318 / 1,458
0300
第0334話 0003年の約束!
しおりを挟む
雲嵐宗はガーマ帝国で最も強力な勢力の一つだ。
その血脈は代々継承され、この古くからの門派が帝国の頂点に立っている。
もし宗派の戒律に反するなら、王権を奪うことも可能だが、これまで何度も皇朝が交代した中で、雲嵐宗は常に帝国全体を支配下に置いた。
しかし、宗派の戒律により帝王の権力を侵すことは禁止されているため、現在のガーマ皇室は加刑という守護者とその神秘的な異種モンスターの保護を受けている。
そのため、この時代の皇室は雲嵐宗にも少しだけ畏れを抱いている。
そして、山脚に配置された精鋭部隊が存在し、これまでずっと平和だった。
皇室がその軍団を配置した目的は誰もが知っている。
それは雲嵐宗に対する防衛のためだ。
雲嵐宗側としては反撃する意欲はない。
若い弟子たちが最初に軍営地で小規模な妨害を行ったことはあるが、門派の上層部は黙認している。
彼らも「ベッド横に他人が寝ていては眠れない」という諺を知っているからだ。
雲嵐宗が崩壊する限り、山脚の軍団は一歩も動けない。
ガーマ帝国のどの朝代も雲嵐宗に対して手が出せなかったのは、この巨大な蜂の巣に触れるリスクがあるためだ。
雲嵐宗は雲嵐山の頂上に位置し、帝都から数十里の距離にある。
二つの強大な存在が互いに対峙している。
三年間待った蕭炎は紫雲翼を使わずにゆっくりと進み始めた。
黒装の青年が巨斧を背負っている姿は苦行者のように見える。
広い道を歩く彼の背後に巨大な巨斧があるため、通りすがりの車馬から驚きの視線が集まる。
しかし蕭炎はそれを無視し、軽やかに進み続ける。
巨斧の重さは初見では衝撃的だが、二年間の慣れにより彼はその重量を全く感じていない。
足跡も浅く、かつてのように深く残る影はない。
一歩ずつ進む姿からは、単なる若者ではなく何らかの意図が読み取れる。
出城門を出てからすぐさま大斗師に昇級したばかりで、体中の気力が周囲の人々を圧倒しているため、誰も彼の近くには近づけない。
これまで歩んできた道。
そして今、その果てに。
蕭炎の体外に満ちる気は、その一部が体の奥深くまで浸透していた。
再び見ると、背後の巨大な槍以外に異常は認められなかった。
太陽が平線を越えると、萧炎は斜坡の頂上で足を止め、視界の先端に広がる山麓を見やった。
そこには軍営地帯が連なり、白いテントが起伏をなして並んでいた。
目を凝らすと、その向こう側に訓練中の兵士たちの姿も確認できた。
「やはり加マ皇族は雲嵐山下で精鋭部隊を配置しているようだ」そう考えながら、蕭炎は斜坡を降り、大通りへ向かう。
軍営地帯の警備は厳重だが、登山客には特に障害はない。
彼は路傍の哨兵の視線にさらされても容易に山道を上った。
周囲が鬱蒼とし、訓練音も次第に遠ざかってきた。
顔を上げると、目の前に無数の青石段々が連なり、まさに通じる階段のようだ。
その先端には雲が漂い、山林の風にそよぐ様子は鐘のような響きで、心を酔わせる。
暫くの沈黙の後、蕭炎は目を開け、背中の槍を軽く叩いた。
そしてゆっくりと古びた石段に足を下ろした。
この瞬間、三年の約束がついに達成されたのだ。
その刹那、彼の魂が三度の抑圧を吐き出すように感じた。
三年前、屈辱と怒りで家を飛び出し、深山や砂漠を駆け抜け、血と鋼の世界で自己を変容させた。
全ては今日の約束のためだった。
胸に込み上げる複雑な感情を感じながらも、彼は均等な歩調で石段を進み続ける。
視線は段々の先端に向けられ、その頂上には雲の向こう側に座す女性の姿が浮かんだ。
「ナラン・ヨウレン」口元から静かに名前が漏れる。
石段の果てには広大な広場があり、中央に巨大な石碑が立っていた。
そこに刻まれるのは雲嵐宗の歴代宗主や功績ある人物たちの名だ。
広場を見渡せば、月白色の衣を纏い、袖口から剣が舞う人々が円弧状に並んでいた。
彼らは皆、微かな剣気を湛えているように見えた。
高い階段の石造り。
そこには高台が連なり、段々と上昇している。
大体は、上層部ほど年齢が高いという特徴がある。
最上階の石台は空いているが、その下には十数人の白袍老者が座っている。
彼らの外見からは特別な特徴は見えないが、衣服の衣袖は鋼のように風に揺らぐこともなく、人々の心を捉える存在感がある。
これらの老人は、単なる凡人ではない。
その高台のすぐ隣には、石段の一つが独立している。
そこに立つのは月明かりのような白い長袍と赤い短衣の女性だ。
彼女は目を閉じて微風を感じ、衣装が体にぴったりと張り付いて、その完璧なプロポーションが露わになっている。
カメラワークはその静かな表情に移動し、そこには明らかに「ナラン・ヤンラン」の姿がある。
広場には約千人の人々が集まっているが、風の音を除き、他の声は一切ない。
時折微風が通り、白い衣装が揺れ動き、雲のように降りてくるように見える。
その光景は圧倒的な美しさだ。
突然、空気を切り裂く破風音が響き、巨木の枝先端に人影が現れる。
視線を向けた瞬間、周囲の樹木の頂上に多くの人々が立っていることに気づく。
海波東やファーマ・ガルデイン、ナラン・ケイなど、強力な存在たちもその中にいる。
雲嵐宗が招いた来訪者は多いようだ。
彼らは静かに立ち、広場の沈黙を破らないようにしている。
雲嵐宗の実力ある弟子たちはその存在を感じ取っているが、反応はない。
皆が円滑に動くように調整されているのか、まるで一つの体のように見える。
海波東は木の枝から目を凝らし、広場を見渡す。
彼のような強者が見れば、呼吸のリズムが完全に一致していることに気づく。
千人の気配が絡み合い、一歩間違えば連鎖的な反撃が来るだろう。
その規模は斗皇級でも避けるべきだ。
「やはり雲嵐宗は凄い」と彼は心の中でつぶやく。
この程度の協調を達成するには、どれほどの努力が必要か知っているからだ。
法マルガルデインも同じように考え、二人はお互いに視線を合わせる。
雲嵐宗の合体大陣は彼らの警戒範囲内にある。
広場は依然として静まり返り、時間は過ぎていく。
頂上では太陽が真っ赤な光を放ち、山頂全体を包む。
突然、階段から小さな足音が響く。
その瞬間、広場の一体感にわずかな変化が生じた。
雲嵐宗の門下生たちは目を開け、その視線は青石段々に向けられた。
軽くも重くもなく響く足音がどこからか聞こえてくる。
石台の上ではナラン・ヤーランもゆっくりと目を開き始めた。
彼女の視線は特定の場所を注視し、なぜか以前よりもぼんやりしていた瞳孔が突然乱れ動き出した。
その足音は次第に近くなり、次第に大きくなる。
白袍の老臣たちも十数人、同じ方向を見上げた。
空高く、太陽の光が雲間から漏り出し、ちょうど段々の最後端にまで届いた。
そこには、背後の巨闆を背負った黒衣の青年が、ようやく多くの視線の中に現れた。
広場に集まった約九〇〇人の目はその男を見つめ、彼も巨大な広場を横目にし、石台に立つ美しい女性へと視線を向けた。
歩みを進めるごとに、その足音は静かに響くだけだった。
三歩目で青年は顔を上げ、目の前の女性を見詰め、やっと口を開いた。
「蕭家 蕭炎」
その血脈は代々継承され、この古くからの門派が帝国の頂点に立っている。
もし宗派の戒律に反するなら、王権を奪うことも可能だが、これまで何度も皇朝が交代した中で、雲嵐宗は常に帝国全体を支配下に置いた。
しかし、宗派の戒律により帝王の権力を侵すことは禁止されているため、現在のガーマ皇室は加刑という守護者とその神秘的な異種モンスターの保護を受けている。
そのため、この時代の皇室は雲嵐宗にも少しだけ畏れを抱いている。
そして、山脚に配置された精鋭部隊が存在し、これまでずっと平和だった。
皇室がその軍団を配置した目的は誰もが知っている。
それは雲嵐宗に対する防衛のためだ。
雲嵐宗側としては反撃する意欲はない。
若い弟子たちが最初に軍営地で小規模な妨害を行ったことはあるが、門派の上層部は黙認している。
彼らも「ベッド横に他人が寝ていては眠れない」という諺を知っているからだ。
雲嵐宗が崩壊する限り、山脚の軍団は一歩も動けない。
ガーマ帝国のどの朝代も雲嵐宗に対して手が出せなかったのは、この巨大な蜂の巣に触れるリスクがあるためだ。
雲嵐宗は雲嵐山の頂上に位置し、帝都から数十里の距離にある。
二つの強大な存在が互いに対峙している。
三年間待った蕭炎は紫雲翼を使わずにゆっくりと進み始めた。
黒装の青年が巨斧を背負っている姿は苦行者のように見える。
広い道を歩く彼の背後に巨大な巨斧があるため、通りすがりの車馬から驚きの視線が集まる。
しかし蕭炎はそれを無視し、軽やかに進み続ける。
巨斧の重さは初見では衝撃的だが、二年間の慣れにより彼はその重量を全く感じていない。
足跡も浅く、かつてのように深く残る影はない。
一歩ずつ進む姿からは、単なる若者ではなく何らかの意図が読み取れる。
出城門を出てからすぐさま大斗師に昇級したばかりで、体中の気力が周囲の人々を圧倒しているため、誰も彼の近くには近づけない。
これまで歩んできた道。
そして今、その果てに。
蕭炎の体外に満ちる気は、その一部が体の奥深くまで浸透していた。
再び見ると、背後の巨大な槍以外に異常は認められなかった。
太陽が平線を越えると、萧炎は斜坡の頂上で足を止め、視界の先端に広がる山麓を見やった。
そこには軍営地帯が連なり、白いテントが起伏をなして並んでいた。
目を凝らすと、その向こう側に訓練中の兵士たちの姿も確認できた。
「やはり加マ皇族は雲嵐山下で精鋭部隊を配置しているようだ」そう考えながら、蕭炎は斜坡を降り、大通りへ向かう。
軍営地帯の警備は厳重だが、登山客には特に障害はない。
彼は路傍の哨兵の視線にさらされても容易に山道を上った。
周囲が鬱蒼とし、訓練音も次第に遠ざかってきた。
顔を上げると、目の前に無数の青石段々が連なり、まさに通じる階段のようだ。
その先端には雲が漂い、山林の風にそよぐ様子は鐘のような響きで、心を酔わせる。
暫くの沈黙の後、蕭炎は目を開け、背中の槍を軽く叩いた。
そしてゆっくりと古びた石段に足を下ろした。
この瞬間、三年の約束がついに達成されたのだ。
その刹那、彼の魂が三度の抑圧を吐き出すように感じた。
三年前、屈辱と怒りで家を飛び出し、深山や砂漠を駆け抜け、血と鋼の世界で自己を変容させた。
全ては今日の約束のためだった。
胸に込み上げる複雑な感情を感じながらも、彼は均等な歩調で石段を進み続ける。
視線は段々の先端に向けられ、その頂上には雲の向こう側に座す女性の姿が浮かんだ。
「ナラン・ヨウレン」口元から静かに名前が漏れる。
石段の果てには広大な広場があり、中央に巨大な石碑が立っていた。
そこに刻まれるのは雲嵐宗の歴代宗主や功績ある人物たちの名だ。
広場を見渡せば、月白色の衣を纏い、袖口から剣が舞う人々が円弧状に並んでいた。
彼らは皆、微かな剣気を湛えているように見えた。
高い階段の石造り。
そこには高台が連なり、段々と上昇している。
大体は、上層部ほど年齢が高いという特徴がある。
最上階の石台は空いているが、その下には十数人の白袍老者が座っている。
彼らの外見からは特別な特徴は見えないが、衣服の衣袖は鋼のように風に揺らぐこともなく、人々の心を捉える存在感がある。
これらの老人は、単なる凡人ではない。
その高台のすぐ隣には、石段の一つが独立している。
そこに立つのは月明かりのような白い長袍と赤い短衣の女性だ。
彼女は目を閉じて微風を感じ、衣装が体にぴったりと張り付いて、その完璧なプロポーションが露わになっている。
カメラワークはその静かな表情に移動し、そこには明らかに「ナラン・ヤンラン」の姿がある。
広場には約千人の人々が集まっているが、風の音を除き、他の声は一切ない。
時折微風が通り、白い衣装が揺れ動き、雲のように降りてくるように見える。
その光景は圧倒的な美しさだ。
突然、空気を切り裂く破風音が響き、巨木の枝先端に人影が現れる。
視線を向けた瞬間、周囲の樹木の頂上に多くの人々が立っていることに気づく。
海波東やファーマ・ガルデイン、ナラン・ケイなど、強力な存在たちもその中にいる。
雲嵐宗が招いた来訪者は多いようだ。
彼らは静かに立ち、広場の沈黙を破らないようにしている。
雲嵐宗の実力ある弟子たちはその存在を感じ取っているが、反応はない。
皆が円滑に動くように調整されているのか、まるで一つの体のように見える。
海波東は木の枝から目を凝らし、広場を見渡す。
彼のような強者が見れば、呼吸のリズムが完全に一致していることに気づく。
千人の気配が絡み合い、一歩間違えば連鎖的な反撃が来るだろう。
その規模は斗皇級でも避けるべきだ。
「やはり雲嵐宗は凄い」と彼は心の中でつぶやく。
この程度の協調を達成するには、どれほどの努力が必要か知っているからだ。
法マルガルデインも同じように考え、二人はお互いに視線を合わせる。
雲嵐宗の合体大陣は彼らの警戒範囲内にある。
広場は依然として静まり返り、時間は過ぎていく。
頂上では太陽が真っ赤な光を放ち、山頂全体を包む。
突然、階段から小さな足音が響く。
その瞬間、広場の一体感にわずかな変化が生じた。
雲嵐宗の門下生たちは目を開け、その視線は青石段々に向けられた。
軽くも重くもなく響く足音がどこからか聞こえてくる。
石台の上ではナラン・ヤーランもゆっくりと目を開き始めた。
彼女の視線は特定の場所を注視し、なぜか以前よりもぼんやりしていた瞳孔が突然乱れ動き出した。
その足音は次第に近くなり、次第に大きくなる。
白袍の老臣たちも十数人、同じ方向を見上げた。
空高く、太陽の光が雲間から漏り出し、ちょうど段々の最後端にまで届いた。
そこには、背後の巨闆を背負った黒衣の青年が、ようやく多くの視線の中に現れた。
広場に集まった約九〇〇人の目はその男を見つめ、彼も巨大な広場を横目にし、石台に立つ美しい女性へと視線を向けた。
歩みを進めるごとに、その足音は静かに響くだけだった。
三歩目で青年は顔を上げ、目の前の女性を見詰め、やっと口を開いた。
「蕭家 蕭炎」
0
あなたにおすすめの小説
国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします。
樋口紗夕
恋愛
公爵令嬢ヘレーネは王立魔法学園の卒業パーティーで第三王子ジークベルトから婚約破棄を宣言される。
ジークベルトの真実の愛の相手、男爵令嬢ルーシアへの嫌がらせが原因だ。
国外追放を言い渡したジークベルトに、ヘレーネは眉一つ動かさずに答えた。
「国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします」
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
神々に見捨てられし者、自力で最強へ
九頭七尾
ファンタジー
三大貴族の一角、アルベール家の長子として生まれた少年、ライズ。だが「祝福の儀」で何の天職も授かることができなかった彼は、『神々に見捨てられた者』と蔑まれ、一族を追放されてしまう。
「天職なし。最高じゃないか」
しかし彼は逆にこの状況を喜んだ。というのも、実はこの世界は、前世で彼がやり込んでいたゲーム【グランドワールド】にそっくりだったのだ。
天職を取得せずにゲームを始める「超ハードモード」こそが最強になれる道だと知るライズは、前世の知識を活かして成り上がっていく。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
追放されたS級清掃員、配信切り忘れで伝説になる 「ただのゴミ掃除」と言って神話級ドラゴンを消し飛ばしていたら世界中がパニックになってますが?
あとりえむ
ファンタジー
【5話ごとのサクッと読める構成です!】
世界を救ったのは、聖剣ではなく「洗剤」でした。
「君のやり方は古いんだよ」 不当な理由でS級クランを追放された、ベテラン清掃員・灰坂ソウジ(38歳)。 職を失った彼だったが、実は彼にはとんでもない秘密があった。 呪いのゴーグルのせいで、あらゆる怪物が「汚れ」にしか見えないのだ。
・神話級ドラゴン
⇒ 換気扇の頑固な油汚れ(洗剤で瞬殺)
・深淵の邪神
⇒ トイレの配管詰まり(スッポンで解決)
・次元の裂け目
⇒ 天井の雨漏りシミ(洗濯機で丸洗い)
「あー、ここ汚れてるな。チャチャッと落としておくか」
本人はただ業務として掃除をしているだけなのに、その姿は世界中で配信され、人類最強の英雄として崇められていく! 可愛い元ダンジョン・コアや、潔癖症の聖女も入社し、会社は今日も大忙し。 一方、彼を追放した元クランは、汚れ(モンスター)に埋もれて破滅寸前で……?
「地球が汚れてる? じゃあ、一回丸洗いしますか」 最強の清掃員が、モップ片手に世界をピカピカにする、痛快・勘違い無双ファンタジー!
【免責事項】
この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。
※こちらの作品は、カクヨムと小説家になろうでも公開しています。
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる