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第0065話「表彰」
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月曜日。
事務所に着くと、吴軍が鶏毛撚子を持って部屋を掃除しているのが見えた。
スマホの黄暦アプリを開いてみると、今日は「宜」忌み事・祭祀・出かけ・掃除……と記されていた。
江遠は、毎日黄暦を見ていれば吴軍の行動パターンが分かるようになるのではないかと考えた。
しかし、その情報を得てもどうしようもないことに変わりはない。
「師匠、手伝いますよ」と江遠が近づいていくと、吴軍は椅子から飛び上がりながら「自分でやるんだよ。
暇なら本でも読め。
お前の指紋鑑定は上手いけど、現場捜査なんて本業の業務でさえまだ疎外されてるんだ。
外に出せば、『師匠が隠し立てしてるんじゃないか』って誤解される」
江遠は笑いながら「指紋と現場捜査なら自分で試せるよ。
でも死体解剖となると……どこから手に入れるんだか」
「そう言うのも分かるさ。
俺が新米の頃は台河沿いに流れ着く遺体が多かったんだ。
失足なのか自殺なのか、あるいは殺人現場なのか──その辺りを区別するには予算も限られてたし、沿岸の県庁と揉めることもあった……」吴軍は懐かしそうに語りながら、鶏毛撚子の先端が緩んだ。
江遠は席につき、電源ボタンを押す。
最近は特に業務が少なく、報告書作成ばかりだ。
幸い王鍾が手伝ってくれるので苦労はない。
吴軍も茶を淹れながら足を組み、人間と世界、社会、黄暦の関係についてぼんやりと考えていた。
事務所の雰囲気がほぐれてきた頃、誰かが部屋に入ってきた。
吴軍の思考は途切れた。
「老吳、江遠」──大隊長の黄強民が笑顔で入室した。
「黄隊長」と江遠と吴軍が立ち上がる。
「良いことだぞ」──黄強民はまず自身を強調し、江遠に告げた。
「丁蘭事件での貴方たちの捜査、見事だった。
各方面から積極的に褒めちぎられてる。
県警では魏振国が三等功、貴方が嘉奖」
省庁や長陽市刑捜への言及は避け、単に魏振国と江遠の受賞を述べただけだった。
江遠は驚いて「まさか嘉獎まで……」と感謝した。
黄強民は55.5度の笑みで江遠を見つめる。
嘉奖は警務体系における最低ランクの功績だが、それだけに得難いものだ。
普通の刑事なら何年も経たないと手に入らない──ましてや積み重ねて得るものではない。
一つの事件を解決するには、受信から判決まで多くの工程がある。
捜査の各段階でチームワークが求められる。
どのステップが優秀だったか、どれが稀有だったか──その判断は人によって異なるものだ。
黄強民は江遠が功を競わず、細かいところまで争わなかったことに気づき、さらにその人物評価を高めた。
笑みを浮かべながら言った。
「嘉獎か三等功かは現状では効果ほぼ同様だ。
とにかく手に入れることが重要なんだ。
一度やれば二度もあるし、次回の機会があればまた……」
その言葉に口火がついたように、黄強民は吴軍を呼び陸建峰中隊長を連れてきた。
「我々で式典を挙行しよう。
少し正式な感じにしよう」
「ハイハイ」と陸建峰が笑いながら応じ、さらに人手を確保し始めた。
間もなく小会議室の壁には横断幕が掲げられ、仮花が並べられ、カメラマンが大型カメラを構えた。
するとすぐに魏振国と江遠も整髪して現れた。
三人は警礼服に身を包んだ。
通称「ほとんど使わない警服」である。
通常着用する常服とは違い、男性の警礼服には右胸に肩章が付く。
それを着ると、やはり格式ばった姿になった。
魏振国も正装でさえれば笑顔も不自然ではなかった。
「ええ、素晴らしいね」と黄強民は江遠のネクタイを整えつつ、魏振国の肩を叩いて言った。
「貴方たちが積極的に動いたこと、重要な証拠と手掛かりを見つけたこと、犯人を逮捕したこと、そして遺体の所在を特定したことは本当に稀有だ。
もう少しお待ちしていただきたい。
局長が来たら全員で記念撮影……」
三等功と嘉獎の授与は小会議室で行われた。
警察組織は軍隊でもなく、盛大な祝賀行事を開く習慣もない。
何か大きな大会や宣誓式があればその場で表彰を兼ねるが、そうでない場合は少数精鋭での祝賀となるのが普通だ。
黄強民は公文包から赤い革製の証書を取り出し、局長に渡した。
局長がそれを順番に魏振国と江遠に手渡す。
三等功には勲章と証書があり、嘉獎は証書のみで勲章はない。
江遠が証書を開くと、名前欄には「江遠」と明記され、表彰内容の欄には「個人嘉奨」の文字が並んでいた。
その右側に朱印が押されていた。
同時に江遠の眼前にシステムの半透明メニューが表示された:
【報酬:個人嘉奨】
【報酬内容:選択可能項目(昇格可能)】
プロセスを進める間、江遠は「選択可能項目」を選択した。
すると一列のオプションが現れた。
刑事画像鑑定技術(LV2)
文書検証技術(LV2)
指紋鑑定技術(LV2)
生物証拠検証技術(LV2)
声紋資料検証技術(LV2)
電子データ検証技術(LV2)
測謊技術(LV2)
毒物検証技術(LV2)
……
江遠は長いリストを見ながら、まず「測謊技術(LV2)」に興味を引かれた。
すると新たなオプションが表示された:
GKT(知情テスト法)(LV3)
CQT(基準問題テスト法)(LV3)
POT(緊張峰テスト法)(LV3)
R/IR(関連/無関係問題テスト法)(LV3)
江遠はついクリックを手放せなかった。
測謊技術って本当にカッコいいんだよな……
県庁で全く役に立たないような存在だった。
この度の嘘発見技術は専用の嘘検知装置と組み合わさってこそ機能し、その正確性も高くなく、裁判所での認定率はさらに低い。
江遠が刑事画像解析技術(LV2)を選択したのは、開いた瞬間に並んだ一連の画像関連技術を見たからだ。
現場撮影(LV3)
証拠撮影(LV3)
画像強化技術(LV3)
画像分析技術(LV3)
偽造画像検出技術(LV3)
……と続くリストに、刑事画像解析技術や文書鑑定技術なども含まれていた。
いずれも事件解決に役立つものだが、江遠の手には必ずしも最大限の効果を発揮するわけではない。
しかし江遠は上から下まで見渡した時、最も欲しくなったのは画像関連技術だった。
監視カメラや可視化技術を使った捜査は現在最もシンプルで直接的な解決策であり、ほぼ最良の手法と言える。
一方で嘘検知や電子データ解析などは寧台県警が未発展分野か、支援を得やすい分野だ。
確かに優れたものだが、江遠の考えでは画像技術の方が活用しやすく、開発もしやすそうだった。
江遠は画像強化技術(LV3)を選択した。
画像強化とはぼやけた写真や動画を鮮明にする技術のことだ。
画像分析は人物の身長測定など数値データを抽出する能力である。
このスキルは指紋鑑定スキル獲得後に一部習得していたが、今回のものは格段に専門的だった。
映画やドラマでよくある「ナンバー・プレートが見えないシーンで主人公が叫ぶと突然鮮明になる」技術のようだ。
ただし現実世界では寧台県警にはそのような人物は一人もいない。
局長が叫び声を上げても誰も反応しない。
笑い話だが、江遠が習得したこのスキルでも「叫べばナンバー・プレートが見える」わけではなく、数回の処理が必要だった。
彼が行えるのはPhotoshopやWBY刑事画像解析ソフトなどでノイズ除去、シャープ化、フィルター処理などを行い、ある程度は鮮明にする程度だ。
アルゴリズムにまで到達するにはLV4乃至LV5レベルの習得が必要だった。
「頑張ってね、何か必要なことがあればすぐ来ていいよ……」黄強民が江遠の呆然とした様子を見て自然と笑みがこぼれた。
個人嘉賞は立功受賞の中では最も低いランクだが、そもそも立功受賞そのものが難しい。
黄強民の働きかけなしに上層部が嘉奖を出すかどうかも時期も分からない。
黄強民は江遠の表情を見て自身の苦心を理解されたと感じて満足した。
しばらく会話した後写真撮影と拍手があり、局長は「この写真は栄誉室に飾って壁に掲示するように……若い警察官には注意が必要だ。
現代人は情報量が多く個性を重視し自己実現を求めているから、我々も考え方を変えなければならない」と述べた。
「はい」黄強民が同意した。
局長はさらに激励の言葉を述べてから真剣な表情で去っていった。
事務所に着くと、吴軍が鶏毛撚子を持って部屋を掃除しているのが見えた。
スマホの黄暦アプリを開いてみると、今日は「宜」忌み事・祭祀・出かけ・掃除……と記されていた。
江遠は、毎日黄暦を見ていれば吴軍の行動パターンが分かるようになるのではないかと考えた。
しかし、その情報を得てもどうしようもないことに変わりはない。
「師匠、手伝いますよ」と江遠が近づいていくと、吴軍は椅子から飛び上がりながら「自分でやるんだよ。
暇なら本でも読め。
お前の指紋鑑定は上手いけど、現場捜査なんて本業の業務でさえまだ疎外されてるんだ。
外に出せば、『師匠が隠し立てしてるんじゃないか』って誤解される」
江遠は笑いながら「指紋と現場捜査なら自分で試せるよ。
でも死体解剖となると……どこから手に入れるんだか」
「そう言うのも分かるさ。
俺が新米の頃は台河沿いに流れ着く遺体が多かったんだ。
失足なのか自殺なのか、あるいは殺人現場なのか──その辺りを区別するには予算も限られてたし、沿岸の県庁と揉めることもあった……」吴軍は懐かしそうに語りながら、鶏毛撚子の先端が緩んだ。
江遠は席につき、電源ボタンを押す。
最近は特に業務が少なく、報告書作成ばかりだ。
幸い王鍾が手伝ってくれるので苦労はない。
吴軍も茶を淹れながら足を組み、人間と世界、社会、黄暦の関係についてぼんやりと考えていた。
事務所の雰囲気がほぐれてきた頃、誰かが部屋に入ってきた。
吴軍の思考は途切れた。
「老吳、江遠」──大隊長の黄強民が笑顔で入室した。
「黄隊長」と江遠と吴軍が立ち上がる。
「良いことだぞ」──黄強民はまず自身を強調し、江遠に告げた。
「丁蘭事件での貴方たちの捜査、見事だった。
各方面から積極的に褒めちぎられてる。
県警では魏振国が三等功、貴方が嘉奖」
省庁や長陽市刑捜への言及は避け、単に魏振国と江遠の受賞を述べただけだった。
江遠は驚いて「まさか嘉獎まで……」と感謝した。
黄強民は55.5度の笑みで江遠を見つめる。
嘉奖は警務体系における最低ランクの功績だが、それだけに得難いものだ。
普通の刑事なら何年も経たないと手に入らない──ましてや積み重ねて得るものではない。
一つの事件を解決するには、受信から判決まで多くの工程がある。
捜査の各段階でチームワークが求められる。
どのステップが優秀だったか、どれが稀有だったか──その判断は人によって異なるものだ。
黄強民は江遠が功を競わず、細かいところまで争わなかったことに気づき、さらにその人物評価を高めた。
笑みを浮かべながら言った。
「嘉獎か三等功かは現状では効果ほぼ同様だ。
とにかく手に入れることが重要なんだ。
一度やれば二度もあるし、次回の機会があればまた……」
その言葉に口火がついたように、黄強民は吴軍を呼び陸建峰中隊長を連れてきた。
「我々で式典を挙行しよう。
少し正式な感じにしよう」
「ハイハイ」と陸建峰が笑いながら応じ、さらに人手を確保し始めた。
間もなく小会議室の壁には横断幕が掲げられ、仮花が並べられ、カメラマンが大型カメラを構えた。
するとすぐに魏振国と江遠も整髪して現れた。
三人は警礼服に身を包んだ。
通称「ほとんど使わない警服」である。
通常着用する常服とは違い、男性の警礼服には右胸に肩章が付く。
それを着ると、やはり格式ばった姿になった。
魏振国も正装でさえれば笑顔も不自然ではなかった。
「ええ、素晴らしいね」と黄強民は江遠のネクタイを整えつつ、魏振国の肩を叩いて言った。
「貴方たちが積極的に動いたこと、重要な証拠と手掛かりを見つけたこと、犯人を逮捕したこと、そして遺体の所在を特定したことは本当に稀有だ。
もう少しお待ちしていただきたい。
局長が来たら全員で記念撮影……」
三等功と嘉獎の授与は小会議室で行われた。
警察組織は軍隊でもなく、盛大な祝賀行事を開く習慣もない。
何か大きな大会や宣誓式があればその場で表彰を兼ねるが、そうでない場合は少数精鋭での祝賀となるのが普通だ。
黄強民は公文包から赤い革製の証書を取り出し、局長に渡した。
局長がそれを順番に魏振国と江遠に手渡す。
三等功には勲章と証書があり、嘉獎は証書のみで勲章はない。
江遠が証書を開くと、名前欄には「江遠」と明記され、表彰内容の欄には「個人嘉奨」の文字が並んでいた。
その右側に朱印が押されていた。
同時に江遠の眼前にシステムの半透明メニューが表示された:
【報酬:個人嘉奨】
【報酬内容:選択可能項目(昇格可能)】
プロセスを進める間、江遠は「選択可能項目」を選択した。
すると一列のオプションが現れた。
刑事画像鑑定技術(LV2)
文書検証技術(LV2)
指紋鑑定技術(LV2)
生物証拠検証技術(LV2)
声紋資料検証技術(LV2)
電子データ検証技術(LV2)
測謊技術(LV2)
毒物検証技術(LV2)
……
江遠は長いリストを見ながら、まず「測謊技術(LV2)」に興味を引かれた。
すると新たなオプションが表示された:
GKT(知情テスト法)(LV3)
CQT(基準問題テスト法)(LV3)
POT(緊張峰テスト法)(LV3)
R/IR(関連/無関係問題テスト法)(LV3)
江遠はついクリックを手放せなかった。
測謊技術って本当にカッコいいんだよな……
県庁で全く役に立たないような存在だった。
この度の嘘発見技術は専用の嘘検知装置と組み合わさってこそ機能し、その正確性も高くなく、裁判所での認定率はさらに低い。
江遠が刑事画像解析技術(LV2)を選択したのは、開いた瞬間に並んだ一連の画像関連技術を見たからだ。
現場撮影(LV3)
証拠撮影(LV3)
画像強化技術(LV3)
画像分析技術(LV3)
偽造画像検出技術(LV3)
……と続くリストに、刑事画像解析技術や文書鑑定技術なども含まれていた。
いずれも事件解決に役立つものだが、江遠の手には必ずしも最大限の効果を発揮するわけではない。
しかし江遠は上から下まで見渡した時、最も欲しくなったのは画像関連技術だった。
監視カメラや可視化技術を使った捜査は現在最もシンプルで直接的な解決策であり、ほぼ最良の手法と言える。
一方で嘘検知や電子データ解析などは寧台県警が未発展分野か、支援を得やすい分野だ。
確かに優れたものだが、江遠の考えでは画像技術の方が活用しやすく、開発もしやすそうだった。
江遠は画像強化技術(LV3)を選択した。
画像強化とはぼやけた写真や動画を鮮明にする技術のことだ。
画像分析は人物の身長測定など数値データを抽出する能力である。
このスキルは指紋鑑定スキル獲得後に一部習得していたが、今回のものは格段に専門的だった。
映画やドラマでよくある「ナンバー・プレートが見えないシーンで主人公が叫ぶと突然鮮明になる」技術のようだ。
ただし現実世界では寧台県警にはそのような人物は一人もいない。
局長が叫び声を上げても誰も反応しない。
笑い話だが、江遠が習得したこのスキルでも「叫べばナンバー・プレートが見える」わけではなく、数回の処理が必要だった。
彼が行えるのはPhotoshopやWBY刑事画像解析ソフトなどでノイズ除去、シャープ化、フィルター処理などを行い、ある程度は鮮明にする程度だ。
アルゴリズムにまで到達するにはLV4乃至LV5レベルの習得が必要だった。
「頑張ってね、何か必要なことがあればすぐ来ていいよ……」黄強民が江遠の呆然とした様子を見て自然と笑みがこぼれた。
個人嘉賞は立功受賞の中では最も低いランクだが、そもそも立功受賞そのものが難しい。
黄強民の働きかけなしに上層部が嘉奖を出すかどうかも時期も分からない。
黄強民は江遠の表情を見て自身の苦心を理解されたと感じて満足した。
しばらく会話した後写真撮影と拍手があり、局長は「この写真は栄誉室に飾って壁に掲示するように……若い警察官には注意が必要だ。
現代人は情報量が多く個性を重視し自己実現を求めているから、我々も考え方を変えなければならない」と述べた。
「はい」黄強民が同意した。
局長はさらに激励の言葉を述べてから真剣な表情で去っていった。
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(。-人-。)
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