと?、こいつはまた俺を抱くつもりだ。クソ!、これからも尊厳を貶められて、何度も自己崩壊させられる。こいつを殺してやりたい』


 サイラスの心が悲鳴をあげた時、体は最高の快感を感じていた、ルーベンが仕上げに入ったからだ。


「イかせてやるよ、サイラス。その代わり僕も楽しませろよ」


 ルーベンがサイラスの弱い部分を ごちゅごちゅごちゅ と強く突いてサイラスの雄を一際強く扱くと、二つの快感でサイラスは仰け反り、天に向かって突き上げた雄から  ドピュッ と欲望を吐き出した、そして中にいるルーベンの雄を締め付ける。


「あああああ!!!」


「クゥッ!!」


 ルーベンの雄が膨れ上がり、サイラスの中で爆発する、夜伽の時とは比べ物にならない程の多くの子種を吐き出した。


 ルーベンが全ての白濁をサイラスの中へ吐き出す間、サイラスは自分がゆっくりとルーベンの物にされていく様なゾワゾワとした気持ち悪さを感じていた。


『ルーベンの子種が俺の体に浸透して、まるで俺がルーベンの為の女として作り変えられるみたいで怖気がする』


「ふぅ、気持ち良かったぜ、サイラス」


 脱力してしどけなく寝台に横たわるサイラスをルーベンが見下ろしてくる。その股間はまだサイラスと繋がったままだ。


 サイラスの体はビクビクと痙攣し、薄い筋肉がついた腹はサイラス自身の白濁で汚れている。普段の強気な彼とは違う弱々しい姿は、ルーベンの支配欲を刺激して雄の先端がもたげる。


「ギデオンが男にハマる理由が解るな、女より良い。お前も良かっただろう、サイラス?、すげぇ出してたもんな。さっ、も一回やろっか、今度は中イキしろよ」


『もう一度?、止めてくれ!、これ以上抱かれて快感を覚えたら俺はどうなる、もうサイラスじゃ無くなりそうで怖い、今だってルーベンの雄で塞がれた穴が快感を求めて疼くのだ』


 俺は自分が壊れていく恐怖を感じてルーベンを見た。ルーベンが俺を見下ろすその顔は、捉えた獲物をいたぶる獣と同じだ、死なない程度にじっくりと刺激を与えて楽しみ、最後は喰らう。


 楽しそうな表情をした格上の男は、一度果てても硬度を保ったままの雄で、再びサイラスをいたぶり始めた。












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