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1章 北の森のオーク
06 友人との再会
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3つの反応が近い、マップを見ると100メートル程の距離にまで近づいていた。
「アークス、この前使ったボイスチェンジを頼む」
『了解しました、目標地点を映像で確認、間も無くコンタクト可能な距離です』
この力の事を知られれば間違い無く国や権力者は俺を囲おうとするだろう、レイラさんには一緒に生活する上でいつか正体がバレると思い話したが正体を知る者は少ない方がいい。
「あーあー、そこの人達、ゴーホンの街の冒険者達で間違いないかい?」
トロワー達と思われる反応が潜む茂みへと声を掛ける、警戒していているのかヒソヒソと相談する声が聞こえる、しばらくすると剣を背負った金髪の男が姿を現した。
「俺はCランクパーティ『導きの星』のリーダーのトロワーだ、アンタは…最近街で噂になっている白銀の騎士か?」
「ああ、俺の名前はクロス、街で君達が帰還予定を過ぎても戻って無いと話に聞いて確認に来た、無事な様で安心したよ」
「心配をかけてすまない、ギルドからの救助依頼か?それにしても帰還予定から1日と少ししか経っていないと思うんだが…?」
「いや、偶然知人から君達の話を聞いて気になっただけだ、無事なら何故街に帰らずこんな所にいるんだい?」
茂みの中から他のメンバーが姿を現わす、2人とも良く知った顔だ。
「私はアン、はじめましてよね?あなたの噂は街で聞いているわ、助けが欲しいの、良かったら話を聞いてくれない?」
アンは魔力を身体に纏い肉弾戦を仕掛ける武道家タイプ、剣士のトロワーと2人で前衛を担当していると云う話だ、身軽に動く為かスリットの入ったチャイナ服の様な服を着ている、視線が脚に向かいそうになった、目の毒だ。
「はじめまして、是非聞かせてくれ、見たところ君達は怪我もしてないし問題は無い様にみえるが?」
「ええ、私達は問題ないわ、依頼内容のオーク達の巣を発見した私達は帰還予定を過ぎている事もあって街へ急いでいたの、そして森を出て少し歩いた街道沿いで何者かに襲撃された馬車を発見したのよ」
「街道沿いでかい?街道付近には魔物避けの魔道具があると思ったんだが?」
ブラボーでトビィさんが作成しているのを見た事もある、街灯の様に配置すると弱い魔物なら街道に近づいて来ないと教えてもらった。
「馬車の近くに他より一回り大きな足跡があったの、上位種の仕業ね、強力な個体がオークの群にいるわ」
「それで魔道具の効果が無かったのか、その馬車に生存者は…まさか?」
「そうなの、残されていたのは馬車の残骸と喰い荒らされたら馬の死骸だけ、恐らく馬車の持ち主達は全員女性だったのよ」
オークは人間の女性を攫い巣で飼う事があると冒険者登録の講習で習った、人間との間に生まれたオークは強力な個体が誕生しやすい、そして一度人間の女を知ったオークは好んで人間を襲う様になる、この森のオークは人間の女性を攫う事でその数を増やしてきた可能性が高い。
『アークス、すまないが例の洞窟に人間の反応が無いか調べくれ』
『少々お待ちください…岩盤が厚い為微弱ですが人間らしき反応を4つ探知できました、魔物と思われる反応は249体です』
トロワー達に聞こえない様にアークスとヘルメット内で会話する、やはり女性が囚われていたか。
「ヤツらが寝静まる頃に巣へ潜入しようと思ってここで見計らっていたの、街へ戻って助けを呼んだんじゃ手遅れになる、往復で2日はかかるわ」
「わかった、俺も協力させてくれ、何か策はあるのかい?」
「それは僕が説明しますクロス…さん?僕はドゥーク、このパーティの魔法使いです」
「呼び捨てで構わないよドゥーク、よろしくな、それでどんな策があるんだ?」
ドゥーク、『導きの星』の魔法使い、この歳で中級魔法が使える人間は珍しいらしくゴーホンの冒険者達の間ではちょっとした有名人だ。
「これはネムリバナの根の粉末とパラライモスの鱗粉を混ぜた物です、これをオーク達の巣で焚きます、囚われた人達も動けなくなりますがこの粉は魔物の方が効きやすいんです、オーク達は何があっても動けなくなります」
ドゥークの手には袋が握られていた、厳重に縛られている、粉の流出を防ぐ為だろう。
「効果が出たところで俺とアンの2人が何度か巣を行き来して女性達を巣の外に逃がそうって作戦さ、馬車に残された荷物から囚われてる人は4、5人と睨んでる、ウチには怪力ゴリラのアンがいるから…ギブ!ごめんなさい!」
トロワーの背後からアンがチョークスリーパーを極めていた、トロワーの顔がみるみる青くなる。
「次言ったらオトすわよ?…確かに私なら一回に2人連れて行けるけどそれでも2往復はしないといけないわ、クロスが手伝ってくれるなら成功率がグンと上がるの、捕まっているのが4人だとしたら1往復で救出できるわ」
「ごめんなさい、僕は力がそんなに無いので…全員巣の外へ連れ出せたら土魔法で入口を塞ごうと思っています、時間を稼いで囚われた人達が歩ける様になったら一緒に森を抜けます」
「わかった、いい作戦だと思う、すぐに実行するか?」
「あぁ、もう1人人手が欲しいと相談していたところだったんだ、クロスが協力してくれるなら力強い、街で噂になってる白銀の騎士の力、アテにしてるぜ」
トロワーが手を差し出してくる、俺達は固く握手を交わした。
「必ず助け出そう、みんなで無事に街まで帰るんだ」
「アークス、この前使ったボイスチェンジを頼む」
『了解しました、目標地点を映像で確認、間も無くコンタクト可能な距離です』
この力の事を知られれば間違い無く国や権力者は俺を囲おうとするだろう、レイラさんには一緒に生活する上でいつか正体がバレると思い話したが正体を知る者は少ない方がいい。
「あーあー、そこの人達、ゴーホンの街の冒険者達で間違いないかい?」
トロワー達と思われる反応が潜む茂みへと声を掛ける、警戒していているのかヒソヒソと相談する声が聞こえる、しばらくすると剣を背負った金髪の男が姿を現した。
「俺はCランクパーティ『導きの星』のリーダーのトロワーだ、アンタは…最近街で噂になっている白銀の騎士か?」
「ああ、俺の名前はクロス、街で君達が帰還予定を過ぎても戻って無いと話に聞いて確認に来た、無事な様で安心したよ」
「心配をかけてすまない、ギルドからの救助依頼か?それにしても帰還予定から1日と少ししか経っていないと思うんだが…?」
「いや、偶然知人から君達の話を聞いて気になっただけだ、無事なら何故街に帰らずこんな所にいるんだい?」
茂みの中から他のメンバーが姿を現わす、2人とも良く知った顔だ。
「私はアン、はじめましてよね?あなたの噂は街で聞いているわ、助けが欲しいの、良かったら話を聞いてくれない?」
アンは魔力を身体に纏い肉弾戦を仕掛ける武道家タイプ、剣士のトロワーと2人で前衛を担当していると云う話だ、身軽に動く為かスリットの入ったチャイナ服の様な服を着ている、視線が脚に向かいそうになった、目の毒だ。
「はじめまして、是非聞かせてくれ、見たところ君達は怪我もしてないし問題は無い様にみえるが?」
「ええ、私達は問題ないわ、依頼内容のオーク達の巣を発見した私達は帰還予定を過ぎている事もあって街へ急いでいたの、そして森を出て少し歩いた街道沿いで何者かに襲撃された馬車を発見したのよ」
「街道沿いでかい?街道付近には魔物避けの魔道具があると思ったんだが?」
ブラボーでトビィさんが作成しているのを見た事もある、街灯の様に配置すると弱い魔物なら街道に近づいて来ないと教えてもらった。
「馬車の近くに他より一回り大きな足跡があったの、上位種の仕業ね、強力な個体がオークの群にいるわ」
「それで魔道具の効果が無かったのか、その馬車に生存者は…まさか?」
「そうなの、残されていたのは馬車の残骸と喰い荒らされたら馬の死骸だけ、恐らく馬車の持ち主達は全員女性だったのよ」
オークは人間の女性を攫い巣で飼う事があると冒険者登録の講習で習った、人間との間に生まれたオークは強力な個体が誕生しやすい、そして一度人間の女を知ったオークは好んで人間を襲う様になる、この森のオークは人間の女性を攫う事でその数を増やしてきた可能性が高い。
『アークス、すまないが例の洞窟に人間の反応が無いか調べくれ』
『少々お待ちください…岩盤が厚い為微弱ですが人間らしき反応を4つ探知できました、魔物と思われる反応は249体です』
トロワー達に聞こえない様にアークスとヘルメット内で会話する、やはり女性が囚われていたか。
「ヤツらが寝静まる頃に巣へ潜入しようと思ってここで見計らっていたの、街へ戻って助けを呼んだんじゃ手遅れになる、往復で2日はかかるわ」
「わかった、俺も協力させてくれ、何か策はあるのかい?」
「それは僕が説明しますクロス…さん?僕はドゥーク、このパーティの魔法使いです」
「呼び捨てで構わないよドゥーク、よろしくな、それでどんな策があるんだ?」
ドゥーク、『導きの星』の魔法使い、この歳で中級魔法が使える人間は珍しいらしくゴーホンの冒険者達の間ではちょっとした有名人だ。
「これはネムリバナの根の粉末とパラライモスの鱗粉を混ぜた物です、これをオーク達の巣で焚きます、囚われた人達も動けなくなりますがこの粉は魔物の方が効きやすいんです、オーク達は何があっても動けなくなります」
ドゥークの手には袋が握られていた、厳重に縛られている、粉の流出を防ぐ為だろう。
「効果が出たところで俺とアンの2人が何度か巣を行き来して女性達を巣の外に逃がそうって作戦さ、馬車に残された荷物から囚われてる人は4、5人と睨んでる、ウチには怪力ゴリラのアンがいるから…ギブ!ごめんなさい!」
トロワーの背後からアンがチョークスリーパーを極めていた、トロワーの顔がみるみる青くなる。
「次言ったらオトすわよ?…確かに私なら一回に2人連れて行けるけどそれでも2往復はしないといけないわ、クロスが手伝ってくれるなら成功率がグンと上がるの、捕まっているのが4人だとしたら1往復で救出できるわ」
「ごめんなさい、僕は力がそんなに無いので…全員巣の外へ連れ出せたら土魔法で入口を塞ごうと思っています、時間を稼いで囚われた人達が歩ける様になったら一緒に森を抜けます」
「わかった、いい作戦だと思う、すぐに実行するか?」
「あぁ、もう1人人手が欲しいと相談していたところだったんだ、クロスが協力してくれるなら力強い、街で噂になってる白銀の騎士の力、アテにしてるぜ」
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