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第二章 家督継承
第十三話 出世の兆し!!
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俺、宇都宮和人が義父宇都宮秀和から仕事を受け継いで初出勤してみたら……
昨晩に起きた地震のおかげで大惨事になっていた。
書庫中を同僚が歩き回り、あぁでもないこうでもないと慌てながらうごめいていた。
「誰だお前は。」
しばらく慌てている様子を傍観していたらやっと一人が俺に声をかけてきてくれた。
「先日隠居した宇都宮秀和の養子和人で御座います。」
「あぁ。宇都宮殿の婿殿か。良く来てくれた。がこんな状況だ。お前さんも手伝ってくれ。」
「はい。」
俺は本棚に落ちた書物を一つ一つ丁寧に戻していく。しかし乱雑に並べられたものだ。この棚にはこの分類と決められて居ないため、今俺が並べている棚には小説があったり手引書があったりとなっている。
「本棚の分類ってしないんですか?」
先程俺に声をかけてくれた田川広重さんに聞いてみた。
「しようったって分類する方法がねえんだよ。上からは書物が保管されてればいいって言われてるだけだしな。」
ふ~んそうなんですね。と返したが、俺はいいことを思いついていた。
日本十進分類法……現代の図書館や図書室などで使われている分類法だ。これをアレンジすれば、江戸時代でも十分に活用できるかも知れない。
仕事が終わり千住の屋敷へと戻り自室でスマホを電源を入れる。最近は全然使ってなかったので若干懐かしく感じてしまう。
日本十進分類法は、0=図鑑、1=哲学・宗教、2=地理・歴史、3=社会(公民)
、4=自然科学、5=技術・工業、6=産業・交通、7=芸術・スポーツ、8=言語、9=文学………と言うふうに分けれらている。らしい。(カッコイイなと思って分類の名前だけ覚えてたヤンキー。)
「これ結構出来るな。」
俺は出世の為に早速家訓の毎日セックスの掟を破り深夜遅くまで日本十進分類法の江戸時代アレンジに取り掛かっていた。
そして出来上がったのだ。延宝書物分類法(仮)が!!
延宝書物分類法では、日本十進分類法を丸パクリ、いやそのまま受け継いで名前だけが変わったものになる。(まあ色々考えたけどバカなヤンキーには無理でした。)
俺は延宝書物分類法を大きな紙に書いて次の出勤日に田川さんに見せてみた。
「どうですかね?自分なりに考えて見たんですけど………」
田川さんが紙を穴でも開けようとしているのかぐらい見つめているので周りの同僚たちが野次馬になって集まって来ていた。
「これはいいじゃないか。」「分かりやすい。」などと野次馬たちの声が聞こえてくる。あとは田川さんがどういう反応を示すのだろうかに掛かっている。
しばらくの間、誰も言葉を発さなかった。いや発せなかった。余りにも田川さんが集中して考えていたので誰も音を建てることが出来なかった。
「良し。亀山様にご提案しよう!!」
亀山と言うのは、俺達の上司で書庫整理の頭である。
「しかしなぁ。亀山様は自分の保身しか考えてないからお聞きくださるかのう。」
同僚の一人が愚痴を漏らした。秀和からも亀山のいい話を聞いたことはない。
出世の兆しが見えたのはいいが、俺にまた一つ別の雲が雨を降らそうとしていた。
昨晩に起きた地震のおかげで大惨事になっていた。
書庫中を同僚が歩き回り、あぁでもないこうでもないと慌てながらうごめいていた。
「誰だお前は。」
しばらく慌てている様子を傍観していたらやっと一人が俺に声をかけてきてくれた。
「先日隠居した宇都宮秀和の養子和人で御座います。」
「あぁ。宇都宮殿の婿殿か。良く来てくれた。がこんな状況だ。お前さんも手伝ってくれ。」
「はい。」
俺は本棚に落ちた書物を一つ一つ丁寧に戻していく。しかし乱雑に並べられたものだ。この棚にはこの分類と決められて居ないため、今俺が並べている棚には小説があったり手引書があったりとなっている。
「本棚の分類ってしないんですか?」
先程俺に声をかけてくれた田川広重さんに聞いてみた。
「しようったって分類する方法がねえんだよ。上からは書物が保管されてればいいって言われてるだけだしな。」
ふ~んそうなんですね。と返したが、俺はいいことを思いついていた。
日本十進分類法……現代の図書館や図書室などで使われている分類法だ。これをアレンジすれば、江戸時代でも十分に活用できるかも知れない。
仕事が終わり千住の屋敷へと戻り自室でスマホを電源を入れる。最近は全然使ってなかったので若干懐かしく感じてしまう。
日本十進分類法は、0=図鑑、1=哲学・宗教、2=地理・歴史、3=社会(公民)
、4=自然科学、5=技術・工業、6=産業・交通、7=芸術・スポーツ、8=言語、9=文学………と言うふうに分けれらている。らしい。(カッコイイなと思って分類の名前だけ覚えてたヤンキー。)
「これ結構出来るな。」
俺は出世の為に早速家訓の毎日セックスの掟を破り深夜遅くまで日本十進分類法の江戸時代アレンジに取り掛かっていた。
そして出来上がったのだ。延宝書物分類法(仮)が!!
延宝書物分類法では、日本十進分類法を丸パクリ、いやそのまま受け継いで名前だけが変わったものになる。(まあ色々考えたけどバカなヤンキーには無理でした。)
俺は延宝書物分類法を大きな紙に書いて次の出勤日に田川さんに見せてみた。
「どうですかね?自分なりに考えて見たんですけど………」
田川さんが紙を穴でも開けようとしているのかぐらい見つめているので周りの同僚たちが野次馬になって集まって来ていた。
「これはいいじゃないか。」「分かりやすい。」などと野次馬たちの声が聞こえてくる。あとは田川さんがどういう反応を示すのだろうかに掛かっている。
しばらくの間、誰も言葉を発さなかった。いや発せなかった。余りにも田川さんが集中して考えていたので誰も音を建てることが出来なかった。
「良し。亀山様にご提案しよう!!」
亀山と言うのは、俺達の上司で書庫整理の頭である。
「しかしなぁ。亀山様は自分の保身しか考えてないからお聞きくださるかのう。」
同僚の一人が愚痴を漏らした。秀和からも亀山のいい話を聞いたことはない。
出世の兆しが見えたのはいいが、俺にまた一つ別の雲が雨を降らそうとしていた。
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