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第0172話 南天門
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「師匠、弟子の身体はお使いですか?」
眼前の李火旺を見つめる丹陽子の目には極限の憎悪が溢れていた。
「貴様!この欺師滅祖の畜生!これら全ては貴方の仕業だ!」
丹陽子が怒鳴りながらも必死に立ち上がろうとするその瞬間、剣を振りかざして李火旺へと突進した。
しかし二人が体を交わすと途端に互いの体内を通り抜けた。
困惑しつつ振り返った丹陽子の前に笑みを浮かべる李火旺が立っていた。
「ごめんなさい師匠、忘れてしまいましたが弟子は幻覚です。
貴方様は殺せません」
李火旺が周囲の人々に指を向けた次の瞬間、
「それに貴方は弟子だけではなく彼らも殺せないんです。
彼らも幻覚でずっと貴方の後ろからついてきますよ、永遠に」
驚愕の丹陽子が周囲を見回すと、人々は次第に近づき始めていた。
その笑顔たちは一面の壁のように彼を包み込み、逃げ場をなくした。
「この……一体何なんだ!?」
過去の丹陽子なら槍や騙しや盗みで解決したであろう問題が、今や一切通用しなかった。
「師匠、これが心素です。
貴方が欲しがる身体ならばどうぞ存分にご堪能あれ」
李火旺は周囲の幻覚たちと共に嗤い笑った。
その声には軽蔑と侮蔑が満ちていた。
「そうだ師匠、独り占めより皆で楽しむのが良いでしょうよ。
ハハ!」
李火旺の小人得志な態度に嫉妬と憎悪を込めて丹陽子は歯車を噛み締めた。
彼は剣を投げ捨て叫んだ。
「貴様が思うようにできると思うか?夢想などしておけ!この三尸本道爺は斬り殺すぞ!待て、気違いの本尊が貴方をどう仕上げるか楽しみだ」
その瞬間、周囲の幻覚たちの笑い声が一斉に止まり皆がこちらを見やった。
丹陽子が右手で自分の顔を叩いた。
「私は丹陽子ではない!李火旺だ!」
次の瞬間人々は消え去り丹陽子の表情に困惑が浮かんだ。
「私は誰?」
「私は丹陽子?いや、李火旺?」
「違う。
私は李火旺ではない!私は丹陽子だ!」
「出ていけ!この地獄から貴方が李火旺だと認めない!私は丹陽子だ!」
その独臂の青年は地面に這いながらも激しく体を捩らせていた。
人々が現れたり消えたりする中、和尚の姿が時折チラリと見えた。
天空からは黒雲が漂ってきていた。
その上には仙巾で縛られ血肉が奇形的に生えた丹陽子の姿があった。
彼の姿は狼狽に満ちていた。
畸形器官が少なくなっているにもかかわらず、その色調は暗く、喜神から脱却するのに多大な労力を要したことがうかがえた。
丹陽子はゆっくりと下ろし、独眼男の前に近づいた。
触手を生やした手が一振りすると、青年は空中に浮き上がった。
「貴様は誰だ?」
丹陽子が突然尋ねた。
独眼青年は激しく抵抗した末、ようやく平静を取り戻すと、丹陽子を見つめて言った。
「私は丹陽子。
三尸を斬り捨てた者だ」
その言葉に、三頭の怪物は満足げな表情を見せた。
醜悪で不快な体が近づき、青年の顔に強く吸い付いた。
何かが青年の七孔から漂い、丹陽子の身体へと移り変わった。
独眼青年の体は次第に硬直し、死んでいった。
すると丹陽子は突然笑みを浮かべた。
最後の一欠片が補われたことを悟ったのだ。
「この道の者、ついに成仙できる!!哈哈哈!!」
と叫びながら、両手を広げて空高くの黒雲に向かった。
雲層を越えるほどに高くなるにつれ、丹陽子はますます昂奮した。
七十四年の間、人間界で苦悩しながらも、こんなに胸が躍ったことはなかった。
雲を超えた先には、繁星の外側にある天外天へと向かう道があった。
その途上で、丹陽子は奇妙な存在を目撃した——畸形で恐ろしい姿をした生物たちだ。
灰白い粘液質の巨体が無数の不滅の線香に刺され、自由に膨張し縮小する様子。
金色の無目仏像のような形態で、その前端から震えるピンク色の触手が伸び、周囲を吸収している。
近づくと、線香の匂いと共に人々の願望が聞こえてくるようだった。
さらに不気味なのは、黒々とした光を放つ無形の仙鶴たちだ。
彼らは苦悶の叫びを上げながらも、互いに絡み合っていた。
その中には喜神や仙家、丹陽子を指導した先達たちもいた。
彼らの体からは仙気漂う帯が垂れ下がっている。
しかし丹陽子は彼らを見下していた——この道から外れた愚者どもは、天人五衰を迎えるまで永遠に迷い続けるだろう。
自分だけは違うと確信し、さらに加速した。
繁星を抜けると、天地の間に混沌とした無色の玉牌が浮かんでいた。
その玉牌は極度の闇によって吊り上げられ、不規則に上下動していた。
玉牌には文字が刻まれていたが、丹陽子は読めなかった。
しかし「南天門」という意味は直感的に理解できた——最後の一文字だけは確かに『門』と認識できたのだ。
その文字は実物の門と見まごうほどに鮮明だった。
玉の牌を取り囲む怪物たちが哀れに叫びながら徘徊している。
最後の一文字は「門」字だということが直感的に分かるため、ここは明らかに南天門である。
玉の牌を独占した丹陽子は喜々しく正面を見つめた。
その奥にはぼんやりと仙人らしき存在が浮かんでいた。
仏陀や羅漢たちも混ざり、以前は瞑想していた彼らが今や何かを分け食いしている様子だった。
「一体何を食べているのだろう? 仙桃か仙丹か?」
丹陽子は急に玉の牌の中に飛び込んでいくと、硬い壁に阻まれた。
彼は叫んだ。
「放せ! 本道爺は成仙したのだ! 仙界へ行かせてほしい!」
暗闇の中で無頭の巨蛇が南天門を支えている。
丹陽子は叫び続けた。
「三尸は既に斬り捨てた! 本道爺は真仙だ! なぜ入れないのか!」
その時、彼は突然「牦之門」という文字を読み取った。
眼前の李火旺を見つめる丹陽子の目には極限の憎悪が溢れていた。
「貴様!この欺師滅祖の畜生!これら全ては貴方の仕業だ!」
丹陽子が怒鳴りながらも必死に立ち上がろうとするその瞬間、剣を振りかざして李火旺へと突進した。
しかし二人が体を交わすと途端に互いの体内を通り抜けた。
困惑しつつ振り返った丹陽子の前に笑みを浮かべる李火旺が立っていた。
「ごめんなさい師匠、忘れてしまいましたが弟子は幻覚です。
貴方様は殺せません」
李火旺が周囲の人々に指を向けた次の瞬間、
「それに貴方は弟子だけではなく彼らも殺せないんです。
彼らも幻覚でずっと貴方の後ろからついてきますよ、永遠に」
驚愕の丹陽子が周囲を見回すと、人々は次第に近づき始めていた。
その笑顔たちは一面の壁のように彼を包み込み、逃げ場をなくした。
「この……一体何なんだ!?」
過去の丹陽子なら槍や騙しや盗みで解決したであろう問題が、今や一切通用しなかった。
「師匠、これが心素です。
貴方が欲しがる身体ならばどうぞ存分にご堪能あれ」
李火旺は周囲の幻覚たちと共に嗤い笑った。
その声には軽蔑と侮蔑が満ちていた。
「そうだ師匠、独り占めより皆で楽しむのが良いでしょうよ。
ハハ!」
李火旺の小人得志な態度に嫉妬と憎悪を込めて丹陽子は歯車を噛み締めた。
彼は剣を投げ捨て叫んだ。
「貴様が思うようにできると思うか?夢想などしておけ!この三尸本道爺は斬り殺すぞ!待て、気違いの本尊が貴方をどう仕上げるか楽しみだ」
その瞬間、周囲の幻覚たちの笑い声が一斉に止まり皆がこちらを見やった。
丹陽子が右手で自分の顔を叩いた。
「私は丹陽子ではない!李火旺だ!」
次の瞬間人々は消え去り丹陽子の表情に困惑が浮かんだ。
「私は誰?」
「私は丹陽子?いや、李火旺?」
「違う。
私は李火旺ではない!私は丹陽子だ!」
「出ていけ!この地獄から貴方が李火旺だと認めない!私は丹陽子だ!」
その独臂の青年は地面に這いながらも激しく体を捩らせていた。
人々が現れたり消えたりする中、和尚の姿が時折チラリと見えた。
天空からは黒雲が漂ってきていた。
その上には仙巾で縛られ血肉が奇形的に生えた丹陽子の姿があった。
彼の姿は狼狽に満ちていた。
畸形器官が少なくなっているにもかかわらず、その色調は暗く、喜神から脱却するのに多大な労力を要したことがうかがえた。
丹陽子はゆっくりと下ろし、独眼男の前に近づいた。
触手を生やした手が一振りすると、青年は空中に浮き上がった。
「貴様は誰だ?」
丹陽子が突然尋ねた。
独眼青年は激しく抵抗した末、ようやく平静を取り戻すと、丹陽子を見つめて言った。
「私は丹陽子。
三尸を斬り捨てた者だ」
その言葉に、三頭の怪物は満足げな表情を見せた。
醜悪で不快な体が近づき、青年の顔に強く吸い付いた。
何かが青年の七孔から漂い、丹陽子の身体へと移り変わった。
独眼青年の体は次第に硬直し、死んでいった。
すると丹陽子は突然笑みを浮かべた。
最後の一欠片が補われたことを悟ったのだ。
「この道の者、ついに成仙できる!!哈哈哈!!」
と叫びながら、両手を広げて空高くの黒雲に向かった。
雲層を越えるほどに高くなるにつれ、丹陽子はますます昂奮した。
七十四年の間、人間界で苦悩しながらも、こんなに胸が躍ったことはなかった。
雲を超えた先には、繁星の外側にある天外天へと向かう道があった。
その途上で、丹陽子は奇妙な存在を目撃した——畸形で恐ろしい姿をした生物たちだ。
灰白い粘液質の巨体が無数の不滅の線香に刺され、自由に膨張し縮小する様子。
金色の無目仏像のような形態で、その前端から震えるピンク色の触手が伸び、周囲を吸収している。
近づくと、線香の匂いと共に人々の願望が聞こえてくるようだった。
さらに不気味なのは、黒々とした光を放つ無形の仙鶴たちだ。
彼らは苦悶の叫びを上げながらも、互いに絡み合っていた。
その中には喜神や仙家、丹陽子を指導した先達たちもいた。
彼らの体からは仙気漂う帯が垂れ下がっている。
しかし丹陽子は彼らを見下していた——この道から外れた愚者どもは、天人五衰を迎えるまで永遠に迷い続けるだろう。
自分だけは違うと確信し、さらに加速した。
繁星を抜けると、天地の間に混沌とした無色の玉牌が浮かんでいた。
その玉牌は極度の闇によって吊り上げられ、不規則に上下動していた。
玉牌には文字が刻まれていたが、丹陽子は読めなかった。
しかし「南天門」という意味は直感的に理解できた——最後の一文字だけは確かに『門』と認識できたのだ。
その文字は実物の門と見まごうほどに鮮明だった。
玉の牌を取り囲む怪物たちが哀れに叫びながら徘徊している。
最後の一文字は「門」字だということが直感的に分かるため、ここは明らかに南天門である。
玉の牌を独占した丹陽子は喜々しく正面を見つめた。
その奥にはぼんやりと仙人らしき存在が浮かんでいた。
仏陀や羅漢たちも混ざり、以前は瞑想していた彼らが今や何かを分け食いしている様子だった。
「一体何を食べているのだろう? 仙桃か仙丹か?」
丹陽子は急に玉の牌の中に飛び込んでいくと、硬い壁に阻まれた。
彼は叫んだ。
「放せ! 本道爺は成仙したのだ! 仙界へ行かせてほしい!」
暗闇の中で無頭の巨蛇が南天門を支えている。
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