ペトリの夢と猫の塔

雨乃さかな

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第1章『始まりの村と魔法の薬』編

第25話 亡者/Are you ghost?

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 エレリアは戦慄に震える体を押さえて、今目の前で起こっている現実を理解するのに必死だった。
「ようこそ、カロポタス村へ」
 真っ赤な鮮血に塗られたような葉を実らせる紅い木の下、そこにはなんと女性が立っていたのだ。それも、数十年前に滅ぼされ、今では死の匂いが漂う呪われた村に、だ。
「ふふふ、びっくりしたでしょ」
 その女性は震えるエレリアに薄笑いをこぼすと、おもむろに歩き出し、紅い木の影から姿を見せた。
「あ、あ、あなたは……?」
「村の人にワタシのこと話したら、きっとみんなは相手にすらしてくれないかもしれないけど、今のアナタなら信じてくれる、かな……?」
 エレリアの問いかけに、なぜか怪しげな笑みを見せるその女性。
 そして、彼女はエレリアの前までやって来ると何を思ったのか静かに瞳を閉じ、続けて儚く澄んだ声でこう告げた。
「ワタシは、ニーナ。ウィリアム・ニーナ」
「ウィリアム、ニーナ……?」
 謎の女性の発言に、エレリアは思わず眉根を寄せた。彼女の言葉を聞いて、何か違和感のようなものが引っかかったのだ。しかし、その感覚の正体はまだこの段階では分からない。
「んーとね、じゃあ、こう言えば分かってくれるかな?」
 自身の唇に白い手を当て、その女性、もといニーナは続けて口を開いた。
「コックル村の村長の妹、そして……」
「……」
 勿体ぶった沈黙の後、ニーナは心なしか表情を少し悲しげに曇らせて、その言葉を口にした。
「フェイルメアの恋人」
「えっ……?」
 その瞬間、エレリアは拭いきれなかった違和感の正体を悟ることができた。
 ウィリアム・ニーナ。その名は、いつの日かコックル村の村長から聞いた、彼の妹の名そのものだった。
「どうやら、信じきれてないみたいな顔をしてるね。うん、でも、しょうがないことか。現実だと、ワタシは死んだことになってるし」
「し、死んだ……」
 すべて、彼女の言った通りだった。
 コックル村の村長ウィリアムの妹であるニーナさんは、数十年前に恋人フェイルメアによって殺されたとエレリアは聞いている。
 彼の殺害の動機は未だ不明だが、この行為によって彼は村人から反感を買い、同じ村人の手によって彼も殺された。この今いるカロポタス村がかつて滅んだ理由は、死んだ彼の魂が魔物として蘇ったことによるもの。その後はさすらいの勇者ヴェルダネスが彼を倒し、彼の魂は拘束魔法と共に封印された。
 これが寄合の時に村長から聞いた話なのだが、なぜ村長の妹ニーナさんが今エレリアの眼の前にいるのか。
 実は死んだとされていた彼女は生きていて、一人だけこの地に残り、ひそかに息を潜めていたのか。あるいは、今エレリアが見てる死んだはずの彼女は……。
「何? もしかして、キミ、まだ自分の能力に気づいてないの?」
 エレリアが一人で考えを巡らせていると、ふいに自称ニーナが話しかけてきた。
 自分の能力? 彼女が何を言っているのかエレリアには分からない。
「ほら、ワタシの足元を見てごらん。そうすれば、嫌でもワタシがどういう存在が分かるはず」
 呆れたようにため息をこぼすと、彼女はエレリアに目配せと共に足元を見るよう促してきた。
 発言の真意が掴めないまま、エレリアは謎の緊張感を胸に彼女の足元にゆっくりと視線を移した。
 そして、彼女の驚かざるを得ない事実を知ってしまったエレリアは驚愕のあまりただ息を呑み、我が目を疑うことしかできなかった。
「えっ……? ま、まさか、あなた……」
「ふふ、そう。その、まさか、だよ」
 血の気を無くしたように表情を凍らせるエレリアに向かって、いたずらに怪しく微笑むニーナ。
 そして、エレリアは意を決して、自ずと導き出された彼女に対する真実を口にした。
「もしかして、あなたは幽霊なの?」
「ご名答!!」
 エレリアの発言を、ニーナがわざとらしく称えた。
 それも、そのはず、なんと彼女には足というものが無かったのだ。正確に言うと、膝下までスカートから伸びた白い生足が見え、そこから先は淡い青白い光でぼやけていたのだ。
 さらに、不気味なことに、彼女からは命の温もりが少しも感じられなかった。
 肩まで伸びた艷やかな黒い髪、美しく端正な顔立ち、妖艶な紅い唇、思わずエレリアが嫉妬してしまうほど豊かに成熟した胸元。白いワンピースを基調とした、決して豪製とは言えない質素な服装。容姿だけを見れば普通の人間と変わりないのに、本来生物が持ち合わしているはずの生命の躍動感みたいなものを彼女は宿していないように見えた。
 形容するなら、それは生きた死人。しかし、なぜ死んだはずの彼女が現れ、そして、それが見えるのかその時のエレリアは理解すらできずにいた。
「あれれ? ワタシが幽霊だと気づいたわりには、あんまり驚かないのね。やっぱり、こういうのにはもう慣れてる感じ?」
「だって、さっき幽霊みたいなのに囲まれたんだもん。そりゃ、あなたを見たときは少しはビックリもしたけど」
「あぁ、そうだった! ワタシとしたことがすっかり忘れてた!」
 エレリアが返答を返すや否や、ニーナはいきなり顔色を変えて、ようやく事の事態に対して焦りの色を顔に浮かべた。幽霊とは言うものの、見せる感情の変化は普通の人間と変わりないようだ。
「ニーナさん。こんなところまで呼び出して、私に話したいことって一体何なの?」
 エレリアは彼女がここへ自分を連れてきた本来の目的の真意をついに彼女自身へ尋ねた。
 すると、ニーナは覚悟を決めるため深く呼吸をし、意を決した顔つきでおもむろに口を開いた。
「……20年前にワタシを殺した犯人。キミは誰だと村の人から聞いた?」
 満を持して話された話題は、ニーナ自身からの問いかけによって始まった。
「あなたを殺した犯人? そりゃ、あなたの恋人フェイルメアなんじゃ」
「やっぱり……。あの人たちは今になってもまだ真実を語らないつもりなのね……」
 やるせない呆れと隠しきれない憤りをはらんだニーナの発言。少なくと今のもエレリアにはそう感じることができた。
「それじゃあ、キミには本当のことを話す必要があるみたい」
「本当のこと……」
「そう。わざわざここへ呼び出したのも、ワタシが見えるアナタにこれから話すことを聞いてもらうため。まぁこれも、運命様によって兼ねてから定められたシナリオなわけだから、キミには嫌でもワタシの真実を聞いてもらうわよ」
 先ほどまでの陽気な振る舞いとは違い、厳かな気迫をまとい、ニーナは事の真実、かつてこの村で起こった悲劇の真相について、エレリアに話し始めた。


「ミサ!! おまえはこんな危険な場所に確証もないまま俺たちを連れてきておいて、挙句の果てに路頭に迷うなんて。無責任もほどほどにしろ!」
「何よ!! そんな言い方したら、何にだって悪いように聞こえるじゃない! 一緒に頑張ってポーションを完成させようって、あの日みんなで約束したよね?! なんだ、もう、忘れちゃったの!」
「あぁ、あぁ、忘れたよ!! んなことよ、おまえが自分の目的遂行のためだけに俺たちを巻き込んで作りあげた、都合のいい取り決めじゃねぇか。顔も名前も知らないやつらのためにポーションを作る? おまえのそんなお節介焼きな性格にはな、俺ぁもうウンザリしてんだよ! とっと消え失せろ、このクソ女!!」
「なんで、そんなこと……」
 ソウヤの口から容赦なく放たれる罵詈雑言の数々に、ミサはもはや怒りの感情を通り越し、彼との絆に対する喪失感に強く打ちひしがれていた。
 彼とは子供の頃から一緒だった。それは親友をも、恋人をも超越し、言葉では形容できないほど親密な絆で二人は繋がっていた。
 どんなに苦しい困難が立ちはかろうとも共に二人で挑み多々買い、その度にミサは彼と出会って良かったと心から。そして、それは今回も同じだった。
 スカースレット王から直々に頼まれたポーション制作の依頼。本来であれば、そんな壮大で困難な依頼、ミサは図りしれない責任感に耐えきれずに即座に断ってしまうだろうが、エレリアが、そしてソウヤの存在を信じて、ミサは悩みながらも王国からの依頼を快諾した。
 二人の存在は、ミサにとっては大きな生きる源であり、大事な家族の一員なのだ。
 それなのに、今のソウヤは何かがおかしい。
 確かに、これまで傍若無人で身勝手な態度は見せていたものの、その中に悪意はなかった。必ず、その中には優しさがあった。
 しかし、今の彼はどうだろう。
 敵意にまみれた視線と共に、汚い言葉の数々を口にしてきた。当然、カッとなって自分も言い返してしまったが、なぜここまで責められなければならないのか。本当に自分は無責任なことをしてしまったのか。
 ふと我に返ったミサ。
 その時、彼女はようやく周囲の状況を察すると同時に、その異常事態について顔を真っ青に凍らせた。
「何よ、これ……」
 自分たちを取り囲む、謎の集団。
 彼らは夜の闇とは相反するような純白の装束を全身にまとっており、不気味なほど静かに一斉にこちらを眺めていた。また、その数は無数で、今さら逃げようにもどこにも逃げる道などすでに無かった。
「あ、あなたたち、一体誰なの? この村の、人たち……?」
 恐怖に震える身体を奮い立たせて、ミサはかすれるような声で白装束の群れの一人に話しかけた。
 しかし、ミサの期待も虚しく、白い影は始めからミサの声など聞こえてなかったかのように沈黙を続けていた。
 この群衆は一体何なのか。いつから自分たちは取り囲まれていたのか。考えれば考えるほど、未知なる故の恐怖が全身に染み込んでいく。
 すると、その時ミサはある事に気づいた。
「あれ? リアちゃん?」
 確かに一緒に付いてきていたはずのエレリアの姿が、その時どこにも見当たらなかったのだ。
 ミサは慌てて周囲を見渡す。だが、いくら探しても彼女の姿はない。

「おい、何ずっと突っ立ってんだよ。さっさと消え失せろよ」
「ソウ君! リアちゃんがいなくなったんだよ!! いつまでバカなマネしてるの!」
「バカはおまえのほうだろ!」
「もう……!」
 相も変わらず、不愉快で傍若無人な態度を取り続けるソウヤにミサは完全に呆れ果ててしまった。エレリアがいなくなったというのに、なぜ彼はここまでして敵対的な振る舞いを続けているのだろうか。
 この時、さすがのミサも彼に対する異変をわずかながら感じ取った。
「やっぱり、いつものソウ君じゃない……」
 いつも自由気ままな振る舞いを見せるソウヤ。だが、今の彼は明らかに様子がおかしい。まるで人が変わったような、そんな感じがするのだ。
 するとその時、ついにミサは事態の核心に触れる驚愕の事実を目にした。
「あぁ!!」
 様子がおかしくなってしまったソウヤの背後、そこからよく見ると何か光の糸のようなものが伸びているのが分かった。そして、糸の先を目で追っていくと、そこには一人の白装束の人物がまるで彼を操るようにその光の糸を巧みに動かしていた。
「あれは……?!」
 ミサが怪訝そうに眉根を寄せる。
 するとその瞬間、彼を操っているであろう思われる白い影の口元が、いきなり怪しくパクパク動くのが分かった。
 何かを言っているのだろうか。ミサが不審に白い影を見つめるや否や、今度はソウヤがおもむろに口を開いた。
「おら、さっさとこの場から消え失せろよ!」
「やっぱり、そうなんだ……」
 その時、ミサは確信した。
 これまでの彼の心無い発言は、彼の純粋な意思とはやはり関係なかった。何もかも、あの白い影が彼に吹き込んだ言葉だったのだ。
 その証拠に、彼の目には今までの彼らしい明るい光の色が見えなかった。今の彼はどこか虚ろな目をしている。そこに、彼の意思は存在していないようにも感じられる。
 恐らく、白装束の人物があの光の糸を通じて彼を操り人形のように操作しているのだろう。行動の真意が分からないが、少なくともこちらの味方でないことは確かだ。
 そうと分かれば、ミサはソウヤの意思を取り返すべく奴らに反撃に出ることにした。
「待っててね、ソウ君! すぐに元通りにしてあげるから!」
 すると、ミサはリュックの中から月の光を受けて黄金色に輝くポーションを取り出した。
「これでも、喰らえっ!!」
 慣れた手つきで瓶のフタを開き、相手の足元めがけてミサはポーション瓶を叩きつけた。
 硬い土壌に瓶が直撃し、中からポーションの薬液が派手に飛び散った。
 今ミサが投げたポーションは『浄化のポーション』で、あらゆる物体に付与した負の効果を消し去る効力を持っている。つい先ほど意識不明になったエレリアに使用させたポーションと違う点は、このポーションは呪いや洗脳と言った感覚的な状態異常専門のポーションというところだ。
 また、邪悪な念を取り除き死者の魂を安らかに成仏させる能力も含まれているようで、これに関しては科学的な根拠は無いものの、昔からの言い伝えで死体処理の前にこのポーションが使用される風習もある。
 今回、いわくつきの村を訪れるということで念のために持ってきたことが功を奏した。
「よしっ、効いてる効いてる!」
 期待した通り、薬液を浴びた白いローブの男はポーションの効果による浄化の業火で見る見るうちに赤い炎で包まれた。これで、奴が単なる人間という生物ではなく、何か邪悪な存在だとあうことが目の前の現象により判明した。
「う、うーん……?」
 奴の手から光の糸が千切れ、洗脳状態から解放されたソウヤは目を回して地面に倒れ込んだ。
「大丈夫!?」
 急いでミサが彼のもとへ駆け寄る。
「ん、ミサ……?」
 虚ろな目こすり、何も事情を知らないソウヤがついに正気を取り戻した。
「俺は……、今まで何、してんだ……?」
「ソウ君!! 良かった!!」
「お、おい!? どうしたんだよ、いきなり」
 感極まって彼に向かって抱きつくミサ。
 そのあまりに突拍子のない言動にさすがのソウヤも困惑の表情を見せた。
 ミサとしては、ようやくいつもの彼に戻ってくれたことが何よりも本当に嬉しかった。もちろん日々の生活の中で彼と喧嘩することも度々あるが、常時の彼があんなに口汚く罵ることなど決してないのだ。
 今回の一件を通して、ミサは改めて彼の人となりについて再認識することができた。 
「ところで……、こりゃ一体何なんだよ!?」
 ようやくソウヤも事の異常を前に、顔を青ざめさせた。
 白い影たちは、先ほどのミサのポーション攻撃の際に刺激を受けたようで、それまで穏やかだった態度から一変し、一斉に敵意の眼差しをこちらへ向けていた。その目は紅蓮に濡れ、静寂なる狂気に満ちていた。
「やっぱり、この村は呪われてたんだ!! 俺たちは足を踏み入れるべきじゃなかったんだよ!」
 ソウヤが絶望に染まりきった切迫の叫びを上げる。その声を聞いて、ミサも改めて全身が恐怖と絶望が身に染みていくように全身に広がっていった。
 エレリアもどこかへ消えてしまった。そして、目の前には怒りの炎を感情にたぎらせた白い影の群れ。
「くそっ、こうなったら!!」
 眼の前の恐怖で血の気が溢れかえっている様子のソウヤは鞘から勢いよく剣を抜き取った。
 白鉄の刃にまばゆい月光が反射する。
 彼が取り出したのは、いつの日か森に出かける際にエレリアに渡したあの聖剣だった。
「それは、えくすかりばあ!?」
「『えくすかりばあ』じゃなくて、『エクスカリバー』な!」
 ミサの微妙な発言のニュアンスに対し、即座にソウヤが訂正を入れる。
 こんな切迫した状態でよくそんなことが言えるな、とミサは感心しながらも、実際は本当に大丈夫かどうか息が詰まるほど心配していた。
 あの日、森で魔獣の大群に襲われた時、エレリアは所見ながらも圧倒するような剣さばきで魔獣たちを退けた。では、彼はどうなのだろう。
「さ、さぁ、どこからでも、かかってこいよ……」
 ソウヤは相手の気を煽るように刃の先を白い影の群れに向け、いつでも戦えることをアピールしている。だが、そんな虚勢にも似た強気な態度とは裏腹に彼の声が恐怖で震えていたのをミサは気づいた。
「なんだぁ? 俺のエクスカリバーに怖気づいたのかぁ?」
 身体の底から湧き上がる恐怖心を闘争心で紛らわせソウヤは血の気に駆られるがまま敵に挑発の数々を口にするのだが、なぜか向こうから何の反応もない。これだけ殺気に満ちていると言うのに、なぜか異様に静かなままなのだ。
 ただ、ミサにはその静けさが余計に不気味に感じられた。
 狂気に満ちた空気に肌がピリピリと痺れる。にも関わらず、髪を撫で付ける夜風を感じられるほど辺りは静まりかえっている。
「だったら、こっちから行かせてもらうぜ!!」
 不気味に沈黙を続ける敵の態度にシビレを切らしたのか、ソウヤは一瞬の隙をついて先制攻撃を仕掛けることにした。
 少し戸惑いを見せながらも、飛びかからんと大きく大地を蹴って、群れの中の一匹に向かって狙いを定めた。
「うおぉぉぉぉぉぉ!!」
「ソウ君!!」
 溢れんばかりの戦意に身体中の闘志を燃え上がらせて、ソウヤは目標めがけて剣を振るう。
 白銀の刃が空気を切り裂き、殺意の威力を帯びて、そのまま敵の顔付近にまで接近する。だが、そんな状況になっても相手は無表情、無抵抗のまま静寂をまとっている。

「おらあああぁぁ、もらったああぁ!!!!」

 勝利の確信を胸に、高らかに高揚の意を叫ぶソウヤ。
 だがその瞬間、夜空に鳴り響く鋭い衝撃音と共に彼の声が歓喜から絶望へと変わった。
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