道诡异仙

きりしまつかさ

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第0615話白蓮

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李火旺の質問に白霊淼は顔をほんの少しだけ硬くした。

「リーダイ、なぜ私が騙す必要があるのか。

お互いたどりつけてきたんだ。

私があなたに対してどうだったか、疑う必要はないだろう？」

「分かってるよ。

もちろん分かってる。

でも無意であれ、善意の目的であれ、時には同志同士も騙し合うことがある。

一度騙されたら反応が過剰になるのは仕方ないんだ」

白霊淼はため息をつく。

「リーダイ、知りたいことなら何でも訊いてくれよ。

ただ……疑わずに済むようにしてくれないか？心の底から辛いんだ」

李火旺は彼女の手をそっと握り引き寄せた。

「この白蓮聖女という役割に何か危険はないのか？」

「ないわ」白霊淼は優しく答えた

「そうなのか……なぜ突然あなたが選ばれたの？無生老母が心蟠（しんぱん）として使うためか？」

その言葉に白霊淼は首を傾げた。

「リーダイ、何を指して心蟠と言うのか。

無生老母はそんなものが必要なの？」

「違う！司命なら当然必要だ！断じてそうだ！」

李火旺は確信を持って言い切った

「起こった全てのことを教えてくれ。

何でも隠さず。

問題があれば共に乗り越えよう」

白霊淼は長い間黙り込んだがやっと口を開いた。

「あの日連先輩に連れられてその分舵の人たちと会ったわ」

「彼らは私を見て大喜びで無生老母の普覚妙道があると言ったの。

皆が礼拝したのよ」

「最初は騙されたと思ってたけど彼らが私に文字を書いた後、本当に無生老母を感じたの」そう言いながら白霊淼は表情を真剣にした

「牛心村……あなたのお父さんお母さんはずっと間違っていたわ。

有生老母は人祭りで悪神だと思ってるけど実際は善神よ」

「ふん！」

その言葉に李火旺は胸中で鼻を鳴らした。

「有生老母が人祭りが必要なのは天道を奪われたからだろう。

だからこそ人祭りが必要なんだ。

善悪とは関係ない」

李火旺が有生老母の動機を考えている間白霊淼は続けた「あなたに本当によかったわ。

彼は私に何も苦労させなかった」

「それ以前に『あなたには術を教えない』と言ったし『白蓮教の人を使って救うな』とも」

「牛心村……もし有生老母が救ってくれたらあの時は大変だったわ。

私たちの借りものよ」

「彼はあなたを救ったんだ。

だからあなたは彼にお金を返すべきだ」

「あなたの力は有生老母から来てるんじゃないわ。

あなたが助けたのは彼だけよ」

李火旺はその問題にさらに突っ込む前に突然切り出した。

「彼が教えてくれたのは、目的が何であれ神の面前では同じ陣線なんだ」

「小敵当（しょうていてい）が現れるまで暫く協力してから話し合うのがいいわ。

それまでは待っておこう」

「師兄はもうずいぶんと無鉄砲な人間だ。

白霊淼がいくら華麗に説得しても、私は司命たちの真実を知っている。

生母がいるこの世で白霊淼を置くのが心配なのだ」

白霊淼は重々しく頷いた。

「過牛心村ならいいでしょう。

あなたは今とても満足しているのでしょうね。

あなたの両親も、生母のいない真空の故郷で暮らしていますよ」

「死ぬ前にあなたも真空の故郷に帰って来られます。

また会えるでしょう」

師兄がその言葉を聞いた時、我慢できなかった。

「待った！今私は反論しようとしたが、白霊淼の表情が突然変わった。

あれは七神だ！七神が死んだのか！

師兄が口を開こうとした瞬間、七神は私に向かって鋭く言った。

「なぜそんなに控えめなことをする？もしかしてあなたは、水音を喜びと絶望で満たすのが嫌いなのですか？」

「……でもそれは偽りです！」

「偽りだろうと構わないでしょう。

それにどうせあなたたちが好むのですよ。

それより、なぜそれが必ずしも偽りだと断定できるのでしょう？真実と偽りを区別するほど確信しているのか？」

その言葉に師兄は途端に固まった。

頭の中には次々と様々な情景が浮かんだ

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