5 / 32
05 真価発揮
しおりを挟む
「デガさん、起きてください。朝ですよ」
「んんー……。……。はっ!?」
この世界にも時計があり、一日は二十四時間で、一ヶ月は三十日。更に、どこの月にも属さない特殊な日が五日間あって、一年は三百六十五日だそうだ。
一時間の感覚も、多分同じくらいだと思う。
日本と、いや日本にいた頃の僕との違いは、この世界では朝日が昇ったら朝で、もう起きる時間だということだ。
つまり、現在朝四時頃。毎朝六時半に起きていた僕にはちと辛い。
そして、僕を揺り起こしたのは目覚まし時計ではなく、淡い水色の髪に翠玉色の瞳をした美少女、ベルだ。
ベルはもう既に身支度を整えてある。
僕は慌てて身を起こした。
「お、おはよう。ごめん、寝過ごしちゃって」
「いいえ。昨夜はお疲れのご様子でしたから。勝手ながら、武具のみ外させていただきました」
昨夜といえば、妙に疲れていてこの部屋に入った瞬間くらいからの記憶がない。ギリギリベッドには到達していたようだが、革鎧やダガーは付けっぱなしだったようだ。
「重ねてごめん、ありがとう」
「とんでもない。朝食を持ってきますね」
「あ、僕が」
「行ってきます」
ベルの有無を言わさない様子に、僕は大人しく引き下がった。
「あれ、普通に美味しい」
ベルが運んできてくれた朝食は、軽く炙ったロールパンに潰した卵やベーコン、レタス、トマト等が挟まったサンドイッチだ。
僕が両手で持っても余るくらいのサイズのものがひとり二つずつ。
更にコンソメスープに紅茶が付いている。
同じものをベルも食べている。
「そうですね、なかなか美味しいです」
「城で出された食べ物がさ、硬いパンに水みたいなスープと、変な臭いのする肉だったから、正直この世界の料理に絶望してたんだよね」
僕が半笑いで城の思い出を話すと、ベルがサンドイッチを持ったまま固まった。
「……そのお話、もう少し詳しく」
「え? 詳しくと言われても、今言ったことがほぼ全てで」
「二泊したのですよね。覚えている限りでいいですので、お城でのお食事の内容を教えてください」
僕はベルに言われるまま、城の食事の内容を語った。
硬い黒パンがほぼ毎食出され、朝はそれに具の殆ど入っていない水みたいなスープが一皿と、水。
昼は野菜とベーコンみたいな肉の炒めもの。味付けは極微量の塩のみ。
夜はステーキが出されたが、なんの肉か訊いても教えてくれないし、臭い上にナイフで切るのも苦労するほど固くて食べれたものじゃなかったので、黒パンをスープに浸して柔らかくして食べていた。
一通り話すと、ベルは食べかけのサンドイッチを皿に置いて顔を伏せた。体がぷるぷると細かく震えている。
「あの、ベル?」
「……ればいいのに」
「何て?」
「ドルズブラなんて滅びればいいのに、と言いました」
「ベル!?」
「だって、自分たちが喚び出した救世主様たちに対して、囚人のような食事内容を……言語道断、許すまじです!」
不味いとは思ってたけど、囚人対応だったのか。
「じゃあ出された肉が何だったか、予想できる?」
「おそらく魔物肉の一種でしょう。魔物肉も種類を選べば美味しいのですが、固くて不快な臭いがするとなると……ゴブリンあたりかと」
「うえっ!?」
ゴブリンは子供くらいのサイズの人型の魔物だ。
正直言って、魔物を食べるってだけでも文化の違いに衝撃を受けているのに、人に近い形をした魔物の肉なんて食べたくない。口にしなくてよかった。
「もしかして、他の皆様は、この世界で城の食事しか召し上がらずに?」
「そういうことになるね」
「……蘇生後は、おいしいものを召し上がっていただけるよう、わたくしが最善を尽くします」
「ありがとう」
着替えや大げさなバックパックといった嵩張る荷物は置いて、宿を出た。ベルによると「三日分先払いしてあります」とのこと。
僕が払うと言いたいところだが、ドルズブラから与えられた現金は一人たったの一万マグだった。宿は一人一泊二千マグと格安だが、二人分×三日分には足りない。
「仕事をこなせたら返すからね」
「お気になさらず」
お金に関してベルは逐一こう言ってくれるが、僕の男としてのプライドが許さない。
かといって、真正面から返そうとしてもきっと拒否されるだろうから、何か別の形で返そう。
僕がひそかに心に決めた頃、冒険者ギルドの建物に到着した。
これから僕は冒険者登録をして、ベルとパーティを組み、冒険者ギルドで仕事を請ける。
結局「まずは町で冒険者登録をし、雑魚魔物を倒して経験を積んでください」と城から言われた通りの行動をしているのは癪だが、仕方ない。
本来組むべき皆は町に到達することすらできなかった。
あれから、城の方から何の音沙汰もないし、僕たちを監視している様子もない。
「ふぃ、フィンベル・ミヒャエルさん、ほ、本物……!?」
「はい。こちらのデガさんとパーティを組みたいので、デガさんの冒険者登録をお願いします」
ベルが受付でカードのようなものを差し出すと、受付の人が大声でベルのフルネームを叫んだ。
ギルドの建物に入ったときから数多く突き刺さっていた視線が、更に強まった気がする。
「ベル、そのカードは何?」
「これは冒険者カードです。ご覧になりますか?」
「いいの? 見たい」
「どうぞ」
そこには、ベルの名前と直近に倒した魔物の名前、それに『冒険者ランクA』と書いてあった。
冒険者ランクについて尋ねようとしたら、叫んだのとは別の受付さんに「新規登録者の方はこちらへどうぞ」と呼ばれてしまった。
大人しくついていくと、バックヤードの更に奥の扉から外へ出た。中庭のような場所だ。
「まずは実力測定をします。あちらのゴーレムにお好きに攻撃してください。魔法も可です」
手で示された方を見ると、岩でできたゴツい人形のようなものが五体ほど鎮座していた。
岩をよくよく見ると、小さな岩が無数に組み合わさってできている。イメージとしてはレ○ブロックだ。
攻撃と言われて腰のダガーを抜いたが、正直どうしていいかわからない。
僕が動けずにいたのはほんの一瞬だった。
<命中:大成功 クリティカルヒット>
<攻撃:大成功 与ダメージ99999>
脳裏でダイスチートが発動し、僕は吸い寄せられるようにゴーレムへ向かって走った。
そして気がついたら、五体あったゴーレムのうち一体が、粉々になっていた。
「え、あれ?」
「え、え?」
僕と、僕をここへ連れてきてくれた受付さんが、似たような言葉を発した。
「これは……しょ、少々お待ち下さい!」
受付さんがばたばたとどこかへ走り去り、大柄な男性を連れて戻ってきた。
大柄な男性は僕をちらりと見てから粉々になったゴーレムの欠片を拾い上げてしげしげと見つめ、それを無造作に捨てると、僕に向き直った。
「すまないが、今度は俺と手合わせ願えるか」
「あの、貴方は?」
「俺はここのギルド長だ」
「何故、ギルド長と手合わせするんですか?」
僕が当然の疑問を口にすると、ギルド長は真面目な顔で答えた。
「時折、まぐれでゴーレムを粉々にするやつがいるのでな。君の実力が本物かどうか、俺が試すことになっている」
僕のは完全にまぐれです。だってダイスチートだもの。
だけど、僕はこの「まぐれ」を意図的に出すことができる。
「わかりました」
ギルド長に促されて中庭の真ん中に立った時、ベルが中庭に入ってきた。
「どういうことですか?」
ベルの口調は非難に満ちていた。
「規則ですので」
受付さんが粉々ゴーレムを指差すと、ベルは押し黙った。
「では、行くぞ」
ギルド長が号令をかける少し前に、僕のダイスロールは終わっていた。
<回避:大成功 無傷で相手の背後を取る>
<命中:大成功 クリティカルヒット>
<攻撃:大成功 与ダメージ99999>
<手加減:大成功 攻撃無効、寸止め>
ギルド長の長剣を躱し、背後へ回った僕がダガーの刃をギルド長の首に添えると、ギルド長は剣を手放して両手を挙げた。
「参った。本物だな」
僕は無事に、冒険者登録が完了した。
「んんー……。……。はっ!?」
この世界にも時計があり、一日は二十四時間で、一ヶ月は三十日。更に、どこの月にも属さない特殊な日が五日間あって、一年は三百六十五日だそうだ。
一時間の感覚も、多分同じくらいだと思う。
日本と、いや日本にいた頃の僕との違いは、この世界では朝日が昇ったら朝で、もう起きる時間だということだ。
つまり、現在朝四時頃。毎朝六時半に起きていた僕にはちと辛い。
そして、僕を揺り起こしたのは目覚まし時計ではなく、淡い水色の髪に翠玉色の瞳をした美少女、ベルだ。
ベルはもう既に身支度を整えてある。
僕は慌てて身を起こした。
「お、おはよう。ごめん、寝過ごしちゃって」
「いいえ。昨夜はお疲れのご様子でしたから。勝手ながら、武具のみ外させていただきました」
昨夜といえば、妙に疲れていてこの部屋に入った瞬間くらいからの記憶がない。ギリギリベッドには到達していたようだが、革鎧やダガーは付けっぱなしだったようだ。
「重ねてごめん、ありがとう」
「とんでもない。朝食を持ってきますね」
「あ、僕が」
「行ってきます」
ベルの有無を言わさない様子に、僕は大人しく引き下がった。
「あれ、普通に美味しい」
ベルが運んできてくれた朝食は、軽く炙ったロールパンに潰した卵やベーコン、レタス、トマト等が挟まったサンドイッチだ。
僕が両手で持っても余るくらいのサイズのものがひとり二つずつ。
更にコンソメスープに紅茶が付いている。
同じものをベルも食べている。
「そうですね、なかなか美味しいです」
「城で出された食べ物がさ、硬いパンに水みたいなスープと、変な臭いのする肉だったから、正直この世界の料理に絶望してたんだよね」
僕が半笑いで城の思い出を話すと、ベルがサンドイッチを持ったまま固まった。
「……そのお話、もう少し詳しく」
「え? 詳しくと言われても、今言ったことがほぼ全てで」
「二泊したのですよね。覚えている限りでいいですので、お城でのお食事の内容を教えてください」
僕はベルに言われるまま、城の食事の内容を語った。
硬い黒パンがほぼ毎食出され、朝はそれに具の殆ど入っていない水みたいなスープが一皿と、水。
昼は野菜とベーコンみたいな肉の炒めもの。味付けは極微量の塩のみ。
夜はステーキが出されたが、なんの肉か訊いても教えてくれないし、臭い上にナイフで切るのも苦労するほど固くて食べれたものじゃなかったので、黒パンをスープに浸して柔らかくして食べていた。
一通り話すと、ベルは食べかけのサンドイッチを皿に置いて顔を伏せた。体がぷるぷると細かく震えている。
「あの、ベル?」
「……ればいいのに」
「何て?」
「ドルズブラなんて滅びればいいのに、と言いました」
「ベル!?」
「だって、自分たちが喚び出した救世主様たちに対して、囚人のような食事内容を……言語道断、許すまじです!」
不味いとは思ってたけど、囚人対応だったのか。
「じゃあ出された肉が何だったか、予想できる?」
「おそらく魔物肉の一種でしょう。魔物肉も種類を選べば美味しいのですが、固くて不快な臭いがするとなると……ゴブリンあたりかと」
「うえっ!?」
ゴブリンは子供くらいのサイズの人型の魔物だ。
正直言って、魔物を食べるってだけでも文化の違いに衝撃を受けているのに、人に近い形をした魔物の肉なんて食べたくない。口にしなくてよかった。
「もしかして、他の皆様は、この世界で城の食事しか召し上がらずに?」
「そういうことになるね」
「……蘇生後は、おいしいものを召し上がっていただけるよう、わたくしが最善を尽くします」
「ありがとう」
着替えや大げさなバックパックといった嵩張る荷物は置いて、宿を出た。ベルによると「三日分先払いしてあります」とのこと。
僕が払うと言いたいところだが、ドルズブラから与えられた現金は一人たったの一万マグだった。宿は一人一泊二千マグと格安だが、二人分×三日分には足りない。
「仕事をこなせたら返すからね」
「お気になさらず」
お金に関してベルは逐一こう言ってくれるが、僕の男としてのプライドが許さない。
かといって、真正面から返そうとしてもきっと拒否されるだろうから、何か別の形で返そう。
僕がひそかに心に決めた頃、冒険者ギルドの建物に到着した。
これから僕は冒険者登録をして、ベルとパーティを組み、冒険者ギルドで仕事を請ける。
結局「まずは町で冒険者登録をし、雑魚魔物を倒して経験を積んでください」と城から言われた通りの行動をしているのは癪だが、仕方ない。
本来組むべき皆は町に到達することすらできなかった。
あれから、城の方から何の音沙汰もないし、僕たちを監視している様子もない。
「ふぃ、フィンベル・ミヒャエルさん、ほ、本物……!?」
「はい。こちらのデガさんとパーティを組みたいので、デガさんの冒険者登録をお願いします」
ベルが受付でカードのようなものを差し出すと、受付の人が大声でベルのフルネームを叫んだ。
ギルドの建物に入ったときから数多く突き刺さっていた視線が、更に強まった気がする。
「ベル、そのカードは何?」
「これは冒険者カードです。ご覧になりますか?」
「いいの? 見たい」
「どうぞ」
そこには、ベルの名前と直近に倒した魔物の名前、それに『冒険者ランクA』と書いてあった。
冒険者ランクについて尋ねようとしたら、叫んだのとは別の受付さんに「新規登録者の方はこちらへどうぞ」と呼ばれてしまった。
大人しくついていくと、バックヤードの更に奥の扉から外へ出た。中庭のような場所だ。
「まずは実力測定をします。あちらのゴーレムにお好きに攻撃してください。魔法も可です」
手で示された方を見ると、岩でできたゴツい人形のようなものが五体ほど鎮座していた。
岩をよくよく見ると、小さな岩が無数に組み合わさってできている。イメージとしてはレ○ブロックだ。
攻撃と言われて腰のダガーを抜いたが、正直どうしていいかわからない。
僕が動けずにいたのはほんの一瞬だった。
<命中:大成功 クリティカルヒット>
<攻撃:大成功 与ダメージ99999>
脳裏でダイスチートが発動し、僕は吸い寄せられるようにゴーレムへ向かって走った。
そして気がついたら、五体あったゴーレムのうち一体が、粉々になっていた。
「え、あれ?」
「え、え?」
僕と、僕をここへ連れてきてくれた受付さんが、似たような言葉を発した。
「これは……しょ、少々お待ち下さい!」
受付さんがばたばたとどこかへ走り去り、大柄な男性を連れて戻ってきた。
大柄な男性は僕をちらりと見てから粉々になったゴーレムの欠片を拾い上げてしげしげと見つめ、それを無造作に捨てると、僕に向き直った。
「すまないが、今度は俺と手合わせ願えるか」
「あの、貴方は?」
「俺はここのギルド長だ」
「何故、ギルド長と手合わせするんですか?」
僕が当然の疑問を口にすると、ギルド長は真面目な顔で答えた。
「時折、まぐれでゴーレムを粉々にするやつがいるのでな。君の実力が本物かどうか、俺が試すことになっている」
僕のは完全にまぐれです。だってダイスチートだもの。
だけど、僕はこの「まぐれ」を意図的に出すことができる。
「わかりました」
ギルド長に促されて中庭の真ん中に立った時、ベルが中庭に入ってきた。
「どういうことですか?」
ベルの口調は非難に満ちていた。
「規則ですので」
受付さんが粉々ゴーレムを指差すと、ベルは押し黙った。
「では、行くぞ」
ギルド長が号令をかける少し前に、僕のダイスロールは終わっていた。
<回避:大成功 無傷で相手の背後を取る>
<命中:大成功 クリティカルヒット>
<攻撃:大成功 与ダメージ99999>
<手加減:大成功 攻撃無効、寸止め>
ギルド長の長剣を躱し、背後へ回った僕がダガーの刃をギルド長の首に添えると、ギルド長は剣を手放して両手を挙げた。
「参った。本物だな」
僕は無事に、冒険者登録が完了した。
6
あなたにおすすめの小説
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。
さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
スキルで最強神を召喚して、無双してしまうんだが〜パーティーを追放された勇者は、召喚した神達と共に無双する。神達が強すぎて困ってます〜
東雲ハヤブサ
ファンタジー
勇者に選ばれたライ・サーベルズは、他にも選ばれた五人の勇者とパーティーを組んでいた。
ところが、勇者達の実略は凄まじく、ライでは到底敵う相手ではなかった。
「おい雑魚、これを持っていけ」
ライがそう言われるのは日常茶飯事であり、荷物持ちや雑用などをさせられる始末だ。
ある日、洞窟に六人でいると、ライがきっかけで他の勇者の怒りを買ってしまう。
怒りが頂点に達した他の勇者は、胸ぐらを掴まれた後壁に投げつけた。
いつものことだと、流して終わりにしようと思っていた。
だがなんと、邪魔なライを始末してしまおうと話が進んでしまい、次々に攻撃を仕掛けられることとなった。
ハーシュはライを守ろうとするが、他の勇者に気絶させられてしまう。
勇者達は、ただ痛ぶるように攻撃を加えていき、瀕死の状態で洞窟に置いていってしまった。
自分の弱さを呪い、本当に死を覚悟した瞬間、視界に突如文字が現れてスキル《神族召喚》と書かれていた。
今頃そんなスキル手を入れてどうするんだと、心の中でつぶやくライ。
だが、死ぬ記念に使ってやろうじゃないかと考え、スキルを発動した。
その時だった。
目の前が眩く光り出し、気付けば一人の女が立っていた。
その女は、瀕死状態のライを最も簡単に回復させ、ライの命を救って。
ライはそのあと、その女が神達を統一する三大神の一人であることを知った。
そして、このスキルを発動すれば神を自由に召喚出来るらしく、他の三大神も召喚するがうまく進むわけもなく......。
これは、雑魚と呼ばれ続けた勇者が、強き勇者へとなる物語である。
※小説家になろうにて掲載中
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる