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★甘い蜜。
しおりを挟むクラリスの肢体はとても美しかった。
日々の鍛錬によって程よく引き締まった体に、女性らしい曲線がくっきりとわかる腰から胸のライン。思った以上に柔らかく程よい大きさの双丘は手にすっぽりと収まる。
確かな弾力があり、柔らかいだけでなくその肌は細やかで、すべやかだった。
騎士という仕事柄、肌にいくつか小傷は残っていたけれど、それすらも美しくて、痕を追うように印を刻む。
少し力を加えるだけで容易に形を変える双房。
指の間から媚芯が存在を主張するようにツンと反り立っている。指の間で挟んだり、指先で優しくつまみ上げるたび、クラリスが小さな声を響かせるのがどうにもたまらなかった。
想像以上の艶やかさに理性はとうに吹き飛んでいた。
欲望を隠すことすら忘れ夢中で吸い付き、むしゃぶりついた。
舌の先で転がしたり、押しつぶしたりすれば彼女の腰があわやかに痙攣し、その未知の感覚に体を震わせているのが何とも嗜虐心をそそった。
体中に割かせた赤い花が、自分の印であることを視覚的に訴えてきて、さらにもうどうにもならないほど下腹部に血流が集中していく。
おそらく彼女は初めてなのだろう。
翻弄されるがままに声を抑え込もうとする姿を愛しいと感じながら、さらに強く乱したいと心が掻き立てられる。
いつの間にか、クラリスは涙を浮かべていた。
与えられる刺激に耐え切れず本能から流れたのだと気づいてほっとする。
零れ始めた涙が光を反射し、細やかに輝くのがとても美しかった。
上気した頬に、小さな唇を覆い隠そうとする手が邪魔で、思わず片手で引きはがして押さえつける。
やや乱暴になってしまったことを「ごめんね」と謝り、丹念に、丁寧に、味わうようにクラリスの肌を舐め、口で吸い付いた。
歯を軽く立てて横腹を食めば、ひと際艶やかな音が耳にすっと入って広がる。
ああ。もどかしい。
できれば一気に繋がってしまいたいのだけれど、それでは彼女を怖がらせ、さらに嫌われてしまうだろう。
けれど、今すぐ彼女を自分のものにしたい。
相反する感情に揺さぶられながら、気が付いたら腰に手を這わせ、一気に布を下げていた。
邪魔だった。
膝のあたりまで引きずり落とせば、身動きが取れず逃げることもできないだろうと薄く笑って、僅かに浮いた臀部に手を滑り込ませ、抱え込むように顔を寄せた。
「いやっ」
言葉に反して、声は甘やかで頭の芯を痺れさせるように殴ってくる。
頭髪に絡みつく彼女の細い指先を感じながら、やはり邪魔だと手を伸ばして引きはがす。寝台に押し込んで固定する。
いやだと拒むように閉じられようとする双脚の間にするりと両手を滑り込ませ、僅かに力を入れて開かせる。その間に体を押し込むようにして体重をかけ、こくり、と喉を鳴らした。
ふわりと香る甘い蜜のような香りに、自然と口の端が緩む。
ぺろりと唇を湿らせる。
クラリスが息を詰めるのがわかった。躊躇せず、顔を寄せて手をかけて左右に少し引っ張った。
とろりとした粘り気のある蜜がしとどに溢れていた。
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