大罪を極めし者〜天使の契約者〜

月読真琴

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第三十五話 トラップ迷路

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暁たちは無事?にエルドラドの第二階層に進むことができた。



エルドラド第二階層




「……………おい、これって。」

「うん、これは。」

「完全に迷路だね!」

暁たちの目の前には色々な道と一個の石版があった。


ようこそ!トラップ迷路へ!
ここには様々なトラップを仕掛けています!
どんなトラップかは掛かってからのお楽しみだよ!
ワクワクするよね?
安心してください!致死性のあるトラップはしかないから!
特に暁くん!君のリアクションには期待しているから是非是非頑張ってね!
それではトラップ迷路をどうぞお楽しみあれ!
byオーバーリアクションに期待しているダンジョンマスター





「油断するなよ、二人とも、あのダンジョンマスタークソ野郎のことだ、絶対にタダじゃ済まない罠があるに違いない。」

「ん、了解。」

「わかったよ!お兄さん。」

暁たちは慎重に進むことにした。


しばらく歩いていると、何も起きないのでそれが不信感を増幅させていた。

「なあ、何も起きないけど、どうするか?」

「んー、そのまま進むしかないかも。」

「そうか、そうだよなぁ、てか本当に何も起きな(マスター!)うぉ!」

ギィィィン!

そう暁が油断していたら突然目の前に刃が迫ってきていた。

アイリスに注意され反射的にオリジンを抜き放ってなんとか防御することができた。

「暁っ!」

「お兄さんっ!」

「も、問題ない、大丈夫だ。」

実際にはかなり危なかった、魔力がなく、完全に物理攻撃なので気配察知がうまく発動しないのだ。

「さあ、先に進もうか。」

そこから先は罠のオンパレードだった。

矢が数えるのも億劫なほど飛んできたり。
(ご丁寧に全部の矢に毒が塗ってあった。)

部屋に入ると天井が落ちてきたり、しかもその天井には針が張り付いていた。

階段が突然平らな坂道になり滑りやすいようにご丁寧に油が大量に流れていたり。
(落ちそうになった先には針山だった。)

暁の頭の上にだけ、貫通タライが落ちてきて暁が数分悶絶したり。

そして現在暁は何をしているのかと言うと。

「うぉぉぉぉぉぉぉ!」

通路ギリギリの大きさをほこる巨大な岩玉に追いかけられていた。

「走れ!走れ!走れぇぇぇ!」

それはもう、全力疾走した、ここまで全力で走ったのは生涯で初めてかもしれないほどに。

「お兄さん!あそこに横道が!」

「よし!あそこに避難だ!」
 
そうして暁たちは横道に避難した。

そして暁たちが入るとすぐに道が閉ざされてしまった。

「くそっ!完全に閉じちまってやがる。」

暁は悔しそうにしていた。

対してルシファーとアリアンの態度は違った。

「「………………」」

「おい、ルシ、アリアン、どうした?」

「ねぇ、暁、あれ見て。」

ルシが示した先には見覚えのあるがあった。

「…………………なあルシ。」

「ん、何、暁?」

「俺の記憶が正しければここはスタート地点の気がするんだが?」

「ん、わたしもそう思うよ。」

そう、暁たちは現在スタート地点に戻ってきてしまったのだ。

「この石版も見覚えがあ、」

暁が石版に目を通すと石版の内容が更新されていることに気づいた。





ねぇねぇ、今どんな気分?
必死に逃げ切った先がスタート地点だったなんて、どんな気分?
僕が仕掛けたトラップにもことごとく引っかかってさ、対処しきれなくて大変だったでしょ?
その苦労が全て水の泡なんてさ、どんな気分?
最悪かな?それとも絶望しているかな?
また同じことを繰り返すなんてどんな気分かな?
まあ、迷路は一定時間が経つと全て変わっちゃうんだけどね!
じゃあ、二度目の攻略行ってみようか!
テイクツーだよ!テイクツー!
いったい何回目で終わるかな?
頑張ってね!ファイトだよ!

byできればテイクテンまでやって欲しいと思っているダンジョンマスター


「………………………」

暁は無言でオリジンとラグナロクを構えて、そのまま連撃を叩き込んだ。

石版は確かに粉砕された、だが瞬時に再生した。


言っておくけど、この石版は壊しても無駄だよ~。
残念でした!
無駄な労力を使ってしまってご愁傷様です。

by何度壊しても結果は同じだと忠告したいダンジョンマスター


暁は何度も何度も、気が済むまで石版をこわしまくっていた。


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