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陸編
29.機甲化部隊爆誕!
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ベットから起き上がると隣にはリレイが寝ていて、着ていたものが脱げておりいろんなものが見えてしまっている状態だった。
(いかん!朝から俺のビックマグナムが大変なことに!)
隣の生々しい(ものすごくいい意味で)状況をみて俺はプチパニックに陥っていた(主に下が)
そんな状態はつゆ知らず、昨夜ここまで案内してきたメイドが気を利かせてリレイように服を持ってきてくれていた、もちろん昨日着ていたもののリレイが持っていた予備ものなので、この間の黒い軍服だ。
目のやり場に困る隣のリレイを起こして、申し訳なさそうにしているのをよそに着替えさせると(こうなると主従がわからなくなる)、朝から予定されていたセレナ達本隊との合流をしなくてはならない。
そんな朝と昨晩のおかげでちょっとした寝不足であったが、LiSMから例の翼を授けるとかいうドリンクを飲んで何とかなっている。
居館から出て城壁の門前まで行くとそこにはすでにセレナ達が待っており、そのすぐ近くにシルヴィア達をはじめエレシア・アナスタシア・ノア・ローレンス・ユリーシャの一団が集まっていた。
ただ一人だけ異様な気(・)を発しているのがいた――
「ワタ様~やっとアエマシタネー、ところデそ、ソの、オンナァァァァァ!」
そんなカオスモード(今命名)で絶叫をしながら抜刀してこちらに突撃してきたのは、普段は天使のような姿をしているベルだ(背中から生えている羽のせいで自然にそう見える。それが今や堕t)。
今はいつもの面影はなく、恐怖と絶望・嫉妬・妬みのすべてを身にまとったかのように、今では真っ黒な霧を周囲に発生させていた。
「ソイツハだ~れ?新シイ、オンナ?シラナイ?コロス?……死ネェェェェェ!」
「ベル止まれ!待たせたのは悪かった。この子は昨日から俺の直属になった部下だ危害は加えないでくれ、それとこの子はベルより上の階級だぞ!」
カオスモードになって剣を振りかざしているベルを止めるべく、寝床の隣の机の上においていたコンバットナイフで軽く受け流しそのまま抱き留める。
「どうした?せっかくの可愛い顔が台無しじゃないか」
「も、もう、申し訳ございません、私はワタ様に何たる無礼を……どうかこの無礼を御許しください」
さっきまでまとっていたものは文字通り霧散し、今のベルは俺の腕の中で全身を縮込ませて、アイドル事務所に面接に行ったら問答無用で合格しそうなルックスの子が上目使いで謝ってくる。
「もう、済んだか?そろそろ説明してもらおうか?そいつを」
待たされたことに少しイラついているのか、少し語気の荒いセレナがリレイの説明を求めてきた。
困った俺は、リレイに目配せするとうなずき、リレイが話してくれた。
「久しぶり?とでも言っておこうかリメリア・セレナ?敵として戦場で戦うことがなかったのが残念だったな」
「吠えるな負け犬、リレイお前はもう“お情け”をもらっている身だ。せいぜい“こいつ”の下で頑張ることだな!」
(話すも何も悪化してません?)
二人の間に稲妻でも走っているのではと感じさせるような目線のぶつかり合いが始まってしまった。
「「「リメリア(閣下)!こいつとは何(ですか)だ!こいつとは!」」」
そんな俺に対する救世主?が異口同音にベル、エレシア、アナスタシアがリメリアを怒鳴りはじめた。
「そうだぞ!リメリア!このお方は国王となる身、そんなお方に“こいつ”とはなんたる不敬か!恥を知れ!」
「……」
急な口撃になんの反論も出来なくなった、しかも皆正論だ、そのせいでセレナは下を向いたまま動かなくなってしまった。
「だって、ワタが相手にしてくれないんだもん!!」
(えーーーー!嘘でしょ?!セレナってもしかして、ツンデレ??しかもまた呼び捨て……)
セレナの問題発言?により、その周りにいた全員は目が点になり口も開いたままだ。
「え~と、とりあえずその話は置いといて、今回ここにみんなが集まってもらったのは他でもない今後使う兵器の召喚と訓練でだ」
「(ほら、また放置)」
ぼそっと何かが聞こえたような気がしたが、そのまま流した。
今回の召喚で選んだのは10式戦車とレオパルト2A6・M1A2エイブラムスの3種類だ。
まず10式戦車だが、陸上自衛隊が2010年に正式採用した純国産戦車で、その正式採用された年の下二桁の数字を使い○○式と表している、これは前回召喚した89式装甲戦闘車も同様だ。
この10式戦車は主兵装に44口径120㎜滑腔砲を装備していて砲弾の装填方法は自動装填装置によって行われる、副兵装に12.7㎜M2重機関銃を砲塔上部に主砲と並ぶように74式車載7.62㎜機関銃を装備している、戦車砲の携行弾数は22発。
乗員は車長・操縦士・砲手合わせて計3名で運用されている。
10式戦車の特筆すべき点はまず、直進しながら射撃する「行進間射撃」と大きく左右に蛇行しながらの正確な行進間射撃を行う「スラローム射撃」・さらに急速に後ろに進みながらの「後退行進射撃」を全て高度なFCS(Fire Control System 火器管制装置)によって安定的な射撃が可能なことだ、さらに前進はもとより後進するときも70㎞/hの速度を出すことができることも出来る、日本の狭い地形や市街地戦も考慮し44トン(幅3.24m 高2.3m 全長9.42m)とコンパクトな戦車になっていて、今まで制限重量が超えるため通れなかった橋もある程度通行できるようになった。同じ自衛隊内の戦車の90式戦車(約50トン 幅3.4m 高2.3m 全長9.8m)と比べてみても小さく抑えられているのもわかる。
次にレオパルト2A6だがこれは現在のドイツ連邦軍やその他の周辺国が運用している戦車。
主兵装は55口径120㎜滑腔砲、副兵装はMG3A1 7.62㎜機関銃を主砲と並ぶ一丁(主砲同軸)と砲塔上部に12.7㎜M2重機関銃(本来は主砲同軸銃と一緒)を装備している、戦車砲の携行弾数は42発。
乗員は車長・装填手・砲手・操縦士の計4名で運用されていて、上述の10式と違い4名で構成されているのは自動装てん装置を装備せず人力で装填しているためである。
重量は約60トンと10式に比べ重いが、ドイツらしく機動性を重視してか速度は72㎞(前進のみ)まで出すことが可能でリミッターを解除すると最高で90㎞/hも出すことも可能なようだ。
最後に現代戦車の中でも著名なアメリカ陸軍と海兵隊に配備されているM1A2エイブラムスだ。
主兵装は44口径120㎜滑腔砲(携行弾数42発)、副兵装は7.62㎜M240車載機関銃(エルベ村の時にも使ったM240の車載型)を主砲の隣に(同軸)と砲塔上部の前から見て右に装備していて、砲塔上部の前から見て左に12.7㎜M2重機関銃をRWS(Remote Weapon Station)という遠隔操縦型の無人銃架に取り付けて装備しており、計3種の装備でかなりの重武装である。さらにRWSのM2重機関銃を外し40㎜グレネードランチャーに換装することも可能のようだ。
乗員は車長・装填手・砲手・操縦士の計4名。
重量は開発当初は54トンで最高で72㎞/hの速度を出していたが改良につぐ改良で全体重量が重くなり、最新型では65㎞/hにまで低下している
何故このように三種の戦車を召喚したかというと、10式を最先鋒でスラローム射撃による敵のかく乱、レオポルト2A6が二番手を務め制圧射、M1A2エイブラムスで各武装をぶっ放してとどめを行う運用をしてみたいと思ったからだ(一度やってみたかったんです!この戦車たちが一緒になって戦うのはロマンです……)、それに加えて歩兵の随伴を行うために89式装甲戦闘車も編成に入れる。
それらを城の前の草原に召喚して各車体を見学させた後、俺たちは早速だがリレイ(と引き連れてきた女性兵士たち)と同時にこのことに興味を持った親衛隊長のローレンスの部隊に戦車を覚えてもらうことにした。
この戦車をまずはLiSMの特殊能力によりみんなに操作方法や戦闘方法を覚えてもらった。
この後の帝国軍本隊陣地攻略作戦の為に、ある程度訓練を行って実力がわかってきた後に部隊編成を行っていった。今回志願してくれた親衛隊の部隊を合わせると総勢1300名も集まってくれていた。
編成は以下の通り(今回は急造の為常識での編成は無視)
混成戦車連隊 定数1000 連隊長 ワタ(第一戦車大隊 直接指揮)
第一戦車大隊(10式戦車隊) 240名 80両 へカート・ベル准将
第二戦車大隊(レオパルト2A6隊) 240名 60両 ベルキア・リレイ准将(傘下に入るのと同時に降格)
第三戦車大隊(M1A2エイブラムス隊) 240名 60両 ハルベルト・ユリーシャ中尉(傘下に入るのと同時に降格)
機械化歩兵大隊(89式装甲戦闘車隊)280名 28両 フェリネア・ミント大佐
後方支援支隊 定数300 大隊長 ダベルグ・サクラ大佐
補給中隊 100名
整備中隊 100名
通信分隊 20名
衛生小隊 80名
混成連隊本部 リメリア・セレナ中将 ハミルトン・エレシア陸軍大臣(大将)
以上のように編成が決定した後、特殊能力によって得たとはいえ、慣れも必要になってくるため2日間の模擬戦闘を含む訓練を実施した。戦車兵以外の歩兵隊は降車戦闘を行うため同時にエレシアたちにも召喚したHK416を供与してその訓練も行っていった。
編成が済み、ある程度落ち着いてきた2日目に、連隊の主要幹部陣は他の隊員達が訓練を続ける中、急造訓練場の端っこに設置した野戦テントに集まっていた。
「集まってもらってご苦労様、この訓練の終わった後のことを伝えようと思って呼んだんだ。まずリレイ敵の配置と動きを教えてくれ」
「ハッ!現在敵はこのハミルトン城から約40㎞付近まで前進しこちらの様子を窺っている模様、ただしそれ以上の動きは見られません」
リレイはいつもの司令官の時の話し方ではなく、部下が上官に対して話す口調になっていて、俺はそこで少し違和感を覚えてしまった。
「陛下はこの混成部隊で敵を“潰す”わけですか?」
「いや、違うよベル、今回は“潰す”のではなく撃退だからね?」
「そ、そうですか出過ぎた真似をしてしまいました、以後気を付けます……」
今まで活躍の機会がなかったベルは、必死に自分の“位置”を探そうとするが最近は空回りしてしまっている
「諸君!今回の作戦の勝敗によってこの国のあり方が変わるかもしれない、皆この作戦に最大限に注力し最善を尽くしてくれ!」
「「「すべては陛下の為に!!」」」
エレシアたちは全員俺に向かい直立し敬礼した。
次の日には全部隊に出撃命令を出した、いよいよ「本戦」が始まる――――
(いかん!朝から俺のビックマグナムが大変なことに!)
隣の生々しい(ものすごくいい意味で)状況をみて俺はプチパニックに陥っていた(主に下が)
そんな状態はつゆ知らず、昨夜ここまで案内してきたメイドが気を利かせてリレイように服を持ってきてくれていた、もちろん昨日着ていたもののリレイが持っていた予備ものなので、この間の黒い軍服だ。
目のやり場に困る隣のリレイを起こして、申し訳なさそうにしているのをよそに着替えさせると(こうなると主従がわからなくなる)、朝から予定されていたセレナ達本隊との合流をしなくてはならない。
そんな朝と昨晩のおかげでちょっとした寝不足であったが、LiSMから例の翼を授けるとかいうドリンクを飲んで何とかなっている。
居館から出て城壁の門前まで行くとそこにはすでにセレナ達が待っており、そのすぐ近くにシルヴィア達をはじめエレシア・アナスタシア・ノア・ローレンス・ユリーシャの一団が集まっていた。
ただ一人だけ異様な気(・)を発しているのがいた――
「ワタ様~やっとアエマシタネー、ところデそ、ソの、オンナァァァァァ!」
そんなカオスモード(今命名)で絶叫をしながら抜刀してこちらに突撃してきたのは、普段は天使のような姿をしているベルだ(背中から生えている羽のせいで自然にそう見える。それが今や堕t)。
今はいつもの面影はなく、恐怖と絶望・嫉妬・妬みのすべてを身にまとったかのように、今では真っ黒な霧を周囲に発生させていた。
「ソイツハだ~れ?新シイ、オンナ?シラナイ?コロス?……死ネェェェェェ!」
「ベル止まれ!待たせたのは悪かった。この子は昨日から俺の直属になった部下だ危害は加えないでくれ、それとこの子はベルより上の階級だぞ!」
カオスモードになって剣を振りかざしているベルを止めるべく、寝床の隣の机の上においていたコンバットナイフで軽く受け流しそのまま抱き留める。
「どうした?せっかくの可愛い顔が台無しじゃないか」
「も、もう、申し訳ございません、私はワタ様に何たる無礼を……どうかこの無礼を御許しください」
さっきまでまとっていたものは文字通り霧散し、今のベルは俺の腕の中で全身を縮込ませて、アイドル事務所に面接に行ったら問答無用で合格しそうなルックスの子が上目使いで謝ってくる。
「もう、済んだか?そろそろ説明してもらおうか?そいつを」
待たされたことに少しイラついているのか、少し語気の荒いセレナがリレイの説明を求めてきた。
困った俺は、リレイに目配せするとうなずき、リレイが話してくれた。
「久しぶり?とでも言っておこうかリメリア・セレナ?敵として戦場で戦うことがなかったのが残念だったな」
「吠えるな負け犬、リレイお前はもう“お情け”をもらっている身だ。せいぜい“こいつ”の下で頑張ることだな!」
(話すも何も悪化してません?)
二人の間に稲妻でも走っているのではと感じさせるような目線のぶつかり合いが始まってしまった。
「「「リメリア(閣下)!こいつとは何(ですか)だ!こいつとは!」」」
そんな俺に対する救世主?が異口同音にベル、エレシア、アナスタシアがリメリアを怒鳴りはじめた。
「そうだぞ!リメリア!このお方は国王となる身、そんなお方に“こいつ”とはなんたる不敬か!恥を知れ!」
「……」
急な口撃になんの反論も出来なくなった、しかも皆正論だ、そのせいでセレナは下を向いたまま動かなくなってしまった。
「だって、ワタが相手にしてくれないんだもん!!」
(えーーーー!嘘でしょ?!セレナってもしかして、ツンデレ??しかもまた呼び捨て……)
セレナの問題発言?により、その周りにいた全員は目が点になり口も開いたままだ。
「え~と、とりあえずその話は置いといて、今回ここにみんなが集まってもらったのは他でもない今後使う兵器の召喚と訓練でだ」
「(ほら、また放置)」
ぼそっと何かが聞こえたような気がしたが、そのまま流した。
今回の召喚で選んだのは10式戦車とレオパルト2A6・M1A2エイブラムスの3種類だ。
まず10式戦車だが、陸上自衛隊が2010年に正式採用した純国産戦車で、その正式採用された年の下二桁の数字を使い○○式と表している、これは前回召喚した89式装甲戦闘車も同様だ。
この10式戦車は主兵装に44口径120㎜滑腔砲を装備していて砲弾の装填方法は自動装填装置によって行われる、副兵装に12.7㎜M2重機関銃を砲塔上部に主砲と並ぶように74式車載7.62㎜機関銃を装備している、戦車砲の携行弾数は22発。
乗員は車長・操縦士・砲手合わせて計3名で運用されている。
10式戦車の特筆すべき点はまず、直進しながら射撃する「行進間射撃」と大きく左右に蛇行しながらの正確な行進間射撃を行う「スラローム射撃」・さらに急速に後ろに進みながらの「後退行進射撃」を全て高度なFCS(Fire Control System 火器管制装置)によって安定的な射撃が可能なことだ、さらに前進はもとより後進するときも70㎞/hの速度を出すことができることも出来る、日本の狭い地形や市街地戦も考慮し44トン(幅3.24m 高2.3m 全長9.42m)とコンパクトな戦車になっていて、今まで制限重量が超えるため通れなかった橋もある程度通行できるようになった。同じ自衛隊内の戦車の90式戦車(約50トン 幅3.4m 高2.3m 全長9.8m)と比べてみても小さく抑えられているのもわかる。
次にレオパルト2A6だがこれは現在のドイツ連邦軍やその他の周辺国が運用している戦車。
主兵装は55口径120㎜滑腔砲、副兵装はMG3A1 7.62㎜機関銃を主砲と並ぶ一丁(主砲同軸)と砲塔上部に12.7㎜M2重機関銃(本来は主砲同軸銃と一緒)を装備している、戦車砲の携行弾数は42発。
乗員は車長・装填手・砲手・操縦士の計4名で運用されていて、上述の10式と違い4名で構成されているのは自動装てん装置を装備せず人力で装填しているためである。
重量は約60トンと10式に比べ重いが、ドイツらしく機動性を重視してか速度は72㎞(前進のみ)まで出すことが可能でリミッターを解除すると最高で90㎞/hも出すことも可能なようだ。
最後に現代戦車の中でも著名なアメリカ陸軍と海兵隊に配備されているM1A2エイブラムスだ。
主兵装は44口径120㎜滑腔砲(携行弾数42発)、副兵装は7.62㎜M240車載機関銃(エルベ村の時にも使ったM240の車載型)を主砲の隣に(同軸)と砲塔上部の前から見て右に装備していて、砲塔上部の前から見て左に12.7㎜M2重機関銃をRWS(Remote Weapon Station)という遠隔操縦型の無人銃架に取り付けて装備しており、計3種の装備でかなりの重武装である。さらにRWSのM2重機関銃を外し40㎜グレネードランチャーに換装することも可能のようだ。
乗員は車長・装填手・砲手・操縦士の計4名。
重量は開発当初は54トンで最高で72㎞/hの速度を出していたが改良につぐ改良で全体重量が重くなり、最新型では65㎞/hにまで低下している
何故このように三種の戦車を召喚したかというと、10式を最先鋒でスラローム射撃による敵のかく乱、レオポルト2A6が二番手を務め制圧射、M1A2エイブラムスで各武装をぶっ放してとどめを行う運用をしてみたいと思ったからだ(一度やってみたかったんです!この戦車たちが一緒になって戦うのはロマンです……)、それに加えて歩兵の随伴を行うために89式装甲戦闘車も編成に入れる。
それらを城の前の草原に召喚して各車体を見学させた後、俺たちは早速だがリレイ(と引き連れてきた女性兵士たち)と同時にこのことに興味を持った親衛隊長のローレンスの部隊に戦車を覚えてもらうことにした。
この戦車をまずはLiSMの特殊能力によりみんなに操作方法や戦闘方法を覚えてもらった。
この後の帝国軍本隊陣地攻略作戦の為に、ある程度訓練を行って実力がわかってきた後に部隊編成を行っていった。今回志願してくれた親衛隊の部隊を合わせると総勢1300名も集まってくれていた。
編成は以下の通り(今回は急造の為常識での編成は無視)
混成戦車連隊 定数1000 連隊長 ワタ(第一戦車大隊 直接指揮)
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第二戦車大隊(レオパルト2A6隊) 240名 60両 ベルキア・リレイ准将(傘下に入るのと同時に降格)
第三戦車大隊(M1A2エイブラムス隊) 240名 60両 ハルベルト・ユリーシャ中尉(傘下に入るのと同時に降格)
機械化歩兵大隊(89式装甲戦闘車隊)280名 28両 フェリネア・ミント大佐
後方支援支隊 定数300 大隊長 ダベルグ・サクラ大佐
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通信分隊 20名
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以上のように編成が決定した後、特殊能力によって得たとはいえ、慣れも必要になってくるため2日間の模擬戦闘を含む訓練を実施した。戦車兵以外の歩兵隊は降車戦闘を行うため同時にエレシアたちにも召喚したHK416を供与してその訓練も行っていった。
編成が済み、ある程度落ち着いてきた2日目に、連隊の主要幹部陣は他の隊員達が訓練を続ける中、急造訓練場の端っこに設置した野戦テントに集まっていた。
「集まってもらってご苦労様、この訓練の終わった後のことを伝えようと思って呼んだんだ。まずリレイ敵の配置と動きを教えてくれ」
「ハッ!現在敵はこのハミルトン城から約40㎞付近まで前進しこちらの様子を窺っている模様、ただしそれ以上の動きは見られません」
リレイはいつもの司令官の時の話し方ではなく、部下が上官に対して話す口調になっていて、俺はそこで少し違和感を覚えてしまった。
「陛下はこの混成部隊で敵を“潰す”わけですか?」
「いや、違うよベル、今回は“潰す”のではなく撃退だからね?」
「そ、そうですか出過ぎた真似をしてしまいました、以後気を付けます……」
今まで活躍の機会がなかったベルは、必死に自分の“位置”を探そうとするが最近は空回りしてしまっている
「諸君!今回の作戦の勝敗によってこの国のあり方が変わるかもしれない、皆この作戦に最大限に注力し最善を尽くしてくれ!」
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