【奨励賞感謝】媚薬専門店を開いたら、ED騎士が釣れました。

金時ジュゴン

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17瓶目:こうなった私は無敵です

 荷物を届けたら帰るのかと思われたアシェルは、そのままバトラー邸に残る事を強く希望した。

「帰りは一緒に帰るぞ。コドラが群れで現れたとしても絶対に守ると誓う」

 勝手に休んで大丈夫なのか心配だが有無を言わせぬ強い意志を宿した瞳で言われ、ヴァネッサは頷くしかない。
 そしてウェイドとカーラは客が一人増えたところで問題はないようで快く受け入れてくれた。
 ヴァネッサは持ってきてもらった予備のそろばんも合わせ自分とウェイドとカーラの3人での講義を行った。
 一つ一つ一緒に実践しながら教え、その様子はアシェルも含め他の農夫や領民たちも興味深そうに眺める。
 そして丁寧に教えた甲斐あってか、計算が苦手なウェイド達でも数字の大きい計算ができるようになってきた。
 教え始めて3日が経つ頃には、ヴァネッサがバトラー邸に到着した時に合わせられなかった書類の数字が合うようになっていた。
 そこまで育て上げると今度はウェイドとカーラが農夫たちにそろばんを教え、それをヴァネッサがサポートする。
 それを繰り返して執務室に集まっていた農夫達もそろばんを使えるようになった頃には、ヴァネッサがバトラー邸に来て14日が経過していた。

「ヴァネッサ…俺が持ってきたそろばんの予備は3つしかなかったような気がするのだが…5つに増えてないか?」

 今度は農夫たちが領民に教えるようになった様子を見守りながら、アシェルが耳打ちする。

「え?持ってくるとき中身を確認しました?」
「あぁ…そのはずだが…」

 ヴァネッサは首を傾げて顎に指をあてる。

「元から5つ入ってましたよ?馴染みの無いものですから、見間違いしたのかもしれませんね。それにアシェルさんその時たぶん、かなり焦ってましたよね?」

 そこでアシェルがジト目で睨む。

「それは確かにそうだが。誰のせいだと思う?」
「はいッ!すみません‼」

 ヴァネッサはほぼ条件反射で背筋がピンと伸びて直立する。
 そんな二人の様子をウェイドとカーラがニヤけ顔で眺める。

「仲睦まじいところ申し訳ないけど、ヴァネッサに見せたいものがあるの。来て頂戴」

 カーラに呼ばれてついていくと、巨大なウォークインクローゼットのような部屋の前で立ち止まる。日本だったらその部屋だけで人が住めそうである。
 中に入ると、煌びやかなドレスがずらりと並んで豪華絢爛そのものだった。
 パールもダイヤも細やかな刺繍も惜しみなく使われた色とりどりのドレスに目が奪われ、口をポカンと開けていると、

「これ全部貴女のドレスよ。ヴァネッサ」
「―…はい?」

あまりの事に返事が数秒遅れた。
 目をパチクリさせるヴァネッサにクスクス笑いながら、カーラは静かに手を差し伸べヴァネッサの手を握る。

「リティーシャに採寸されたでしょう?あの後うちで仕立てたのよ」
「そっそんな…こんな豪華なもの、恐れ多いです…!」

 ふるふる首を振るが、カーラはそっと握った手を引いてさらに奥へと進んでいく。

「貴女はもう侯爵家の立派な貴族よ。それに…親が子供に服を贈るのは当然でしょう?」

 一番奥まで着き、ヴァネッサは息を呑む。

「これは…!」

 真っ白いシルクの布地に敷き詰められたパールと銀糸の刺繍。
 胸元や背中はレースがあしらわれ、腰には大きなリボンが巻き付けられている。
 どこからどう見ても、ウェディングドレスだった。

「私たちからの結婚祝いよ。これを着ている貴女を見るのが、楽しみだわ」

 ヴァネッサの視界が滲んでいく。
 ここに来てからずっと胸が温かくて、安心できて、自分の家のように居心地が良かった。
 帰る家とはこういう事なのだと理解する。
 震える手で目頭を拭い、戦慄く唇を開く。

「ありがとう…ございます…。絶対に素敵な結婚式にします…!」

 堪えきれず大粒の涙を流すヴァネッサを、カーラは静かに抱きしめるのであった。






 翌朝、ヴァネッサはアシェルが乗ってきた馬で二人乗りで帰る事になった。
 馬車なら3日かかるが、グリフィス家の名馬"アレキサンダー"なら2日で帰れるという。毛並みの艶やかな白馬がぶるぶる首を振って張り切っている。

「それでは、追加のそろばんが完成し次第送りますね」
「えぇ!こちらもドレスを送るから、クローゼットは目一杯空けておいてね」
(あんなにたくさん入るかなぁ…)

 新居のワードローブを思い起こして苦笑するヴァネッサに、カーラはバチンとウィンクを送る。
 ちなみに仕立てて貰ったドレスはどれもバストまでピッタリで、試着したヴァネッサは今までで一番胸がきつくなくて感動していた。採寸したのだから当然の事かもしれないが、他にも胸元が晒されないようにレースで首までしまっているものや襟刳りが深く開いてないものが多く、配慮が行き届いていた。

「もう帰っちゃうのかぁ…寂しいよぅ…」

 カーラの隣には今生の別れのようにハンカチを握るウェイド。
 周りには領民たちも見送りに来てくれていた。
 ヴァネッサが教え続けたおかげで、そろばんを使いこなせる人はウェイドとカーラも合わせて20人程まで増やせていた。
 今後はその20人が領民に教えていけば、領主の急な代替わりがあったとしても数字が合う領地経営ができるようになるはずだ。
 その為にもヴァネッサはそろばんを大量生産する必要がある。帰ったらまた大忙しになるのはほぼ確定だが、それすらも今のヴァネッサには楽しみで、幸せだった。
 アシェルに白馬に乗せてもらい、馬上から領民に手を振る。
 歓声と共に領地で咲く花々が祝福するかのように投げられる。

「結婚式の日取りが決まったら、また手紙を送ります!」
「えぇ!リティーシャ達にもよろしく言っておいて!」
「次は式場で会おうね!楽しみにしてるよ!」

 アシェルが後ろに飛び乗り、馬が駆け出していく。
 遠ざかっていくバトラー邸を振り返り、熱くなってくる目頭を押さえる。
 その様子を目を細めて見守るアシェルが、ヴァネッサの頬に伝う雫をそっと拭う。

「素敵な家族に恵まれて、良かったな」
「えぇ。本当に…!」

 晴れ晴れとした朝の青空は、顔を上げたヴァネッサの心境を表すかのように澄み切っていた。
 両家全ての家族と顔合わせをしたヴァネッサに、もう不安要素は何もない。
 あとは結婚式と、ヴァニィ薬店の新装開店に向けて全力で突き進むのみである。
 これからの未来への希望を称えた瞳には、眩しい陽光が映っていた。





***






 バトラー邸からの帰り道中、アシェルはなかなか険しい修行を強いられていた。
 以前ヴァニィ薬店から城下町へ下りた時も二人乗りをしたが、その際はヴァネッサが後ろに乗ってアシェルは前だった。
 ヴァネッサが控えめに腰に腕を回して捕まっていたが、その時点で豊かな胸が背中にむにぃ…とあたってアシェルが初めて"女体"を意識したきっかけだった。
 それが今はヴァネッサが前でアシェルが後ろである。胸が背中にあたらなくていいではないかと思われるが、別の問題が浮上してきた。
 大きすぎる二つの果実がブルンブルン揺れているのがひたすら視界の端に映るのである。
 ローブを羽織っているので破壊力はマシになっているが、前をしっかり閉じているわけではないのでチラ見えする胸元のホクロや、振り落とされないように抱きかかえた時の温かい体温や柔らかさが、堪らなくアシェルをムラムラさせる。

(俺はいつの間にこんな盛った男になってしまったんだ…)

 節操の無い自分に呆れ果てる。
 ちなみにバトラー邸にいる間は、ウェイド達に当然のように同じ部屋で寝泊まりするよう案内されたが、

「そんな事をしたらヴァネッサが毎日寝不足になります」

と大胆過ぎる発言で部屋は別々で過ごしていた。この事をヴァネッサは知らない。
 それでもどうしても摂取したくなるとヴァネッサの部屋へ赴き気が済むまでベタベタ触っていたが、そろばんの事で集中したいヴァネッサを邪魔しないように努めて紳士に振る舞っていた。
 なので実はけっこう溜まっている。
 だが、今ヴァネッサが前に乗っている以上、勃起したらおそらくすぐバレる。
 その為アシェルは心頭滅却に徹し、とにかく一刻も早く帰ってヴァネッサを抱きたい一心で馬を走らせていた。
 しかしさすがに夜は休むことになる。アシェルとアレキサンダーは休まずにいけてもヴァネッサはそうはいかない。馬に乗っているだけでも体力はかなり消耗するので、日が落ちると野営できそうなところを探す。
 辺りに魔獣がいない事を確認し、森の中腹で火を起こそうとしたところでハッと気づく。

「そういえば、ヴァネッサは火が苦手だったな…⁉」

 あえて言わずにいたヴァネッサは、気遣わし気に微笑む。

「大丈夫ですよ。そこまで大きくない火なら平気ですから、気にせず点けてください」

 そう言うが、膝の上に置いた手がぎゅう…とドレスを強く握り締めている。アシェルはそれを見逃さない。

「幸い今夜は雲が無くて星明かりがある。このまま寝よう」
「―!火は魔獣除けでもあるんでしょう⁉危険です!」

 瞠目するヴァネッサを安心させるように、蜂蜜色の瞳を真っ直ぐに見つめる。

「大丈夫だ。何が出ても必ず守る。…なにより、あんなに怖がっているところを見て点けられる筈が無い」

 アシェルはヴァネッサがサラマンダーと遭遇した後、妖精の隠れ家の部屋で目覚めた時の事を思い出していた。
 顔面蒼白で血の気が引き、脂汗を垂らして3階の窓から飛び降りようとするその姿は、明らかに異常だった。あそこまで取り乱したヴァネッサなど、あの時の一度しか見た事がない。
 その後抱きしめた時の鼓動の速さも尋常じゃなく、火に対する恐怖は相当なものだと察せられた。
 それを知っていて火を起こせる筈など無く、アシェルはヴァネッサをそっと抱き寄せる。

「あんなに怯えたヴァネッサの姿は、二度と見たくない。そんな思いさせたくないんだ。…そうだな、不安なら俺はこのまま起きて見張っているから、ヴァネッサは休むと良い」
「…っアシェルさん…!」

 あまりにも紳士でとんでもなくイケメンな対応をされたヴァネッサの胸は、心臓が飛び出そうな程高鳴った。
 それは今まで蓄積していた『好き好きメーター』が天元突破し、溢れて瓦解した上に地球を一周してくる勢いだった。
 好きが溢れてしまったヴァネッサは、鞄から何やら紫色の液体が入った小瓶を取り出す。
 アシェルが首を傾げていると、それをぐびっと一気に飲み―…

「~んぅっ⁉」

 口移しで飲まされた。
 不意打ちでごっくんしてしまったアシェルは飲んだ瞬間身体に力が入らなくなる。

「ヴァネッサ⁉何をした⁉」
「ふふふ…♡」

 気づけば抱き寄せていたはずのヴァネッサに押し倒され、下半身には尋常じゃない熱が昂っていく。
 覆い被さるヴァネッサの微笑は妖艶で、頼んでもないのに服を脱ぎ始める。

「実はバトラー領には見慣れない植物がたくさん生えていたので、新しい媚薬の開発もしてたんです…」
「はぁ⁉そんな事もしてたのか⁉仕事熱心にも程があるぞ!」

 狼狽するアシェルをよそに羽織っていたローブが地面に落ち、ドレスも下ろして細い肩が露わになる。
 それだけでアシェルの下半身はさらにどくどくと血流が増していく。

「私の商品開発の邪魔をしない為に部屋を別々にしてくれてたのでしょう…?アシェルさんの気遣いには本当に恐れ入ります…そういうところも大好き…♡」

 全くもってそういう意味で部屋を別々にしていたわけでは無いのだが、ついに白い胸がまろび出てきたところでトラウザーズも下ろされ、アシェルの脳は目の前でぶら下がる大きすぎる果実に釘付けになってしまった。
 ヴァネッサは天高くそそり立つ肉棒を愛おし気に撫でながら、うっとりと語り続ける。

「お陰様で新商品ができたので、3日前から自分で試用しているのですが…副作用も起こらず問題無いのでアシェルさんにも使用させて頂きました…害はないので安心してくださいね♡」

 身体に力が入らない時点で害がある気がするが、そろばんを教えながら3日間も自分に使い続けている事にも衝撃を受けすぎてアシェルは言葉が出ない。一瞬でこれだけの効果がある媚薬をものともしないのは耐性がありすぎる。
 しかしよく見るとヴァネッサの蜂蜜色の瞳が赤みを増して朱色に近くなっており、極めつけは。

「今からすっっっごく気持ち良くして差し上げますから…ぐっすり眠ってください♡」

 ドレスの裾を自らたくし上げて下着を下ろしたヴァネッサのそこは、すでに卑猥な糸を引き太ももを伝うほど濡れていた。
 のっしと膝立ちをした腰をゆっくり下ろし、濡れそぼった蜜口に猛りきった肉棒を擦りつける。
 アシェルはそれだけで腰が跳ねそうになるのを必死に押さえ込んで問い掛ける。

「ば、ヴァネッサっ何かスイッチが入ってないか⁉それも媚薬の効果か⁉」
「なに言ってるんですか…アシェルさんがだぁいすきなだけです♡」

 大量に浴びせかけられる愛の言葉にキュンキュンしてしまうが、まだ少しだけ生き残っている理性を総動員させてなんとかしようとする。

「こっ…こんな外で…本当に良いのか⁉外だぞ⁉森だぞ⁉」
「…?なにも問題ありませんが…?」

 前世でもっとヤバい場所やシチュエーションで致しているAVを見まくったヴァネッサにとって、野外プレイなど序の口だった。本人は気づいていないがその辺の倫理観は既になかなか麻痺している。
 こてん…と首を傾げるヴァネッサの瞳には完全にハートが浮き上がり、はぁはぁと獣のように息を荒くしている。
 好き好きメーターが天元突破ししゅきしゅきだぁいしゅき愛してりゅ♡になってしまったヴァネッサは、もう誰にも止められない。想い人を天上至極の心地へ導くまで気が済むことは無い。
 アシェルは濃度50倍の媚薬に苛まれたヴァネッサを解放してやった後の姿を思い出した。あの時のヴァネッサも奉仕すると言って聞かず、搾り尽くされた。そして嬉しそうに子種を舐め啜っていた。
 ヴァネッサは媚薬を含んだ状態で愛情がMAXを超えると、さながら淫魔のごとく気持ち良くしてあげたくなってしまうのだ。

「さぁアシェルさん…今夜は私に任せて下さい…天国へ連れて行って差し上げますね…♡」
「だめだヴァネッサ!魔獣が出たりでもしたらどうすっ…ひッ⁉」

 ずぷん…っと勢いよく、一息に己の半身が愉悦の大海へと呑まれていった。
 自ら腰を下ろして雄芯を奥まで呑み込んだヴァネッサはそれだけでびくびく震え、蜜襞が追い打ちをかけるように収縮する。

「はぁぁぁっ…♡気持ちいい…♡病みつきになっちゃう♡」
「~っヴァネッサ…こんなところでしては―うッ♡」

 そのままぐっぽぐっぽと抽挿を開始されてしまい、怒涛の勢いでなだれ込む悦楽の波がアシェルを襲う。

「この媚薬…性器への血流は促すのに他の部位には弛緩効果をもたらすんです…媚薬って本当に面白いでしょう…?」
「そんなこと言ってる場合じゃな…~いッ♡」

 文字通り弛緩させられているアシェルは気持ち良すぎるのも相まって抵抗できない。淫道がアシェルの雄芯を搾り尽くさんばかりに絡みつき、身体が勝手に打ち上げられた魚のように跳ねる。ぐっちゅぐっちゅと動かれる度に留まるところを知らない愉悦が這い上がってきて全身を駆け巡り、なんとかヴァネッサを退けようと腕を掴むが、手足に痺れが這い回って力が入らない。
 同時に眼前に写る豊満な乳房が上下に激しく揺れ動く絶景がさらにアシェルの理性を焼き切っていき、欲望のままに腰を動かしたくなる。
 もちろんヴァネッサはその光景が男の欲望を掻き立てる事も分かっていてわざと豊かすぎる胸を揺らしている。前世でのAV視聴があまりにも活かされていた。

「~~はっ…ぁッ…くそっ…♡」
「あぁ…♡アシェルさん気持ち良さそう…嬉しい…♡」

 頬が薔薇色に染まりサファイアの瞳が潤んでいくのを見てヴァネッサはさらに抽挿を速めていく。腰をくねらせて豊満な体躯がパチュ!パチュン!と揺れ乱れる姿は、性に目覚めたばかりのアシェルには媚薬の効果も相まって刺激が強すぎる。
 男性は裏筋が刺激されるのが気持ちいいのを熟知しているヴァネッサは、僅かに前に乗り出して肉襞から蜜口でいいところを的確に刺激する。同時に熱い肉棒が淫道をぞりぞり擦って、ヴァネッサ自身もより愉悦の高みへ押し上げられていく。
 静かな夜の森の中でお互いの耳飾りが抽挿に合わせて揺れ動き、チャリッチャリッと碧く光る。蜜がとめどなく溢れる肉襞はきゅうきゅうと雄芯を締め付け続け、アシェルを遥かな頂上へと誘(いざな)っていく。

「~ぁあッヴァネッサ…!もぅ…っ」
「はぁッ…私も…っ♡」

 限界が訪れた雄芯がびくんびくんと最奥で震えたところで、ヴァネッサは倒れ込むようにアシェルに濃厚な口付けをお見舞いした。

「ぅんッ―…♡」

 アシェルはこれまでで一番深い絶頂を迎える。
 精子がこれでもかと言うほど勢いよく大量に吐き出され、その刺激でヴァネッサは口付けたままさらに絶頂する。
 お互いの腰がぴったりと合わさったままがくがく震え、舌を絡め合わせて快楽を一つも取りこぼさないように熱く抱擁する。
 漸く痙攣が収まった頃に唇を離せば、場所がどうのとか魔獣がどうのとかを通り越したアシェルが、肉欲に溺れた獰猛な顔で睨みつけていた。完全に瞳孔が開いている。
 ヴァネッサはその顔で一瞬にして正気に戻る。媚薬の酔い(?)が覚めてヒュッッと短い呼吸をした。
 深い絶頂により媚薬の効果が薄まったアシェルは勢いよく身体を起こし、体勢を逆転させる。
 そして既にその半身はもう昂りを取り戻していた。
 ヴァネッサは自分がまたもや媚薬でやらかしてしまった事に気づくが、あまりにも遅い。
 一気に形勢逆転して覆い被さるアシェルは、悩まし気に欲情に濡れた瞳を細めて叫んだ。

「もう…っもう…知らないからな…!こんなところで仕掛けてきて…!今お仕置きをしてやる…!!」
「ひぁぁぁぁ!ごめんなさいぃぃ…っ!」

 夜の森でしばらくの間、女の甲高い嬌声と肉と肉の打擲音が響き渡った。
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