世界が終わってしまうから、俺に本気を出させないでくれ

桐山じゃろ

文字の大きさ
14 / 22

14

しおりを挟む
*****



「何よ何よ何よ何よ……私以外……私とローツェ以外みんなモブのくせに……どうしてヒロインの私がこんな目に……」

 貴族の子女が通うルズコート貴族学院と聖キングヒル大貴族学院を擁する国、シュマルド王国。
 その王城の地下牢の中でも最奥の、重罪人が入れられる牢に、アンナが入っていた。
 かろうじて命を繋げられるだけの水と食料は与えられるが、寝床と厠の間に仕切りはなく、周囲は壁ではなく金属製の格子で覆われている。
 アンナの両手両足には枷が着けられ、自分で自分のことがやっとできるほどの長さに調節された鎖で繋がれていた。
 本人の自己申告によれば、この世界のありとあらゆる魔術に加えて、この世界に存在しない魔術も使えるとのことなので、枷と鎖には魔力を封じる効果も着けられている。

 一日置きに繰り返される容赦のない尋問と、惨めな極限生活によって、アンナの精神力は限界まですり減っていた。
 尋問のない日は一日中寝ているか、今のように一日中ブツブツと独り言を垂れ流している。

 プルナ家で生まれ育った記録はないが、プルナ家の住人は皆、アンナを家族と信じ切っていた。
 催眠か洗脳の魔術を、アンナが施していたのだろうと考えられている。
 当初、アンナは病気を理由に学院へ通うことを拒んでいた。
 学院へは、興味があって忍び込んでいたわけではなく、自分と同じく主人公格の人物を探していたのである。
 それがローツェ・ガルマータだった。
 決め手となったのは容姿だ。

 アンナの前世もまた、ローツェと同じ世界、同じ国だった。
 転生のきっかけは死だが、ローツェの前世のようなものではない。
 スマホを弄りながら軽自動車を運転していて、前の車に追突し、打ち所が悪かったのだ。
 記憶が蘇ったのは、学院入学の一年前。
 そしてアンナはこの世界を無理矢理、前世でハマっていたゲームに見立てた。

 だから、自分好みの容姿であるローツェが自分の運命の相手と信じて曲げず、こちらに興味を向けないローツェに魔術を施そうとしたのである。
 記憶を掘り起こす魔術を込めたのは、ローツェも前世で同じゲームをやっていたはずだと信じ込んでいたためだ。
 実際には、前世のローツェはゲームが遊べる環境ではなかった。女性向けのゲームは、友人や知人にプレイしているものもおらず、全くの無知である。

 何より、この世界はアンナが想定しているようなところではない。
 アンナの行動範囲内でもそれは十分に理解できるはずであるのに、アンナは頑なに認めようとしなかった。

 結果、アンナはこのまま、もうしばらくすれば、絞首台に立つことになっていた。


 黴臭い石造りの地下牢の中に、カツカツという靴の音が響く。
 牢番や兵士たちの靴は底が厚い革でできているため、音を立ててもペタペタ、ドスドス、というものである。
 踵の部分が木軸やある種の金属で出来た靴を履けるのは、貴族のような身分のある者のみ。
 地下牢に似つかわしくない音は、アンナが入っている牢の前で止まった。
「おい、女。アンナといったか。顔を上げろ」
 牢番は一日に三度変わるが、アンナは長期間牢に入れられているため、全員の声を覚えてしまっている。
 その誰でもなかった。
「顔を上げろ。聞こえているか? 言葉は通じているよな?」
 うるさい、と苦情を口にしようとしたアンナは、声の主を見て、開いた口が塞がらなくなった。
 ローツェにも匹敵するほどの美形が、不敵な笑みを浮かべてアンナを牢越しに見下ろしていた。
 年齢は二十歳程だろうか。白に近いシルバーブロンドに、金色の瞳は王族の証だが、アンナは知らなかった。
 隣にも男がいて、同じ色をしている。こちらは背が高すぎる上に筋肉質で、アンナの好みではなかったため、アンナは意識していなかった。
「魔物を使役できるというのは本当か」
 美形に問いかけられても、アンナは呆然と男を見つめていた。
「おい」
 隣の男が低い声を出した。アンナは尋問のせいで、低い声には反射的に応えるようになっている。
「は、はいっ」
「もう一度だけ尋ねるぞ。魔物を使役できるというのは本当か」
「はい、できます。魔術で……」
「そうか。ならば、俺に仕えると誓うなら、死刑を撤回させ、ここから出してやってもいい」
「え……?」
 アンナはまだ、自分の最期について、何も聞かされていなかった。
 どうせ死ぬならと何も喋らなかったり、嘘を吐かれたりするのを防ぐため、伏せてあったのだ。
「わ、わたし、死刑?」
 自分で口にしてから、体が震えだした。
 震えは全身に伝わり、指一本動かすのも恐ろしくなった。
「死にたくなければ、俺のいうことを聞け」
 そんなアンナを、美形は楽しそうに眺めながら、言い放った。隣の男は黙したまま、二人のやりとりを見守っている。
「わっ、わかったっ! わかりました! なんでも、なんでも言うこと聞きます! だから、助けて!」
「大きな声を出すな。イゼー」
 イゼーというのは大男の名前らしい。イゼーは懐から鍵を取り出すと、アンナの牢の扉を簡単に開けてしまった。
 続けて、枷を外そうとして美形に止められる。
 美形はアンナの頭上に片手を掲げた。
 手に魔力が集まり、赤紫色に輝いている。
「その前に、契約だ。お前は俺の言うことを聞く。聞かなかった場合、お前は死ぬより痛い目に遭う。そういう契約をする魔術を掛ける。この魔術はお互いが納得していなければ発動しない。もし発動しなかったら、お前はこの場で死ぬことになるからな。覚悟しておけ」
 アンナはひゅっと息を呑み、それから目を閉じて、祈るように手の指を組んだ。
「わかりました」
 なにせ、自身の命がかかっている。アンナは記憶を取り戻してから初めて、物事を真剣に捉え、考えて行動した。
 美形の魔術は無事に発動し、赤紫色の毒々しい光はアンナの頭と心臓のあたりに吸い込まれて消えた。
「……これでいい。枷が外れたら、最初の仕事だ」
「はい」
 アンナは美形の言葉に肯定を返すことしかできなかった。
 そのため、美形の名前と立場を知るのは、だいぶ後のことになる。



*****



 大変なことが起きた、とシャールが言うので、練習室に入るなり防音結界を施した。
「どうしたの?」
 もうすぐ十一歳になる僕たちだが、シャールはいつも、年齢より大人びていて冷静だ。
 そのシャールが、授業後に護衛さんから何事かを耳打ちされてから、ずっと落ち着かないのだ。
「あの女……アンナが死んだ」
「えっ」
 シャールから聞いていた情報によれば、アンナは魔力封じの枷と鎖を常時着けさせられ、監視の魔術まで掛かっている。
 尋問して、必要な情報を取り尽くし次第死刑になるとは聞いていたが、自殺は封じられていたはずだ。
「死刑が早まったとかじゃなくて?」
「ああ。牢の中で、魔力を暴発させたような痕があったそうだ。枷の力が不十分だった可能性と、アンナが枷の力以上の魔力を突如得た可能性が考えられている」
「魔力を突如得た……って、あり得るか」
 僕がそうだもんなぁ。
「結局何も掴めなかったも同然だ。しかし、解せない」
「僕もそう思う」
 どちらの可能性にしろ、自力で枷から抜け出たのなら、死ぬ必要はないはずだ。
 そのまま牢を破って逃げることも出来ただろうに。
「えっ、じゃあ、まさか……」
「俺もその線を考えていた」
 口には出さなかった、もう一つの可能性。
 他殺だ。
 アンナが使役した魔物によって、幸いなことに死者は出ていない。
 魔物自体を疎んじる人は大勢いるし、その魔物を使役する人間なんて、殺しても足りないと考える人がいたっておかしくない。
「とはいえ、だとしても短絡的すぎる。それに、死体はもう処理、埋葬されてしまって、これ以上調べることも出来ないんだ」
 この世界は基本、土葬だ。伝染病に掛かった人や、人の恨みを多く受けている人は、例外的に火葬される。
 アンナは後者だとして火葬されるのは仕方ないとしても……。
「死んだのっていつ?」
「昨日だ」
「早すぎるね」
「ああ」
 罪人の死体を晒すようなことは行われないが、死後にしか暴けない部分を入念に調べてから、処理されるはずだ。
「うーん……」
 考えたところで、何がどうなったのか、分かるはずもなく。
「今後もアンナに関する調査は続ける。何かわかったら必ず知らせるよ」
「ありがとう、シャール」



 二年生になり、先日の件から、とうとうフォートは1組から去った。
 元々入るはずだった成績最下位から15人が集まる6組で、不気味なほど大人しくしているらしい。
 1組は、何かあればすぐ授業を中断させるフォートがいなくなったことで、座学も実技も捗るようになった。

「では次、ローツェ・ガルマータ君」
「はい」
 一学期中間試験で、僕は魔術を放った。
 火、土、水、風、光、闇、それぞれのLv2の魔術を完璧に放つと、他のクラスメイトからため息が漏れた。
「やっべーな」
「これ魔術も1位だろ」
「両方1位の人って過去二十年いないらしいわよ」

 魔術を放ち終わり、試験会場である魔術練習場の隅へ引っ込むと、シャールが近寄ってきた。
「負けねぇぞ」
「やってみろ」
 ふふん、と不敵に笑い合う。こんなささいなやり取りすらおかしくて、僕たちは試験が終わるまで笑いをこらえる羽目になった。


 全ての試験が終わり、張り出された成績一覧の一番上には、座学と実技、どちらも僕の名前があった。
「おめでとう、ローシェ」
「ありがとう、シャール」
 シャールはどちらも2位。両方2位という記録は過去に例がないというから、僕よりレアだ。
「次は負けない、と言いたいところだが、お前と成績で張り合うのは何か違う気がする。全部満点取って、同点一位になるくらいしかないもんなぁ」
 僕はどう答えていいかわからず、曖昧に笑っておいた。
「ま、今日くらいはゆっくりしようぜ。たまには外へ行かないか? 美味い茶葉を使ってる店を見つけたんだ」
 紅茶に関しては人一倍うるさいシャールが言うほどだから、余程なのだろう。
 でも、いつものシャールならその茶葉を入手して、僕に淹れてくれる。
「それがな、業者向けにしか販路がなくて、子爵権限くらいじゃ買えないんだよ」
「公爵権限使えばいいのに」
「そっちを行使するのは緊急時のみだ。同じ茶が飲めるなら、行きつけの店のひとつくらい持ったってかまわないだろう」
 十一歳で行きつけの喫茶店か……。前世では考えられないことだ。
「シャールがそこまで入れ込んでるお茶なら、飲みたいな」
「よし、決まりだ」
 僕はカンジュに断りを入れてから、シャールと共に学院の外へ出た。

「ほんとだ、ついてきてくれてるんだね」
「わかるのか」
「うん」
 魔術の試験で一位を取れるくらい、魔力制御が上手くなった僕は、人の気配を正確に察知することもできる。
 以前シャールが「外出すると護衛がぞろぞろついてくる」と言っていたので、確認してみたのだ。
「視界に入らないようにしてくれてるから、そんなに気にならないじゃないか」
「まあ、そうなんだけど。気分的に窮屈でな」
「それでもそのお茶が美味しいんだね」
「そうだ。保証する」
 そのままなんとなく、気配察知しながら街の中心部から少し外れた場所まで歩いた。

 護衛さんではない人が僕たちを見張っているのに気づいたのは、お店まであと少しのところだった。
「シャール」
 僕は鞄から紙とペンを取り出し、護衛以外の人に後をつけられていることをシャールに伝えた。
 シャールはメモの内容を見て、左手で左耳を覆うような仕草をした。

 すると、護衛さん達の気配が散開し、ひとりが不審者のところへ到達。「ぎゃっ」とか「うわっ」みたいな声が上がり、しばらくすると静かになった。
「え、これ……」
 護衛さんは全部で七人。そのうちのひとりが、動いていない。
「シャール、護衛さんがやられた」
「何っ!?」
 僕が走り出すと、シャールもついてきた。
 細い路地に入り込んだ先で見たのは。

 血まみれの護衛さんの襟首を掴んだ、全身黒いローブ姿の、人間ではない何かだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~

Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」 病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。 気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた! これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。 だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。 皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。 その結果、 うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。 慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。 「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。 僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに! 行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。 そんな僕が、ついに魔法学園へ入学! 当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート! しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。 魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。 この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――! 勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる! 腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!

病弱が転生 ~やっぱり体力は無いけれど知識だけは豊富です~

於田縫紀
ファンタジー
 ここは魔法がある世界。ただし各人がそれぞれ遺伝で受け継いだ魔法や日常生活に使える魔法を持っている。商家の次男に生まれた俺が受け継いだのは鑑定魔法、商売で使うにはいいが今一つさえない魔法だ。  しかし流行風邪で寝込んだ俺は前世の記憶を思い出す。病弱で病院からほとんど出る事無く日々を送っていた頃の記憶と、動けないかわりにネットや読書で知識を詰め込んだ知識を。  そしてある日、白い花を見て鑑定した事で、俺は前世の知識を使ってお金を稼げそうな事に気付いた。ならば今のぱっとしない暮らしをもっと豊かにしよう。俺は親友のシンハ君と挑戦を開始した。  対人戦闘ほぼ無し、知識チート系学園ものです。

序盤でざまぁされる人望ゼロの無能リーダーに転生したので隠れチート主人公を追放せず可愛がったら、なぜか俺の方が英雄扱いされるようになっていた

砂礫レキ
ファンタジー
35歳独身社会人の灰村タクミ。 彼は実家の母から学生時代夢中で書いていた小説をゴミとして燃やしたと電話で告げられる。 そして落ち込んでいる所を通り魔に襲われ死亡した。 死の間際思い出したタクミの夢、それは「自分の書いた物語の主人公になる」ことだった。 その願いが叶ったのか目覚めたタクミは見覚えのあるファンタジー世界の中にいた。 しかし望んでいた主人公「クロノ・ナイトレイ」の姿ではなく、 主人公を追放し序盤で惨めに死ぬ冒険者パーティーの無能リーダー「アルヴァ・グレイブラッド」として。 自尊心が地の底まで落ちているタクミがチート主人公であるクロノに嫉妬する筈もなく、 寧ろ無能と見下されているクロノの実力を周囲に伝え先輩冒険者として支え始める。 結果、アルヴァを粗野で無能なリーダーだと見下していたパーティーメンバーや、 自警団、街の住民たちの視線が変わり始めて……? 更新は昼頃になります。

念願の異世界転生できましたが、滅亡寸前の辺境伯家の長男、魔力なしでした。

克全
ファンタジー
アルファポリスオンリーです。

悪役貴族に転生したから破滅しないように努力するけど上手くいかない!~努力が足りない?なら足りるまで努力する~

蜂谷
ファンタジー
社畜の俺は気が付いたら知らない男の子になっていた。 情報をまとめるとどうやら子供の頃に見たアニメ、ロイヤルヒーローの序盤で出てきた悪役、レオス・ヴィダールの幼少期に転生してしまったようだ。 アニメ自体は子供の頃だったのでよく覚えていないが、なぜかこいつのことはよく覚えている。 物語の序盤で悪魔を召喚させ、学園をめちゃくちゃにする。 それを主人公たちが倒し、レオスは学園を追放される。 その後領地で幽閉に近い謹慎を受けていたのだが、悪魔教に目を付けられ攫われる。 そしてその体を魔改造されて終盤のボスとして主人公に立ちふさがる。 それもヒロインの聖魔法によって倒され、彼の人生の幕は閉じる。 これが、悪役転生ってことか。 特に描写はなかったけど、こいつも怠惰で堕落した生活を送っていたに違いない。 あの肥満体だ、運動もろくにしていないだろう。 これは努力すれば眠れる才能が開花し、死亡フラグを回避できるのでは? そう考えた俺は執事のカモールに頼み込み訓練を開始する。 偏った考えで領地を無駄に統治してる親を説得し、健全で善人な人生を歩もう。 一つ一つ努力していけば、きっと開かれる未来は輝いているに違いない。 そう思っていたんだけど、俺、弱くない? 希少属性である闇魔法に目覚めたのはよかったけど、攻撃力に乏しい。 剣術もそこそこ程度、全然達人のようにうまくならない。 おまけに俺はなにもしてないのに悪魔が召喚がされている!? 俺の前途多難な転生人生が始まったのだった。 ※カクヨム、なろうでも掲載しています。

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~

宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。 転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。 良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。 例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。 けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。 同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。 彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!? ※小説家になろう様にも掲載しています。

高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません

下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。 横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。 偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。 すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。 兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。 この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。 しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。

没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます

六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。 彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。 優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。 それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。 その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。 しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。 ※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。 詳細は近況ボードをご覧ください。

処理中です...