貴方へ愛を伝え続けてきましたが、もう限界です。

あおい

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本編

クロウらの処罰

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クロウも勿論…親と共に呼び出されていた。

「さて、前に出ろ。先程の者はお前の為だと言っていたが…?もしやお前が命じたのか?事故に見せかけて彼女を殺せと、手紙もその為か?」

「違います…!俺は寧ろ彼女とよりを戻そうと考えていたんです……それが…まさかあんな事に」

クロウは自身の服をギュッと掴む。胸が苦しかった。死んだなど、まだ受け入れれていないのだクロウは朝からずっとイアリスを待つ為に服装も髪型も整えて、高級な菓子まで用意していた。これから、これから、という気持ちでいたのだ。イアリス死んだ(ことになっている)以上、それもまた叶わない夢だ。


(クロウ・ガドナー。こいつに関しては証拠が無い。それに公爵という力ある家系のため、簡単に捕らえる事もまた難しい)


王は自身の髭を摩る。処罰に悩んでいた。

「お前には沢山の女性と触れ合っていたようだな、イアリス嬢という婚約者候補がいるというのに。疎ましく思っていたんじゃ無いか?邪魔だと、」

「そんな訳ありません!」

「なら…なぜそんな浮気などというふざけた事を?」

「それは……」

クロウは悩んでいた。両親が横でいる中、これを言うべきかどうかを。でも言わなければ確実に思い処罰を下されてしまう。クロウは目を瞑り、小さい声で言った。

「…っとして、欲しかった…んです、」

王は聞こえなかったのか、もう一度、とクロウに命ずると、今度はヤケクソに叫ぶように言った。

「嫉妬して、欲しかったんです!!」

ここら一帯がザワつく。あり得ないほど、しょうもない理由だったからだ。一気に軽蔑の目がクロウに向かった。

「そうか……醜いな。…お前も落ちぶれたな」

このセリフはクロウだけに向けたものでは無い、クロウ父にも当てられていた。
あの御者を雇う許可を出したのも、この男だ。クロウを教育したのも、あの御者に対し指導していたのもこの男だ。

「ガードナー家は領地を一部没収し、使用人を総入れ替えする事を命じる!!」

「「承知いたしました……」」

三人もこの部屋を出ていく。

クロウの両親は自身らのと息子の業の深さを理解しているからか、案外素早く受け入れた。こいつら自体は、優秀なんだかな、と王は思った。ただ教育能力が無さすぎたのだ。


(すまない…イアリス嬢)

王は、天井を見上げてそう思った。
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