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第四章
11 大きな城の一家
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*****
ザイン大陸最北の港を出て十五日目。
大陸中央にあるキスタ国の城へ到達した。
世界でも一、二を争うほど巨大で壮麗な城のはずが、人の気配が少なく、どこか暗い雰囲気だ。
他の城なら門番がいるところで、くたびれた貴族服を着た老齢の男性が書類の束に目を通している。
「こんにちは」
声を掛けると、男性はびくりと肩を震わせてから、恐る恐るといったふうに僕に目線を向けた。
「あ、ああ、どうもこんにちは。何か御用ですかな」
挙動は不審だが、どこか芯のある男性だ。門番には見えないけれど、何かしら権威のある人に違いない。
僕はミューズ国、ユジカル国、フォーマ国から頂いた『勇者証明書』を取り出して見せた。
「国王代理にお目通りを願いたいのですが」
男性は証明書をまじまじと見てから、僕と証明書を交互に見て、もう一度証明書を舐めるように眺めた。
「おお、勇者殿がわざわざ……。お話は中で伺いましょう。こちらへどうぞ」
男性に案内されて、城の中へ入る。
内部は掃除が行き届いていないどころか、少なくともひと月以上は掃除をしていない様子だった。
廊下の隅には埃が積もり、天井の至る所に蜘蛛が巣を張っている。
入って少し歩いてすぐの部屋に通されたのだが、廊下の先は人が足を踏み入れた形跡すらない。
「すみませぬ、侍女は全員、辞めてしまいまして。お茶も出せず……」
「お構いなく」
「お気遣いありがとうございます。ああ、自己紹介がまだでしたね。私は国王代理を務めております、宰相のカルタルです」
「えっ!? すみません、わざわざ案内までさせてしまって」
まさかの国王代理御本人だった。僕は慌てて立ち上がり、正式な礼を取ろうとした。
「勇者殿がそのようなことをする必要はありませんよ。私とて名ばかりの代理でありますから」
カルタルさんも慌てて僕を座らせようと立ち上がる。
お互いに譲り合いをした結果、双方座り直すことで落ち着いた。
「港町の冒険者ギルドで話を聞いたのですが、それよりも大変なことになっている様子ですね」
「ギルドではどのような話を?」
僕はギルドで聞いたことを一通り話した。
「その話はおよそ半月前までのことですね。現状はこの有様です。残っていた者も暇を乞い、残っているのは私の家族のみです。給金を出すにも人手がかかるのに、その人手もいないのですから仕方ありません。それと、家族といっても、妻と息子のみです」
ということは、キスタ国は実質国として機能していない。
魔王関連の連絡が来ないのも、港町が寂れていたのも、納得した。
「でも、この大陸の他の国が何もしないのもおかしいですね」
友好国であれば支援するとか、関係の悪い国であれば乗っ取りにくるとか、何かしら動きがありそうなものだけど。
「この大陸の他国の話は耳にしておりませぬか」
「はい」
「……全て、十一年前に魔王に滅ぼされております」
カルタルさんは膝の上の手をぎゅっと握りしめた。
「すみません、不勉強で」
「いえ、他の大陸には知られないよう手を打っておりましたから。魔王の恐ろしさを知らしめる必要はないと、先々代が情報を封鎖したのです」
滅ぼされたといっても、魔王は国民には殆ど手を出さなかったらしい。
国の中枢である王族や重臣を狙い、象徴である城を破壊したのだとか。
なかなかに狡い魔王だ。僕が魔王を一体倒した後で姿を消すだけのことはある。
「魔王の隠れ先に、心当たりはありませんか」
「亡き総司令の部屋の書類を漁れば、手がかりが出てくるやもしれませんが……申し訳ない、そこまで手が回っておりませぬ」
「僕が見ても構いませんか?」
「勿論です。ご自由に」
カルタルさんと部屋を出ると、僕より年上くらいの歳の青年がいた。
くたびれた貴族服から上着を取って、革のベストを着込んでいる。
がっしりとした身体つきからして、軍部の人だろうか。先程カルタルさんは「妻と息子しか残っていない」と言っていた。ということは……。
「父上、こちらは?」
「ラウト殿、息子のタウスです。タウスよ、こちらは勇者のラウト殿だ」
やはりカルタルさんの息子さんだった。
「勇者?」
タウスさんは怪訝そうに僕を上から下まで値踏みするように視線を動かした。
「嘘を吐いている可能性は?」
「タウス! 何を失礼なことを!」
カルタルさんが激昂して、声を荒らげた。
「落ち着いてください。こんなことをしている場合ではありません」
「む、むぅ……しかし、ラウト殿」
「タウスさんでしたね。こちらが証明書です。これでも疑うのであれば、僕を見張るなり追い出すなり、好きにしてください」
たったの三人で国をどうにかしようと頑張っている人たちに、僕という異物に対応するのは面倒だろう。疑いたくなる、信じたくないのも無理はない。
総司令の書類は気になるが、見れなくても魔王はどうにかできる。
「これは……間違いなく各国の王の筆跡ですね。大変失礼しました。これからどちらへ? ……でしたら私が案内しましょう」
ところがタウスさんは僕が見せた証明書を目にするなり、あっさりと信じ、謝罪までしてくれた。
そして案内役をカルタルさんから引き継ぎ、僕を埃が積もったままの通路の奥へと先導した。
巨大な城だから当然、内部も広い。
十分ほど歩いて、開けた場所へ出た。城の中……というより、訓練場のようだ。
壁際には朽ちた訓練用人形や錆びた武具が打ち捨てられている。
総司令の部屋はこの向こうだろうか。
「先程は父の手前、ああ言いましたが」
タウスさんは訓練場を横切り、錆びた武具が落ちているあたりをごそごそとかき分け、鞘に入った剣を取り出した。
鞘から出てきた剣は一つも錆びておらず、丁寧に手入れされている様子だった。
「書類は信じますが、貴方が本当に勇者かどうか、試させていただきたい」
「構いませんが、勝ったら総司令の部屋へ案内してくださいね」
「試すのはいいのか」
「はい」
僕は自分の剣は抜かず、タウスさんの背後に落ちていた錆びた剣のうち、原型をとどめているものをひとつ選んで手にした。
相手は真剣だが、僕はこれでいい。
「巫山戯ているのか、それとも余裕ぶっているのか?」
タウスさんに睨まれた。
「謙遜しても意味がないので正直に言いますね。貴方では相手になりません。僕が刃のある剣を持つときは、殺すべきものを相手にするときだけです」
「……ふん。後悔するなよ」
開始の合図はなかった。タウスさんは地を蹴って跳び、僕めがけて剣を振り下ろした。
結構速い。そこらの騎士や冒険者では確実に怪我じゃ済まない威力もある。
ただ、僕には全て見えている。半歩左に動くだけで、タウスさんの剣は地を打った。
素早い動きで身を翻したタウスさんの首元には、既に僕が握っている錆びた剣の切っ先がある。
「うっ……参りました」
タウスさんがうめき声を上げて降参したので、僕は剣を下ろした。するとタウスさんはその場に跪いて頭を垂れた。
「これまでの非礼をお詫びします。大変申し訳ありませんでした」
「いえ、突然やってきて勇者だと言われても、信じられないですよね」
国も大変だし、と心で思っても口にはしなかった。
「寛大なお心に感謝を。では総司令の部屋へ案内します。書類探しもお手伝いしましょう」
「助かります」
結果から言うと、魔王の居場所の目処は立たなかった。
総司令の部屋は書類以外も綺麗に整頓された状態を保っていたが、魔王の居場所は最後に確認された大陸最南端以外に、情報が全く出てこなかったのだ。
「他に書類のある場所に心当たりはありませんか」
「総司令は几帳面な方でしたので、重要書類を分散させるようなことはしないと思われます。お役に立てず……」
「見つかれば幸運くらいの気持ちでしたので」
お互いに謝る謝らないでのやり取りをしばらく繰り返した。似たようなことを、カルタルさんともやったっけ。こういうところは親子だなぁ。
その後、僕は再び最初に案内された部屋へ連れて行かれた。
「ここが一番まともにしてある部屋なのです。隣の部屋には綺麗な客用のベッドも用意してあります」
まだ日が沈む前だから城を出て旅を続けるつもりでいたのだが、どうやらカルタル親子の中では僕がここに泊まることは決定事項のようだ。
カルタルさんの奥さんに手料理を振る舞ってもらい、ご厚意に甘えてベッドを使わせてもらった。
ザイン大陸最北の港を出て十五日目。
大陸中央にあるキスタ国の城へ到達した。
世界でも一、二を争うほど巨大で壮麗な城のはずが、人の気配が少なく、どこか暗い雰囲気だ。
他の城なら門番がいるところで、くたびれた貴族服を着た老齢の男性が書類の束に目を通している。
「こんにちは」
声を掛けると、男性はびくりと肩を震わせてから、恐る恐るといったふうに僕に目線を向けた。
「あ、ああ、どうもこんにちは。何か御用ですかな」
挙動は不審だが、どこか芯のある男性だ。門番には見えないけれど、何かしら権威のある人に違いない。
僕はミューズ国、ユジカル国、フォーマ国から頂いた『勇者証明書』を取り出して見せた。
「国王代理にお目通りを願いたいのですが」
男性は証明書をまじまじと見てから、僕と証明書を交互に見て、もう一度証明書を舐めるように眺めた。
「おお、勇者殿がわざわざ……。お話は中で伺いましょう。こちらへどうぞ」
男性に案内されて、城の中へ入る。
内部は掃除が行き届いていないどころか、少なくともひと月以上は掃除をしていない様子だった。
廊下の隅には埃が積もり、天井の至る所に蜘蛛が巣を張っている。
入って少し歩いてすぐの部屋に通されたのだが、廊下の先は人が足を踏み入れた形跡すらない。
「すみませぬ、侍女は全員、辞めてしまいまして。お茶も出せず……」
「お構いなく」
「お気遣いありがとうございます。ああ、自己紹介がまだでしたね。私は国王代理を務めております、宰相のカルタルです」
「えっ!? すみません、わざわざ案内までさせてしまって」
まさかの国王代理御本人だった。僕は慌てて立ち上がり、正式な礼を取ろうとした。
「勇者殿がそのようなことをする必要はありませんよ。私とて名ばかりの代理でありますから」
カルタルさんも慌てて僕を座らせようと立ち上がる。
お互いに譲り合いをした結果、双方座り直すことで落ち着いた。
「港町の冒険者ギルドで話を聞いたのですが、それよりも大変なことになっている様子ですね」
「ギルドではどのような話を?」
僕はギルドで聞いたことを一通り話した。
「その話はおよそ半月前までのことですね。現状はこの有様です。残っていた者も暇を乞い、残っているのは私の家族のみです。給金を出すにも人手がかかるのに、その人手もいないのですから仕方ありません。それと、家族といっても、妻と息子のみです」
ということは、キスタ国は実質国として機能していない。
魔王関連の連絡が来ないのも、港町が寂れていたのも、納得した。
「でも、この大陸の他の国が何もしないのもおかしいですね」
友好国であれば支援するとか、関係の悪い国であれば乗っ取りにくるとか、何かしら動きがありそうなものだけど。
「この大陸の他国の話は耳にしておりませぬか」
「はい」
「……全て、十一年前に魔王に滅ぼされております」
カルタルさんは膝の上の手をぎゅっと握りしめた。
「すみません、不勉強で」
「いえ、他の大陸には知られないよう手を打っておりましたから。魔王の恐ろしさを知らしめる必要はないと、先々代が情報を封鎖したのです」
滅ぼされたといっても、魔王は国民には殆ど手を出さなかったらしい。
国の中枢である王族や重臣を狙い、象徴である城を破壊したのだとか。
なかなかに狡い魔王だ。僕が魔王を一体倒した後で姿を消すだけのことはある。
「魔王の隠れ先に、心当たりはありませんか」
「亡き総司令の部屋の書類を漁れば、手がかりが出てくるやもしれませんが……申し訳ない、そこまで手が回っておりませぬ」
「僕が見ても構いませんか?」
「勿論です。ご自由に」
カルタルさんと部屋を出ると、僕より年上くらいの歳の青年がいた。
くたびれた貴族服から上着を取って、革のベストを着込んでいる。
がっしりとした身体つきからして、軍部の人だろうか。先程カルタルさんは「妻と息子しか残っていない」と言っていた。ということは……。
「父上、こちらは?」
「ラウト殿、息子のタウスです。タウスよ、こちらは勇者のラウト殿だ」
やはりカルタルさんの息子さんだった。
「勇者?」
タウスさんは怪訝そうに僕を上から下まで値踏みするように視線を動かした。
「嘘を吐いている可能性は?」
「タウス! 何を失礼なことを!」
カルタルさんが激昂して、声を荒らげた。
「落ち着いてください。こんなことをしている場合ではありません」
「む、むぅ……しかし、ラウト殿」
「タウスさんでしたね。こちらが証明書です。これでも疑うのであれば、僕を見張るなり追い出すなり、好きにしてください」
たったの三人で国をどうにかしようと頑張っている人たちに、僕という異物に対応するのは面倒だろう。疑いたくなる、信じたくないのも無理はない。
総司令の書類は気になるが、見れなくても魔王はどうにかできる。
「これは……間違いなく各国の王の筆跡ですね。大変失礼しました。これからどちらへ? ……でしたら私が案内しましょう」
ところがタウスさんは僕が見せた証明書を目にするなり、あっさりと信じ、謝罪までしてくれた。
そして案内役をカルタルさんから引き継ぎ、僕を埃が積もったままの通路の奥へと先導した。
巨大な城だから当然、内部も広い。
十分ほど歩いて、開けた場所へ出た。城の中……というより、訓練場のようだ。
壁際には朽ちた訓練用人形や錆びた武具が打ち捨てられている。
総司令の部屋はこの向こうだろうか。
「先程は父の手前、ああ言いましたが」
タウスさんは訓練場を横切り、錆びた武具が落ちているあたりをごそごそとかき分け、鞘に入った剣を取り出した。
鞘から出てきた剣は一つも錆びておらず、丁寧に手入れされている様子だった。
「書類は信じますが、貴方が本当に勇者かどうか、試させていただきたい」
「構いませんが、勝ったら総司令の部屋へ案内してくださいね」
「試すのはいいのか」
「はい」
僕は自分の剣は抜かず、タウスさんの背後に落ちていた錆びた剣のうち、原型をとどめているものをひとつ選んで手にした。
相手は真剣だが、僕はこれでいい。
「巫山戯ているのか、それとも余裕ぶっているのか?」
タウスさんに睨まれた。
「謙遜しても意味がないので正直に言いますね。貴方では相手になりません。僕が刃のある剣を持つときは、殺すべきものを相手にするときだけです」
「……ふん。後悔するなよ」
開始の合図はなかった。タウスさんは地を蹴って跳び、僕めがけて剣を振り下ろした。
結構速い。そこらの騎士や冒険者では確実に怪我じゃ済まない威力もある。
ただ、僕には全て見えている。半歩左に動くだけで、タウスさんの剣は地を打った。
素早い動きで身を翻したタウスさんの首元には、既に僕が握っている錆びた剣の切っ先がある。
「うっ……参りました」
タウスさんがうめき声を上げて降参したので、僕は剣を下ろした。するとタウスさんはその場に跪いて頭を垂れた。
「これまでの非礼をお詫びします。大変申し訳ありませんでした」
「いえ、突然やってきて勇者だと言われても、信じられないですよね」
国も大変だし、と心で思っても口にはしなかった。
「寛大なお心に感謝を。では総司令の部屋へ案内します。書類探しもお手伝いしましょう」
「助かります」
結果から言うと、魔王の居場所の目処は立たなかった。
総司令の部屋は書類以外も綺麗に整頓された状態を保っていたが、魔王の居場所は最後に確認された大陸最南端以外に、情報が全く出てこなかったのだ。
「他に書類のある場所に心当たりはありませんか」
「総司令は几帳面な方でしたので、重要書類を分散させるようなことはしないと思われます。お役に立てず……」
「見つかれば幸運くらいの気持ちでしたので」
お互いに謝る謝らないでのやり取りをしばらく繰り返した。似たようなことを、カルタルさんともやったっけ。こういうところは親子だなぁ。
その後、僕は再び最初に案内された部屋へ連れて行かれた。
「ここが一番まともにしてある部屋なのです。隣の部屋には綺麗な客用のベッドも用意してあります」
まだ日が沈む前だから城を出て旅を続けるつもりでいたのだが、どうやらカルタル親子の中では僕がここに泊まることは決定事項のようだ。
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