闘破蒼穹(とうはそうきゅう)

きりしま つかさ

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第0052話 「炎族の使者」

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斗気功法を選んだ後、一族全体が突然静かになった。

七段以下の若い族人たちは次々と家族から引き離され、各支店に配属された。

優れた者たちはひたすら鍛錬に没頭し、選択した功法を手に入れるまでの最短距離を目指していた。

二ヶ月の時が流れゆくように、指の隙間からすり抜けていくように消えていった。

灼熱の太陽が大地を炉のように焼き上げ、地表から滲み出る蒸気は緩やかに昇り、視界を歪ませた。

蕭家後山の頂上にある小森林で、二人の人影が突然動き出した。

掌同士が打ち合うと、軽い風の波を生み出し、枯葉が四方八方に飛び散った。

両者の腕が交差し、その間に低く響く沈黙と共に、薰(くん)の白い手がそっと当たった場所に青ざめた痕が残った。

退いた蕭炎を見つめながら、薰は笑みを浮かべて掌を開き、淡金色の斗気を指先に集める。

「啧啧……強いね」彼は首を横に振り、目で賞賛を示した。

視線が小さな口元に注がれる。

脚を踏み込むと土煙が飛び散った。

薰は唇を緩めて掌を開き、淡金色の光が掌の上で輝く。

「八極崩!」

走りながら突然止まり、右足で地面を蹴って体を回転させた。

左脚を空に弧を描かせ、風切り音と共に鞭のように振り下ろす。

薰は首を傾げて掌を開き、淡金色の光が掌の中で爆発した。

「ぽん!」

と一声響くと同時に、枯葉が一気に舞い上がり、二人の体が瞬時に後退した。



身体を太ももの力で直接打ち上げられ、四五メートルの高さに跳ね上がった瞬間、蕭炎は驚きの表情を見せた。

その体が地面に落ちる直前、右掌が一際巨木に向かって勢いよく振られた。

その動きは、彼の急激な落下を吸収するようにして、脚で巨樹の幹を踏み込むと同時に、地面へと静かに降り立った。

頭を上げて、同じく数歩後退した薔薇(ばら)を見ながら、蕭炎は舌を出しながら笑い、「さっきの技はなんだ?」

と尋ねた。

「燕返擊…玄階高段級の斗技です。

相手の攻撃を反撃する初段階の能力で、今はまだ一部の力を返せるだけです」と薔薇が微笑んで答えた。

首をひょっとと上げながら、蕭炎は「借力打力…」という言葉が頭に浮かんだ。

「もし薔薇が一星斗者でなかったら、その剛猛な気の流れを受け止められなかっただろう」と薔薇は目を細めて笑った。

肩をすくめ、蕭炎は頸部を軽く回し、激戦の疲れから体中の筋肉が痛む。

額に滲んだ汗を手で払うと、蒸れ始めた衣服を引きちぎるように外した。

その背中にはまだ子供っぽい細さだが、鍛えた体は力強い。

薔薇が赤裸々な蕭炎を見た瞬間、頬が僅かに紅潮した。

「八段目から九段目への壁を越えられない…」と萧炎は嘆息し、薔薇も同じ青石の上に座り、汗臭い衣服を取りながら優しく体を拭き始めた。

「初段階の突破は時間の問題よ」と言いかけた瞬間、蕭炎が呆然と彼女を見つめていることに気づいた。

その光景は小密林の暑ささえも和らげた。

薔薇は首元から露出した白い肌を晒し、少女らしく開発段階の胸元に羞恥の色が滲む。

蕭炎が目を閉じている間に、薔薇の指先から金色の光が彼の体に流れ始めた。

その瞬間、眠りについた蕭炎の体内で不意に吸収力が発生し、周囲の気を引き寄せ始めた。

「あ、突破するのか?」

と薔薇は目を見開いて言った。



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