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本編
酷く刺さる刃
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「ハッ…私が最近シェリーと共に居すぎておこっているのか?」
貴方はシェリー様を捨てかけているのは知っている。
「しかしそんなやり方では俺の興味など引けぬ」
ええ、貴方の興味など欲しくも無い。
クロウ様は私の髪をサラリ、と撫でる。今すぐにでもこの手をはらいたい。そして髪を洗いたい。
「フン…俺の好みではない髪型と服だな、せめて俺の愛が欲しいならそういうところから努力してくれ」
貴方の好きでは無い髪型と、服を避けているもの。
俺の愛だなんて、良く言えるわね。
俺のせい、と自覚はしているものの、こういうところは直さないのね。
「イアリス…?」
私が無言で彼の話を聞いているとそれを寂しく思ったのか、急に弱々しい声で私の顔を伺う。
「何故無言なんだ、…まさか本当におま…!!」
「クロウ」
私は初めて様をつけずに彼の名を呼ぶ。
「…?、」
出来るだけ、低く、冷たい声で。氷のように鋭く、深く深く彼に刺さるように。
「どうして私が貴方を好きだということを、前提に話しているんです」
…私は今、怒りを抑える事が出来ているだろうか。
顔に、出ていないだろうか。分からないけれど、身の前のクロウ様は冷や汗を流している。
「貴方は今の私のような女では無く、シェリー様のような可愛らしい女の子が好きなのでしょう?ならお好きにしてください。私は貴方を止めやしませんし、束縛する気もありませんわ」
そこまで言い終わって私はふふっ、と笑う。
昔の私は、クロウ様の為に無条件で愛をばら撒く、子犬のような女を演じていたわね。
けれど、私は変わるつもり。もう、貴方との結婚などに縛られやしない。
「な…?!何故止めない?!私達は婚約者なのだろう?!」
「ええその通り、婚約者ですわ。政略結婚のね」
「イアリス、おまえ」
「もう、今後プライベートでは絡まないでください。では」
「まて…!!!まってくれ」
私が手を叩くと、侍女達が扉を閉め、クロウ様を外に出す。私は閉まっていく扉の間から見えるクロウ様に、微笑みながら、手を振る。
…ああ!スッキリしちゃったわ!
貴方はシェリー様を捨てかけているのは知っている。
「しかしそんなやり方では俺の興味など引けぬ」
ええ、貴方の興味など欲しくも無い。
クロウ様は私の髪をサラリ、と撫でる。今すぐにでもこの手をはらいたい。そして髪を洗いたい。
「フン…俺の好みではない髪型と服だな、せめて俺の愛が欲しいならそういうところから努力してくれ」
貴方の好きでは無い髪型と、服を避けているもの。
俺の愛だなんて、良く言えるわね。
俺のせい、と自覚はしているものの、こういうところは直さないのね。
「イアリス…?」
私が無言で彼の話を聞いているとそれを寂しく思ったのか、急に弱々しい声で私の顔を伺う。
「何故無言なんだ、…まさか本当におま…!!」
「クロウ」
私は初めて様をつけずに彼の名を呼ぶ。
「…?、」
出来るだけ、低く、冷たい声で。氷のように鋭く、深く深く彼に刺さるように。
「どうして私が貴方を好きだということを、前提に話しているんです」
…私は今、怒りを抑える事が出来ているだろうか。
顔に、出ていないだろうか。分からないけれど、身の前のクロウ様は冷や汗を流している。
「貴方は今の私のような女では無く、シェリー様のような可愛らしい女の子が好きなのでしょう?ならお好きにしてください。私は貴方を止めやしませんし、束縛する気もありませんわ」
そこまで言い終わって私はふふっ、と笑う。
昔の私は、クロウ様の為に無条件で愛をばら撒く、子犬のような女を演じていたわね。
けれど、私は変わるつもり。もう、貴方との結婚などに縛られやしない。
「な…?!何故止めない?!私達は婚約者なのだろう?!」
「ええその通り、婚約者ですわ。政略結婚のね」
「イアリス、おまえ」
「もう、今後プライベートでは絡まないでください。では」
「まて…!!!まってくれ」
私が手を叩くと、侍女達が扉を閉め、クロウ様を外に出す。私は閉まっていく扉の間から見えるクロウ様に、微笑みながら、手を振る。
…ああ!スッキリしちゃったわ!
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