第二王子の僕は総受けってやつらしい

もずく

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魔界内乱編

吸血鬼は動かない

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魔王候補とか言う人達が何人いるのかとか、どんな人達がなろうとしてるのか、魔王である僕は知っとくべきだよね。

それにクロック帝国に現れた魔王っていうのも気になる。

一緒に過ごして分かったけど、サヴァンは城内にいるだけで外には出ないみたいだし、他の人がやったってことは分かってる。

それでユースたちが魔王城を目指して急いで出発しちゃったんだもん。

ちょっとぐらい怒ったっていいよね?

人的被害はなかったみたいで、それだけは安心したけど、ユース達が居なくなった理由が分からないから、その魔王候補さんが余計なことを言ったんじゃないかな…とは思ってる。


「そんなに真剣な顔してどうしたんだ?」


サヴァンが僕のことを後ろから抱きしめて耳元で囁いた。


「何でもないよ?」

「…本当か?」


真っ赤な目で見つめられる。


「……他の魔王候補が気になったの。」

「…俺様じゃ不満か?」


寂しそうな声で耳元で囁かれた。


「違うよ、ただ僕が怒りたい人がその中にいるかもしれないから…」

「じゃあ俺様が嫌いになった訳ではないな?」

「嫌いになるわけないよ!大好きだもん!…ぁっ!」


ベットの上で後ろから抱きしめられていたが、僕が大好きと言ったら首元を噛まれてしまった。


「ひぁ、あぁっ、んぁ、あんっ……」


考えていたことが頭から抜けていき、ただサヴァンの胸を触る手に意識が集中してしまう。

この部屋に僕が来てからはサヴァンはいつもこんな感じで、出掛けることもなく、僕の体を触ったり、お話したり、一緒に気持ちいいことをしたりしてる。

イカルドも呆れながらも僕が部屋にいることを認めてくれた。

何度も弄られて僕の乳首は赤く腫れている。

触らなくても空気が触れるだけでヒリヒリして、優しく撫でられるだけでもすごく気持ちいい。


「ひぁぁぁあああんんっ!」


乳首をぎゅーっと引っ張られると気持ちよすぎて、僕の精液が飛び出してしまった。


「んぁっ、ベット、あんっ、また、汚し、ちゃった…ひぁんっ…」

「大丈夫だ、イカルドが片付ける。」


胸から手が移動し、お腹をなでて、そのまま僕の下半身に移動して、優しく握られる。


「あっ、そこ、だめぇっ…ぁんっ…」


激しく上下に手が移動して、僕はサヴァンの手を掴みながらもサヴァンに背中を預けた。

ヌチャヌチャと僕のが扱かれて、ゆっくりと、せり上がって来るのに耐えるため、目をギュッと瞑った。


「ぁああッ…!」


僕の精液が、サヴァンの手に放たれた。


「まだ出るのか、凄いな…。」


サヴァンは僕の精液を眺めて感動している。


「わぷっ…」


サヴァンに背中を押されてベットにうつ伏せになると腰を上へ持ち上げられた。

この後されることが分かった僕は足を膝立ちにして、サヴァンのを受け入れる体勢になる。


「あぁ、俺様のがそんなにほしいのか?ネムのヒクヒクしてるぞ。」

「ぅん、欲しいからぁ、はやくぅ…!」


ヌチヌチとサヴァンのが僕の中に入ってくる。


「ふ、ぁ、はっ、んぁ…」


息苦しいはずなのにサヴァンのが奥に入ってくるのが嬉しくて早く早くとお尻を突き出してしまう。


「いくぞ…!」

「ひ、あぁんっ…!」


サヴァンのに僕が貫かれた。


ぱちゅん!ぱちゅん!ぱちゅん!ぱちゅん!


「あっ、あっ、ぁあっ、ひぁっ、あんっ…!」


サヴァンのが僕のお腹を抉るように奥まで入り込んでくる。

はやく、はやく、僕の中に…!

お腹の奥がきゅんきゅんと痛み、サヴァンの精液を求めるようにサヴァンのを締めつける。


「はっ、きつ…い…!」


サヴァンは僕の締め付けに耐えられなかったようで、びゅるびゅると僕の中に精液を注いだ。

僕は腰を上げて、サヴァンの精液を飲み込むように溢すことなく搾り取った。


「いっぱい、サヴァンので、いっぱい、だね…!」

「ネム…!」


首元にチュッとキスをされる。

と、同時にドアがバンっと開いた。


「魔王様~!ただいま帰りましたよ
~!」

「だから、部屋をノックしろと!!」

「す、すいませんっ!」


イカルドは謝りながらも顔を赤くして手で覆っているが、隙間からこちらを覗き見てしまっている。


「それより魔王様!今日はヴァンパイアの集まりがあったでしょう?ほら、行きますよ!」


ヴァンパイアの集まりなんてあるんだ。

他の種族もあるのかな、そういう集まり。

僕は特に種族とかなかったなぁ。


「…行かない。」

「はぁ!?だめに決まってるでしょ!?」


こんだけ言われるってことは大事な集まりなんじゃないのかな?


「えっと、行かなくて大丈夫なの?」

「大丈夫じゃないですよ!今後に関わる大事な会議です!!」


僕に必死に訴えかけるイカルドを見ると、かなり重要そうに見える。

内容は言えないけど言いたそうにするイカルドは僕に助けを求めてるみたいでキラキラとした期待した目でこちらを見ている。


「…ネムはどうするんだ。一人にできないだろ。」

「ああ、はいはい、私が見守っときます!それでいいでしょう!?」


僕、守られなくても強いんだけどなぁ…。


「ふん…」


まだ少し、サヴァンは納得がいかないみたいだ。

よしっ!


「…サヴァン、頑張ってきてね!待ってるから!」


僕がちゅっ…と頬にキスをして声を掛けるとサヴァンは目を見開き、笑った。


「ネムに言われちゃ、俺様も行くしかないな。」

「やったーーー!ネムさんありがとうございます!!!」


イカルドは、はしゃいで喜んで僕の手を取り飛び跳ねている。

イカルドの笑顔につられて笑っちゃう。


「ふふっ…」

「…可愛いな。」

「だよねっ!イカルドってかわいいよね!」

「は?」

「え、私?」


え?可愛いよね…?



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