江戸時代にタイムスリップしたのでヤりたい放題ヤッてみます。

今宵叫ぶ

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第三章 出世をかけた戦い

第二十二話 御用ダァ

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 奉行所の者が宇都宮邸におしかけてきたのは、夜明けすぐの早い朝の事だった。この頃、結花は味方を裏切り俺の側室になることを誓い牢屋から出て俺の後ろにくっついて来ていた。

「この屋敷の主、宇都宮和人殿は何処で?」

「宇都宮和人は拙者だがいかがされた。」

 七之助が息を上げて知らせてくるのも十分に理解できる。それだけ岡っ引きの様子は動転していた。田川さんのもとに向かった忍びは俺が倒して捉えてあったはずだから……もしかして、エ口えぐちさんが殺された!?

「昨夜こちらの屋敷に忍が襲いに来ませんでしたか?」

「その前にあなたのお名前をお聞かせ願いたい。」

「これは失礼。拙者、桐元平次と申す。南町奉行所に所属して候。」

「それはご苦労さまです。忍ならやって来ましたよ。」

 そう言うと平次の顔色が一気に明るくなった。何かに心底安心した様子が用意に見て取れる。

「それで、その襲ってきた忍はどこにいますか?」

 まずい……。結花の存在は七之助に軽く説明しただけで朝詩やそれ以外の使用人は知らない。幸いまだ早朝の部類で彼らが起きていないから平静を保てているだけである。

「桐元殿。少しこちらに来て頂いてもよろしいか。」

「はい。承知いたしました。」

 流石に結花の話を縁側でするわけには行かない。とりあえず桐元を母屋隅にある応接間へと通すことにした。して、結花のことをどう説明するべきか……

 ベテランヤンキーの感からして、このあと結花が裏切ると言うことは考えにくい。あれだけ身体を合わせればこうなるのか、それとも結花が流されやすいのか………

「忍はどこにいるのですか?」

 俺と結花が座って早々に平次は言った。どうやら誤魔化しを考える時間はそう長くは貰えないようだ。

「えっと~……」

「宇都宮殿?」

「あたくしが和人様を襲った忍でございます。」

 応えをつまらせる俺に代わって結花自身がそう言い放った。俺も平次も驚いて結花に視線を向ける。

「宇都宮殿。一体どういうことか説明して頂こうか。」

 桐元は体制を変えて腰の鞘に手をかけている。今にも俺もろとも斬り殺そうと言う殺気が漂っている。全くどうしてこうなった!?

「潜入をしていたのです。」

「へ?」

 結花が言ったまさかの二言目に俺も桐元も唖然となる。潜入?そうか言い訳すればなんとか二人して罰を逃れることができるかも?

「そ、そうです。潜入。結花はそれがしの妻でしてね。女にしては運動神経が良いのでくノ一として潜入させていたのです。」

「なるほど。納得いたした。」

 え!?こんなんで納得しちゃうの!?奉行所の育成大丈夫?まあなんとか取繕えたのなら良いか。

「それで、あなたはどこに潜入して誰に支持を受けたのですか?」

「結花と申します。あたくしは和人様の命で忍棟梁の碓氷兵衛門の下に潜入していました。」

「碓氷兵衛門といえば江戸で一番の雇われ忍ではないですか。」

「はい。そして碓氷は書庫整理番の頭・亀山高石より仕事を受けたのです。亀山の部下である田川、宇都宮、エ口えぐちの屋敷を襲ってくれと。」

「なんですと!?」

「いかがされましたか?」

「実は……」

「そこまでだ。桐元。」

 突然平次の言葉を遮ったのは俺の後ろに現れた2つの影だった。大物の雰囲気をまとっているところから平次の上司と言ったところだろうか。

「お、御奉行様!?それに目付様!?」

「話は聞かせてもらった。平次は奉行所へと戻り出陣の支度を整えるよう連絡せよ。」

「はっ!!」

 町奉行と目付の二人は平次に代わって部屋の上座にと座った。

「名乗り遅れたな。遠山正孝と申す者。上様より南町奉行を任されておる。」

「儂は金本豊後守春清。目付職を仰せつかっておる。」

「これは。先程までのご無礼誠に申し訳ありません。」

 俺と結花が揃って謝罪した。その挙動の揃い方から二人は俺たちを本当の夫婦関係にあると錯覚したようだ。(まあ事実夫婦だけどね。)

「単刀直入に言う。書庫整理番の頭・亀山高石により田川、宇都宮、エ口邸が襲われた。しかし田川、宇都宮邸では君が退治したので被害は無かった。エ口邸も屋敷中の者を引き連れて当主が宴を店で開いていたのでこちらも被害は出ていない。」

「何故亀山の仕業だとわかったのですか?」

「結花殿と田川邸を襲った忍が吐いた。これより我々は亀山高石を捉えるべく出陣する。」

「そこで君に頼みたい事がある。」

「なんでございましょうか。」

「君にもついて来てほしい。」

 ヘェぇぇぇぇぇぇ!?!?なんでどうしてそうなるの!?
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